16kmのSS-18をスタートし、コロバン峠を越えて下りになったあとの右直角コーナーで事件は起こりました。
直前のサービスでリアのブレーキ・ライニングを交換してもらっていて、SSスタートまでに慣らしをしてはいましたが、充分ではなかったのでしょう。下りコーナーアプローチのブレーキングでバランスを崩して充分に減速できずにスピン。
ラッキーなことにコース脇のちょっと広くなったところに飛び出して下に落ちる直前で止まることはできたのですが、土手のようになったところで亀の子になり、フロントは崖の上に飛び出したカタチ。後輪も浮いてしまっていて動けない状態でした。
シートから飛び出して見回したら手前のコーナーに数人のギャラリーがいたので大声で呼び寄せて、「Pousser ! Pousser !」と叫んで押し戻してもらおうとしたのですが、全然動かず。ここで終わったかと思ったのですが、ふと思いついて、一番太ってたひとりにリアスポイラーの上に乗ってもらい、皆でリアを上下に揺すりながら後退を試みたらなんとか辛うじて脱出できたのです。
コドライバー・シートに戻り、「Merci !!」とともに再スタート。
ここで6分以上のロスとなってしまいました。
ドライバー側のミラーには泥が飛び、私の方は曲がったままです。
アンダーガードにも泥がこびりついています。
ほんと抜け出せてよかったです。
この事件のせいで、ここのSSはトップだった131アバルトのマルク・アレンが12'42"だったところを2'39"もかかってしまい、順位も落ちてしまったであろうことで、100位までしか出走できない最終ステージへの通過が心配となってきてしまいました。
ブレーキ・ライニング交換による影響をもっとちゃんと考えて、しっかり慣らしてコロバン峠で”転ばんぬ先の杖”が必要でしたね。
Posted at 2022/08/20 21:54:25 | |
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