今週は東京はお台場の青海駅前にあるシティ・サーキット東京ベイへ行ってきました。
目的は住友ゴム主催の勉強会。
トピックのひとつはタイアを作るための原料をサステナブル素材にする開発についてでした。
タイアの原料には色々なものが必要です。多く含まれるもの順で言えば、合成ゴム、天然ゴム、カーボンブラック、シリカ、スティール等々です。
これらの原料をサステナブルなものに変更していく取り組みです。
上の原料のうち、ゴム類やカーボンブラック等の有機物資源はサステナブルなバイオマス原材料に置き換え、シリカやスティール等の無機物資源はリサイクル原材料に置き換えていこうとしています。もちろん現時点で一気に置き換えることはできないので、少しずつ進めているそうです。
ダンロップでは2013年に市販開始したエナセーブで始まり、2030年までに材料の40%を目指していて、2050年までには100%をサステナブル原材料にすることを目指しているそうです。私はサステナブルではないのでもうその頃にはいませんが・・・
その研究開発の一環として、モータースポーツでは既に昨年3月からGT500に38%サステナブル原材料のレーシングタイアを供給し、全日本カートのEV部門では10月から43%ものを供給。更に12月にはGT500用で76%を実現したそうです。
こちらはEVカート用。
今回の勉強会ではこれと従来のものとの比較走行を体験できました。
これがそのEVカート。
カートに乗るのは”ん10年”ぶりでした。普通のエンジンカートより重いのでステアリングも重い。
両方のタイアとも1周目でタイアが冷えている時は激滑り。
その後も新サステナブル・タイアのほうがブレーキングが少し難しい印象でした。難しいというかブレーキング・パワーがちょっと低い感じでした。
でも差は思っていたより全然小さく、もしワンメイク・タイアでの競技なら全く問題は無いと思いました。
思った通り、翌日夜頃から翌々日は酷い筋肉痛でしたけど。
Posted at 2024/11/24 20:40:03 | |
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