昨日のお昼前に渋谷でお披露目されたのはこちら。
アルファロメオからの小型SUVであるジュニアでした。
アルファのSUVは大きなステルヴィオとトナーレがありましたが、これは末弟にあたります。
このジュニア、本来はアルファロメオが産まれた場所から「ミラノ」というモデル名になるはずだったのですが、本国でのローンチの直前にイタリア首相からクレイムが入り、すったもんだの末に「ジュニア」とされました。
首相のクレイムの理由は、イタリア国内じゃなくポーランドにある工場で造るクルマにミラノは使わせたくない、というものだったようです。気持ちはちょっとわかりますけど。
何故ポーランド工場で・・・の理由はカンタン。このジュニアは同じステランティス傘下のフィアット600eやジープ・アヴェンジャーと共有プラットフォームや共有部品で造られている言わば三つ子だから。
ポーランドで造ると言えば、
ポルスキ・フィアットを思い出しますから、ポーランドとフィアットって古い関係なんですね。
まあこういうブランド間のシナジーを求めた結果がステランティスの誕生ですから、しかたないんでしょう。
因みに現在ステランティス・ジャパンは8ブランドを輸入しています。
左からアバルト、アルファロメオ、シトロエン、DS、フィアット、フィアット(商用車)、ジープ、そしてプジョー。
本来はこの他にまだ6ブランドあり、合計で14のブランドを抱えています。日本に来てないのはオペル、ヴォクゾール、ランチア、クライスラー、ダッヂの5ブランド。残りのひとつは何故かステランティス・ジャパンから独立しているマセラティです。
ジュニアに話を戻すと、BEVのエレットリカと1.2リッター3気筒ターボにマイルド・ハイブリッドを搭載したイブリダの2本立てです。ってことはたぶん間違いなくフィアット600とジープ・アヴェンジャーにもICE版が加わりますね。
エレットリカのほうは例のアルファ盾がヘンな具合です。
よーく見ると、例のヴィスコンティ家の家紋であるヒトを食べてる蛇のビショーネ柄になっています。わかりづらい。
イブリカの方がわかりやすいし、すごく昔のレーシング・アルファのイメージで素敵です。
いかがですか?
三つ子の中でアイデンティティを出そうとしているのか、結構細かいところにデザイン拘りが散見されて洒落た感じです。
例えばCピラーの模様が凝っています。ここでもヒト食ってますね~
こんなシートも選べます。
見る角度によって見えるんですが、やはりヒト食ってます。(笑)
アロイ・ホイールの意匠もなかなかです。
イブリダは420万円からでエレットリカが556万円から。エレットリカのEV補助金は69万円なので実質487万円からです。
Posted at 2025/06/25 14:29:13 | |
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