数日前に「一昨年初めて予選〜決勝を観た時からするとテンション下がってる…」なんて書きましたが、やっぱり2日続けて富士に行くと、しばらくは余韻に浸っていたい気になりますね(笑)。
まぁ、レース内容が極上だったって事もありますが。
金曜日のFPの時から決勝朝のウオーミングアップまで、三つ巴感はずーっと続いてたんですが、自分的には実は心の奥では「ポルシェなんだろうなぁ」と思ってました。
序盤はアウデイ⑧号車がレースをリードしトヨタ⑥号車が喰らい付き、少し遅れてポルシェ①号車。アウデイ⑦号車はトラブルで早々に後方に沈み、トヨタ⑤号車、ポルシェ②号車はペースが上がらず勝負権ナシな感じ。3社の1台ずつの優勝争いになるのが見えて来ましたが、3台のストラテジーはわからず、展開がなかなか読めない状態が続きます
折り返しの3時間辺りから、ポルシェが本領発揮?してトップ2台にポルシェ①号車が迫り、勝負は完全にアウデイ⑧号車vsトヨタ⑥号車vsポルシェ①号車の様相に。トヨタ⑥号車とポルシェ①号車の2位3位争いはかなりの接近バトルを続けてました。
そして、…残り2時間を切ってから、3台の残りピット回数(&タイミング)が焦点に。「アウデイ⑧号車が1回多いんじゃないか?」「トヨタ⑥号車、ポルシェ①号車はスプラッシュを入れるのか?」「タイヤは変えるのか?」。
先ずはアウデイ⑧号車がピットイン。ドライバーはデユバルに交代し、ニュータイヤでプッシュします。
その後にピット入ったトヨタ⑥号車はタイヤ交換せず給油のみ、これでトップに。可夢偉選手がそのまま2ステイントでゴールを目指します。
ポルシェ①号車はラス前のステイントを長く取り(給油時間短縮&軽い車両でプッシュ)、タイヤ交換もして、満を持して?ウエバーに交代。しかしフルサービスだった分で3位に後退してしまい、更に冷えて来た路面とタイヤがイマイチ合わなかったようで、ウエバーは思ったほどペース上がらず。
それに対してデユバルはガンガン攻めて来ます。
タイヤ交換をしなかったトヨタ⑥号車より、明らかにアウデイ⑧号車の方が速い!周回遅れも絡みながらトヨタ⑥号車は必死の防戦。
そして244周を走り抜け、1.439秒差でトヨタ⑥号車が2年振りの優勝です!
現地解説の中で由良さんも何回か言ってましたが、長時間のイエローコーションやSCランが全くナシで6時間が終わり、その中でのこんなハイレベルな闘い!今年のWEC富士戦は正に「高品質」だったんだと思います。
何せP2の1位2位の差も1.398秒!
喜びもひとしお(笑)。
さて、来年は…?
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2016/10/18 16:50:29