夏休みの5日をへつって、別のところの平日5連休にする。前後あわせて9連休になる。
なるのは、小学校から高校までの子供たち。
(そして私学は自由に選べるので、そうならないともいえる)
論点1)
論外だが、「国民全体が、キッズウィークで長期休暇が増える」と勘違いしている馬鹿。
あくまで義務教育課程かつ公立学校の生徒に義務付けられる休暇制度である。
論点2)
子どもが休んでも、親が休めないと休暇をともに過ごせない。政府が思うような
休暇の分散、おでかけ=個人消費の増加に結びつかない。
さて、子育て勤労者は休暇を取得できるだろうか?
私はNOと応える。
ならば、既に年末年始も、GWも、みんなで休みを分け合っている。
暦通りに休めるようなところは問題ないだろう。
そうでないところ、決して休むことのできない職場がある。
みんなで割り振りしている。
9連休になったからといって、児童のいる家庭すべてが9連休も取れるような職場がどれけあるのか?
親のいない5連休。何をして過ごすのか、子どもたちは。
論点3)
夏休み、という勤労者の休暇分散策。
これはどこの企業でもそうだろう。暦の休暇とは別に、夏休みが与えられる。
6週間もあれば子育て家庭の希望が分散される。
たとえば、私の職場は6月から10月までが夏休みの期間である。
そこに6日分の休暇を割り振る。
授業参観や面談、運動会なども割り振る。家族旅行も割り振る。
半数以上が子育て勤労者だろう。
だからこそ、「1日3人までの夏休み休暇」という制限のもとで、
みんなが7~8月の何処かで子どもと過ごす夏休みが取得できている。
それを一斉に9日与えるから、といわれても、
夏休みをキッズウィークにずらされても、
9連休まるまるは取れないし、3連休に分割するとしても 土~月 火~木 金~日 の3連休
1タームごとに3人まで ゆえに3かける3=9人までしか取得できないということになる。
ましてや夏休みの5連休を旅行に当てることができたのを3連休に短縮させられるのは辛い。
論点4)
個人問題。
僕の問題。
そうなのだ。
子どもを塾にやる。8月の末が休講期間で海外に行けるのだ。お盆休みもあるが
休暇が短く、かつ旅行代金がばか高い。
それでいて、11月12月には、航空便を押さえるのに、それができなさそうな遅速。
大切なのは、いつでも自由に休めるようにすることなのに、
こどもといっしょ、とか金曜の午後とか、でなければ国民の祝日とか、
みんな一緒に休もう! ってことにする。
だから、あちこちで混雑するのに。
夏休みの5日を別の月の5日に移しても、混雑加減に変わりはあるまい。
なんだ?
この、バカノミクスは? アホノミクス? なんでもいいわ。
働き方改革って、こういうことじゃあないだろう。
残業時間にありえない上限設定したって、意味がないだろう。
車にたとえれば、180km/h出したら即逮捕、即免許取り上げなのに
それをリミッターにしている自動車みたいなもんだ。
Posted at 2017/05/20 15:02:40 | |
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政府はいつも愚か | 日記