れいぽんのブログ一覧

原作は“音が聞こえてくる漫画“として有名になった異色の作品。漫画は初めから音はしないもの。何故そんなに音が無いのが話題になるのかと言えばこの作品がジャズを主題にしたものだから。

今回のアニメーション化にあたって音楽を担当したのは上原ひろみさん。そして劇中の主人公達が組むトリオを馬場智章(ts）上原ひろみ(p) 石若駿(ds)の強力布陣で再現！映画館の音響で聴くライブシーンは迫力ありました。それだけでも映画館に足を運ぶ価値があります。そして劇中の成長の過程を名手がたどたどしく演奏で演技するという前代未聞のこだわり💦


劇伴音楽も聴きどころで素敵な曲が多い😊上原ひろみさんがほぼ全曲書き下ろして多数のアーティストが参加して制作されています。クレジットには挾間美帆さんの名前もみえました。

一緒に行った（無理やり付き合わせた？）生まれてこの方ジャズには興味の無い方（笑）に感想を尋ねたら音楽うんぬん以前に映画として物語自体がとっても良かったとの答えでした。考えてみれば元々原作は直接音楽が聞こえなくとも音楽の持つ熱量が伝わる事で人気になったんですよね。そして音楽に関わる人々の思いが奏でる「熱さ」が魅力の作品です。ジャズに興味がない方にもオススメできます^_^


ピアノ聴きたくなっちゃったな。

今月は映画を2本続けて観てきました。今は自宅に居ながらに簡単に映像作品を楽しむ事ができるようになりましたが映画館に足を運ぶ事自体、今も昔も何か特別感があってワクワクするものです。


一本目は「すずめの戸締り」。新海誠監督の3年ぶりの新作。待っていた方も多かったんじゃないでしょうか。難しいテーマにあえて挑んでいると言う事で公開前から何かと話題になっていた作品。純粋にアニメーション作品として考えるとひとつの到達点なのかな？と感じたりして。劇場で見られてよかった。新海節は健在。個人的には「君の名は。」とやはり無意識に比べてしまう。あの鮮烈なインパクト。名作の頂きは限りなく高い…


もう一本はこれまた話題？の「THE FIRST SLAM DUNK」。ちなみに連載当時は三井くんが好きでしたね。
こちらは公開日に観に行くとほぼ満席❕これにはびっくり。映画館が人で溢れているのを見るのは何年ぶりか…いろいろな世代の方が来ていて熱気もすごい。公開前にはネガティブな書き込みも目立ったようですが、それだけ期待が大きく幅広い層に愛されている作品と言う事なんでしょう。この日はそのまま帰り気を取り直して次の週に出直してやっと観る事ができました。
本編もびっくり箱の様な作品。とんでも無い物が飛び出て来た感じ😊 ガツンと来ました。ちなみにCG作品と言うのは直前まで知りませんでした。安西先生に再会出来るだけでもって軽い気持ちで出かけたのですが。オススメです。


振り返ると今年は映画は当たり年だったなぁ。かなり偏ったチョイスなのは相変わらずですけどね。来年はどんな映画がみられるかな。

先日「機動戦士ガンダム　ククルスドアンの島」を観てきました。

ファーストの第15話…何回観たか分からない程なのですが映画として楽しくみることができました。オリジナルの声優さんが頑張っていてちょっと不思議なタイムスリップ状態も味わえます。


気になって帰宅後テレビシリーズを見てみました。結構記憶が曖昧になっているんですね(^^;テレビシリーズもこれはこれで良くできているなぁ。時代を考えると。20分余りの尺でも言いたいことは伝わるしシリーズの中に彩を加える意味でもこれで十分なのかな。鶏肋ですね。

個人的にはOVAシリーズで「ポケットの中の戦争」が始まった時の興奮と今作を観た感じはちょっと似ているかも。当時はもう一年戦争は遥か過去のもの。もう「終わった物語」と思っていたのにまさかこんな作品が作れるのか！実際の歴史の勉強よりガンダムの年表の方が詳しい身としては興奮を隠せませんでした。結構高価なVHS集めたなぁ。ちなみにビデオは探してみましたが出てきませんでした。

リファインされた設定画も刺さったなぁ。このフネ、グラーフ・ツェッペリンって言うんだぜ‼有名な未完成艦と同名だけどこっちは高速重巡洋艦。本家も15㎝砲装備してるし一種の航空戦力を運用できる重装の巡洋艦ととらえればつながりが無くもない⁈あ…脱線した(^^;
今回の映画もまさか今これが見られるの！って気分です。


安彦監督の映画作品としては観るのは「ヴィナス戦記」以来になるのかな。やっぱりいいわ安彦イズム(^-^)ヴィナス～もバイクに大砲つけて戦車を撃つと言うぶっ飛び設定にガンダム以上のドロドロ政治劇で個人的には好きでしたが…ククルスドアンが映像化できるならこっちも最後まで映像化できる？(^^;)


ガンダム？「白い奴」のこと？ってみなさまには強くお勧めできます‼

噂の続篇を昨日観に行ってきました。

ヒコーキ好きなら無条件に楽しめる内容ですね。前作(36年も前とは…)との繋がりにファンならクスッとくる仕込みが盛りだくさん。音楽もお涙物。そして直球勝負なストーリーに小難しい事は考えずに大いに楽しめました。近頃は一度見ただけでは理解の難しい難解な作品も多いですがたまにはこんなクラシカルで王道の展開もいいものです。

個人的にやっぱりネービーが好きなんだよね。フライトジャケットもA-2とかはかなり整理したけどG-1は未だに手元にあります。36年前の映画の影響は計り知れない⁈今作の劇中でもフライトジャケットは嬉しい事に印象的な舞台小物として登場しています。

劇中で登場するベアメタルの美しいP-51Dはトムクルーズの私物なんだとか…スケールが違うね。


最終の回でしたがしばらく見たことのないような数のお客さんが…みなさん同類だね。同胞のみなさん劇場の大スクリーンで鑑賞することを強くお勧めします‼

「閃光のハサウェイ」観てきました。

この騒ぎもあって延期延期でどうなるかとヤキモキしていましたがとりあえずは無事に公開の運びとなりました。

待つといっても原作発表から考えると30年以上待っていたわけですから、たいした事もありません。

久しぶりに再会したハサウェイ君。なかなか会う機会がない親戚の息子さんのような錯覚を覚える。「しばらく見ないうちにずいぶん大きくなったなぁ」

ハサウェイ君はこの手の主役としては結構難しいキャラクターだと思う。「逆襲のシャア」世代は特にね。原作発表当時はかくゆうワタクシも複雑な気分で感情移入しずらかった思い出が‥。


今回せっかくの映画化なので「逆襲のシャア ハイストリーマー」➡「閃光のハサウェイ」と原作を数十年ぶりに読み返してみました。
ちょっと細かい話をすると「逆襲のシャア」の原作本は2つあってハイストリーマーは劇場版逆襲のシャアに近いシナリオ。もう一つの「ベルト―チカチルドレン」は劇場版とは舞台設定は一緒ながらハサウェイに関わる重要な部分でかなり差異があります。今回の劇場版「閃光のハサウェイ」は劇場版逆襲のシャアの続篇としてその設定を取り入れているとか。映画でも逆襲のシャアのカットが何回か入っていました。ちなみに原作本「閃光のハサウェイ」は小説ベルト―チカチルドレンの直接の後日談となります。ややこしいですがその辺の映画と小説の設定違いもファンにとっては見どころかも。それにしても読み返してみると昔とは受ける印象が違うなぁ。ワタクシも少しは大人になったということ‥なのかな？

今回の劇場版の位置づけも「逆襲のシャア」の後日談(と伏線の回収及び補足)だとは思いますがガンダムサーガを継承するに十分な熱量を感じました。地球寒冷化だ！とか地球滅亡だ！とかの大立ち回りはありませんがそんな事関係なしの臨場感と緻密な心理描写。まだまだガンダム作品でこんな表現ができるとは。ファンタジー味が随分薄いのも好感触。ロボットものに興味のない方こそ是非どうぞ。

観終わるころにはどっぷりと彼に感情移入していました。次作でもハサウェイ君にまた会えるのを楽しみに待ちたいと思います(*^^*)