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れいぽんのブログ一覧

2023年12月19日 イイね!

ハイオクのオクって何のオク?

ハイオクのオクって何のオク?先日ガソリンスタンドで給油していると向かいで給油していた方に声をかけられました。その表情は強張っていて何やら不穏な雰囲気。こちらも唐突なので身構えてしまいます。

「間違ってハイオクいれてしまったんですがこれって大丈夫なんでしょうか?」


ああ。それで焦っていたんだ。確認させてもらうと確かにレギュラー仕様車でした。昨今はスタンドはセルフ式が増えていますが慣れていないと案外間違う物なんでしょうか。入れる前にタッチパネルで自分で指定しているはずだけど。それにしても軽油を入れていなくてよかった。

昔、知り合いに「あのハイオクって何者ですか?😠随分割高ですよね。れいぽんさんみたいにスピードだす訳じゃないし、安全運転だから普通の方でも大丈夫ですよね」って相談された事があります。当時のワタクシの愛車はホンダのクーペタイプ。2枚ドアだから暴走だ!って言うのもあんまりですが(笑)話を聞くと親類から譲られたクルマがハイオク仕様だったらしい。うーんこれはノッキングから説明しなくてはならないのか…まあ今の車はノックセンサーも付いているしある意味間違いではない…のか?

ノッキングとオクタン値。個人的にはクルマよりヒコーキの方に思いがいく。

現在国内ではハイオクはオクタン値96以上レギュラーは89以上と定められています。でも昔は必ずしもそんなに事は簡単じゃなかった。古の時代はヒコーキのエンジンもレシプロだったから燃料は基本的には同じガソリン(揮発油)。大戦期は高オクタンの航空燃料が枯渇して枢軸側は苦労したんだよね。

日本の場合は戦前に備蓄していたオクタン値92の航空92揮発油を主に一線機に使用していた。それも途中からは底をついて91に落とす事になっちゃう。ドイツは合成燃料があったからまだいい方で96オクタンのC3燃料とか87オクタンのB4燃料がよく知られている。だけど苦しい事には違いがない。なんたって対する連合国はハイオクガソリンの総本山の米国。100オクタンをじゃんじゃん潤沢に使用できる。途中からは115/145なんて物まで使用しているし(これパフォーマンスナンバーといって単純に140オクタンでは無いんですが文が長くなるので💦割愛)

ヒコーキは高度が上がると空気は薄くなってくる。パワーが落ちるので過給機でどんどん過給して対応する。でも過給圧を上げるとノッキングしやすくなる。そうなると全力運転は厳しいので時間制限をかけたりブーストを下げたり。この辺はクルマより辛い。当然オクタン値が高い燃料の方が俄然有利になってくる。枢軸側は相対的に高空性能が苦しい。マーリンエンジンの進化なんかにもこれがかなり効いてくる。


黄色い三角にC3と書いてあるのが96オクタン以外入れないでねって印。今の車ならフューエルキャップ周辺に貼ってあるハイオク専用のシールと同じ意味です。ちなみにこのメッサーシュミットのマーキングには87って書いてあるものもあります。同じダイムラーDB系のエンジンでも時期、形式によって87オクタン指定になったり96オクタンに戻ったり。100オクタンをひたすら邁進する連合国と比べるとその台所事情が偲ばれます。


ルマンで一方の陣営のみがハイブースト仕様の予選用セッティングのまま24時間走り切れちゃいました!えー嘘!ってくらいの違いだと思う。

まあいつの世にも横紙破り?はいるものでこの人は87オクタン仕様でありながらの「お化けスペック」。 V12のスーパーカーにレギュラーガス入れるみたいなもん?よく壊れたみたいだけど。

まさに狂気のアイドル。

ああ💦だいぶ脱線した。ラリーでも昔は有毒な特殊燃料とかアブガスも使われてきました。まさに弾が飛ばない戦争💦

先日ラリー関係の友人と飲んだ時にラリージャパンの参戦費用の話題になってFIA燃料は目ん玉飛び出す値段だったって話しで盛り上がった。今ならリッターいくらくらいなのかな。昔も今も戦いの場ではお金がかかる事に違いはありません。そんなラリーでもWRCのrally1はサスティナブルな非化石燃料が指定になっている。市販車もEV化の流れも少しずつでも確実に広がってきている。時代は確実に変わってきている。

今後はハイオクのオクって何のオク?イソオクタン?どころか誰の記憶にも残らない死語になるのかもね。


Posted at 2023/12/19 21:48:57 | コメント(3) | トラックバック(0) | 飛行機 | 日記
2023年08月07日 イイね!

たきかわサマーフェスタ2023

たきかわサマーフェスタ2023先週、滝川市で開催された「サマースカイフェスタ2023」に出かけてきました。グライダーの飛行展示等がメインの催しです。珍しい下駄履きの水上機によるデモフライトもありました。


曇天でしたがかえって日差しも強くなく野外活動にはちょうど良い天候。鯉のぼりも気持ちよさそうに泳いでいました。








グライダーの遊覧飛行も随時行われていました。


モーターパラグライダーのデモフライト。たくさんのパラグライダーが同時に飛んでいるのを初めてみました。夏は暑そうです。


ラジコン飛行機もデモフライトを行っていました。




個人的には近づくと危ない?趣味の一つ(笑)スケールモデルのような機体もありました。


水上機のデモフライト。最初使用機材がカブだと聞いて「これまたレトロな!剛毅(笑)だなぁ」とちょっと驚きました。前に下駄履きのスーパーカブのプラモデルを見かけましたがあんな感じの機体かなと想像。まだまだ世界中に愛好家がいるとは言え50年代の機体。ロングセラーで生産自体はつい最近まで行っていたはずですが…。


実機を見ると「CC18-180 Xcub」と言う聞き慣れない飛行機。配置はスーパーカブに似ていますが構造も鋼管羽布張りではないようです。ちょっと調べてみるとニセコの「ニセコ・アビエーション」が所有するアメリカのカブクラフターズ社製の機体。つい数年前に新造されたもので日本には2機しか無いレアな機体でした。

カブクラフターズ社はワシントン州で消滅していたパイパー・スーパーカブズを再建してスポーツ機等の生産事業を行っているようです。日本では前出の「ニセコ・アビエーション」が形式証明を取得して2機を導入、販売も行っているとあります。


X cubはデザインは名機パイパーPA-18に倣ったものですが機体構造はCFRP構造との事。今回操縦席は見学できませんでしたがアビオニクス類も現代的なものに改修されているでしょう。またエンジンも看板によればライカミングの180馬力になっているようです。つまりスーパーカブの正常進化、現代版ですね。


軽快な飛行を見せてくれるXcub。翼を振って侵入してきたり失速すると勘違いするような低速で通過したりと見応えがあります(撮り逃していますが💦)翼面積や機体規模、重量面はスーパーカブとほとんど変わらないでしょうしカブ同様の低翼面荷重で運動性の良さは色濃く血を引き継いでいるんでしょう。エンジン出力も15%ぐらい上がってますしね。見た目こそスーパーカブ風ですが当然総合性能は飛躍的に上がっていると思います。美唄にベースがあるようなのでまた見るチャンスがあるかもしれません。


お待ちかねの「お菓子まき」。こんなの初めてみました。グライダーで超低空、低速で子供達にお菓子を配っていました。これかなりの難易度では?練習したんでしょうか。空中配布後「拾えなかったお友達いますか!」とお菓子を配っている優しい係りの方が印象的でした😊


デモフライトを見学した後はキッチンカーで昼食。どうにかラーメンを食せる気温。




牧歌的で空もの好きにはのんびり楽しめる良いイベントでした。

Posted at 2023/08/07 21:25:43 | コメント(2) | トラックバック(0) | 飛行機 | 日記
2022年12月03日 イイね!

ツバメのエミール

ツバメのエミール
先日、立ち寄った玩具店で懐かしい思い出とまさかの邂逅。ソフトグライダーというポリスチレン製のヒコーキのおもちゃです。


子供でも簡単に組み立てて自分の戦闘機を飛ばして遊ぶ事ができます。私が子供の頃は主に駄菓子屋の店先に吊って販売されていました。当時の価格は数十円ぐらいだったかな。高価だったプラモデルよりよほど身近な存在でした。


パッケージを見るとカウリングの形状はE型のようですが水平尾翼の支柱はありません。しかし側面には幹部記号の二重クサビが描かれていて雰囲気のあるイラスト。


当時のラインナップの記憶は定かではありませんが昔もスマートなメッサーシュミットをよく選んでいたような‥ルフトバッフェ好きの子供って💦



肝心の飛行特性?ですがこれが良く飛ぶんですよね。真っ直ぐにね。子供のころは飛びすぎて何回自宅前の用水路に墜落させて涙を呑んだことか。

ちょっと調べてみるとこのグライダーを製造している埼玉県のツバメ玩具製作所は創業70年程にもなるとか。

公式ホームページによると現在もヒコーキ好きの心の琴線に触れるようなラインナップ。パッケージには誇らしげに日本製と印字してあります。


うむ四式戦もあるな。スピットはちゃんと楕円翼だ!

ちなみに今回は一機100円で購入しています。子供が無理なく手に取れる価格。昨今の物価高騰のなかこれって凄い事かも。今も昔もヒコーキ好きの子供を楽しませ、私のような大人になりきれないヒコーキ好きの大人?を楽しませるソフトグライダー。

見かけたら手に取ってみるのも一興ですよ。飛行特性は保証します😊





Posted at 2022/12/03 21:47:55 | コメント(3) | トラックバック(0) | 飛行機 | 日記
2020年12月15日 イイね!

ファントム・フォーエバー‼

ファントム・フォーエバー‼もう気が付けば12月も半分が過ぎ去っています。どうしてこんなに時間が進むのが速いのでしょうか…で愛車関連では相変わらず動きもなく(^^;まあ車で出かけてないのでしょうがないのですが今回もクルマネタではありません。

先月ほんとに暫くぶりに航空関連の雑誌を手に取りました。この騒ぎで霞んでいますが航空自衛隊のファントムがついに退役を迎えました。記念の特集が多く組まれていてついつい購入。もう一冊の模型誌もファントム特集。それもスペイファントム特集♥

空自のファイターと言っても思い入れがある機体は人それぞれだと思います。イーグルで決まり‼という人もいれば「そりゃぁセイバーでしょ」と言う方もいるでしょうし。スバルでいえば「GCしかありえん」とか「やはりスバルといえばGDB」「いやいやレオーネスイングバックでしょ!」というところでしょうか。


わたしにとっては「ファントム‼なんといってもファントム」となります。もうそれは刷り込みというかほとんどアイドル的な感覚です。

青少年の時分に穴の開くほど眺めていた透視図。


若年向きの書籍だと思うのですがさすが冷戦期。結構生々しく物騒な内容(^^;

昔は航空関連の月刊誌も毎月購入していましたがもう何年も購入していません。昔の雑誌もほとんど処分していて書架を探してみてもファントム現役時のものはそんなに見つかりませんでした。少ないコレクションからお気に入りのショット

ロイヤルネーヴィ―の「HMSアークロイヤル」から発艦する本家USNのF-4J。クロスデッキですね。F35の話ではないです(^^;時代を感じます。カラーリングも超絶カッコよい(*^^*)

ついでに面白い本が出てきましたよ。


光文社刊『ラインバッカ―作戦』。ゲームブックです…って今の方にゲームブックと言っても??でしょう。要は本で行うゲームです。


読み進めると選択肢がありその選択によって物語が進んでいくというものです。戦闘なんかは各要素がチャート化されていて最終的にはサイコロで判定するというアナログかつある意味シビアすぎるゲーム(^^;人生の縮図か‥(笑)


せっかくなので数十年ぶりにプレーしてみました。ご丁寧にオリジナルのチャート表が挟まっていた。

最初はロール・アウェイ戦法を駆使して押し気味に空戦を進めるも途中から現れた相手が悪かった。どうも相手はトーン大佐⁈だったようです。「しまった‼ワゴンホイールか」。ドックファイトに持ち込まれ37ミリ砲の餌食に(^^;
人生と同様まったく成長していない自分を感じる…


空自のファントムは今年で運用開始から49年。こんな騒ぎがなければ航空祭も開催されもっと印象深いファイナルイヤーになっていたのかもしれません。しかしその功績が忘れ去られることはないでしょう。長い間お疲れ様(^-^)騒ぎが収まったら地上で翼を休める永遠のアイドルに会いに行きたいです。








Posted at 2020/12/16 01:09:38 | コメント(5) | トラックバック(0) | 飛行機 | 日記

プロフィール

「見るとなんだか寂しくなる今回のラリーカーズ。」
何シテル?   04/28 10:06
れいぽんです。よろしくお願いします。 現在はアルトワークス(HA36S)とレヴォーグ(VMG)に乗っています(^_^)/ 車弄りは久しぶりですが楽し...
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