先日、糠平氷上タイムトライアル観戦の為にレヴォーグで糠平湖に向かいました。目的地の上士幌町まで残り20キロ余りになった国道を走行中LEDヘッドランプ警告灯が点灯しました。ひと目みた時は見慣れないチェックランプなのでライト関連としか分かりませんでした。同時にウォーニングも派手に点灯。ディスプレイには「販売店で点検を受けてください」の文言。今のクルマはそんな事まで教えてくれるのか!と感心しましたがいったん停車して確認する事にしました。最初はオートライト関連でのセンサーの故障とかレベライザーの不調もしくはバルブ切れで片目にでもなったのかと思いましたがライトオンで左右両方とも消灯しています。両方同時に消えているのでバルブやヒューズの可能性は低く何らかの電子制御の異常かリレーか配線?若しくはスイッチ?それぐらいしか検討がつきません。後で気づきましたがこの時ハイビームとロービームの切り替え等も試していれば多少は原因を絞り込める可能性があったかもしれません。
ちなみに警告灯の写真はこの後すぐにチェックランプが消えるとは思っていなかった事もあり見事に(笑)撮り忘れています。レアなのに。
幸いエンジンを何度か再始動するだけでヘッドライトは左右とも回復。その後、かわねこさんや美瑛番外地さんに走行中に外側からも確認してもらいましたが症状の再発は無し。チェックランプも消灯しました。しかし暗闇の山道をいつヘッドランプを失うかわからない中で100キロ以上走るのはリスクが高すぎると判断。この日は余裕を持って日が落ちるまでに帰着出来るように大幅に予定を切り上げて早めに糠平湖を後にしました。たまたま往路で午前中の出来事だったので助かりましたが日没後の発生なら山の中で走行不能のところでした。まったくもって夜間の走行中じゃなくて幸運でした。
チェッカーにかけるとエラーコードが残っていました。
メカニックさんの説明によると根本的にはヘッドランプユニットをごっそりアッセンブリーで交換する対応になるとの説明でした。
今回交換したヘッドランプユニット。手前の円筒状の部分がレベライザーのコントロールユニット。隙間から覗くとリフレクターの奥にはヘッドランプの基盤があり外側には本体のコンピュータユニットに繋ぐカプラーが写っています。もはやほとんどがコンピューター制御でブラックボックス化されていて現場レベルではわからない事が増えているらしい。そもそも基本的にはレンズ部分は外せない構造でLEDバルブ等には簡単にアクセスできません。
以前リアのナンバー灯をハロゲンからLEDに換えるとコンピュータのエラーが出て走れなくなった事例なんかもあったとか。こうなるともはや何処が何処と繋がっているかのか益々わからないようです。左右同時に消えるのも左右でデータ等のやり取りを行っていて連動して消灯した可能性もあるのかもとメカニックさんが言っていました。話しに全くついて行けません。昔みたいに玉替えるとかヒューズだった!リレーだった!って感じにならないのが怖い。部品代金もユニットなのでかなりの金額。片側だけでも約13萬円也。工賃まで入れると総額30萬円近い💦今回は幸いにも保証で持ち出し無しで済みましたが…
代車を借りて作業は1日で終了。ディマースイッチ等の比較的わかりやすい部分の原因の可能性は少ないとの説明。今後また再発となれば本体側のコンピューターの不調の恐れもあるそうで大事になりそうな予感。これで完治してくれる事を願います。
それにしてもLEDヘッドランプは長寿命で消費電力も少なくHIDと比べて立ち上がりも早く一見して弱点はないように思っていました。しかし純正の物はバルブがヘッドランプユニットに埋め込まれていて私のようなメカ音痴には手も足もでません。またヘッドライトだけに限っても様々な制御系がこのランプユニットに集約されて搭載されている場合もありそのどれかに不調をきたしたとしても今回同様のユニット交換になりそうです。
現代の電脳化の進んだ車は高機能で便利な反面様々な部分で(VMレヴォーグが最新の車かはさておき)…「修理」と言うよりトラブルが出ればユニットごと全体「交換」が多いのかもしれません。それどころか箇所によっては車ごと「交換」?
不思議なもので駆動系なんかでクラッチとかミッションでウン十萬となってもそうだよねって納得して修理してきたけどヘッドライトとかで30となるとちょっとなぁ。古い人間には軽い目眩が…この手のトラブルは多くはないようですしメーカー的にはLEDバルブの寿命も考えて普通は車が生涯を終えるまで未交換で現実的には問題なしってスタンスなんだと思うけど結構盲点かもしれません。いい勉強になりました。
Posted at 2024/02/09 18:53:31 | |
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