ラリー北海道観戦記、DAY1編です。
観戦2日目はギャラリーポイントが陸別町のリクベツロング(SS2・SS5・SS7)が3本と北愛国のサツナイリバー(SS9)が1本ですので観戦の中心は陸別町となります。
SS2の競技開始時刻は8:26ですので7時前には帯広駅前のホテルを出発します。
この日も快晴で順調に陸別町まで到着です。
最初は陸別サーキットの麓にあるFエリアで観戦を行います。陸別サーキットは観戦エリアがA、B、C、D、E、F、Yの各エリアに分かれていて各々違った特色ある走りを見ることができます。
Fエリアは殆ど歩かなくて済みますし食べ物、飲み物を購入できるうえにトイレも椅子もあります。
ラリー観戦の常識?からいえば天国といえましょう(笑)
仲間と話しつつ観戦していると居心地がよすぎて(笑)ついつい移動したくなくなるという危ないエリアでもあります(^^;
ここでラリー観戦の何時もの面々と合流してわいわいがやがやとゆっくりと観戦します。
このSS2で既に注目のマイケルヤングを始め数台が通過しません。とくにヴィッツAP4は楽しみにしていただけに残念です。
のちにFエリアにマイケルヤング、マルコムリード両選手が現れてSS2でロアアームの破損でストップしたことが判明します(^^;
起きてから何も食べていないので鹿肉カレー&りくべつ牛乳で朝食にします!
もちろんレプリカ展示の貼物組合ブース?にも顔をだしてご挨拶。
ここで3本すべてのSSを観戦しても構わないのですが、せっかく陸別まで来たのですから、別の観戦エリアまで移動することにします。荷物はFエリアに残る皆さんに預かって頂いて最小限の装備を持ってシャトルバスに乗り上の観戦エリアへ向かいます。
SS5は深い左ターンをクリアしつつターマックからグラベルセクションへの切り替わりがみられるAエリアから観戦します。
路面変化があってここも面白い。
マシンによって攻め方も違うので見ていても興味深いコーナー。
かなりワイドに入ってきています。各車の進入を見比べるのも面白いです。
途中アジパシ勢と全日本勢の間を利用して陸別名物のウォータースプラッシュのあるBエリアへ移動したりとリクベツを満喫します。
この場所は直線部分が続き微妙なクレストもあり迫力があります。体感では目の前を「飛んでいく」といった方がいいスピードで通過していく世界の人。
さすが鎌田選手‼ダイナミックな走りです。砂利も砂煙も凄いですがこれこそラリー観戦の醍醐味♪
奴田原選手はこの3本あるリクベツロングで全てステージウィン‼もはやリクベツマイスターと言えるでしょう。しかし陸別での奮戦も他のSSでスバル勢に力負けしてオーバーオールでは少しずつ後退していきます。
やはり全日本ではスバルの3台が今のところは3強と言えます。鎌田選手の53号車と勝田選手の52号車が凄まじい勢いでクレストを飛び越えていきます。
まだSS7が残っていますが陸別は『RTCとかち』でもまた来るし…(笑)と言うとんでもない理由と空腹もあって(さすがに食事もほぼ売り切れ!)食事の為下山を決意します。
この辺は昔のようにもう無理はしません(笑)
美瑛番外地さんと下山して陸別市街の老舗?「赤とんぼ」で昼食にします。ここは結構利用率高めです‥と言うか陸別はここ一択ですけどね(^^;
去年美瑛さんが食べていたとんかつ定食もよかったんですが今回はミネラルが抜けきっていたのか(笑)無性に塩味があるものが食べたくてラーメンを注文。ちなみにラーメンも以前ここでTさん(観戦の大先輩です)が食べていたのが素朴で美味しそうだったんですよね♪
これが大正解。のんびり一息つけたのと食事が良かったのか元気回復ができました。やっぱり食べ物は大事だわ(笑)
そして午後からは予定通り「ミーハー観戦記」恒例のリエゾン応援というかアピール大会を決行します。
よし。設営完了(^o^)車両を反対側に停めていたので尚更
ヒッチハイカーと間違われている節もありますが(笑)ラリーカーの到着を待ちます。
福永選手のエボXを含めてかなりの台数が通過しません。まだセクション3が終了した時点ですがこれだけの台数がドロップしているとは…早くもラリホの魔物が牙をむいてきましたね。
金籐先生の99号車とスイーパーまで見送って次の場所に移動です。
ここからは時間的に2者択一で北愛国のサービスパークへ戻ってこの日最後のSSであるSS9サツナイ2とナイトサービスをみるか、恒例の公式行事である帯広駅前の藤丸デパート前でのリエゾン応援大会に参加するかです。
ここ数年は藤丸前でのリエゾンに参加しています。これは何年も行われているイベントで市内中心部を走るラリーカーを集まった観客と市民で応援するというもので各マシンの紹介が街頭放送されたりとなかなか雰囲気もあります。
しかし今年はラリーの展開も気になりますし各マシンの様子も見ておきたいので北愛国に戻ることにします。
ここまで8本のSSを終了してやはり面白いのは全日本のJN-6クラス。トップの新井選手は盤石の走りですが2位以下は鎌田選手と勝田選手が入れ替わりつつの僅差のバトルを展開しています。
しかし移動中に思わぬ情報が…JN-6でトップを快走していた新井選手が4位に後退している。リエゾン中に51がかなり遅れて通過したので微かに予感はしていましたが…まさかトラブルとは。
見ている方としてはワンサイドゲームに近い走りでマージンを築いていましたからちょっと信じられない展開です。これは益々SS9は見逃せなくなってきました。
北愛国のサービスで聞くと新井選手のトラブルはSS8でパンクとのことでした。これだからラリーは分からない。俄然JN-6のトップ争いの行方が見えなくなってきました。
北愛国では上位を争う3台は揃ってSSの直前にクルーが作業中でした。
僅か数秒を争うピリピリとした緊迫感が伝わってくる様な光景です。これは激しいSSになりそうです。
とくに直前のパンクで4位に後退した新井選手はフルアタックをしてくるでしょう。サミーサツナイは僅か1キロ余りの短いSSですが夜間の走行ということもあって結構なタイム差がつくこともあるので目が離せません。
予想通り激しく攻める新井選手の51号車。ライトポッドが点灯しているのでマシンの向きが比べ易い。やはり速い!他のマシンより素早く向きを変え深いアングルでコーナーを抜けていくのが分かります。後方のダンロップの旗がめくれてる(^^;どれだけぎりぎりを攻めているんでしょうか。
勝田選手も負けずに応酬しています!ギャラリーコーナーでは新井選手と甲乙つけがたい走りに見えます。
鎌田選手の走りは少し元気が無いか…ちょうどカメラのバッテリーも切れちゃいました(泣)
結果は走行順の優利さもあり気迫の走りを見せた新井選手がSS9は一番時計。この短いSS1本で一気に4位から2位まで取り戻してきました。2位は勝田選手が5・7秒遅れで続きます。
これでレグ1が終了。勝田選手が逆転の首位でこの日を折り返すこととなりました。しかしそのタイム差は新井選手がSS9でスーパーベストを叩き出したこともあり僅か10秒余り。3位の鎌田選手と4位奴田原選手ともトップまで15秒ほどの中にひしめく近年まれにみる大激戦となってきました。
しかし朝からフル稼働(^^;でさすがにこちらも電池切れの為、ナイトサービスを覗くのもそこそこにホテルに撤退することにしました。
さあ明日はどんな展開になるのか(^o^)
DAY2編へ続く
おまけ
レグ1の最終SS、サツナイ2はクランクコーナー前で観戦しました。ここは実況を担当するスタッフさんが陣取り戦況を見ながら解説等をしています。ちなみにサツナイ3ではタクロー選手が担当されていました。
この日はおなじみのマノメさんがマイクを使って目の前で実況を担当。やっぱりマノメっちの実況があると盛り上がるね♪次はいよいよカマタクの53号車か‥緊張の待ち時間。するとマノメさんが『市野選手の名前入りのサインボードで応援しているファンの方もいましたね…』
あ❕ひっそりとやっていたのに…見られていたか(笑)
そんなミーハーなことやってるのは私ぐらいか!ちなみに市野社長ご本人のサインでアップデートしています♪作りは雑ですが(^^;)