れいぽんのブログ一覧

今宵の一台はインプレッサWRX(GC8)です。

先日やっと手元に届きました。GC8のミニカーは1/64に限ってもかなりの数が家にはありますがこのモデルはちょっと珍しい限定車がモチーフです。
このグループAワークスマシンと見紛うような個体は驚くべきことに実際にスバルディーラーで購入が可能でした。販売台数はセダン500台、ワゴン😲100台の限定販売でしたが言わばメーカーが売っていたWRCレプリカという当時の「熱さ」を物語るトンデモカーです。


インプレッサWRX　STi Ver.Ⅱ555(1995)　1/64 scale


この時代のSTiバージョンはメカニズム的にもSTiの実戦的な知見がふんだんに散りばめられた画期的なスペシャルモデルでしたがSTi Ver.Ⅱ555はディーラーオプションでスピードライン♥のゴールドホイールやWRCタイプアンテナ、555のデカールまでもが新車で装着できるという夢の様な変態(笑)仕様でした。

この555デカール…色あせや剥がれはディーラーで保証は受けられたのでしょうか？(笑)
こんどディーラーで聞いてみよう( ^^)

GC8系の限定車としては22Bという大スターがいますがグループA時代の佇まいを完全再現したこのモデルも個人的には負けず劣らずカッコよい(*^^*)

ボディーカラーは後にスバルのコーポレートカラーとして定着していくWRブルーではなくスポーツブルーと言われる紫がかった濃いブルー。やはりインプといえばこの茄子紺です！

このミニカーを見ていると何故か既視感が…



このWRXという栄光のグレード(現在は独立した車種名)の起源はレオーネに設定されたRXまで遡れます。

スバルのラリー黎明期はレオーネと共にあったといってもいいでしょう。信じられない程の活動規模でしたが孤軍奮闘、海外ラリーで見せたレオーネの活躍は後のレガシィ、インプレッサによるスバル雄飛の礎となっていきますね。
特に三代目レオーネによるサファリ遠征は大きなインパクトを残しました。

このRXの由来は諸説あるようですが私のお気に入りの説はRX=ラリーエクスプレスという説。このラリーエクスプレスにWRC(世界ラリー選手権)への参戦ということでWを加えてWRX。ロマンチックでいいじゃないですか(笑)ちょっと出来すぎの気もしますが(^^;当時のスバルはファーマーズカーと陰口を言われる極東の小さなメーカー(そもそも知らない人の方が多い…)そんなメーカーがWRCにチャレンジすること自体がロマンチックなのです( ^^)


ちなみにインプレッサWRX Ver.Ⅱ555のカタログには「WRCの雄姿をバージョンⅡのポテンシャルとともに再現できる!～バージョンⅡ555を手に入れるのは誰だ」(笑)と誇らしげに書いてあります。新型もこの百分の一程度でいいのでラリー熱を感じられるクルマになってほしいなぁ…ちょと無理か(笑)

ラリーシーズンもちょっとお休みなので本日はただ積んでいるだけになっているミニカーの整理をしています。



三菱ランサーエボリューションⅢ(E-CE9A)　1/64Scale
最近購入した一台。目にも鮮やかな三菱ワークスカラーのモデルです。緑の差し色が入った三菱石油カラーや後年の深紅のマールボロカラーもいいですが私ならやっぱり三菱といえばこのカラーかな…


そういえば当時はケネス・エリクソンが好きでしたね。どうでもいい情報です(笑)

この小さなセダンが紡ぎ出した数々の物語は既に伝説ともいえるでしょう。私もスバル贔屓として当時は(笑)声を大きくは言えませんでしたが実はランエボ大好きです。特にこの第一世代の完成形であるⅢにはある種の嫉妬を感じざるを得ませんでしたね。
限定とはいえこんなクルマを普通に売っていいのかなと？(笑)


当時はGC8よりも強面にみえて『やってくれるなぁ三菱(笑)』と反発半分羨望半分で見ていた外観も今みると均整が取れていて戦闘機とはかくあるべし‼という個人的には理想的なプロポーションに思えます。歴代のエボリューションの中ではこのⅢのスタイリングが一番好きかな(^o^)ちなみに歴代インプではGC8が一番好きだったり。好みが分かりますね。


昔はどこの街角でも見かけられた第一世代のエボですがこの頃は非常な高値で取引されているようですね。一昔前みたいにおいそれとは地区戦にも投入出来ないほどのプレミアカー？だったりして。さすがに現存数も減っていますし見かける事が少なくなってきているのは寂しい限りです。



ギャランVR-4 RS(E39A)　1/64Scale
以前購入したもう一台のワークスカラーモデル。ランサーエボリューションの母体(メカニズムとしては悲運のスタリオンの影響も強いけど…)となったマシンですね。今に続く2リッター４WDターボラリーカーへの道を切り開いたマスターピース。


ランサーと比べて全長で約300㎜、ホイールベースで100㎜長いギャラン。この大柄なボディがラリーカーの弱点としてはよく指摘されますが現代の感覚では非常にコンパクトに見えますね。5ナンバーサイズだからランエボXと比べる方がおかしいかも…

WRCでは6勝とランサーの輝かしい戦績に隠れて地味な印象もあるギャランですが国内戦登場時のインパクトは当時の時代の高揚感も合わさりランサーエボリューション登場以上のものでした。RSグレードの投入も衝撃だったなぁ。買うんなら4WSなしのモデルか‥買えないけど(^^;



今となっては懐かしいワークスカラーを眺めていると連綿と研鑽を重ねて遂にはラリーフィールドで大輪の花を咲かせたスリーダイヤモンドの魂を感じます。
今はラリーファンにとっても三菱ファンにとっても冬の時代ですがいつの日かその知見が受け継がれてこの2台以上の活躍を見せてくれると信じたいです。