ラリー北海道観戦記、DAY2編です。
観戦3日目はどのようなスケジュールにするか迷いました。それと言うのもギャラリーポイントはオトフケリバース(SS10・SS14)、ニューホンベツ(SS11・SS15)、パウセカムイ(SS12・SS16)、サミーサツナイ(SS15全日本のみ)の4か所が設定されているうえに雪風さんがMCを務める恒例の足寄ラリーパークもあります。
全部こなそうと思えば体がいくつあっても足りないわけですが…その前に連日の強行軍でもはや体がいう事を聞きませんでした(笑)今年は夜討ち朝駆けは最初からあきらめて、ゆっくり睡眠を取ってから行動を開始することにします。今日は長い一日になりそうですしね。
そこで時間的に余裕のあるSS12パウセカムイ1を観戦することにします。天候は曇り。一眼が使えるか…そこは心配です。ホテルを7時に出発して足寄へ向かいます。このタイミングではSS12を最初から観戦するのは移動時間を考えると難しいですが全日本勢を見られればいいという気持ちで出発します。
ギャラリーポイントのある足寄までは一時間余りの道のりです。どうにか全日本勢の出発前にパウセカムイに到着。
例年パウセカムイは土曜日でしたので陸別からの移動が面倒なこともありここ数年観戦していませんでした。そのため日曜日に設定された今年はできるだけ見ようと決めていました。
ああ‼ここここ‼懐かしいなぁ。うしさんの落とし物も以前と同じ。ついでにヤなことも思い出した(^^;ここは駐車場から観戦エリアへの移動距離が結構長いんだよね…ですが今回はGESTパスのおかげで、観戦エリアのすぐそばの駐車場に通されました。これは老体には助かります(笑)
このポイントは坂を駆け下り、橋の欄干が迫るL字の右コーナーをクリアするラリーカーを観戦することができます。
いよいよJN-6のトップ争いは激烈を極めてきました。
最終日も数秒を競う戦いが続いています。僅かでもタイムを削ろうと上位陣はギャラリーポイントでも鬼気迫る走りを見せます。
橋のすぐ側まで轍が迫っています。ギャラリーポイントから見ていても欄干に砂利がばんばん当たる音が響きわたっています。
フカフカ掘れ掘れの路面…危険度は高いです。
SS12の結果は新井選手が一番時計で総合首位の勝田選手にわずか8秒ほどまで迫ってきています。優勝はこの2人に絞られてきました。
さあ次はどこへ移動するか。予定では次はSS14オトフケリバース2を見る算段でしたが、オトフケ…あそこは歩くんだよね。そのうえ勾配があるし…という事で今年はきっぱりスキップ(笑)
となると林道を見るならSS15ニューホンベツ2かSS16パウセカムイ2か‥しかし今年はアジパシと全日本で走るSSが違うのでこの2つはアジパシしか見られない。そのうえ、どちらかに向かうと時間的に全日本のセレモ二アルフィニッシュが見られない。まったく悩ましいですが勝田選手と新井選手の頂上決戦は見ておきたいという気持ちもあります。
それに全日本で考えれば次のSS13アショロロングが勝負所で最終SSになるSS15サミーサツナイ3まで勝負がもつれるだろうという読みもありました。今年はやはりJN-6が面白い!ならば北愛国に戻ってこの勝負の決着を見なくては‼という事で気持ちは決まり帯広へ向かう事にします。
帯広へ向かう途中、時間があるので上利別リフュールへ立ち寄ります。
ここでも怪しげな応援グッズで激しく市野社長を応援(笑)
北愛国に到着。三々五々帰ってくるラリーな仲間たちと貼物組合のレプリカ展示を見学しながらラリーカーが戻るのを待ちます。
やっぱり茄子紺だわ♪本気でGC8欲しくなってきた…ミニカーで増車します(笑)
アパムさんのGDBもこれが見納めかぁ…ちょっと寂しいですがニューマシン期待しています(^-^)
蒼比率が何故か高い ^^)
自衛隊さんの生演奏も披露されてました。
ここで聞いた情報ではSS14終了時のトップの勝田選手と新井選手のタイム差は4・5秒。うーん昨日の新井選手の走りであればもう少し詰めてくるかと思いましたが、さすがは勝田選手❕まだ余力があった様です。残るは僅か1.47KmのSS15サミーサツナイ3だけ…世界の人でも逆転は厳しいか。
サービスパークから決戦の地、サミーサツナイヘ移動します。MC担当はたくろーさんです。
競技開始まで時間があるのでいろいろな方と話をしますが、やはり4・5秒のタイム差の話題になります。そして皆さんが揃って話すのが『ヌタさんも最終SSでパンクして逆転されたことがことがあったしね…』と言うエピソード。ラリーファンは考えることが一緒です ^^) 実は私もずっと13年の事を考えていました。あの時も最終SSまで確か10秒以上の差があったからなあ。
ラリーは終わってみなけりゃ分からない!そこがラリーの怖さであり面白さでもあります。
いよいよSS15がスタート。
両者ぎりぎりの攻防です!走りに大きな差はないように見えますが…
ほとんど幅のないクランクコーナーを車幅ぎりぎりまでスライドさせながらクリアしていきます。
全日本全車の走りを見ておきたかったのですがJN-6のセレモ二アルフィニッシュも始まってしまうので急いで北愛国に戻ります。
ラリーの魅力が凝縮されたような見応えのある勝負となりました。
セレモ二アルフィニッシュがはじまります。
JN-6の3位はトラブルがありながらも最後まで粘り強く戦った鎌田/市野選手の53号車。今回は優勝は逃しましたが鎌田選手も何かほっとした表情に見えました。来年こそは…
2位は新井/田中組の51号車。新井選手の最終日の鬼気迫る追い上げで今年は盛り上がりました!最後のSS15でもトップタイムで追い上げましたが最終的に3・4秒届きませんでした。パンクは言うに及ばず後から考えると初日のライトポットの不調によるタイムのロスだけでも勝敗は違っていたかもしれません。ちょっとしたことが勝負を分ける…ラリーは恐ろしい。
優勝は勝田/石田組の52号車。今年のJN-6は流れが行ったりきたりでしたが、最後はきっちりと締めるところが、やっぱり勝田選手でした。
勢いは世界の人だったかもしれませんが要所できっちり反撃してましたからね。パンクは相手から得たワンチャンスかもしれませんが、それを得ても活かせる強さがなければラリーは勝てませんからね。
チャンピオンらしいさすがの「強さ」でした。
ゆーいち節も全開♥
関根選手のマシンも満身創痍になりながらも戻ってきました。お疲れ様でした(^-^)
その後はオークションに参加したり、展示の終わった貼物組合の皆さんと、つきない話で盛り上がったり…たのしいひと時を過ごします。
王子も何故かGTO片手にご満悦♪
師匠も何故かDVDを片手にご満悦♪
そしてAPRC勢もサービスに戻り、早くも各チームは撤収を始めます。
なかなか離れがたく各サービスの作業を見て回ります。
毎年の事ですが何か物悲しい光景です。
はぁこれで今年のラリー北海道も終わっちゃったなぁ。
今年のラリホは直前の地震と停電で開催自体が危ぶまれましたし日常も同じですが何時もの何気ない生活がどれほど幸せなことか…そして何時もある事が明日必ずそこにあるとは限りません。楽しければ楽しいほどそんな事を改めて考えてしまう今年のラリー北海道でした。
またまた変わり映えしない長ーい(笑)観戦記を最後までお読みいただきありがとうございました。これでラリー北海道2018の観戦記も終了です。
最後になりましたがラリー北海道開催にあたって力を尽くされたオーガナイザー、チーム、オフィシャル、開催地の皆さまありがとうございました。また遠路はるばる参戦してくださったチーム、エントラントの方々にもお礼申し上げます。
そしてこのラリホで出会った皆さんともまた来年元気でお会いできることを願っています。またラリーでお会いしましょう❕
おしまい
おまけ
毎年の事ですが北愛国のサービスパークを離脱するのは辺りが闇に包まれ、人の顔もライトなしでは誰だか分からなくなってからだったりします(^^;
数年前暗くて誰だか分からなくてライトで照らすと新井大輝君だったということもありました(笑)もちろん握手しましたけど♪要はお祭りが終わるのが名残惜しくてそこら辺をぐずぐずとウロウロとしているんですね(^^;
それから重い腰をあげて長い帰路につく…ようはラリホロスですね。
これがまた毎年重傷なんですよね(笑)
しかし今年はちょっと流れが違いますよ(^o^)なんとAPRCの表彰式も待たずに早々と北愛国を離脱。
それはあるお方と「ラリホお疲れ会&反省会?」を開催したからなんですね。
かわねこさんにおすすめのお店を聞くとすかさずジャンル別に3種類のお店を紹介してくれました(笑)さすがグルメです♪
美味しい中華を食べながら取止めもない話で盛り上がります♪ちなみに餃子は我慢できずに写真の前に箸をつけてます(笑)
いつもはただ『どよーん』とした暗い気持ちのまま運転ですからね…危険すら伴います(笑)
いやぁ最後の最後まで楽しかった!これが思いのほか良かったのか帰路も気持ちを切らさず比較的元気に帰ることができました。
…というか読み返してみると誰かとの食事のネタばっかりだ。
ラリー北海道観戦記と言うより食事会メインになってる気がする(笑)
かわねこさん。ありがとうございました(^-^)