長期予報通り、猛暑になってしまいましたね…今年の夏。
まだ梅雨が明けたばかりで真夏へ順応しきれてないのか、
特にこの7月の暑さは堪えますね…ほんと、ウンザリです。
子供の頃は嫌いじゃなかったんですけどね、夏。寧ろ好き。
大人になって、歳を取れば取るほど冬が恋しくなるほど…。
…なんでだろう(汗
私の場合、こういう猛暑の街に住んでいることもあって、
多少は猛暑に対する"免疫"もあるハズなのですが、
暑さそのものよりも、それで流れ出る汗が苦手だったりします。
スポーツで汗を流すのはまだ良いものの…
何もしてないのにダラダラと汗が流れるのって、本当にイヤで。
冬は良いです。寒ければ動くか服を余分に着込むだけ。
しかし、今の…この夏はどうでしょう?
服を脱いだって暑い。ジッとしていても暑いし、汗は流れます。
そう、もう逃れられないんですよね、文明の利器に頼らないと。
だから、夏は嫌い。正確には、最近の夏が大嫌いな理由です。
さて、そんな中…相変わらず頭のおかしい学校があるようで。
滋賀の中学校の30代教諭が「校舎の周りを80周してこい」と生徒へ指示。
こんな殺人級の暑さの中、そんなことしたら当然…熱中症で緊急搬送…。
まぁよく教師が「バカもん!グランド10周じゃ!」っつって説教はありますが、
未だにそういうアホみたいな体罰?を真面目に行っているっていうのも凄いし、
何より、教師ともあろう人間が熱中症の知識がゼロってところが恐ろしいです。
え?それくらい知ってた?
知ってたんだったら、これはれっきとした殺人未遂だよね。
大袈裟に「死にそう」と人はよく口にするけど、日本の夏はもう本当に死にます。
今日も夕方、日の当たらない駐車場に駐車しておいても、コレですよ。
いや~、ヤバいでしょ。でも、まだこれでも涼しい方…なんですからねぇ(爆
さて、熱中症ってこの時期になるとニュースでも散々やってますよね。
というか、今日は異例の「熱中症警報」が発令されてましたよね、ずっと。
あれほど「危ないから!」「逃げて!」と勧告しても、動かない人多いのにね。
みんな、玄倉川の水難事故とかとっくに忘れちゃってるんだろうねぇ。
まぁこの事故はどう考えても想定内の事故なので、別に気の毒とか
コレぽっちも思いはしないんですが…助ける側も危険になりますよね。
今、西日本の豪雨災害に際して、全国からボランティアが集まってます。
それ自体は本当に頭が下がる思いというか、大変素晴らしく思えますが、
せっかく応援に来てるのに、応援に来た人が熱中症で搬送されてます…。
そんな恐ろしい熱中症ですが、実際は…それほど恐れられてないのが現実。
環境省のホームページでも、詳細やデータがたくさんあるのですが、
いかんせん、「そんな事わかってる」と、解ってない人が思ってます。
メディアも伝えるのが難しいと思います、なかなか具体的に云えず。
エアコンにしても、具体的に○○℃にして下さいとは云えないし、
水分補給にしても、「水分」を「適宜」としか云えない、言ってませんよね。
もっと込み入った話をすれば…
単純にミネラルウォーターだけグビグビ飲んでも意味がないんですよね。
適度に塩分が必要です。災害でボランティアとして活動してる人なら、
さらにブドウ糖も必要です。でも、摂取したくても出来ない人も多いです。
…年配の人なんかはまさにそうでしょう。
トイレが近くなるのがイヤで飲まない人。
お腹がタプタプになっちゃうから飲まない人。
電気代をケチってエアコンを利用しない人。
クーラーに当たると体調崩すから利用しない人。
…私も日々、仕事柄いろいろ相談を受ける度に説明するんですが、
なかなか理解してもらえないんですよね、これがまた残念なことに。
エアコン1つとっても、アホみたいに温度調整する人が多いです。
温度の設定なんて、そうコロコロ変えるもんじゃないです。
"air condition"ですよ。そのくらいの英語、覚えてもらいたいものです。
人間なんてアホなんで、温度の感覚すぐに忘れちゃうんで機械が自動で
調整してくれるっていうのに、なんでコロコロ変えるんだ?って話。
電気代が勿体無いと言う人たちへも、徹底的に説明しています。
アンタが数十円の電気代を節約して熱中症になって病院送りになれば
何千円単位で血税を使うことになる事の方がよっぽど勿体無いわ!と。
エアコン作ってるメーカーもバカじゃないし、エアコン自体もバカじゃないです。
それと、水分補給について。
歳をとってくると、水分補給自体が難しくなってきます。
まだ「トイレが近くなるから~」と言ってる人は、よっぽどどうにかなります。
夏は手足もむくみやすいです。水分を取るから浮腫むと思ってる人も多い。
実際は全くその逆だったりします。水分を取らないと機能不全になりますよ。
あと、これも女性や年寄りに多いんですが…目に見えて汗をかかない人。
汗なんて目に見えないところでガンガン蒸発していってるだけですしね。
なので、女性や老人は本当に、笑っちゃうほど簡単に脱水症状起こします。
よく、手足のしびれとか脱水のサインだ、とか言われてますが、遅いですよ。
人間の体って、そんなに即座に反応しないです、ケガとかと違いますからね。
なので、この時期は特に、マメに水分を取ってはトイレへ行く!それが大事。
しかし、テレビでは大雑把であまり具体的な数値とか出さないですよね。
そりゃそうです。年齢とか仕事、男女でも全く条件が異なりますもんね。
屋内で働いてるような人だと、ジュースなんかは糖分過多でアウトですが、
逆に今屋外で災害ボランティアなどされてる方となれば話は別で、
ある程度の糖分も都度摂取していかないと体力維持が出来なくなります。
私の場合は、水分は糖分ゼロのアミノ酸飲料をとにかくたらふく飲みます。
そして、適度にクエン酸や塩分をタブレットなどから摂取しています。
私は仕事でもプライベートでも常に体を動かしているから、そうしています。
コーヒーや紅茶は大好きですが、あまり飲みません。利尿促進するので、
水分補給としては適切じゃないからです。せいぜい飲むなら麦茶でしょう。
因みに、昨日も…日が暮れると同時くらいに帰宅しているんですが…
まだ32℃もあります…。
完全に日没後となった20時でも30℃を超えるほどの暑さでした。
自分の部屋の温度の目安は常に27~28℃としているのですが、
これもちゃんと意味があって、そうしています。というか、そうしましょう。
夜寝苦しくてついエアコンの温度を下げてはいませんか?
エアコンの温度を下げると、確かに寝苦しくなくなって値落ちしやすい。
…と思ったら大間違いで、それを続けると身体機能に影響を及ぼします。
人間の体自体もエアコンと同じで、ちゃんと自動で調整してくれるんですが、
それを本人が勝手にコロコロ変えてたら…体の方は、どうなるでしょう?
「勝手に調整するなら、もうテメーで勝手に調整しやがれ!」ってなります。
より一層体温が落ちなくなり、寝られなくなります。ということは寝不足です。
寝不足となると仕事のパフォーマンスだって落ちるし、色々狂ってきます。
悪循環に陥る前に、今一度しっかり見直しましょう、是非。
今、熱中症で搬送されたり、死んでる人の多くは以上の事を知らない人、
理解できない人が大半だろうな、と思ってます。というか、事実そうでしょう。
炎天下だけでなく、1日中エアコンのついた部屋にいても熱中症になります。
クルマを運転していても熱中症になります。というか、なり得る…が正解か。
水分補給をグビグビ出来ない人は、無駄に汗をかかないように心がけて。
「昔はエアコンなんか無かった」とか言い出す老人は、現代と過去の時代が
全くの別世界だということを根気よく説明してあげましょう。
…書いていて恥ずかしくなるくらい「当たり前」の話で笑っちゃうんですが、
それでも現実には、それで多くの方が命を落としているワケですからね。
「川の水は高いところから低い場所へ流れる」っていう当たり前のことを
当たり前だと思ってない人がいるので、いつまでも事故が減らないのです。
脱水症状の目安として、私の判断材料の1つとして…
「喉が乾いた!」と感じた際に飲料水を目の前にして、
グビグビと飲んだ場合は、脱水気味。カラダは正直なものです。
常に適度に水分補給が出来ていれば、そうはならないものです。
…以上のことからも、メディアはなかなか具体的にこうしろああしろと
指図が出来ないのはわかりますよね。最終的には自己判断ですが。
正しいジャッジが常に出来る人は、搬送されるようなことはないでしょう。
他にもいろいろと山程あるのですが…この辺で。W杯見なきゃね(笑