水槽の水質を中性よりも低く弱酸性に保とうとすると、Co2を使わない環境ではpHの急降下を防ぐ為の緩衝材?緩衝作用のあるKHを0まで落とさなくてはならず、水質的には過敏と言うか不安定な中でpHを管理しなくてはなりません。
という事でpHを7以下で安定監理する為に、pH計を導入したく色々探しました。
今の所代表的な商品は
アクアギーグのFUKUROW 。
pHをモニター出来る単機能。これが店舗の展示水槽での導入実績が多いかな?
実績からの安定性と大陸っぽい作りのコスパが魅力なのかな?
細かい事ですがAmazonでの販売はAmazon扱いでは無くて販売会社さんの直売に成っているので、流通で安く買うのは難しそうです。
次に過去の最大手メーカー?
NISSO のpH計。こちらも高価ですが、水温が同時にモニター出来る様です。メーカーの安心感?と+αの高機能?の定番モデル。ディスカスなど高級魚飼育の方達が導入しているイメージです。
一般的にはこの2種のどちらからか選ぶ感じでしょうか?
こちらはAmazonの格安大陸品。
NISSO と同じく、pHと水温がモニター出来ます。特徴としてコンセント要らずの電池駆動です。電池駆動品はボタン電池の物もあるそうですがこの商品は単4電池が使えるので勝手が良いようです。これは水槽周りがスッキリして良さそうです。
こんな感じが簡単に手に入る物となりますが、どれも決め手に欠けます。
極論、pH計などと言うものは↑のガラス電極の電圧を読み取って表示するだけなので、そんなに高額になる要素が無い物なのですが、需要と供給の関係で高額になっているだけに見えます。
私としては気軽に1日のpHの変動が確認できたりしないかな? 一時間おきに自分で読み取らないとダメかな? そんな需要が有るのでどの製品もそれを満たしてはくれません。
という事で、Amazonで大陸製品を購入するくらいならとAliexpressを覗いてみると、プールの水質モニターとしてやら、そんな製品も数種類見つかりました。
イイのがありました。
pH/TDS/水温が計れます。
Wi-Fiでスマホと繋がります。
モニターの値の記録が残せます。
良いですね。しかも機能に対しては安価です。ホビーとして適正価格です。
気になる送料ですが、当然!? 無料です。(無料って言っちゃダメなのかな?)
で購入してみました。届くのか???ですが、
↑は荷物のトラッキングデータですが、購入から5日間で自宅まで荷物が到着しました。中国もだいぶ近く成ったようです。
国際便からの国内の配送は佐川急便で届く事が多いのですが、今回はヤマトでした。最近は佐川さんの方が好感度が高い気がします。
早々に薬剤を使用して水槽のpHをモニターしながらpH6.0位まで落としてみました。
うん、pHがモニター出来ると調整がし易いです。薬剤に対するpHの落ち方が手に取るように分かるので勘所もすぐに掴めました。使い易さはハンディーpH計の比では無い位に安定していて分かり易い♪
薬剤(PHダウン)を入れると何やらかんやらで水質が悪くなるなどと言うウソの様な通説もありますが、コレでTDSを同時にモニターしても値が有意に上昇する事は有りませんでした。と、通説の間違いもこれで確認が出来ました。
スマホ連携も簡単に出来ました。アプリは中国アプリ特有の使わない筈のデータへのアクセスとか不必要に権限を与えないと使えないと言う「癖」は有りますが、動作と日本語対応は良好です。
アプリを使用すれば pHと水温とTDSの変動を監視して、設定したリミットの範囲を超えた場合には通知が届く様にも出来るようです。
期待していた一日のデータの確認ですが、この画面ではさかのぼっての確認が出来るのですが、操作性と表現(表示)がイマイチ何ですが ↓
エクスポートの機能を使うと前日の一時間毎一日分のデータと当日の現時間までの1時間毎のデータが2通に分けてメールで届きます。(写真は当日分のデータ) これで私のワガママな?目的も達成出来ました。
お出掛けで水槽が心配な場合でも遠隔でpHの確認が出来ちゃいます。
我が家の水槽はCO2添加していないので、照明点灯時には水草が水中のCO2を吸収する事でpHが上昇して、ライトオフ後からは欠乏したCO2が大気や魚の呼吸などから補充されるのでpHが低い方へゆっくりと戻る傾向が確認出来ました。(最後のひと押しはPHダウンで下げています。)
主目的のペルーアルタム・エンゼルフィッシュのお魚の調子ですが、中性付近より酸性領域の方が目に見える形で発色と行動の調子良くなりました。具体的には魚が沈まないで浮く様になりました。←わかる人いるかな?? テトラなどの種には変化は見られません。ラーミーの頭の赤の発色は少し良くなったかな?くらいです。まだペルーアルタムが沈む事があるのでもっとPHを下げても良いのかも知れません。良い所は今後経験で探したいと思います。
これでまた本物のアルタム・エンゼルの導入に一歩近付く事が出来ました。(本命はGHやTDSだと思う)
ただ一点だけ、TDSの値が日本のアクアリウムで使用される係数が0.5のタイプのppm表記では無くて、主に海外?の係数が0.7のppm表記に成っていたので、TDSの値は4割高く表示されている。と言う癖はありました。係数の事を知らない人?場合は、壊れていると思うかも知れません。表示値に0.714を掛けた値が自分の感覚に合うppmの値に成っています。
日本での使用にはコンセントにはPSEマーク、wi-fiモジュールにはエレキテルマークが必要に成りますが、当然この商品にはマークはありません。そこが日本での販売のネックになるんでしょうね。そう言うコストが掛かるので日本の卸による流通に乗せるとなると参入障壁もあって高額になってしまうんですね。
そう考えるとAmazonで販売されている電池式のPHメーターは上手い事規制が掛からない範囲の商品がセレクトされて販売されているんですね。
もっと安価なものもありました。
と、海外のAliexpressに良い pH計が有ったよ。と言うお話と、Aliexpressでのお買い物は簡単だよ。と言うお話でした。
教訓。
Amazonで大陸製品を買うくらいであれば、一度アリエクも探ってみよう。
数年前に中国通販の淘宝で8000円くらいのキャンプ用品を購入した事があったのですが、待っていても中国国内で荷物が停滞してしまってステータスが進みませんでした。良く良く調べてみると、送料無料の表記は中国国内のハブまでの事で、中国ハブ→日本の送料は別途必要で、そこから先の決済と手続きは別途行わなければならなかったのでハブで荷物が止まってしまっていた。そんな事も有りましたが、AliexpressはもはやAmazonと変わり有りませんでした。(と言うか最近Amazonの配送もおかしいので、Aliexpressの方が早い事も有るかも。)
Posted at 2023/12/27 15:02:18 | |
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