少し大げさなタイトルになりましたが、たった5日のドライブを延々と9回に亘って綴った内容が画像中心でしたので、
状況を付記するとともに、今回のドライブを
ヤリスE-Fourのインプレッションに重きを置いて総括したいと思います。
何れの画像もクリックで
拡大します。
1.はじめに
これまで
宿の予約ではじゃらんのお世話にはなっていましたが、今回、初めて
往復の飛行機+宿をパックにして頼んでみました。実は、
1)
ヤリスのE-Fourをレンタルして試乗する。
2)私のアルバイトの都合で、復路は
私だけ横浜で離団する。
3)コロナ禍なので、
札幌、新千歳への移動、滞在はしない。(神戸発着は新千歳空港のみ。)
という勝手な制約がありましたので、
東京発着のパック(東京までの往復は別手配)で、
車は自己手配になってしまいました。
振り返ってみると、日程的には2月の後半でも(あと2週間早くても)可能だったのですが、諸事情により当初の計画が3月、となっていたことから、
思考が「3月」から脱却できなかったことが悔やまれます。柔軟に対応して、あと2週間前倒しにしていたら、道路や線路に
雪がたっぷりあったことを思うと尚更です。
2.目的は達せられたか?
今回の
北海道ドライブの目的順にまとめます。
1)宗谷本線廃止予定駅巡り
各駅を訪れた二日後に廃止となった宗谷本線の
12駅、石北本線で同じく二日後は廃駅となった
1駅、昨年春の時点で廃止予定駅として候補にあがっていたものの自治体による維持管理に移行することで廃止を免れた
2駅、そして道中、鉄友からのリクエストを受けて立ち寄った
1駅、の
全16駅を巡りました。(詳細は本ブログシリーズの
その3、
その4をご覧ください。)
一日で340kmほどを移動しつつ各駅を周るわけですから、各駅でゆっくり出来るはずもないスケジュールを除けは、
予定の12駅に加えて4駅も巡ること(特に、今回は廃止を免れた
日暮れの抜海駅にも無理して立ち寄ったこと)が出来て、
概ね満足です。
2)撮り鉄
宗谷本線では、出発の直前に入手した
ラッセル車も含むダイヤ(列車運行図表:service planning diagram ・・・複雑に書かれた線を称してスジと表現することも・・・)を駆使することで、いとも簡単に走行中のラッセル車を撮りましたが、
線路への積雪がなくて迫力に欠けていたのが残念です。
同じく、このダイヤを駆使することで
冬の宗谷本線らしい背景の中、特急サロベツを2編成撮れたのは収穫でした。
また、全くの偶然で稚内市内の踏切でキハ54を撮れたのはラッキーでした。
一方、釧網本線では、偶然に発見した人道跨線橋から、宿泊したホテルの敷地内から、最後に塘路駅で、それぞれ・・・
行き当たりばったりでキハ54を撮っています。何れも雪が少なかったのと、家内が飽きてきていたので気もそぞろな撮り鉄だったのが残念でした。
3)タンチョウと遊ぶ
タンチョウと遊ぶ(勝手に写真を撮るだけですけど)を実現したのは四日目です。
宿で教えてもらった穴場(中茶安別)、茅沼駅、鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ、鶴見台の四か所で
大家族、家族、カップルのタンチョウに癒されました。
また、標茶駅から中茶安別への道道14では、目の前の道路を歩いて渡るタンチョウにも遭遇、慌てて止まって見守りました。まるで兵庫県内で鹿と遭遇したような感じでした。
タンチョウの雄叫び、喜びのダンス(乱舞)、飛行姿などを観ることが出来て、
はるばる行った甲斐があったと思います。
4)ヤリスHV四駆(E-Four)の試乗
うちのインプレッサ スポーツAWD(2013年春登録)の
長所は、暴風雨等の悪天候下の高速走行、雪道等低μ路面における安定した走破性であり、
欠点は5ナンバー枠を超える車幅に起因する狭い道路、駐車場での取り回し性の悪さ(特に我が家の財務大臣が嫌うところです)だと思います。それを考えると、更に車幅が広くなった現行のインプレッサ(他のスバル車は勿論)への乗り換えはかなり難しいものがあります。
・・・となると、10年ほど前に、秋田で乗ったレンタカーの四駆ヴィッツの印象が(燃費以外は)良かったので、現行でそれに対応するトヨタのE-Fourはどんなものか、を確認しようと思って、ヤリスHV四駆に拘ってお借りしたものです。
そして貸し出された
走行距離2万km弱のヤリス E-Fourはどうたったでしょうか・・
① E-Four の効き具合
<坂道発進>
阿寒湖畔の駐車場にある坂道に突入し(普通の車は写真(Googleマップから借用・・・但し、夏場の写真です)の右側に迂回するのですが)、途中で敢えて停めて
、FFが苦手とする坂道発進を試みました。勿論、路面は、やや磨かれた圧雪路ですが、前輪の滑りを感じる前に、後輪が押し出す力を感じて難なくクリアしました。
雪の坂道走破性は良さそうです。
<コーナリング特性>
積雪のある広場を利用して、カーブを通過中にわざとアクセルを踏んでみました。
FFに特有である大きく外に流れ出す挙動を示すこともあれば、感覚的に
忠実に曲がってくれることもありました。
挙動変化に慣れが必要だと思います。因みに、インプレッサでは滅多に外側には行きません。
<レーンチェンジ@高速度域>
一連の追い越し動作における安定性を無積雪の舗装路で確認しました。風圧のせいなのか?轍のせいなのか?四駆状態へのON-OFFの影響なのか?判りませんが、
追い越しを終わって元の車線に戻る際の挙動が不安定でした。高速走行時のμ変動路面における挙動と言うのかどうか判りませんが、この挙動はかなりの再現性があるので、私としては
懸念材料ではあります。
② 加速等の動力性能
発進トルク、追い越し加速ともに、3気筒91PS、12.2kgf・mのエンジン(但し、モーター出力&トルクが前輪だけでも80PS、14.4kgf・mあります)とは思えないほど
充分にあります。
私の運転スタイルは、信号GPをするほどの発進はしませんが、中速から高速にかけての追い越し加速は重視していますので、好ましいエンジン特性だと思います。
今回は、高速道路を走っていませんので、
高速巡行性能については未知数になります。小排気量の場合は、体感
動力性能及び燃費が意外に落ち込むことが多いので気になるところではあります。
③ 居住性
前席は全く問題ないと思います。
後席は・・・実際に座ったわけではありませんが、
狭い!! かつ、後ドアの開度も狭いと思います。後席はもっぱら家内のスーツケース、カメラ類、ポシェットなどを置いていましたが、何度も、
えっ?!と思うほど開度が狭くて使いにくかったです。
④ 積載性
トランクには最低限の荷物しか積めません。チョット大きい私のスーツケースを積んだら、家内が持参した機内持ち込みサイズのスーツケースも積めませんでした。スペアタイヤなんて無いし、積めないでしょうね・・・・
現在のインプレッサに積んでいる荷物を積むとしたら、後席は折りたたんで・・・ですね。
⑤ 燃費
乗り始めの二日間は、電気モーター走行モードへ入れることも気にせずに、突っ走りましたが、稚内での給油までで24.5km/Lでした。その後、省燃費運転を少しは気にしつつも、数えられないほどの追い越しをした後半の三日間平均燃費が25.4km/Lで、
トータルで24.9km/Lというインプレッサでは実現しえない値でした。慣れれば、もっといい数値を出すのでしょうが・・・
⑥ 結論
E-FourのEをEmergencyと割り切って、
AWDの面白さは追求せずにコストパフォーマンスだけを追求するならば、良い選択だと思います。同じE-Fourで居住性も積載性も優るカローラ・ツーロングも選択肢としては残りますが、車幅が大きい・・・そこまでするのであれば、AWDのスバル車も視野に入ってきます。
結論的には、長距離ドライブの頻度が減って、車を主として日常の足として(勿論、ドライブもありですけど)活用するようになった時点での選択としては、ヤリス E-Fourは考えられますが、
現在の生活スタイルにおいて代替の対象とは考え難いです。自分が既に高齢者であることを考慮すると、今更レヴォーグでもあるまいし・・・
当分、インプレッサスポーツに乗ることになる、と思います。
【注】あって欲しくないことですが、インプレッサが突如壊れたりした場合は、ヤリス E-Fourを購入することが考えらえます。
3.宿泊
旅の楽しみのひとつに、現地での飲食があります。
今回は、時節柄、居酒屋さんで現地の味を楽しむことは諦めて、
食事付の、そして
出来れば温泉のある宿を探した結果、以下のとおりになりました。
1)3/09:
旭岳温泉 湯元 勇駒荘
2)3/10:
稚内グランドホテル
3)3/11:
ホテル・テレーノ気仙
4)3/12:
ウッディホテルレストラン夢工房
食事は 1)、3)それぞれに土地の特徴を活かした料理が出てきました。また、
4)は、和食を中心にした(所謂、旅行中らしい)料理に飽きてきた頃、タイムリーに
洋食のコース料理が出てきたので、
本文中にも載せましたが、特に美味しく、印象深かったように思います。
お風呂は 4)を除いて温泉
♨でした。特に
1)のお湯は、とろみがあって神経痛にも効くというお湯で、二度も入りました。なお、
4)はツインが6部屋に、家族風呂が二つという好条件なので、ゆっくりとお風呂に入れると思います。
コロナ対策という点では、
どの施設も感染防止対策は徹底しており、当時の現地では変異株のことも話題になってませんでしたので、あまり不安は感じませんでした。
4.まとめ
長文になり恐縮ですが、以上、久しぶりに自分で計画、(半分)
思いどおりにドライブ出来たことに満足しています。次回はたっぷり雪のある時期に、たっぷり時間をかけて行きたいなぁ、と
更に欲張りな総括(殆ど自分用の備忘録ですが)
になったということで、今度こそ完と致します。
完
【関連のブログ】
◇
北海道で遊んでました
◇
北海道欲張りドライブ(その1:旭川まで)
◇
北海道欲張りドライブ(その2:旭岳温泉まで)
◇
北海道欲張りドライブ(その3:廃止予定駅巡り・前編)
◇
北海道欲張りドライブ(その4:廃止予定駅巡り・後編)
◇
北海道欲張りドライブ(その5:稚内駅周辺で遊ぶ)
◇
北海道欲張りドライブ(その6:オホーツク海沿いに標茶へ 💨)
◇
北海道欲張りドライブ(その7:標茶町で遊ぶ)
◇
北海道欲張りドライブ(その8:鶴居村で過ごす)
◇
北海道欲張りドライブ(その9:阿寒湖から塘路へ、そして帰京)
ブログ一覧 |
ドライブ | 日記
Posted at
2021/05/03 16:38:20