先日、ofcさんに先を越されてしまった上野の「コートールド展」
ようやく観に行くことができました~
コートールドという、かつての大富豪が集めた絵画が、
今ではコートールド美術館というところに所蔵され、
それらがまとめて、上野の東京都美術館に来たのです。
一部の方には、ひんしゅくかもしれませんが、
タイトルにあるように、
「絵画・絶景・かわいい子」は、自分にとっては、本質的に同一です。
美術館に入って、ぼくはいちいち絵を見入ることはありません。
さっさと絵の前を、一瞥しながら通り過ぎていきます。
するとある時、絵の方から、ぼくの目に飛び込んできます。
「おおー」
「なんじゃこれ?」
「........」(言葉を失う)
絵によって、さまざまなリアクションが生まれます。
タイトルで使った「絶景」というのは、有名な絶景というより、
ツーリング先で突然現れた見聞きしたことのない絶景のことを言っています。
「かわいい子」もそうですね、
街中やテレビで目を見張るかわいい子に遭遇するときがありますよね。
昔、ニュースステーションで、お天気お姉さんの大石恵さんが出たときは、
本当にテレビに釘付けでしたね~
で、明日の天気なんだったっけ?ということしばしば(笑)
それらは別の共通点があります。
自分の物にできません!(笑)
一方、絵画と絶景は、周りにはばかられることなく、
ずーっと見ていられることができます。(笑)
ということで、前振り長くなりました。
「コートールド展」ですが、
上記の通り、最初からさっさと通り過ぎるつもりが、
今日は一枚目から、釘付けまでは行かなくとも、「足止め」しきりでした!
うーん、なんかいいなぁ
こういう絵画展は初めてで、
これもひんしゅく買いそうですが、
たいてい、福袋みたいに、本当にいい絵は、1,2点だけで、
ほかはどうでもいいようなことが多いのです。
大富豪のコートールドさんの好みと一致してたのかな?(なんてね)
ということで、今日は結構な時間を費やしました~
では、本日の、目が釘付け第5位!
セザンヌです。
「ゼザンヌ・グリーン」という言葉がないのが不思議なくらい、
濃い緑色がセザンヌの「トレードマーク」!
昔は、そういう色の絵の具がブリジアンとしてありましたね。
(でも今は、ビリジアンと言うようです)
ある意味、ワンパターンな色使いのセザンヌですが、(個人の意見です 笑)
この絵はすがすがしい色使いだな~
目が釘付け第4位!
なんとも味わいのある男です。
なかなか、こんな境地にはなれません。
で、脚注見てびっくり!
なんと作者は、先のセザンヌ!
セザンヌの人物像、初めて観ました~
目が釘付け第3位!
ぼくの大好きなモネです!
こんな絵もあったんだ~
おそらく、実物より素敵です~!
【番外】投稿後の追加です。忘れてました...
同じく、大好きなモネ!
このきらびやかで、ふかふかした草原!
飛び込んで、全身を埋もれさせたいです!
これは、モネの中でも、かなりお気に入り上位になりました~
目が釘付け第2位!
最近、個人的に注目しているドガの作品です。
脚注のぱくりですが、
絵画のレイアウトとしては異例で、左下エリアがほぼ空白です!
だけど、これが踊り子の左下への「つつつつつ」という動きを誘導させているとのことです。
しかーし、ぼくの目が釘付けになったのは、その点ではなーい!!!
黄色で囲んだ、右腕の肩と肘との間の赤色に注目!
なんでこんなところに赤色があるんだろう?
と思っていたら、
胴体に巻いてある赤い帯が見えてるんだ!
たとえば、カメラで、この踊り子の写真を連写で撮ったとして、
このわずかに見えている赤は、
あるコマには、腕の角度によっては写っていないかもしれない。
むしろ、偶然、写ったかもしれない、という「ショット」を
忠実に書き写したかのような部分なのだ!
ドガの脳内には、CCD機能があったに違いない。
あのわずかに見えた赤を見逃ず、ちゃんと覚えていたのだ!
目が釘付け第1位!
一番のお気に入りのルノワールです!
しかも、釘付け箇所はここ!
またオッパイか?という声が聞こえそうですが、(笑)
今回は違う!(今回は?爆)
首飾り、真珠のような光沢の衣装が、本当にきらびやかで、
現実を超えた美しさ!
いや、これと同じようなものを見た覚えが...
そうだ...
詳細は割愛するが、
娘と一緒にカナダ・イエローナイフまで行って見た、オーロラのカーテンの裾だ!
遠くにゆらゆら揺れるオーロラを見るのは、よくあることだが、
あの時は、オーロラと「目が会い」、オーロラのほうから近づいてきたのだ!
そして、表現は悪いが、(笑)
スカートの裾を真下からのぞくような位置関係になり、
その裾が、この世のものとは思えないほど、
シャンデリアみたいにキラキラと、まばゆい美しさだったのだ!
あの世に行ったら、また見られるかもしれません。(笑)
いや~、コートールド展、行ってよかったです~
で、大満足しながら、出口に向かうと、
ほかの展示会のチラシが置いてあって、ふと見ると、
なんと、同じ上野で、「ゴッホ展」をやっているではないか?!
これは渡りに船、とばかりに、美術館のはしご!
ゴッホも、個人的には最近注目し始めており、
特に、力強い「白」が大好きです!
で、一転、盛り下がる展開となり、恐縮ですが、
ほぼすべての絵の前を素通りでした~
(個人の行動です 笑)
よく集めたな~というくらい、あんなにゴッホの絵が多数あったのにね~
「白」がなかったです...
コートールド展は、比較的客が少なく、ゆったり鑑賞できましたが、
ゴッホ展は、すごい人でした。
ネームバリューの違いですね。
「コートールド」なんて言われても、
ぼくだって、なにそれ?ですからね。
ぼくと同じ感性を持った方は、あまりいないと思いますが、
ご興味あれば、東京では、12/15までで、
その後は、愛知、神戸で開催されますので、足を運んでみてくださいね~
おしまい
Posted at 2019/12/08 02:53:46 | |
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