GW、シビックタイプR FK2で車中泊の旅、後編の青森県に突入です。
前編の秋田県はこちら。
4日目
「八幡平アスピーテライン」→青森県「岩木山」
5日目
「津軽半島」→「下北半島」
6日目
「奥入瀬渓流」→「十和田湖」→帰路
4日目の午後、岩手県「八幡平アスピーテライン」付近から高速を使い、一気に北上し青森県に突入。
ここまで快晴続きでしたが雲行きが怪しくなってきます。
「大鰐弘前IC」で降り、「アップルロード」に突入。
一面りんご畑だらけです。本当にりんごだらけ。
これまでいくつか”アップルライン”やら”アップルロード”やら名のついた道を走ってきましたが、
これほどまでに”アップル”な道は初めてです。
しかも長い。これが本場のりんご道か。
軽快で広く、走りやすい広域農道的な道でしたが
真昼間だったためか交通量は多め。
天気も曇りで景色は余り見えませんでしたが、所々山々が見えたので
晴天であれば山に囲まれた景色の中を走ることができるでしょう。
とりあえずりんごを食わねば青森を語れぬ、というわけで道中に見つけたそれっぽいお店で
りんごを食べる。
アップルパイ。
りんごを食べ青森を語る権利を得た我々は「岩木山」に向かいます。
の前に、相方が弘前城の桜をみたい、とのことなので「弘前城」に寄り道。
ここの桜祭りは非常に有名で、とても綺麗とのこと。
わーい、桜だぁ。
・・・・・・。
・・・お。
気を取り直し、「岩木山」へ。
ちまたで有名な超クネクネワインディングのある(楽しいかどうかはおいといて)「岩木スカイライン」のある山です。
これが「岩木スカイライン」↓。有料です。
到着時間が遅く、スカイラインは閉まっていたので走れませんでしたが、
なんとスカイライン入口の向かい側に非常に綺麗な撮影スポットが。
これはすごい。
夕方だったためか、車通りもまったくなく、思う存分に愛車を撮影できます。
あとで知りましたが「桜のトンネル」という場所だそうです。
4日目はそのまま海沿いに向かい、海鮮丼を食べ、道の駅で車中泊。
道の駅での車中泊は定番ではありますが、
他にも車中泊してる車がたくさんおり、深夜でも車の出入りがボチボチあるのでけっこううるさいです。
やはり、山の上の展望台等静かなところが良いですね。
動物の大きな鳴き声が聞こえるとちとビビりますが。
5日目、早朝4時半に出発。ついに「津軽半島」と「下北半島」を攻めるときが来ました。
まずは津軽半島に入り、国道339号「竜泊ライン」を走ります。
海岸線に沿ったワインディングロード。
早朝なのもあり、車はまったく走っておらず。
津軽半島の最北端に近づくと、海岸線から山へと登っていきます。
途中にある展望台「眺瞰台」からの景色は、登ってきたワインディングロードを見渡すことができ、
景色も非常にきれいです。曇りだったのが残念ですが。
夏の天気の良い日に来ると緑一面でとても綺麗そうです。
また来るかな~。
津軽半島の最北端、「竜飛崎」に来ました。
北海道見えるかなぁー。
・・・見えず。
そのまま南下し、青森市へ向かいます。
国指定特別史跡「三内丸山遺跡」に寄り道。
縄文時代前期中頃から中期末葉の大規模集落跡をみることができます。
うーむ、なかなか、雰囲気が出てて良いところですねぇ。
なごみますなぁ。
ん?
( ゚д゚) ・・・。
火縄銃を持った初音ミクのおっさん!?
これまでの東北ツーリングの感動すべてを吹き飛ばす強烈なインパクト。
青森という最果ての地で、「火縄銃を持った初音ミクのおっさん」というパワーワードの一撃で僕たちはだいぶビビってましたが、遠足に来ていた子供たちに大人気。悪い人ではなさそうで良かったです。
僕たちはだいぶビビってましたが。だいぶ。
気を取り直し「下北半島」へ、本州最北端を目指します。
道中、横浜町の菜の花畑に寄りますが、あいにくの天気。
そのまま海岸線に沿って国道338号線を走り、下北半島の西海岸沿い「海峡ライン」に入ります。
中間地点の「仏ヶ浦」で休憩。。。のつもりが1㎞ほど山道を歩くのでだいぶ疲れます。
が、降りた先はなかなかの絶景。
この頃には17時半を過ぎており、このまま進むか迷いましたが
目的の本州最北端まであと少しでしたので、そのまま全速前進。
19時前には本州最北端の地、「大間崎」に到着!
本ツーリングの目的達成!!いやー、ここまで長かった。
しかし、雨と暴風、さらには気温10度前後という寒さによりのんびりすることはできず早々に撤退。
そして、マグロを食べずして大間は語れず、というわけで3000円のマグロ丼を食べる。
これが、また、違う。普通のマグロと本当に違う。
柔らかい。中々感動しました。
食べる前は、大間のマグロがなんぼのもんじゃ。どこのマグロもそんな変わらんやろ、
とナメてましたが、これにはびっくり。
3000円するだけある。
温泉に入り、問題はここから。
現時点で21時前。場所は本州最北端。
どうする?寝床を探すか?という話になりましたが、
しかし、明日朝一で青森市の南方にある「奥入瀬渓流」に行きたい。
早朝であれば人が少ないであろう・・・。
しかし、ここからだと3時間ちょっと。
ここで相方が一言。
「ハイドラの軌跡で半島の形を作らね?」
賛成だ。
その話、乗るぜ。
真っ暗闇の中、下北半島の東海岸を一気に南下。
「奥入瀬渓流」まで30分程の「萱野高原」に0時過ぎに到着。今日はここで車中泊。
南下中、このツーリングに参加できなかった友人二名がLINEのグループ会話に乱入。
ツーリング中はナビを使わないポリシーで道がわからない僕たちを、
友人がオペレーターとなりハイドラで走行状況を見ながら目的地までの最適な道を案内するという
新しい遊びを発見したのはまた別のお話。
だいぶ盛り上がりますよこれ。
この日の走行距離613km、16時間走行。下道オンリーでここまで走ったのは久しぶりです。
6日目、最終日です。
朝起きると、なかなか綺麗な高原が広がっています。
高原の区間は短いですが、山々が見え、見晴らしの良い道が続きます。
「奥入瀬渓流」に向かう途中、ナビに「日本一」マークのついた温泉を発見。
「酸ヶ湯温泉」というそうです。
なんと日本一の積雪量を記録した場所だそうで。
「千人風呂」が名物なのだそうですが、女性専用の時間帯になっており、
乱入する漢気もなかった為、残念ながら「千人風呂」には入れず。
代わりに小さい風呂に入ってきました。
朝風呂でスッキリし「奥入瀬渓流」へ。
雨で水嵩が増してましたが、噂通り、非常に綺麗で、神秘的な雰囲気が続く渓流です。
豊富な種類の滝がいたるところにあります。
この日は雨ということもあり、人も少なく、気軽に車も路上に停められましたが、
ピークの時だとものすごく混んでいるそうですね。
来るのであれば早朝が良さそうです。
その後、「十和田湖」周辺で昼食を食べ、帰路につきました。高速で約8時間。
今回、初めての秋田県、少し岩手県、青森県の旅でしたが、東北の印象が変わりました。
非常に楽しく、例えここに異動になっても抵抗はあまりないですね。
季節ごとに景色が変わるので、何回来ても良さそうです。
しかし、気軽にフラッっと来れる距離ではないのが悩みどころ。
来るにはそれなりの覚悟と根気が必要です。
次はいつ来ようか、夏が良いですね。楽しみです。