気づけば我が相棒FK2シビックタイプRも納車してもうすぐ7年です。
時が立つのも早いものですが、これまでいろいろなこまかーい車両トラブルにもちょくちょく遭遇してきたわけで。
その中でもLEDサイドウインカーのバルブ切れは本当に良く起きました。
友人と遠出ツーリング中にも「またかよ!」と言われる程度には頻繁でした。
僕はFK2が納車して少ししてから、ルーム・バック・フォグ・ウインカーのライトを純正ハロゲンからLEDバルブへ交換するDIYを行っていたのですが、
ライト類LED化 (サイドウインカー編)
リアのウインカーバルブ交換は簡単ですが、フロントのバルブ交換はタイヤカバーをいちいち外す必要がありけっこうな手間です。
つまり、ウインカーのバルブが切れるたびにタイヤを外し、
タイヤカバーを外し、狭い中手を突っ込んでLEDバルブの取り外し作業を行ってきたわけです。
いつバルブが切れても良いように予備のLEDウインカーバルブも常備していて、ツーリング中にタイヤを外して交換した、といった経験も何度か。
これまでウインカーバルブ交換回数、計5回以上。
タイヤカバー外しに限っては余裕で10回以上は行ってきたので、
この作業も慣れたものです。
バルブ切れの原因ですが、バルブ自体の故障は意外と少なく、
ハイフラ防止抵抗器の不良だったり電線の加工不良だったりが多かったです。
ウインカーをLEDにすると、ヘッドライト部のオレンジ色が無くなり見た目も引き締まって見え、光り方もかっこいいので、
純正ハロゲンバルブに戻すという選択肢は僕には無く、
故障が起きればその都度長続きしそうなLEDバルブをアマゾンあたりで探すわけですが、ここ数年で現れてきたのが、ハイフラ防止抵抗内蔵のLEDバルブ。
LEDバルブは純正のハロゲンバルブに比べ消費電力が低いため
バルブが切れていると車両が認識し、ハイフラ(高速点滅)を起こすのですが、
それを防ぐために抵抗器(下図赤丸)を追加する必要があります。
この抵抗器は非常に熱を持つため、固定する場所も気を遣いますし、
物によっては配線加工をする必要もあるので
そこら辺の作業がけっこう手間です。
が、この抵抗がバルブに組み込まれ一体化になった製品がここ数年で商品化されてきたようで、現在のアマゾンにはけっこうな数のラインナップが。
これは便利ですね。
サイズとしてはT20以上のバルブのみのようですが、場所も取らずそのまま純正バルブを交換するだけで良いので、作業も非常に楽になります。
というわけで、さっそくFK2にもハイフラ抵抗内蔵バルブを試してみました!
・・・が、ハイフラが起きますね。
実はこれまで4つほど抵抗内蔵のLEDバルブをフロントに試してみましたが、
ACC電源時にはハイフラが起きずうまくいった!となっても
エンジン始動するとハイフラを起こしたりと、結局当たり製品には巡り合わず。
もう少し抵抗値が高い製品でないとFK2にはマッチしないようです。
結局セオリー通り抵抗器をかます必要がありますが、さすがにフロントのタイヤカバーをこれからも何度も開けるのは面倒なので、リアに抵抗器をかますことにしました。
リアはカバーを1個外すだけでバルブにアクセスできるので、
バルブ交換自体はフロントに比べると非常に楽ですが、抵抗器を固定できる環境がないんですよねぇ。
テープで固定すると熱ですぐダメになりますし、固定せずそのまま置いておくと、配線や樹脂カバーに当たってダメになってしまったりするわけです。
これまでフロントに抵抗器をかましていた理由がそれです。
そこで、いっそ大胆に行くか、とドリルでフレームに穴を開けて抵抗器を配線から離して干渉しないようにしっかりとネジ止めで固定。
これで抵抗器の不良が発生した場合の交換作業が楽になります。
リアのT10サイズの抵抗内蔵LEDバルブが製品化してくれれば、
おそらくフロントの内蔵抵抗と合わせてハイフラが起きない程度の抵抗値を確保できるでしょう。
もしT10の抵抗内蔵LEDバルブをご存じの方いらっしゃいましたらぜひ教えてください。
さて、ウインカーのバルブもそうですが、
ハイビーム用のLEDバルブ(サイズH7)も進化していました。
少し前まではヒートシンク(放熱器)付のバルブでないと充分な光量を確保できず、それをFK2に取り付けるためにはキャップ(バルブのフタ)を加工する必要があったわけです。
ヒートシンク付LEDバルブはこんな感じで大きな放熱器がついています。
FK2オーナー間では(たぶん)有名な、ヒートシンク付LEDバルブを取り付けるためのキャップ加工。画像はみん友さんの整備記録の抜粋です。
当時の僕はキャップ加工が面倒だったので、ヒートシンクがついていないLEDバルブを用意して深夜山道で試してみました。(画像左、右は純正ハロゲン)
が、暗すぎてまったく役に立たず。
記憶では確か800lm程度。左右で1600lmですが、純正ハロゲンに比べてもほんわりと前方が明るくなるだけで、その明るさはハイビームとしての機能をまったく果たしておらず、使いものにならなかったのですぐに純正ハロゲンに戻した経験があります。
当時の比較写真。(上純正ハロゲン、下LED)
これだけだとLEDも明るく見えますが、真っ暗闇の道で使用すると遠くまで光が届きません。
と、そんな苦い思い出がありますが、
最近FK2オーナーの知り合いから「ヒートシンクレスのバルブが発売したよ」という情報を受け、さっそくアマゾンで検索。
冷却ファン内蔵&小型化を謳った製品があるではないですか。
明るさは左右で12000lm以上となかなかの光量。
お値段も数千円とそこまで高くはないので、さっそく18000lmの製品を試してみることに。
超、爆光!
待ってました、この明るさ。
ハイビームは明るいに越したことはない(雨の日を考慮するとハロゲン色のほうが見やすく安全だと思いますが)と思っているので、これは割と感動です。
FK2のハイビームバルブ交換は簡単にできる作業なので、
キャップ加工不要でポン付け可能なのは大きいです。
これでやっとライト類を全てLED化することができました。
あとはリアウインカー用T10の抵抗内蔵LEDバルブを首を長くして待っています。
業界の方々ぜひよろしくお願いします。