こうみえて私、
クラシック音楽も好きなんです。
と言っても、年季の入ったクラシックファンではなく、メロディが気に入ったり、番組で取り上げられたりした有名な曲をスポットでCD購入しているミーハーファンです(^_^;)
ですので、私が紹介するのは超有名・定番曲ばかりです。
<(_ _)>ヒサビサノ クラシックネタ
今回紹介するのは
フランツ・リスト(1818-86)作曲
愛の夢です。Piano: ホルヘ・ボレット。
リストはハンガリー出身の偉大なピアニスト/作曲家です。ハンガリーといっても、ドイツ系住民の多い地域で、両親もゲルマン系、ハンガリー語は話せなかったようですが😅
幼い頃から才能を発揮し10歳で既に公開演奏を開くほどの腕前、11歳からウィーン音楽院でサリエリに師事し、父が亡くなったため15歳にしてピアノ演奏家として家計を支えていたそうです。
リストというと超絶技巧というくらい、その圧倒的な演奏は当時の聴衆を魅了しました。ショパン、メンデルスゾーン、ワーグナー、シューマンといった錚々たるメンバーからも賞賛されました。演奏会で
失神する女性も続出したとか。
ありとあらゆる作品を、
楽譜の初見で完璧に弾きこなしたそうです。なんでもすぐ弾けてしまうせいか、演奏会では楽譜に無い
即興的パフォーマンスを行うことが多く、作曲家の反感を買うことも多かったようです。
メンデルスゾーンは出版された自身のピアノ協奏曲の楽譜を持参してリストを訪れたとき、例のごとく初見で弾きこなしたのを聴き、「人生で最高の演奏だった。しかし、彼の最高の演奏は最初で最後だ」と後に手紙に記したそうです。
エネルギッシュで即興的な演奏で、ピアノを壊すことも多かったリスト、当時の
音楽界のスーパースターで、女性遍歴も
ハンパねぇものだったようです😨
同時期のピアニストとして
リストに対抗できるのはショパンだけだとの世間の評判でしたが、リストも
ショパンをとてもリスペクトしていたようです。
ショパンのエチュード Op.10だけは初見で弾けなかったそうですが、数週間猛練習して完璧に弾いたとか。親交もあったようですが、音楽性の違いや
女性関係のもつれ😅もあり、次第に疎遠になっていきました。ショパンが早世してからはますますリスペクトの念が強くなったようです。
リストの代表作、
ラ・カンパネラはリストの超絶技巧を発揮させる曲として名高いです。パガニーニのバイオリン協奏曲第2番第3楽章を編曲して造られた
練習曲。
リストは手がとても大きく、13度(ドから、1オクターブ上のラまで)片手で届いたそうで、その大きな手が目にもとまらぬ速さで盤上を駆け巡るのですから、まさに魅せる演奏だったでしょう。
技巧のラ・カンパネラに対して、メロディアスな癒やしの
愛の夢。
ピアノの詩人と呼ばれたショパンのように繊細で美しい曲を作りたいというリストの思いがこめられていると言われています。
ホルヘ・
ボレット (1914-90)
キューバ出身のピアニストです。リストの弟子であるアレクサンドル・ジロティに師事し、演奏スタイルを確立。ピアニストとして名声を得たのは遅咲きで1970年ごろからでしたが、リスト弾き、ショパン弾きとしての評価を確かなものにしています。
時代を超えて愛されるクラシック、
やはり本物はすばらしい\(^o^)/
Posted at 2018/09/22 13:14:26 | |
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