広島原爆の日が終わればすぐ終戦記念日

最近続けざまに大東亜戦争関連の本を読みました。

一つは沖縄戦に関するもの。2冊目はインパール作戦。3冊目はニューギニア戦線のもの。

共通しているのは当時の帝国陸軍兵士の勇戦敢闘ぶり。

たとえば沖縄戦では十分な補給を受けた数倍の兵力と空海の援護を受けたアメリカに多大の損害を強いました。

ニューギニアでも押し寄せる米豪軍相手に―ほとんど補給もないまま―我が日本軍は鬼神も涙するしかない戦いぶりでした。

「戦争はいけない」確かにそうでしょう。自分だってそうです。

「空襲は悲惨だった」これも本当でしょう。

でもそれだけを振り返っていて良いのか。

たとえばニューギニアの安達二十三陸軍中将のことを知る日本人はどれだけいるのだろうか。

中将は豪軍に降伏した後部下の戦犯裁判がすべて終わった終戦の2年後割腹により自決した人です。

その遺書に「力竭きて花吹雪の如く散り行く若き将兵を眺むるとき、君国の為とは申しながら、其断腸の思いは、唯神のみぞ知ると存候。当時、小官の心中、堅く誓いし処は、必ず之等若き将兵と運命を共にし、南海の土となるべく」とあります。

祖国の命令に従って命をなげうった兵隊さんのことを忘れてはいけないと思います。