年に数回は
こんな記事が出て来ていますが、慣らし運転って必要なのでしょうか。
個人的には「基本的には必要ないと思うけれど、長く車を乗りたい人、車に愛着がある人はやった方が良いかも」という意見です。
結局、慣らし運転の手続きを面倒だと思うか、その後の車のコンディションを良くするために楽しんでやれるか、という所で価値観の違いが出て来そうです。
今までの経験からでは、4輪車、バイクに限らず慣らし運転をしていると10万Kmを超えてもエンジンの感触は変わらず、燃費もあまり落ちないです。例えば我が家のミドリーヌ号はもう少しで走行22万Kmですが、長距離走行なら18Km/Lくらい走りますので、新車時の5%〜10%しか燃費は落ちていないので十分満足です。
そういう意味では車検前に車を買い換える人、車を買い換えるまで1万Km前後しか走行しない人であれば、車のコンディションに関係無い(というか、そこから走りが良くなるはず)ので、慣らし運転は必要ないのでしょう。
「慣らし運転をやってもやらなくても違いは無い」と言い切る方もいますが、私はそういう人は違いが分からないだけだと思っていますし(爆)、慣らし運転の必要も無いと思います。
自分がやっている慣らし運転は、走行1000Kmまでは最高回転数の半分にエンジン回転を抑えて加減速やや緩め、なおかつ極力2000回転未満は使わないようにしています。走行中もエンジン回転を緩やかに上下させて、一定回転では走行しません。
その後は(エンジンにもよりますが)走行500Km毎に500回転ずつ上限を上げ、加速も強くしていく感じでしょうか。
前述の記事ではトヨタは「ならし運転の必要はありません。理由としては、ごく一般的な安全運転を心がけていただければ、ならし運転の目的である部品同士のなじみは自然と出るから、ということが挙げられます」という見解で、ホンダは「現在のクルマは、エンジンやその他の部品精度が向上しているため、必ずしもならし運転をおこなう必要はありません。ただし、機械の性能保持と寿命を延ばすためには、1000km走行までをならし運転の期間として、急激なアクセル操作や急発進をできるだけ避けていただくことをおすすめします。また、取扱説明書にならし運転期間について記載がある場合は、その期間はならし運転の期間としてください」という見解です。
メーカーとしてのキャラクターの違いが出ている感じで、トヨタは基本80点主義で車好きでもない一般の方への販売が主?なので特段慣らし運転を推奨しないのでしょうし、ホンダも最近は軽自動車やミニバンが屋台骨になっているとは言え、エンジン屋の微妙な拘りがあるようです。
BMWの取り説では慣らし運転の説明はしっかりしてありますし、その期間のエンジン上限回転もレブリミットの6〜7割と決まっていますね。ガソリンだと4500回転、ディーゼルだと3500回転、といった記述を見かけますが、ディーゼルで3500回転も回したら十分パワフルで全然慣らし運転では無いですね(爆)。
以前乗っていたオートバイのBuellはハーレーダビッドソンのV型2気筒エンジンでしたが、(うろ覚えですが)取り説には「走行50マイルまではエンジン回転は1500回転以下に抑えて…」なんて書いてあって、「そんなの無理!!!」と思った記憶があります(苦笑)。
長距離、長年乗られる事が多い欧州車の方が慣らし運転を推奨しているのかもしれませんが、EV化に向けて内燃機関に見切りを付けているかもしれないので、そう言った意味からはきちんと慣らし運転をした方が長持ちするのかもしれませんね(爆)。
ここでちょっと気になったのが、BMWとトヨタの共同開発のスープラは取り説で慣らし運転について記述があるのでしょうか。基本BMWの製造車両なので、BMW流の慣らし運転が良さそうな気もしますし、スポーツカーなので拘りがあっても良さそうですが、ご存知の方いらっしゃいますか?
Posted at 2019/08/14 12:31:21 | |
トラックバック(0) |
くるま | 日記