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RANちゃんのブログ一覧

2022年03月29日 イイね!

まだまだ前途多難ですね…EVの本格実用化

まだまだ前途多難ですね…EVの本格実用化
先週の何シテル?にも書きましたが、先々週の東北の大地震で今度は火力発電所がストップし、東電の電力事情がかなり逼迫したようですね。




NHKのニュースを始め、民放の報道番組でも照明を落としてかなり暗い中で報道をしていましたが、それをよそ目にバラエティ番組などのいつもの通りの馬鹿騒ぎなのが本当に情けないですね。


それはともかく、3.11の東北大震災でかなりの用意をしたはずなのに今回の事態って東電の対処能力の無さを浮き彫りにしている感じです。原発に被害がなかったのは不幸中の幸いでしたが、流石に当たり前でしょう。


2018年の北海道地震ではブラックアウトが発生しましたが、その教訓をどれだけ活かせているのか多いに疑問ですね。


今回の電力逼迫を辛うじて回避出来たのは揚水発電という電力の需要が少ない時に水力発電の水位を上げておき必要時に発電するというバックアップ機構が働いたためのようですが、こんなものに頼らなければならないようだと電力の貯蓄環境についてももっと考えなければいけないようですね。


2020年12月にトヨタの社長が会見で試算した「現在日本にある乗用車が全部EVであった場合、夏の電力消費ピーク時には10~15%電力が不足する。それを解消するには、原子力発電でプラス10基、火力発電であればプラス20基が必要」という電力事情であれば到底EV化など無理なように思えます。


経済評論家などは「電力の逼迫時にはEVで蓄電した部分を逆に放出する事で電力需要を補完するバッテリーシステムになり得る」なんて間の抜けた事を言っている方もいらっしゃいますが、そのためにはEVの内のかなりの割合が常時充電システムにつながって充電されている必要があるはずです。


地方などで持ち家など余裕のある家庭ではEVの充電環境整備にはそれほど問題ないかもしれませんが、都市部で全車両をEV化したら充電設備などまるで足りない事は火を見るより明らかです。そうすると昔の政治家ではありませんが「貧乏人で持ち家が無い人はEV乗るな」という事にもなりかねません。


たとえEV化が進んでも電力の供給事情が逼迫して「偶数ナンバーのEVは偶数日にだけ充電可能」なんて事にもなるかもしれませんね(爆)。


また、今回の地震だけではなく台風などでも送電線などの電力供給システムが寸断する事もあり得る訳なので、もっと代替えの発電システムを整備する必要があるはずですが、政府が2030年に向けてガソリンエンジンの廃止を打ち出すには明らかに準備不足に思えてなりません。


警察車両、消防車両、自衛隊関係などの車両はどんな緊急時にも動かなければならないので、こちらはEV化するよりはバイオ燃料でも軽油でも天ぷら油でも動くディーゼルエンジンにしておいた方が無難な感じですね。


現状ではお寒い限りと思われる、EV化に向けての電力事情ですが、車両の方はどうかというとこちらの記事で実走行でのEVの航続距離比較をしていますね。さすがイギリスのAUTOCAR、忖度せずに書いているところが素晴らしいです。


それによるとトップはなんとヒョンデのEVで417Km、2位はジャガーのIペースで407Km、3位は同着でキアのeニロが407Kmです。トップ3の内2台が日本未導入ですが残りは全車400Kmを切っています。超大容量のバッテリーを搭載していると思われるテスラのモデルXでさえ375Kmなので意外ですね。


確かに300Km前後走れれば普段の街乗りに何の問題もありませんが、残念ながらこの航続距離では個人的には遠出はちょっと無理な感じです。途中で必ず1回は充電をしなければならず、充電場所の確保など色々考えるとそれだけで1時間以上は余分な時間を考慮しなければいけないので、旅行のスケジュールにかなり制限を受ける感じです。我が家のミドリーヌ号(ALPINA D3Bturbo)のように1日でちょっと九州まで、なんていうのは不可能な気がします。まあ、EVにそういう性格を求めてはいけないのかもしれませんが。


そういう意味では今年初めにコンセプトモデルとして発表されたメルセデスベンツのEQXXのようなEVが出てくれれば大歓迎で今すぐ買い替えても良いくらいですが、実現はもう2、3年先になるようですね。個人的には全固体電池の実用化でEVの諸問題は一気に好転すると考えているので、本当に購入を検討するのは5年以上先でしょうか。その頃にはアルピナもブランド譲渡されて楽しいエンジン車は無くなっているようですし(爆)。
Posted at 2022/03/29 12:18:52 | コメント(2) | トラックバック(0) | くるま | 日記
2022年03月18日 イイね!

なぜPHEVは燃料タンク小さい?

なぜPHEVは燃料タンク小さい?
先日正式発表されたDS9、グレードはガソリンエンジンとPHEVが用意されていますが、どちらもエンジンは共通のようです。ガソリン版は225ps/300Nm、PHEVは200ps/300Nmのチューンにモーターが加わって総合250ps/350Nmです。



360ps/520Nmの高性能版もあるようですが、こちらは日本に導入されないのでしょうね。残念です。


以前にもお伝えしたようにPHEV版は0-100Km/h加速は8.1秒とそこそこです。EVモードでは61Km走行可能という事ですが、モーターやバッテリー装備の関係で車重が1930Kgと重めです。これに比べるとガソリン版は1640Kgとほぼ300Kg軽い車重なので、こちらの方が軽快な走りになりそうです。


さらに、ガソリン版の燃料タンク容量が60Lなのに対してPHEV版はなんと42Lしかありません。PHEVはバッテリーの充電がなくなるとハイブリッドモードになりますが、1930Kgの車重だと燃費もそこそこでしょうから42Lの燃料タンク容量ではあまり遠出出来そうにないですね。フラッグシップセダンという位置付けからは優雅に長距離を走る事も当然あるような気もするのですが、ちょっと不思議です。


もちろんPHEVなのでモーター走行による静粛で優雅な乗り味は当然あるのでしょうが、ガソリン版とも動力性能は大差ないでしょうし(それなら360Ps版が欲しいです)自分で買うなら軽量で燃料タンク容量も大きく、価格的にもちょっとお得なガソリン版を選択すると思います。


この例に限らず、他社の車を見ても通常のエンジンとPHEV版と両方用意されている車種では何故かPHEV版の方が燃料タンク容量が少ない例がほとんどです。


BMWでも745eは46L(普通のグレードは78L)、530eも46L(普通のグレードは68L)、330eに至っては40L(普通のグレードは59L)という少なさです。


こちらの記事では330eをロングツーリングに使用して実際の使い勝手を検証していますが、走行距離が伸びれば伸びるほどPHEVのメリットは薄れていくようですね。


これに比べるとメルセデスベンツのEクラスのPHEV(E350e、E350de)の燃料タンク容量は60Lとそこそこです。CクラスのC350eは50Lとやや少なめでしたが、最新型ではどのくらいになるのでしょうか。


先日発表されたマツダのCX-60のPHEV仕様でも車格やエンジンのパワフルさ(327ps/500Nm)に比べると燃料タンク容量は50Lですので、EVモードが切れると遠出が楽勝というほどの航続距離では無さそうですね。個人的には後からデビューしてくる直6ディーゼルを待ちたいですが、当然燃料タンク容量も60L以上はあると思われます。


PHEVの売りとしては「普段の生活では充電しておけばチョイ乗りではEV走行で済んで、遠出の時でもハイブリッドモードで使える」という感じのメリットが強調されますが、充電環境がある方ならそもそもEVで良い訳ですし、ベースグレードからは200Kg前後重くなった上に15L前後燃料タンク容量が小さいので、遠出の際は我慢の走りになりそうです。いいとこ取りの積もりがどっちつかずになっている印象があるのは私だけでしょうか。


どうもこれは欧州メーカーの「真のハイブリッドでは日本車に敵わないがC02排出量は減らしたい」という思いからの苦肉の策に思えてなりません。バッテリースペースも燃料タンクというよりはトランクスペースを侵食している事が多いですし。


せめて燃料タンク容量もベースグレードと同一にしてくれれば結構使えると思うのですが、何か縛りがあるのでしょうか。不思議ですね。
Posted at 2022/03/23 12:15:10 | コメント(1) | トラックバック(0) | くるま | 日記
2022年03月14日 イイね!

どうなる、アルピナ…BMWにブランド譲渡

どうなる、アルピナ…BMWにブランド譲渡

毎年1回くらいは「アルピナの立ち位置って何だろう」と言った趣旨のブログを書くのですが、今年はそれどころではない衝撃的なニュースが先週やってきましたね。



「BMWへのブランド譲渡」という表現がイマイチ分かりにくい感じもしますが、一番詳しい情報と思われるのはこちらのサイトでしょうか。


要は、現在のアルピナ車の生産拠点であるブッフローエの工場は2026年以降は「ブルカルト・ボーフェンジーペン社」として旧アルピナ車のメンテナンスなどを行う新規の会社として出発し、新車としてのアルピナを生産する権利をBMWに譲渡するという事のようです。


そこらのインプレ記事のようにアルピナの歴史を長々と書いてもしかたありませんが(爆)、チューニングメーカーとして出発したアルピナの初期モデルは本家BMWには無いターボチューンをしていました。


本家のBMWがM1、M3を始めとしたMシリーズをリリースしてからも、本家とは一味違った高性能エンジンを搭載してきました。

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例えばE36ベースのB8 4.6モデルですが、


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なんと3シリーズのボディに4.6LのV8エンジンが搭載されていました。


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E60ベースのB5では、本家BMWのM5が5Lの自然吸気V10エンジンだったのに対して4.4LのV8エンジンにスーパーチャージャーを装備してM5以上のパワーとトルク(537ps/725Nm)を叩き出していました。


本家BMWがターボエンジンを採用するようになってからは「パワーではMモデルに対してわずかに劣るがトルクは上回る」という不文律?に沿ったキャラクターに微妙に路線変更したようですが、それでもリミッターは装備されないので他社も含めて250Km/hリミッターに縛られない動力性能を享受出来ていました。


ある意味サーキット志向のMモデルに対してアルピナはあくまでも公道で疲れずに速さを楽しめるキャラクターと思われ、上質な乗り味を表現するために「公差ゼロを目指す」車造りをしているようです。その実現のために、ベース車両をブッフローエの工場で部品を組み直したり、精密な組み立てをしているのでしょう。


しかし、本家BMWのMモデルが電子制御によってコンフォート性能を高めてくる事によってある意味アルピナ寄りのテイストも兼ね備えるようになり、差別化や訴求力が薄れる傾向にあるのかもしれません。


こうした流れの中で、BMWは2025年までに大幅な電動化の計画を立てており、そうなると2026年以降は内燃機関の優位性は無くなり、車体周りでの差別化も難しくなるので、現状のような少量の生産体制よりは旧車のメンテや技術開発方向に特化するのが経営的判断として正しいのでしょうか。


電動化時代になって「6N銅線使用で伝導効率を上げました」だの、「手巻きのコイルで磁束密度を上げてパワフルなモーターになりました」だの謳ってもオーディオじゃあるまいし違いは分からないでしょうし(爆)。


しかし、アルピナブランドを吸収したBMW側が2026年以降どんな扱いをするのかが問題ですね。


現状のようなアルピナ車の造り方はBMW内部のラインでは不可能でしょうから、現在のBMW individualのような工程にならざるを得ないでしょうし、そうするとアルピナテイストを維持するのは困難な気がします。


乗れば分かる違いがあるからこそMモデルとの棲み分けが出来るので、そうでなくても見た目の控えめなエアロパーツや内装だけの違いであれば、「BMWのMスポーツ」や「メルセデスのAMGライン」や以前の「スマートのブラバススポーツ」と言った、実を伴わない「なんちゃってブランド」になりそうです。


それに比べればトヨタのGRMNや日産のNISMO、ホンダのモジューロの方が、きちんと実走を繰り返して吟味したパーツ装備なのでこれらの方がアルピナの造りに近い気がします。


BMWに限らないのでしょうが、モジュラーエンジンで開発はサプライヤーに丸投げ、プラットフォームも多企業で共用してコストダウン、売れ線の車種はそれなりに作って他のグレードは市販してからバグ潰し、と言った風潮ではアルピナのような吟味を重ねた物作りは生き残れないのでしょうね。


そういう意味では「アルピナ買うなら今でしょ!」という気がします。現行モデルの生産枠は今年はとっくに埋まっているでしょうから、2023年からの3年間で手に入れられるかどうか…ランクルだと手遅れですね(爆)。


そう言えば、同じような境遇と思われるイギリスのモーガン(こちらも新型車は奇しくも同じBMWエンジンですね)も同じ生産規模のメーカーですが、こちらはどこかに吸収される事はなく、我が道を行きそうですね。こちらは素直に応援したいです。
Posted at 2022/03/15 02:59:02 | コメント(1) | トラックバック(0) | BMW | 日記
2022年03月11日 イイね!

マジですか!!…BMWがアルピナの商標獲得、グループ企業に

マジですか!!…BMWがアルピナの商標獲得、グループ企業に
今までBMWの車両をベースにしながらも独自の開発をし、企業としても独立していたアルピナですが、BMWが商標を獲得して現状のような協力関係は2025年末で終了!という衝撃的な発表がありました。



現在車両を生産しているブッフローエの家族経営のアルピナ・ブルカルト・ボーフェンジーペン有限/合資会社は今後新たに「BOVENSIEPEN社」として、クラシックカー関連事業への投資や、これまでと異なる情熱的で新しいモビリティの開発に挑戦し続けるそうですが、「アルピナとしての車両は生産しない」という事のようですね。

JAIAの輸入車試乗会でもアルピナの担当の方は「今年は新規に4車種を投入します」との発言があり、この先の数年間、エキサイティングでダイナミック、かつ効率的な車、つまりALPINAの新型モデルの計画が予定されているようですが、それでも2025年までで打ち切りなのですね。

確かに今後のEV化を考えるとアルピナとしての独自性や立ち位置を確保するのは難しそうですが、ちょっと残念ですね。

ALPINA純正交換部品やALPINAアクセサリーといったものの提供は、保証されているようなので現行車に乗っている方は安心して良さそうですが、2025年以降はちょっと気になりますね。

ただ、ALPINAレストア事業という、新たなビジネスとしてクラシックパーツやクラシックアクセサリーの新たな生産と供給、そして人気の高いヘリテージモデルの調達と販売をしていくそうなので、逆に旧車ファンにはありがたい事かもしれません。

とは言え、2025年以降はBMWの1ブランドとして完全に同じラインで生産されるアルピナモデルはある意味名ばかりのものになりそうで興味が失せるのも事実ですね。Mモデルとの住み分けが余計困難になるのではないでしょうか。

こうなると、向こう3年間で魅力的な車種が出たら迷わず買ってしまうのも得策かもしれませんね。
Posted at 2022/03/11 21:19:19 | コメント(8) | トラックバック(0) | ALPINA D3 Biturbo | 日記
2022年03月08日 イイね!

今シーズンのモータースポーツは期待出来ますね

今シーズンのモータースポーツは期待出来ますね
F1より一足先に開幕した2輪のMotoGP、開幕戦からなかなか楽しい展開でしたね。開幕前のテストで好調だったドゥカティ、復調してきたHONDAに昨年チャンピオンのYAMAHA、スズキにKTMも好タイムで好レースが期待出来ましたが、予想通りでしたね。


結局優勝したのはサテライトチームのドゥカティでしたが、HONDAのマルケスは序盤トップを走っており、チームメイトのエスパロガロ選手も終盤までトップ争いをしていたのでHONDAの復活は確かかもしれませんね。


今までは「マルケススペシャル」と言われたマシン作りを大変更した?のが功を奏したのでしょうか。ただ、二人とも第一コーナーでオーバーランして順位を落としたのが気になるところですが(爆)。


ここ2シーズンは優勝数が少ないのに取りこぼしをしなかった選手がチャンピオンを獲得している結果からも分かるように、日替わりのように優勝する選手が変わってどのメーカーにもチャンスがあるのが素晴らしいですね。優勝マシンもYAMAHA、ドゥカティ、HONDA、スズキ、KTMとほとんどのメーカーです。今年は優遇処置を受けたアプリリアもパワーアップしてきて優勝戦線に絡むかもしれません。


これに比べるとF1は今まで「1強1中8番外地」風だったのが昨年はメルセデスとレッドブルががっぷり四つになって楽しいシーズンになりましたし、今年の開幕前テストでもフェラーリとマクラーレンが好調なので普段と違うシーズンになるかもしれませんね。アルピーヌも新型ルノーエンジンが完全刷新のスプリットターボになって好調らしく、侮れないですね。


明後日からのバーレーンテストで本番に近いマシンが登場してくるのでしょうが、事前の「真っ黒に塗ったらどのチームのマシンも見分けが付かない」との予想に反して本当に多彩なボディワークの違いを見せているので、果たしたどの空力処理が正解なのか非常に興味があるところですね。


本当の実力は3月20日からの本番の予選まで分からないかもしれないですが、結構面白いシーズンになりそうですね。今年こそ鈴鹿でGP開催して欲しいです。
Posted at 2022/03/08 12:35:28 | コメント(2) | トラックバック(0) | F1レース | 日記

プロフィール

「Juju選手がNHKの朝のニュースに出演しましたね。これでスーパーフォーミュラももっと認知されるといいですね。」
何シテル?   03/07 12:45
最近車を新調しました。小さくて速い車が好み でしたが、色々な事情で現在の車に乗り換え ました。速さ、楽しさ、便利さを両立させるのは なかなか難しいですが、...
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