今年の東京モーターショーは海外の出展メーカーも少ない上に会場も2つに分かれており、あまり行く気はしなかったのですが、
いつもお世話になっているこの方とお会いする良い機会なので出掛けてみました。
りんかい線の改札口で待ち合わせて会場方面に向かうと、色々な車両が展示してあります。自衛隊の輸送車両もあったので眺めていると、自衛官の方が色々説明していただいて、非常に参考になりました。小学校の同級生が陸将やっているので御存知でしたらよろしくお伝えください、と言ったら恐縮してました。
駅から会場までの通り道ではBMWがTOKYO BAYで行う自動運転体験などのイベントの案内チラシを配っており、「出展もしないのに同時期にイベントやって客引きするとは…」とちょっと苦々しく思いました。
会場に入ってまずチェックしたのはヤマハのブースで
気になっていたこの車両…というか自転車です。電動アシストのMTBですが、実物を見ても気合いが入っていて良さそうです。
こちらはすでに市販されている同様のモデルですが、これに比べても倒立フォーク、リヤサスの装備増しでも1〜2Kgくらいしか重くないらしいです。
よく見たら、市販型はやや一般的なワイヤーブレーキなのに対して、オートバイのような油圧ブレーキで、しっかりステンメッシュです。おまけにブレーキローターもスポーツバイクのようにフローティングディスクで気合いが入っており、結構欲しくなりました。電動アシストはフルで80Km、エコモードだと200Km使えるようで十分…というか、そんなに山道登れませんってば(苦笑)。ここまで作り込んであると結構な価格のようですが、自動車に比べればお安いですね。
その後はアルピーヌのブースでA110Sをチラ見。カーボンルーフが格好良いです。かなり人だかりが多くて注目の的でした。
ホイールも軽量バージョンのピュアより更に軽そうです。タイヤはミシュランのPILOT SPORT4でした。
次はレクサスに足を向けて、人が並んでいるイベントに取りあえず行列。何かと思ったら往年のスーパーカーのLFAが置いてあります。
プロジェクションマッピングと共にLFAのエンジンサウンドが。V10自然吸気でヤマハのサウンドチューンもされたという噂のエンジンサウンドは澄んだ高音でまるでF1のよう。堪能しましたが、その後流れたLCのサウンドは…(以下自粛)。
そのLCの市販予定?のオープンモデルも展示してあってなかなかエレガントで格好良いのですが…リアシートがあります。もう人が乗れるどころではなく、わんこ用か荷物置き場ですね(爆)。
違う階でサプライヤーの展示などもあったので、そちらも見学してきましたが、いろいろカットモデルがあったり、技術的に面白い展示があったりでこちらの方が興味深く楽しめました。
その後は
もう一人の方と合流してからアルピナのブースに向かいました。オーナーの役得で、ブース内に入って撮影させていただきました。新型(G20型ベース)のB3のセダンですが、なぜかアルピナグリーンに塗られています。これはこれで綺麗なのですが、ライティングのせいか本当のアルピナグリーンのきらめきが出ていなくてちょっと残念。世田谷のショールームに置いた方が綺麗です(爆)。後ろのB7のアルピナブルーは光の条件を問わず綺麗なのがちょっと悔しいです。
車体の右側面は標準装備の19インチホイールでした。ブレーキはオプションのドリルドローターでしたが、こちらはアルピナの刻印のある専用品でした。
そして何故か左側面はオプションの20インチの鍛造ホイールでした。4輪で15Kg程度軽量化出来るようですし、センターロックもありデザインとしてはこちらが好みなのですが、価格は42万円らしいです。アルピナブルーかアルピナグリーンに塗ると、それだけで82万円なり(涙)。
エンジンの詳細は分かりませんが、海外の記事で書かれているようにS58型エンジンをそのまま載せている感じではありませんでした。エアクリーナーボックスがかなり大きく、吸気系の配管が太いですね。ちなみに、エンジンルームは隅々までアルピナグリーンで綺麗に塗られています(BMWインディビジュアル塗装だとそういうフィニッシュらしいです)。
こちらもジャパンプレミアのXD4。予想したより格好良いです。こちらは北米生産なので、アルピナブルーとグリーンのオプションはありませんが、このカラーでも結構良さそうな感じです。これまたオプションの22インチ鍛造ホイールですが、49万円の価格にも関わらず半数以上の方が注文されるとか。クーペスタイルなので、リアシートはちょっと狭いかと思いましたが、会場で乗り比べてみるとB3のリアシートよりわずかに頭上空間は広くてセンタートンネルの出っ張りも小さいため、XD3程では無いですが十分快適そうです。
エンジンルームを拝見すると、クアッドターボの配管?がぎっしり、といった感じで、これでは確かにステアリング系のシャフトが通る余地は無く、左ハンドル限定になるのも納得です。一体どんなパワーフィーリングなのでしょう。
ところで、本家BMWの4シリーズが
既報の通りの微妙な顔付きになったので、「B4もこんな顔付きになってしまうのですか?」と聞いたところ、不確定情報ながら
「こんな格好悪いのはアルピナらしくないのでB4は作りません」
という御返事でした(こんな事言っちゃって良いのかどうか微妙なので、ここだけのお話です)。さすがアルピナの英断、というか苦渋の決断、というか…という訳で残念ながら新型のB3/B4にはクーペとカブリオレは用意されないようです(4シリーズのグランクーペはグリルがセダン/ツーリングと一緒らしく、生産予定のようです)。それならZ4のアルピナ版もありかと思うのですが、作るとすると8シリーズベースでしょうか。
がっかりしたところで(爆)、メルセデスのブースへ。コンセプトカーは将来のSクラスのようです。
スマートも電気自動車になりましたが、なぜかグリルは大型化されてちょっと可愛くなっています。
もう一つのお目当てのディーゼルハイブリッドPHEVのE350deですが、予想通りトランクは微妙に狭くなっていました。写真では分かりにくいので緑色の補助線を引きましたが、奥の方の全体1/2位のスペースが10cmくらい底上げされています。これを狭いと取るか、許容範囲と取るか…リアシートは倒せてトランクスルーにはなるようです。ガソリン…ではなく軽油タンクの容量はどうでしょうか。後日の試乗でもう一度チェックです。
HONDAのブースではレース参戦60周年という事で往年のF1マシンやGPレーサー、現役のF1マシンやMotoGPレーサーも展示してありました(NRも展示して欲しかったです)が、興味のあったのは
HONDAJETの展示でした。さすがに実機は展示してありませんでしたが、ちゃんと1コーナーを使って色々展示してありました。
実物のエンジンは予想していたよりずっと小さかったです。超リッチだったら1機欲しい(かシェアしたい)ですね。
そうこうしている内にあっという間に閉館時間(18時で終了です)になってしまったので、三菱、日産はノーチェックでした。会場が2つに分かれているためトヨタもスバルも見学出来ず、かなり消化不良でしたが、普段なかなかお会い出来ない方達と一緒に雑談しながら廻れたのが最大の収穫でした。
この後ももう一方と合流して食事がてら歓談しましたが、クルマ関係に限らず、オーディオ、文学、医学と非常に濃い話で楽しかったです。日曜日で無ければもっと夜中まで居たいところでした。お久し振りに会えて楽しく歓談出来たので、今回のモーターショーの最大の収穫でした(爆)。次回はさすがに1会場の開催になるかと思われますが、こんなに海外メーカーの出展が少ないようならさすがに次回は行かない気がします。どうせ電気自動車ばかりで面白味も無いでしょうし。
Posted at 2019/10/28 17:21:54 | |
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