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2023年09月28日 イイね!

ちょっと良くなりました…1年乗ってみての感想

ちょっと良くなりました…1年乗ってみての感想

みんカラで新車から1年経過してのインプレを募っていたようですが、ちょうど1年点検が終わった直後の不慮の事故によって一ヶ月入庫していた間に投稿時期が過ぎたようで(苦笑)、バナーが出なくなりました。せっかくなのでインプレしてみます。



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ステアリングはやっぱり太いです。代車や試乗で他の車に乗ると「細いなぁ」と思ってしまうので慣れていない、というか諦めの境地ですね。ステアリングの滑らかさに関しても初代ミドリーヌ号には一歩及びませんが、それでも他車に比べると優秀です。本当にもうちょっとステアリングが細かったら…と思う事しきりです。


乗り心地は新車納車時よりも良くなりました。走行距離にして1万Kmを超えた辺りから徐々に良くなった感じで、ダンパーのフリクションが取れたような印象です。新車の時には「アルピナでもそれほど乗り心地が良いというほどでも無いので、これが2代目社長になったアルピナのセッティングかな?」と思っていましたが、現在ではかなり良好です。


エンジンは相変わらず絶品ですね。6気筒ディーゼルは滑らかでレブリミットまで素直に吹け上がり、エンジンサウンドも6気筒の良い音がします。普段乗りの低回転では十分に静かで振動もないので上質ですね。


燃費も相変わらず優秀で、高速道路に乗れば15Km/L以上は確実に走ってくれるので特に不満はありません。久しぶりの九州行きの途中で無給油で1000Km以上走れたのにはちょっとびっくりしました。初代ミドリーヌ号の2Lから3Lに排気量アップとなり、燃料タンク容量も61Lから59Lに減量となったので航続距離は大幅ダウンかと思いましたが、それほどでもありませんでした。やはり120Km/h巡航でも1500回転という最終減速比が効いているようですね。


高速道路走行に限らず普段は1500回転を下回って走っている事も多いですが、そこから少し踏み足してもすぐに強大なトルクが出るので、シフトダウンもせずにしっかりと加速してくれる点は本当に優秀です。


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操作系は相変わらずで高速道路ではACCに頼って速度などはヘッドアップディスプレーを眺めていれば良いため、前方に集中出来て以前よりは眠気を催さなくなった感じです。


しかしカーナビは学習能力が無くて情報表示も足りないので使えません。この点に関しては国産カーナビは本当に優秀ですね。自宅に帰る際にも伊豆縦貫道を使わずに国道1号線の箱根峠回りでの熱海経由、といった考えられないコース表示を毎回するので(怒るのを通り越して笑えます)、自宅の代わりに近場で普段の帰り道を経由する目的地を設定しないと到着時間も読めません。iDriveで地図の拡大縮小がすぐに出来るところが唯一の利点でしょうか(笑)。


ヘッドアップディスプレーはステアリングのスイッチからオーディオの変更や選択も出来るため、あまり視線を移さずに操作出来る点は合格ですが、目的地を設定しても高速道路のSAや到達時間、距離などが表示されないので不満です。この点はメルセデスのARナビは凄いですね。


ヘッドライトは強力でアダプティブヘッドライトのおかげで夜道でもかなり使えますが、レーザーライトが効いているのかどうかは分かりません(爆)。


意外だったのがリアタイヤが2万Km走行してもまだ少し溝があるところで、トレッドウェア表示に偽りは無かったです。でも2万5000Kmは保ちそうに無いですね。見積もり取ったらリアだけ2本で25万円というあり得ない金額だったので、次からは迷わずミシュランのPS4Sか、PSS5待ちですね(苦笑)。


しかし、新車当時の微妙な固さも取れた事でBMW標準車に起因する馬鹿な点(太過ぎるステアリング、使えないカーナビ、シートの調節レバーが当たる、リアゲート開口部に水が溜まる…etc.)を除けばアルピナらしい上質さと速さがあります。このサイズでどんな道を走ってもストレスが無く駐め場所にも気を遣なくて済むのにスポーツカー並みの速さと満タンで800Km以上走れる足の長さ、ツーリングならではの積載性を兼ね備えているので、これ1台で済ますには本当にオールマイティです。


燃料ポンプの件ではケチが付きましたが、これで完調になったのなら向こう20万Km以上ノートラブルで走って欲しいですね。
Posted at 2023/10/03 06:26:09 | コメント(6) | トラックバック(0) | ALPINA D3S | 日記
2023年09月26日 イイね!

レンタカーがダメなのか、プリウスがダメなのか

レンタカーがダメなのか、プリウスがダメなのか

新ミドリーヌ号が修理中の間、保険会社の代車でプリウスをお借りしました。最新型ではありませんが、現行の後期型です。



乗り込んでみるとシートはファブリックで当たりも柔らかくて好みですが、シートポジションが全然合いません。調節機構は前後とバックレストの傾きとシート高のみで全部手動の調節です。さすがレンタカーグレードです(爆)。自分の好みのポジションに合わせると、何と右膝がステアリングコラムに当たって不快なのでシート高を下げざるを得ません。シートもやや後ろにしないとバランスが取れないですが、そうするとボンネットが全然見えなくなって車両感覚が分かりません。


車内からの眺めも、斜め後方は全然見えませんし、後方もただでさえ狭いリアウインドウが上下に2分割されていてあまり見やすくありません。夜間走行だと下側のウインドウから後続車のライトが見えて眩しい事もあります。前方もAピラーが結構太めなので視界を邪魔します。


発進すると最初はモーター駆動のみで走るのでそこそこ静かで滑らかですが遅いです。少し多めにアクセルを踏むとエンジンが始動してすぐにPower領域に入りますが、それでも加速はそれほどでもありません。スポーツモードにするとかなり加速が良くなりますが、しょっちゅうエンジンが回っている感じであまり高級感は無いですね。ノーマルモードやエコモードとの落差が大きいです。


ずっと以前に試乗した3代目プリウスのシステム総合馬力が136馬力だったのに対して今回は122馬力です。電気式CVTの空走感はやや少ない感じなので遅くなった印象はありませんでしたが、やっぱり普通の内燃機関に比べるとリニア感は少ないです。


沼津方面に向かういつもの山道を走りましたが、アンダーステアは少ないもののステアリングの手応えは皆無でタイヤのせいか(195/65-15のエコタイヤでした)グリップ感もあまり無くて不安な上に加速のリニア感も無いので、エスティマにおいていかれました(笑)。


ブレーキも3代目に比べるとややフィーリングは向上したようですが、時々カックン気味に効く事もあり、効きもプアーでリニア感が無いので調節し辛いです。15インチのホイールに比べても小さいブレーキなので期待する方が無理かもしれません(爆)。ハイブリッド車は回生ブレーキも併用するので小さめな車種が多い印象ですが、咄嗟の時に止まれないと不安ですね。


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このレンタカーグレードはなぜかアルミホイールなのにプラスチックのホイールカバーが付いていますが、これを外すとどんなホイールなのでしょうか。アルミホイールなのにホイールカバーを付けるようでは、本体はよほど簡素なデザインなのでしょうか。手抜き具合が半端では無いですね。


サスペンションはほどほど柔らか目でエコタイヤのゴツゴツ感はありませんが、ダンパーの減衰力が弱めなのか、車体剛性が低いのか、段差などで揺さぶられます。上下にフワフワするだけなら良いのですが、左右一方だけに段差や路面の荒れがあると車体が左右に揺すられるのであまり快適ではありません。


高速道路に乗ってみましたが、100Km/h以上出すと加速は鈍いです。新東名高速の120Km/h区間でオートクルーズコントロールを使用すると、設定速度に近付いていくのがとても緩やかで、追い越し車線に出てきた車に対して追随で車速が落ちた後の回復が非常にゆっくりです。後続車に迷惑なので、自分でアクセルを踏んでスピードアップした方がストレスが無く、空いている状況でないとあまり使えません。


それと面白い事に、設定した速度より1Km/h下回った速度には達してもそこから設定速度までが非常に時間がかかったり達しなかったりするので、途中からは始めから1Km/h増しで設定するようになりました(苦笑)。


ひとつだけ良い部分を挙げると(爆)、センターメーターのスピードメーターは通常のステアリング奥のメーターよりも距離が離れているために視線の移動が少なくて読み取り易く、ヘッドアップディスプレーと比べても遜色ない感じでした。ステアリングも低い位置に出来ますし、前方を見て運転に集中出来る点ではありですね。


そうこうしている内に腰とお尻が痛くなってきました。乗車時に当たりが柔らかくて快適だと思ったシートも結局柔らかいだけでしっかり身体を支える構造になっていない気がします。もっとシートバックを寝かせたポジションにすれば軽減されるのかもしれませんが、そうするともっと見晴らしが悪くなりますし、そんな車に合わせたようなくだらない事はしたくないです。たとえ高速道路でも2時間は乗れない車ですね。


リアシートもそこそこスペースはありますが、乗り込むと頭上のスペースは握りこぶし1個分なのでそれほど余裕はありません。そして日本車にありがちですがバックレストの高さが低めな上にヘッドレストもチャチなので、ゆっくりくつろげる感じではないですね。


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おまけに、トランクルームにはトノカバーが無い上にリヤガラスはスモークでも無いために中身が外から丸見えなので、買い物などで長時間停めておいたら車上狙いが心配です。上から覗かなくても真後ろからもトランク内は見えますし(笑)。本当にレンタカーグレードは何も付いてないですね。カーナビも小さい画面のものが付いているだけで、エアコンの調整機構も貧弱です。最低限(かそれ未満)の装備ですね。


同じレンタカー同士での比較だと、確かに3代目に比べれば進歩している部分は多いと感じましたが、この仕様だと自分で購入して乗る意味は全く無いと感じました。上級グレードだとシートはフル電動調整のようですし、トノカバーもありますし(笑)、カーナビも大型ですし。もしかするとレンタカーグレードとはバッテリーも違っているかもしれませんが、実際のところはどうでしょうか。


燃費に関してはさすがに優秀で、700Km走って26Lの給油でほぼ27Km/L走っているので合格点でしょうか。しかし、給油時に航続可能距離は932Kmの表示だったので、満タンでの航続距離はミドリーヌ号や新ミドリーヌ号と大差ありません。もしかして燃費アタック仕様で他の上級グレードより燃料タンク容量も少ないかもしれません。もちろん燃費が良いのに越した事はありませんが、個人的には満タンでの航続距離が一緒だったらこんな車に存在価値は認められないですね。

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自分でも乗っていた初代インサイトは100Km/h巡航で27Km/L走っていましたし、車としては非常に楽しかったのでプリウスを敢えて選択する理由は無さそうです。普段4人乗らないのであればアクアで充分でしょうし、同じサイズでもう少し余裕が欲しければHONDAのフィットハイブリッドや日産のノートの方が上質で良さそうです。


4代目になって以前のような圧倒的な売れ行きではなくなったのは他のメーカーも含めて他車種も燃費の面では大差が無くなって、燃費の良さだけでは訴求力が少なくなってきたからではないでしょうか。デビュー当時は圧倒的な良さを誇ったTHSも他社のシリーズ式ハイブリッドやE-Powerが進歩したせいでアドバンテージを失った感がありますし、ドライバビリティの面では遅れを取っている感じですね。


初代のプリウスはハイブリッドを実用化したという点ではエポックメイキングで賞賛される車でしたが、実際に乗ってみるとエコタイヤの貧弱なグリップと電気的CVTの全くリニア感の無いエンジンフィーリング、雨天での走行は危険なほどのカックンブレーキだったので車の出来としては全く評価外でしたが、2代目、3代目、4代目と着実に進化して普通の人が乗るならほぼ不満が無い?出来にはなったようです。それでもBMW(というかアルピナ)と比べてしまうとセカンドカーとしても失格ですね。5代目がデビューしたら4代目をディスっているジャーナリストは多いですが、6代目が出た時に現行プリウスをどう評価するのか、今から楽しみです(爆)。


というか、(これはトヨタ車の問題なのかもしれませんが)レンタカーグレードがあまりにしょぼ過ぎるのではないか、という気がします。トヨタ車に限らないのかもしれませんが、レンタカーは明らかに手抜きの廉価版ですね。これまたずっと前にレンタカーでお借りしたウイッシュも最悪でした。あまりにひどかったので交換してもらったレガシーは問題なく良い車だったのでメーカーによって違いがあるのかもしれませんが。所詮数時間しか借りられない用途なので文句が出ないという目論見なのかもしれませんね。そういう意味では新型のプリウスもサブスクのUグレードだけエンジンは1.8Lですし、同様の手抜きをしている可能性もありますね。


廉価版のグレードが必ずしも悪いとは限りませんが、トヨタやVWなどはサスペンションの形式まで違うパターンもあるので注意が必要ですね。実際に試乗して確認するのが良いのでしょうが、そこまで拘る方なら始めから廉価版など選ばないのでしょうね(爆)。

Posted at 2023/09/26 06:35:26 | コメント(2) | トラックバック(0) | 試乗インプレ | 日記
2023年09月18日 イイね!

これは本気で欲しいEVになりそうですね…メルセデスベンツのCLAコンセプト

これは本気で欲しいEVになりそうですね…メルセデスベンツのCLAコンセプトEVも以前よりは進化してきた感がありますが、それでも巨大で重く満充電でも500Km走らない、となるとほとんど今選択する理由が無い印象です。ところが、今度発表されたメルセデスベンツのCLA conceptモデルはかなり興味深いです。


最高出力は238psで後輪駆動で、その他にも4輪駆動で543psのAMGモデルも用意されるようです。


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モーターやバッテリーを始め、2021年末に発表されたEQXXの技術が色々反映されているようで、バッテリーからモーターへの効率は93%とかなり高く、電費も12KWh/100KmとEQXXの10KWh/100Kmに近く、満充電で750Km走れるのも優秀ですね。これなら何の文句もありません。800Vのシステムで(急速充電ならば)15分で400Km走れるのも凄いです。遠出での充電にも何の不安も無いですね。


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ちなみにEQXXのスペックはこんな感じで物凄く優秀ですが、CLAコンセプトの数値もかなり肉薄している感じです。


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同じプラットフォームで手前からCLAとシューティングブレーク、EQB、EQA
が用意されるようですね。CLAもスタイリッシュですが現行のCLAと同様にリアシートは乗り込みにくくヘッドルームもあまり無いでしょうから、個人的には(現行のものも)シューティングブレークが良いですね。


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ボディサイドはかなりのフラッシュサーフェスで空力が良さそうですね。これはコンセプトモデルなのでこのまま市販化はされないかもしれませんが、高速走行でも風切り音が少なそうです。


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車内はコンセプトカーなので未来的で派手ですが、基本的にはEQXXに装備されているような横長で一体化のメーターですね。両脇の円形のものはエアコンの吹き出し口のようですが、回すとアナログ的に温度調節出来るのでしょうか。


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車内も色々な新素材でエコになっているようですが、4ドアクーペスタイルなのでレッグルームとヘッドルームはあまり余裕が無さそうですね。


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しかし、この顔付きはちょっとお茶目過ぎる感じなので市販化の際にはもっと普通にして欲しいですね。ミニやスマートならありかもしれませんが。


このコンセプトカーは全長4.74mで幅が1950mmらしいです。CLAとして市販される際には幅は1850mm程度にして欲しいですね。当分は新ミドリーヌ号に頑張ってもらう予定ですが、EVへ買い替えだったら最有力候補ですね。


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それに比べるとライバル?の某メーカーのコンセプトEVは変なデザインで魅力に欠けますね。


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コックピットも素っ気なくてモニターも小さくて何故か斜めってます。他の部分で大きなヘッドアップディスプレーになるようですが、実用的なのでしょうか。デジタルミラーもどこに表示されるか分かりませんし。


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速度計などはフロントウインドーの下端の黒い部分に表示されるようですが、小さくて見にくい感じですね。


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おまけにステアリングホイールも変な形で9時15分でしか握れそうにないですし、左右の非対称なスポーク部分はリムと離れていて、操作しようと思ったら指を挟みそうです(爆)。ほとんどデザイナーの独りよがりのスタディモデルとしか思えませんが、このまま2025年に市販するのでしょうか。


残念ながらBMW(あっ、言っちゃった)は新基軸ばかりに目を向けて自動車としての本質を忘れてしまったのかな、という印象があります。こんな車では駆け抜ける喜びは得られないでしょうが、まだそんなキャッチフレーズなのでしょうか。どんどんメルセデスベンツと差が付く感じです。
Posted at 2023/09/18 04:52:13 | コメント(1) | トラックバック(0) | くるま | 日記
2023年09月12日 イイね!

新ミドリーヌ号大ピンチ!!…まさかのトラブルで一ヶ月入庫

新ミドリーヌ号大ピンチ!!…まさかのトラブルで一ヶ月入庫

1年点検終了で完調、と思われた新ミドリーヌ号ですが、思わぬトラブルに遭遇しました。




1年点検が無事に終了した翌日、張り切って都心に向けて出発しましたが、横浜付近の国道1号線で急に「出力低下のため車を安全なところに止めてください」というウォーニング表示。何の事かと思っていたら、急にエンジン停止!!


惰性でアンダーパスを下った所で停車してしまい万事休す!!スタートボタンを押したり色々してもエンジンは再起動しません。しかし、車両情報から車両ステータスを呼び出してもチェックコントロールメッセージからは一切の異常無し!!


これはかなり困ったなぁ、と途方に暮れた所に、非常に運良くパトカーが通りがかったので、事情を説明して交通整理をしていただきました。初めてパトカーが頼もしく思えた瞬間でした(爆)。この時かなりの渋滞を引き起こしてしまったと思います。当地を走っていた皆さん、本当にすみませんでした。


BMWのレスキューに連絡しましたがレッカーが来るのに時間がかかりそうな返事(怒)。警察の方によると、JAFでもすぐ来ることはあまり無さそうだと言う事で、警察関係で頼むレッカーで良ければ、という提案に同意してお願いしたら、なんとたまたま近所に居たらしく、5分で到着!!


取り敢えず修理先のディーラーは後で依頼する事として、新ミドリーヌ号はレッカー会社へと旅立って行きました(涙)。パトカーに近くのバス停まで送ってもらって、そこからはバスと電車で目的地には予定の1時間遅れで到着出来たのはまあまあラッキーでした。


翌日ニコルに連絡を入れて修理を依頼してレッカー会社から搬入してもらいましたが、後で明細が来たら8万円でした。ちょっと高い気もしましたが、自動車保険の特約で15万円まではカバーしていたので助かりました。


今回のトラブルに関しては片側2車線だったので停車のために通行止めにならなかった事、たまたまパトカーがすぐ近くにいて瞬時に交通整理をしてくれた事、レッカーもすぐ来てくれてアルピナの修理もニコルに依頼出来た事など、ラッキーがいくつも重なりましたが、これが高速道路の追い越し車線だったら重大事故にもなりかねなかったですし、人里離れた所の故障だったらレッカー移動や修理の依頼にも難儀するところでした(劇汗)。


翌日ニコルのサービス担当さんから連絡が来ましたが、開口一番「燃料ポンプから金属粉が出ていて壊れていますがガソリンの誤給油などしませんでしたか?」…ビッグモーターの営業か、あんたは!!


新旧ミドリーヌ号で合計26万Kmも走っていて現在の行きつけのガススタンドでも100回以上給油しているのに、今更誤給油なんかする訳ないでしょうに。それに、給油してから100Km近く走っているのだから、壊れるならとっくに静岡県内で止まっているはず。


念のために給油した行きつけのガススタンドに連絡してみましたが、いつも軽油専用レーンに止まって給油しているし、レシートももちろん軽油だし、電話に出た店員さんも顔見知りの方で「毎朝タンクローリーが来た時にダブルチェックして油種の確認してますし、異物の混入も考えられないですね」という至極真っ当な御返事でした。


馬鹿らしいと思いつつ、もう一度ニコルに連絡して誤給油の可能性など皆無な事を説明しましたが、その間にアルピナ本社に連絡していたらしく(当たり前ですが)原因不明の初期不良として無償修理という方針になりました。


燃料系統の部品は総取り替えという事でアルピナ独自のパーツもあり、ドイツ本国発注もしなくてはならないのですが、生憎向こうは夏休み中…修理完了の目処は立ちませんでした(涙)。


結局修理部品の調達に3週間ほどかかりましたが、約1ヶ月で修理完了しました。


燃料タンク、そこからの配管、高圧と低圧の燃料ポンプ、インジェクターなど本当に燃料系の部品は総取り替えで、部品代総額は169万6596円でした。これに作業工賃を加えたら…明細の請求金額はゼロでしたが、自腹切ったら大変なところでした。


多分アルピナとしては変に部分的な部品交換をしてまたトラブると大変なので威信をかけて(大事を取って?)燃料系の総取り替えに踏み切ったのかもしれませんが、大作業でした。エンジンも一旦降ろしたようです。


ニコル川崎本店で作業完了車両を受け取ってそのまま600Kmほど走ってしまいましたが(爆)、さすがに異常は出なかったですね。特に問題無く順調です。ホイールの裏側まで綺麗になってましたし、タイヤの空気圧も4輪ちゃんと揃ってましたし、きちんとお仕事していただいたようです。


しかし、こんな訳の分からないトラブルが出るようでは困りますね。以前のE90系のN54エンジンでは燃料ポンプのトラブルがあって北米などではリコールになっていましたが、そうした頻繁に起きるトラブルでは無い事を祈るしかありませんね。


アルピナとしてのトラブルかBMWに起因するトラブルかわかりませんがもう一度起きたらさすがに直しても乗らないと思います(爆)。
Posted at 2023/09/12 04:08:36 | コメント(7) | トラックバック(0) | ALPINA D3S | 日記
2023年09月08日 イイね!

これでアルピナだったら…代車は5シリーズでした

これでアルピナだったら…代車は5シリーズでした
新ミドリーヌ号も納車からほぼ1年経過して、点検ついでに代車をお借りしましたが、523iのMspoでした。もちろん最新型のG60ではありませんがLCIモデルです。LCI直後は顔付きが微妙と思ったのですが、後から登場した新型モデルがあれなので(爆)、今となっては普通に格好良いですね。





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乗り込んでみると3シリーズと眺めは変わりませんがセンターモニターがやや大きい感じです。新ミドリーヌ号よりステアリングがやや細めなのは歓迎ですね。ステアリングの調整が電動式で乗り込むと自動で下がって設定のポジションになるのも高級です。エアコンの温度設定がロータリースイッチになっているのも操作しやすくて好印象です。


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インテリアトリムもポプラ・グレー・ファインウッドというトリムで、個人的にはピアノブラックより好感が持てます。新ミドリーヌ号ももこのトリムにしておけば良かったです。


シートもさすが5シリーズでサイズが大きくてゆったりしていますが、ランバーサポートが非装備なので背中の当たりがイマイチです。フル電動式ですが、最近のBMWは座面の角度調節は出来ないようですね。また、標準のダコタレザーも少しゴワゴワ感があり、新ミドリーヌ号のメリノレザーの方が柔らかくて良いですね。


走り出してみると、2Lのガソリンターボはやはりトルクが細い感じです。184ps/290Nmのスペックは十分な気もしますし、車検証の車重はなんと新ミドリーヌ号より300Kgも軽い1650Kgなので何の不満も無いはずなのですが、コンフォートモードで流していると回転計は1500回転辺りをキープしているので、そこから踏み足しても思ったほど加速しません。もう少し踏み込んでシフトダウンしてからが本来の加速という感じです。マイルドハイブリッドでは無い分、ブーストがかからない極低回転域では反応が鈍いですね。


スポーツモードにしたりパドルでマニュアルシフトしてやって高回転まで回すとそれなりの加速ですが、0-100Km/hは8秒くらいのようで新ミドリーヌ号はおろか、4気筒ディーゼルの初代ミドリーヌ号と比べても明らかに遅いですね。気持ち良く高回転まで回りますが4気筒の雑味もあり、6気筒のような高級感には欠ける感じです。車内は静かですが外に出るとそれなりに直噴エンジンのゴロゴロ音もします。


ふと思い出してみると、最初に乗っていたE36の528iカブリオレは190ps/28.5Kg-mでエンジンとしての実力はほぼ一緒ですが、2000回転くらいからのトルクの盛り上がりは感動的で高回転まで回しても楽しかったですし、5速ATでも不満を感じなかったですね。そういう意味ではほぼ30年経っても燃費が良くなったくらいでフィーリング的には大いに退化している印象です。


その燃費ですが、全く普通に走って11.5Km/Lくらいだったので格別悪くもないですが、4気筒の2Lエンジンと思うと良くもないですね。救いは燃料タンク容量が66Lと3シリーズより7L多いところでしょうか。高速道路を使えばもう少し改善しそうですが、パワー不足で踏み込むとそれほどでもないかもしれませんね。


元々スポーツカーのように全開で走る車ではないですが、普段の走りからちょっと加速したい時でもこのトルクの薄さはあまり魅力的ではないな、と思ってしまいました。もっとも、1200回転からでも踏めば600Nmのトルクが出る新ミドリーヌ号のエンジンがおかしいのかもしれませんが(爆)。


山道を走ってみると車体の大きさはそれほど感じませんが、ステアリングがかなり軽くて手応えも薄いので違和感があります。スポーツモードにしても手応えはほとんど増さないため、山道ではあまり楽しくないですね。インディビジュアル設定で終始ステアリングはスポーツにしていましたが、それでも手応えはイマイチでした。


そしてブレーキですが効きが穏やかです。唐突さは無いので上質ですが効きそのものが若干弱い印象なのと踏力を抜いたリリースの部分であまり素直さを感じませんでした。


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良く見るとリアはともかくフロントブレーキもローターは大きくなく、キャリパーも片押しタイプの廉価版で、これなら強力な効きと良好なフィーリングは期待出来ない感じです。タイヤは245-40/19ですが、ホイールだけ大きくても外見以外はメリットが無いので18インチで良い気もします。


オーディオに関しても標準のもののようで、新ミドリーヌ号のHarman/Kardonに比べると音の輪郭が鈍っている印象である意味聞きやすいですが(爆)、サラウンド感も少なくてちょっとAMラジオのような感じでした。まあ、これは好みの問題かもしれませんが。新ミドリーヌ号に戻ってからライブを聴いたら観衆の手拍子の人数が増えていて笑えました。


夜道も走りましたが、光量は十分なもののアダプティブヘッドライトでは無かったのでハイビームの切り替えが面倒だと思いました。レバーの動作感は滑らかでこうした部分には5シリーズならではの高級感があるのですが、それ以前にアダプティブヘッドライトはオプションでなくて標準装備にして欲しかったです。


総じて見ると上質でゆったりしていて穏やかに流す分には高級で文句はありませんが、もう一息の速さやコーナリングを求めるとちょっと物足りない感じですね。でも、ステアリングの調整が電動式だったりドアロックの際の音が小さい点は高級感があり、ここは3シリーズより上質です。


しかし5シリーズと言えどもMspoの普通グレードではブレーキもやや心許なく、アダプティブヘッドライトも未装備なので個人的に満足しようと思ったら更にオプションの追加が必要ですね。バック時のモニターもバックカメラの表示だけでアラウンド表示ではないので大きな車体をきちんとまっすぐ駐めるのも意外と大変です(爆)。この部分もオプションのようで、5シリーズの割には標準装備が少ないなぁ、と思ってしまいました。


動力性能に関しては以前代車で乗らせてもらったF10の523dは不満を感じなかったのでG30の523dなら問題無いかもしれません。もちろん8気筒のM550i xDriveなら全然文句は無さそうです。ブレーキや足回りも当然パワーに応じて強化されているでしょうから文句無しでしょうね。530eは動力性能としては0-100Km/h加速は6.5秒とそこそこ速いですが、バッテリーでトランクルームは狭くなっていますし燃料タンクは46Lと少ないですし車重も1910Kgと重いので、個人的には問題外です。


そう考えると、必要十分な523dか、速くて上質なM550iかという選択のような気もしますが、3シリーズであっても新ミドリーヌ号の方が(シートのサイズ以外は)523iよりも上質で速くて快適なので、5シリーズもアルピナが良いかも、という結論になってしまいますね。


ちなみにこちらの記事では最終型のB5 GTを試乗していますがかなり上質で速いようですね。おまけに限定250台の内、ツーリングの方が割合が多いようです。購入出来た方は本当に幸運ですね。


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それにしても今度のG60型の5シリーズは523iでも全長は5060mm、全幅も1900mmで重量も1800Kgあり、0-100Km/h加速は7.5秒とプリウスPHEVの6.7秒より遅い上に燃料タンクは何と3シリーズと大差無い60Lに減量されています。トランク容量もG30より10L少ないです。デカイ、遅い、満タンで走らない、と三拍子揃っている上に値上げもしているので誰が買うのでしょうか(爆)。


大型化しているのにトランク容量も燃料タンク容量も小さくなっているのは納得いかないですね。やはりEV版とシャーシを供用している皺寄せがガソリン版には微妙に来ている感じですね。EV版の「i5」は更にトランク容量が少ないみたいです。最小回転半径は小さくして欲しいですが、後輪操舵は装備されているのでしょうか。


わざわざガソリンの523iを導入する意味が無さそうで、ベーシックグレードは523dの一本でいいのでは、と思ってしまいました。私なら問答無用でライバルのメルセデスベンツのEクラスにするところですが、皆さんの評価はいかがでしょうか。
Posted at 2023/09/08 06:29:14 | コメント(5) | トラックバック(0) | BMW | 日記

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「Juju選手がNHKの朝のニュースに出演しましたね。これでスーパーフォーミュラももっと認知されるといいですね。」
何シテル?   03/07 12:45
最近車を新調しました。小さくて速い車が好み でしたが、色々な事情で現在の車に乗り換え ました。速さ、楽しさ、便利さを両立させるのは なかなか難しいですが、...
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