EVも以前よりは進化してきた感がありますが、それでも巨大で重く満充電でも500Km走らない、となるとほとんど今選択する理由が無い印象です。ところが、今度発表されたメルセデスベンツの
CLA conceptモデルはかなり興味深いです。
最高出力は238psで後輪駆動で、その他にも4輪駆動で543psのAMGモデルも用意されるようです。
モーターやバッテリーを始め、2021年末に発表されたEQXXの技術が色々反映されているようで、バッテリーからモーターへの効率は93%とかなり高く、電費も12KWh/100KmとEQXXの10KWh/100Kmに近く、満充電で750Km走れるのも優秀ですね。これなら何の文句もありません。800Vのシステムで(急速充電ならば)15分で400Km走れるのも凄いです。遠出での充電にも何の不安も無いですね。
ちなみにEQXXのスペックはこんな感じで物凄く優秀ですが、CLAコンセプトの数値もかなり肉薄している感じです。
同じプラットフォームで手前からCLAとシューティングブレーク、EQB、EQA
が用意されるようですね。CLAもスタイリッシュですが現行のCLAと同様にリアシートは乗り込みにくくヘッドルームもあまり無いでしょうから、個人的には(現行のものも)シューティングブレークが良いですね。
ボディサイドはかなりのフラッシュサーフェスで空力が良さそうですね。これはコンセプトモデルなのでこのまま市販化はされないかもしれませんが、高速走行でも風切り音が少なそうです。
車内はコンセプトカーなので未来的で派手ですが、基本的にはEQXXに装備されているような横長で一体化のメーターですね。両脇の円形のものはエアコンの吹き出し口のようですが、回すとアナログ的に温度調節出来るのでしょうか。
車内も色々な新素材でエコになっているようですが、4ドアクーペスタイルなのでレッグルームとヘッドルームはあまり余裕が無さそうですね。
しかし、この顔付きはちょっとお茶目過ぎる感じなので市販化の際にはもっと普通にして欲しいですね。ミニやスマートならありかもしれませんが。
このコンセプトカーは全長4.74mで幅が1950mmらしいです。CLAとして市販される際には幅は1850mm程度にして欲しいですね。当分は新ミドリーヌ号に頑張ってもらう予定ですが、EVへ買い替えだったら最有力候補ですね。
それに比べるとライバル?の某メーカーのコンセプトEVは変なデザインで魅力に欠けますね。
コックピットも素っ気なくてモニターも小さくて何故か斜めってます。他の部分で大きなヘッドアップディスプレーになるようですが、実用的なのでしょうか。デジタルミラーもどこに表示されるか分かりませんし。
速度計などはフロントウインドーの下端の黒い部分に表示されるようですが、小さくて見にくい感じですね。
おまけにステアリングホイールも変な形で9時15分でしか握れそうにないですし、左右の非対称なスポーク部分はリムと離れていて、操作しようと思ったら指を挟みそうです(爆)。ほとんどデザイナーの独りよがりのスタディモデルとしか思えませんが、このまま2025年に市販するのでしょうか。
残念ながらBMW(あっ、言っちゃった)は新基軸ばかりに目を向けて自動車としての本質を忘れてしまったのかな、という印象があります。こんな車では駆け抜ける喜びは得られないでしょうが、まだそんなキャッチフレーズなのでしょうか。どんどんメルセデスベンツと差が付く感じです。
ブログ一覧 |
くるま | 日記
Posted at
2023/09/18 04:52:13