先週末のF1フランスGPでレッドブルホンダは3連勝を飾り、ドライバーズポイントもコンストラクターポイントも首位を死守しましたが、2輪の方でも良いニュースがありました。昨年の序盤戦で転倒、右上腕骨骨折で1年間の休養とリハビリを続けていたマルク・マルケス選手の優勝です。
今年レースに復帰するものの表彰台争いまでのレベルには至らず、怪我の克服がなかかな難しいかと思っていましたが、周囲の思惑に反して優勝してしまうのはさすがです。
元々左回りのコースが得意な事と、このコースはRC213Vで8大会連続優勝でMoto3時代から11大会連続で優勝という相性の良さ、左回りのコーナーが多いため骨折した右腕への負担が少ない、など有利な条件は揃っていましたが、予選では5位からの優勝はさすがです。
Hondaにとって、581日ぶりの優勝という事で、マルケス選手の負傷以来HONDAはMotoGPで優勝争いにからめないレースが続いていましたが、マシンのポテンシャルがある事は証明されたでしょうか。
しかし、他のHONDAワークスの選手はなかなか表彰台争いにまでは至っていないのが現状なので「マルケス選手が乗ればどのメーカーのバイクでも優勝するのでは?」といった疑問も無きにしも非ずです。
このところのMotoGPは昨年スズキがチャンピオンを獲りましたし、ヤマハ、ドゥカティ、KTMも優勝しており、僅差の接戦になっていますが、マルケス選手の復活でこれにHONDAが加わるとますます楽しくなりますね。
2輪の選手の転倒は重症につながりやすく、過去にもチャンピオン経験者が転倒事故のため引退したケースも多いですが、マルケス選手はこのまま順調に回復して(今年は無理でしょうが)来年チャンピオン争いをして欲しいですね。
Posted at 2021/06/22 12:25:34 | |
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くるま | 日記