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2021年07月28日 イイね!

意外な結果ですね…ENGINE誌のホット100ニューカーズ

意外な結果ですね…ENGINE誌のホット100ニューカーズ



今月号の「ENGINE」誌、毎年恒例のホット100ニューカーズですが、ちょっと意外な顔ぶれになりましたね。ジャーナリスト諸氏の投票による「自分好みのカー・オブ・ザ・イヤー」みたいなものです。




1位はアルピーヌのA110で3年連続です。これは順当なところでしょうか。2位のマツダロードスターも順当なところでしょうか。


ところが3位にはランドローバーのディフェンダーが入っています。走りが楽しい車が選ばれる傾向にあったのにちょっと意外です。


そして4位にはアルピナのD3S/B3が入っています。主にB3への投票でしょうが、これまたビックリ。いままでアルピナはベスト10どころかベスト50にも入っていない感じです。


以下はロータスエリーゼ、ルノーメガーヌ、ポルシェ911など常連で、あとはVWゴルフやGRヤリス、ベントレーコンティネンタルなど納得の面子です。


日本とドイツで「パフォーマンスカー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しているので不思議では無いかもしれませんが、ENGINE誌のこの投票ではジャーナリスト諸氏が忖度無しに自分が好きな車を挙げているので、そこでアルピナが4位なのはちょっと嬉しいですね。


基本は運転していて楽しい車なのでスポーツカーが半数以上を占める感じですが、それでもHONDA eが20位に入っているのは大健闘でしょうか。Bセグのルノートゥインゴも51位に入っていますが、日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞車のレヴォーグはなんと65位なので運転の楽しさとしては評価されていないようですね。


フェラーリやランボルギーニ、アストンマーティンなどおいそれとは買えない車が入っているので半分趣味に近い評価かもしれませんが、本家BMWのM3/M4でさえ24位なのにアルピナD3S/B3が4位なのは快挙ですね。


多分初めてのカー・オブ・ザ・イヤーのノミネートでジャーナリストの試乗の機会が多かったせいもあるかもしれませんが、なかなか一般には分かりにくいメーカーが評価されるのは嬉しいですね。
Posted at 2021/07/28 12:26:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | ALPINA D3 Biturbo | 日記
2021年07月20日 イイね!

地道な努力は良いですね…新型アクアのバッテリー

地道な努力は良いですね…新型アクアのバッテリー
トヨタの新型アクアが発表されましたね。イメージは現行車両と一緒の感じですが、ハイブリッドシステム関係は色々改良されているようですね。基本的にはヤリスハイブリッドと一緒のエンジン、モーターですがバッテリーが違います。




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ヤリスハイブリッドはプリウスと同等のリチウムイオンバッテリーですが、アクアはニッケル水素電池で改良型のようです。集電体をバイポーラ電極にした事によってセル毎の電流の取り出しが不要で全セル内での直列の通電が可能になったため従来型に比べてセル当り出力で約1.5倍、コンパクト化により同じスペース内に1.4倍のセルを搭載した結果、約2倍の高出力を実現しているそうです。


この結果容量は5.0Ahとなり、Bグレードが搭載するリチウムイオン電池の容量4.3Ahを超える値となっており、容量エネルギー密度がリチウムイオン電池の740Wh/Lに対し、バイポーラ型ニッケル水素電池では1000Wh/Lと約35%向上したため大電流が流しやすく、アクセル操作への応答性が向上するとともに、低速からパワフルでスムースな加速が可能になったようです。


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実際に試乗してみなければ分かりませんが、トヨタ方式のハイブリッドシステムで電気的CVTだといわゆる「ラバーバンドフィーリング」と言われるアクセル応答の鈍さが改善されてよりEV的なドライバビリティになっているのかもしれませんね。ヤリスハイブリッドと乗り比べてみたいです。


おまけにニッケル水素電池の方がリチウムイオン電池にくらべて金属資源的には有利なはずで、そういう意味でも地球環境に優しいバッテリーなのかもしれませんね。


ところでこの新型バッテリーは新型アクアのZ、G、Xグレードに搭載されていますが、なぜか一番廉価版のBグレードは従来型のリチウムイオンバッテリーです。多分このグレードはレンタカーや営業車向けの剥ぎ取り仕様でカタログで燃費を謳うためのものだと思われますが、どうしてこうした装備の差別化をするのか本当に疑問です。トヨタの発表を鵜呑みにすればBグレードは旧型の電池でドライバビリティに劣るでしょうから、いくら安くても購入はおすすめしません。


内装やボディカラー、エンジンなどの装備が差別化されるのならともかく、車両構造の基本的なところで差別化をする車はあまり信用出来ませんね。そういう意味ではVWのゴルフなんかもグレードによってリアサスがTBAだったりマルチリンクだったりしますし、ボンネットの開閉も何十年も前の車のようなつっかえ棒方式に後退したので、どこで手抜きしているか分からず、信用おけないですね(爆)。量販車種の宿命でしょうか。


それはさておき(笑)、こうした地道な努力でバッテリーの改良をするのは良い事ですね。残念ながら今回の新型ニッケル水素電池の重量エネルギー密度は非公開ですが、従来のリチウムイオン電池に比べて軽量化も出来るようなら、ちょっとしたブレークスルーかもしれませんね。リチウムは供給(リチウムの埋蔵量はチリ、オーストラリア、中国、アルゼンチンに偏っていて、この4カ国で9割超となる。精製では中国依存度がさらに高まる)やリサイクル性、安全性(発火性の高さ)でも問題が多いですから、全固体電池(これもリチウムなため、供給やリサイクルの問題は一緒)に比べてもアドバンテージがあるかもしれません。


ところで、このような地道な努力を行っても純EV化するとバッテリーの重量は相当なものになってしまいます。この克服には全固体電池の実用化でかなりの改善がみられるようですがそれでも現行の液系リチウムイオンバッテリー重量エネルギー密度が理論的限界値の250Wh/kgなのに対しても300~400Wh/kg程度のようです。


そうすると、EVのバッテリーが全固体電池に置き換わっても重量は半分未満にはならない訳で、航続距離の事を考えると依然としてEVに占めるバッテリーの重量はかなりのものになると思われます。


EVへの置き換えへはリチウムの供給問題、電力の供給問題もありますが、明らかに看過されているのは車両の重量増しが環境に与える影響です。

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時々指摘させていただいていますが、「道路に与えるダメージは軸重の4乗に比例する」といったデータがあります。おまけに、橋脚や高速道路などの効果の床版に与えるダメージは軸重の12乗に比例する!!」ようです。

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例えば過積載のトラックが通行するだけで、上の図のようなダメージが道路に加わる訳です。基準の2倍の過積載は考えにくいでしょうが、道路に与えるダメージが4000倍!!というのはとんでもない話ですね。ダンプの通る国道がすぐボコボコになる訳です。1台の過積載のダンプが通るだけで、一般の自動車の数万台〜数十万台分のダメージを与えている訳です。


これは一般車両のEV化による重量増しにもそのまま当てはまると思われます。現行のEVで最も軽いHONDA eやプジョーのE208でも車重は1500Kgで、これ以上大きなサイズのEVやSUVタイプのEVでは1800Kg以上、2t超えも当たり前です。1500Kg未満のEVなどはカーボンボディを使用したBMWのi3や、そもそも車体サイズが小さいスマートやトゥインゴ、FIAT500のEVしかありません。


仮に軽自動車をEV化しても車重は1000Kg程度まで跳ね上がってしまうでしょう。そうすると、国産の全車種をEV化したら、軽自動車クラスで1000Kg、コンパクトカーでも1500Kg、もう少し大きな車なら2000Kgになってしまう訳です。そう考えると、全車種EV化によって単純計算でも


道路のダメージは少なく見積もって10倍、多ければ100倍になります


多分全車種EV化されたら2040年頃の道路は補修が間に合わず、あちこちでボコボコになっているのではないでしょうか(爆)。この補修費用は誰が払うのですか?受益者負担なら自動車に乗る人、大型車両に乗る人の負担でしょう。そういう意味では重量税というのは正当性がありますね。現行よりもっと重量区分を細分化して、重量がかさむ車両には飛躍的に重い税金をかけるべきでしょう。1t未満の車の重量税なんてタダでもよいくらいです。


EV化のメリットばかり声高に宣伝している記事も多いですが、道路環境そのものも考えた議論をして欲しいですね。
Posted at 2021/07/20 12:13:59 | コメント(1) | トラックバック(0) | くるま | 日記
2021年07月20日 イイね!

いつ日本に来るのでしょうか…新型アウディRS3発表

いつ日本に来るのでしょうか…新型アウディRS3発表
海外ではプロトタイプの試乗記などが出回っていたアウディの新型RS3、いよいよ正式発表になりましたね。




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エンジンは現行のRSQ3と同様の直列5気筒で400ps/500Nmと少しだけトルクアップされていますね。BMWのM3/M4のようなハイパワーバージョン(450ps?)の用意もあるようです。


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ベースはもちろんA3なのでRSQ3よりもコンパクトで車高も低く、かなりコーナリングも良さそうです。
さらに、アウディとしては初の「RSトルクスプリッター」が装備されており、電子制御式のマルチプレートクラッチが左右のドライブシャフトに駆動力を配分する事でスポーティな走行時により大きな負荷がかかる外側リアホイールの駆動トルクを増加させ、アンダーステアの傾向を大幅に軽減させるそうです。

0-100Km/h加速は3.8秒、リミッターをはずすと最高速度は280Km/hなので強烈に速いですね。このセグメントではダントツに速そうですしトルクスプリッターによってコーナリングも楽しそうです。


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セラミックカーボンブレーキが標準装備!のようですが、発表写真のキャリパーは6ポットのようです。強烈に効きそうですね。





こちらの記事によると、タイヤの空気圧を調整しただけにニュルブルクリンクでコンパクトカークラスのコースレコードを更新したそうです。7分40秒748はかなり速いですね。

欧州では今秋から発売のようですが、日本にはいつ来るのでしょうか。楽しみですね。
Posted at 2021/07/20 12:05:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | くるま | 日記
2021年07月15日 イイね!

レッドブルホンダの快進撃とHONDAのF1撤退についてちょっと考えてみました。

レッドブルホンダの快進撃とHONDAのF1撤退についてちょっと考えてみました。
先週のオーストリアGPではレッドブルホンダが5連勝を飾り、ドライバーズポイントでもコンストラクターズポイントでも首位を固めていますが、このまま上手く行くと良いですね。2年前の初優勝の時には感激しましたが最近は勝つのが当たり前になっている感じもありますね。



それにしても、今年でHONDAがF1撤退するのに色々批判があるようですが、現在の経営状況からの判断からは残念ながら順当なのではないでしょうか。莫大な予算を投入しても実際の販売拡大につながらなければ、経営サイドからは存続が疑問視されても当たり前かもしれません。2030年への全EV化に向けてリソースを投入するという判断は会社としては順当なのかもしれませんね。


この件に関しててはモータージャーナリストの方達の意見と一般紙や経済ジャーナリストの意見が真逆になっているのがある意味面白いですね。もちろん、モータースポーツファンとしての立場からはHONDAのF1参戦を継続してもらいたいのは山々ですが、それならモータージャーナリストの方達が応援なり、実際のアクションを起こしているかというと疑問ですね。


時々指摘していますが、「自分では買えないけれど」と言いながら色々な車を試乗して好き勝手なインプレを書いている立場では、本当に自動車業界やモータースポーツの将来を考えているとはとても思えません。


例えば将来の全車種EV化に関しても諸問題が山積しているのに、バイオ燃料の実用化や現行車種のシリーズハイブリッドの改良によってEVと同等のCO2削減効果が得られるにも関わらず、そうした意見を積極的に展開する記事はほぼ皆無です。トヨタでさえ社長自らがEV以外の選択肢も展開するために水素燃焼エンジンでレース参戦しているのですから、もっと取り上げて然るべきでしょう。


私は4輪ではプレリュード、初代インサイト、オデッセイは新車で購入しましたし、アコードやコンチェルトは家族から譲り受けています。2輪はVFR400R、CBR600F、CBR1100XXと順調にグレードアップしましたし(爆)、サブにはXL250、普段のチョイ乗りにはJAZZやJOYも乗っていました。どの乗り物も一緒に楽しい時を過ごせましたが、考えてみると結構な出費ですね。


自腹切らないモータージャーナリスト諸氏よりよっぽどHONDAに対して意見する資格も権利もあると思います(笑)。



ところで、元々HONDAという会社はF1参戦第1期は大気汚染に対する市販車用低公害型エンジンの開発に注力するという名目で撤退(その結果としてCVCCで世界初の排ガス規制をクリアしましたが)している訳ですし、第2期はもっと良く分からない理由(自然吸気エンジンはやりきった?)で撤退しています。


第3期の撤退はリーマンショックで会社の存亡危機で、この時期にはBMWもトヨタも撤退していますし、両社は何のサポートもせずに撤退(や関係会社スタッフの解雇)していたのに対してHONDAは翌年度に投入予定だったマシンを含めてロス・ブラウンにチームを1ポンドで売却し、メルセデスエンジンに換装したものの翌年はダブルチャンピオンを獲得しています。この時ほどHONDA内でも慚愧の念に堪えなかった事は無いと思います。当時の社長の福井氏自身が、長円ピストンのNRで2輪のGPに参戦したチームリーダーですから、F1は継続したいに決まっているのに涙の決断だったでしょう。


個人的には、この時期もっと悪質だったと思っているのは富士スピードウェイでのF1開催だと思っています。鈴鹿サーキットとの併催ならともかく、鈴鹿からの開催権を奪っての開催のあげく、お粗末なレース運営で問題を起こした上に2008年に撤退しています。所詮この当時のトヨタの経営判断でしょうが、こちらの方が日本のモータースポーツ界における犯罪行為だと思います。


今回の第4期の撤退に関しては、現行のF1パワーユニットが莫大な予算を必要とするために将来の電動化に向けてリソースを投入するというのは経営判断としては当然なのでしょう。先日も工場の移転に伴う車種整理でオデッセイさえも生産中止の判断をした訳ですから、F1にかける財源を色々な面で他に配分するのは必然かもしれません。


しかしそれでも、昨年の撤退発表が決まった直後に現場のF1チームから本来2022年から使用予定でお蔵入りのはずだった新型エンジンを前倒しで開発する事を首脳陣に直訴し、それを許可したのはやはりHONDAならではだと思います。全くの新規開発なら、2020年型の継続開発よりさらに予算を使うはずなのに良く意見が通ったと思います。しかも、本来なら2年後にデビューのはずのエンジンの開発を突貫工事で半年後の2021年シーズンに間に合わせたのもHONDAらしいエピソードだと思います。


おまけに2022年度からは本当の開発凍結ではなくe-fuel対応になるのに、その分まで(本来ならレッドブルレーシングの仕事)の開発まで請け負っていますし、エンジンの生産もするようなので、撤退と言えどもかなりフォローしていると思います。ルノーより経費掛かってたりして(爆)。


多分ヨーロッパの人達の方が「HONDAの事だから、その内にまた参戦してくるんじゃないの〜」と暖かく見守っているような気がします(爆)。1964年から通算30年あまりF1に関与しているのですから、自動車メーカーに関してはフェラーリの次に実績があると言っても過言では無いと思います。立ち回りが不器用なのかもしれませんが、幾多のHONDA叩きにあっても頑張っている姿は涙を誘います。


今週末からのイギリスGPでは予選レースなどレース方式が変わるので予断を許しません(それにしても、シーズン中のこんな変更なんて本当にFIAは腐った組織だと思います)が、勢いを失わずにチャンピオンに向けて驀進して欲しいです。そうした姿をジャーナリストは肯定的に記事にするべきではないでしょうか。
Posted at 2021/07/15 17:07:57 | コメント(1) | トラックバック(0) | F1レース | 日記
2021年07月13日 イイね!

これはきちんとしたインプレ、というか解説?…CG誌のアルピナB5試乗

これはきちんとしたインプレ、というか解説?…CG誌のアルピナB5試乗


最近のアルピナの試乗記は残念なものが多く、今月号のCG誌のアルピナB5の試乗記も期待せずに立ち読みで済まそうと思ったのですが、しっかり書いてあったので久々に購入しました(爆)。



アルピナの試乗記というと、アルピナの出自に始まってメーカーの性格などを延々と書いてある(ひどいのになると全記事の半分くらい)ものが多く、例えばポルシェでしたら911の新バリエーションの記事で『ポルシェ911のデビューは1963年で最初は2Lだったのが云々…』などとずっと歴史を書かれても「そんな分かり切った事どうでもいいから!!」なんて思うのと一緒ですが(爆)、今回の記事はそんな事は一切なく試乗だけのインプレッションです。


エンジンの感触に関しては微速低速域でのピックアップ特性の検証に始まり、減速側のエンジンブレーキの程度にも言及しています。この手のハイパワーカーのインプレだと「怒濤の加速」だの「背中がシートに押し付けられる」などの表現はあっても減速時の挙動にまで述べている記事はほぼ皆無ですね。


言われてみると自分で試乗したB3でもスポーツモードではエンジンブレーキが素直に効いて、まるで自然吸気のスポーツモデルを走らせた時のようにアクセルペダルでコーナリングのリズムが取れる事に感心しましたが、同様の指摘ですね。


サスペンション回りに関しては、現行のB5には採用されている(先代のF10のB5には無かった)後輪操舵機構に関しても「M550i xDriveに比べるとはるかに繊細で階調が豊か」と違いを指摘していますし、四輪駆動に対しても「トルクステア効果への対応も織り込みながら軽やかなステアリングフィールを死守し、リニアリティを保つのは容易なことではないだろう。自分が開発する側に立たされたら、即座に逃げ出してしまうだろう」とまで述べています。


タイヤに関しても「P-Zeroだと思うと意外なほど路面への当たりが優しい。しかも驚異的に丸い。最高級のミシュランかと思うほどの体感的真円度の高さだ」とあり(笑)、従来のアルピナオーナーが感じている「なぜミシュランからピレリにタイヤをコンバートしたの?」という疑問にも答えています。アルピナ認定だとやはり特別製なのかもしれませんね(爆)。また、ピレリの供給タイヤに関してもサスペンションの設定など綿密に行っているのでしょう。


こうした違いを的確に感じ取ってインプレ記事に出来る方なら良いでしょうが、そうでない人だと同様のハイパフォーマンスカーとの違いが分からず、表現に困ってアルピナの出自や広報データのコピペで文面を潰した上に「内装が素晴らしい(アルピナは基本オプションなので別に標準装備ではないですが)」とか勘違いの部分で持ち上げたりしてしまいがちです。アルピナの担当さんによると『ジャーナリストの方には「忖度しないで好きな事書いて下さい」とお話しています』と言っているそうですが、そうなると本人の力量が問われますね(爆)。


CG TVで松任谷さんが多用する「うーん、何て言ったらよいんだろう(我が家ではギャグになってます)」では文面にならない訳で、ともすると同じ4LV8ターボで4輪駆動という、標準BMWのM550iやM5に対してアルピナの価値を的確に表現したインプレだと思えます。こうした記事ならお金を出して買う価値がありますね。松任谷さん自身もアルピナは好みで感触は当然分かってらっしゃるでしょうから、視聴者に伝わるような表現だといいですね(爆)。


アルピナってある意味高級腕時計や高級オーディオのようなもので、どんな特別な部品を使っていたり(最近のアルピナはそこまででも無いようですが)手間をかけて組み立てていたりするところが違いの分かる方達を引きつける部分がある訳で、ターボ時代になってからは加速や馬力のスペックそのものは他メーカーや本家のBMWとも大差無くなっているので訴求力は少なくなっているのでしょうが、購入した方にリピーターが多いのは乗れば乗る程味わいがあるという事でしょうか。


『公差ゼロを目指す』というのは普通の自動車作りを考えたらあり得ない目標な訳で、それを半年かけて形にするというのはベースがBMWとは言え大変なものだと思います。今や欧州ならどのメーカーでも開発は専業メーカーに丸投げでエンジンはモジュラー設計で単品毎の仕上げはせず、グレードでもジャーナリスト受けのする高性能グレードには力を入れるが一般的グレードに対しては市場に出してから年次で細かくバグ潰し、といった傾向が多数を占めているようですが(爆)、アルピナがこれからのPHEVやEV時代にどのように生き残って車造りをするのか興味津々ですね。社長が交代になっても年間の生産台数を増やす計画は無いようなので基本的な車造りに変化はないと思いますが、頑張って欲しいです。


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そう言えば、CG誌のジウジアーロ御大の回顧録は今月は幻となったブガッティのEB112の記事でした。オリジナルのオマージュが非常に感じ取れる超高級セダンですが、もしこれが市販されていたら当時のブガッティも倒産せずに違う運命をたどったのでしょうか。


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斜め上からのフォルムもクラシックのブガッティのリアウインドウグラフィックを模していてなかなか秀麗ですね。エンジンもEB110の排気量拡大バージョンが載っていたので優雅に速いのでしょうね。ちょっとパナメーラに似ていなくもないですが。

Posted at 2021/07/13 12:26:48 | コメント(3) | トラックバック(0) | 試乗インプレ | 日記

プロフィール

「Juju選手がNHKの朝のニュースに出演しましたね。これでスーパーフォーミュラももっと認知されるといいですね。」
何シテル?   03/07 12:45
最近車を新調しました。小さくて速い車が好み でしたが、色々な事情で現在の車に乗り換え ました。速さ、楽しさ、便利さを両立させるのは なかなか難しいですが、...
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