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2021年07月15日

レッドブルホンダの快進撃とHONDAのF1撤退についてちょっと考えてみました。

レッドブルホンダの快進撃とHONDAのF1撤退についてちょっと考えてみました。
先週のオーストリアGPではレッドブルホンダが5連勝を飾り、ドライバーズポイントでもコンストラクターズポイントでも首位を固めていますが、このまま上手く行くと良いですね。2年前の初優勝の時には感激しましたが最近は勝つのが当たり前になっている感じもありますね。



それにしても、今年でHONDAがF1撤退するのに色々批判があるようですが、現在の経営状況からの判断からは残念ながら順当なのではないでしょうか。莫大な予算を投入しても実際の販売拡大につながらなければ、経営サイドからは存続が疑問視されても当たり前かもしれません。2030年への全EV化に向けてリソースを投入するという判断は会社としては順当なのかもしれませんね。


この件に関しててはモータージャーナリストの方達の意見と一般紙や経済ジャーナリストの意見が真逆になっているのがある意味面白いですね。もちろん、モータースポーツファンとしての立場からはHONDAのF1参戦を継続してもらいたいのは山々ですが、それならモータージャーナリストの方達が応援なり、実際のアクションを起こしているかというと疑問ですね。


時々指摘していますが、「自分では買えないけれど」と言いながら色々な車を試乗して好き勝手なインプレを書いている立場では、本当に自動車業界やモータースポーツの将来を考えているとはとても思えません。


例えば将来の全車種EV化に関しても諸問題が山積しているのに、バイオ燃料の実用化や現行車種のシリーズハイブリッドの改良によってEVと同等のCO2削減効果が得られるにも関わらず、そうした意見を積極的に展開する記事はほぼ皆無です。トヨタでさえ社長自らがEV以外の選択肢も展開するために水素燃焼エンジンでレース参戦しているのですから、もっと取り上げて然るべきでしょう。


私は4輪ではプレリュード、初代インサイト、オデッセイは新車で購入しましたし、アコードやコンチェルトは家族から譲り受けています。2輪はVFR400R、CBR600F、CBR1100XXと順調にグレードアップしましたし(爆)、サブにはXL250、普段のチョイ乗りにはJAZZやJOYも乗っていました。どの乗り物も一緒に楽しい時を過ごせましたが、考えてみると結構な出費ですね。


自腹切らないモータージャーナリスト諸氏よりよっぽどHONDAに対して意見する資格も権利もあると思います(笑)。



ところで、元々HONDAという会社はF1参戦第1期は大気汚染に対する市販車用低公害型エンジンの開発に注力するという名目で撤退(その結果としてCVCCで世界初の排ガス規制をクリアしましたが)している訳ですし、第2期はもっと良く分からない理由(自然吸気エンジンはやりきった?)で撤退しています。


第3期の撤退はリーマンショックで会社の存亡危機で、この時期にはBMWもトヨタも撤退していますし、両社は何のサポートもせずに撤退(や関係会社スタッフの解雇)していたのに対してHONDAは翌年度に投入予定だったマシンを含めてロス・ブラウンにチームを1ポンドで売却し、メルセデスエンジンに換装したものの翌年はダブルチャンピオンを獲得しています。この時ほどHONDA内でも慚愧の念に堪えなかった事は無いと思います。当時の社長の福井氏自身が、長円ピストンのNRで2輪のGPに参戦したチームリーダーですから、F1は継続したいに決まっているのに涙の決断だったでしょう。


個人的には、この時期もっと悪質だったと思っているのは富士スピードウェイでのF1開催だと思っています。鈴鹿サーキットとの併催ならともかく、鈴鹿からの開催権を奪っての開催のあげく、お粗末なレース運営で問題を起こした上に2008年に撤退しています。所詮この当時のトヨタの経営判断でしょうが、こちらの方が日本のモータースポーツ界における犯罪行為だと思います。


今回の第4期の撤退に関しては、現行のF1パワーユニットが莫大な予算を必要とするために将来の電動化に向けてリソースを投入するというのは経営判断としては当然なのでしょう。先日も工場の移転に伴う車種整理でオデッセイさえも生産中止の判断をした訳ですから、F1にかける財源を色々な面で他に配分するのは必然かもしれません。


しかしそれでも、昨年の撤退発表が決まった直後に現場のF1チームから本来2022年から使用予定でお蔵入りのはずだった新型エンジンを前倒しで開発する事を首脳陣に直訴し、それを許可したのはやはりHONDAならではだと思います。全くの新規開発なら、2020年型の継続開発よりさらに予算を使うはずなのに良く意見が通ったと思います。しかも、本来なら2年後にデビューのはずのエンジンの開発を突貫工事で半年後の2021年シーズンに間に合わせたのもHONDAらしいエピソードだと思います。


おまけに2022年度からは本当の開発凍結ではなくe-fuel対応になるのに、その分まで(本来ならレッドブルレーシングの仕事)の開発まで請け負っていますし、エンジンの生産もするようなので、撤退と言えどもかなりフォローしていると思います。ルノーより経費掛かってたりして(爆)。


多分ヨーロッパの人達の方が「HONDAの事だから、その内にまた参戦してくるんじゃないの〜」と暖かく見守っているような気がします(爆)。1964年から通算30年あまりF1に関与しているのですから、自動車メーカーに関してはフェラーリの次に実績があると言っても過言では無いと思います。立ち回りが不器用なのかもしれませんが、幾多のHONDA叩きにあっても頑張っている姿は涙を誘います。


今週末からのイギリスGPでは予選レースなどレース方式が変わるので予断を許しません(それにしても、シーズン中のこんな変更なんて本当にFIAは腐った組織だと思います)が、勢いを失わずにチャンピオンに向けて驀進して欲しいです。そうした姿をジャーナリストは肯定的に記事にするべきではないでしょうか。
ブログ一覧 | F1レース | 日記
Posted at 2021/07/15 17:07:57

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この記事へのコメント

2021年7月17日 0:49
VFR400Rレーシングレプリカ。RGガンマを選ばなかったのは さすがホンダ好きですね。
撤退と参戦を繰り返すのがホンダスタイルと最近思ってます。
今年の快進撃はボンダファンと日本人にはたまらないですね、
撤退するのに来年レッドブルーをサポートしたり ブラウンGPなんかもボンダ以外の会社には理解できないんじゃないでしょうか。
ジャーナリストに対する意見。僕も賛成です。
コメントへの返答
2021年7月17日 7:32
コメントどうもです。

さすがに2ストは手強いので、VFR400Rに行きました。

確かに撤退と参戦の繰り返しなので、第5期復活もあるかもしれませんね。

HONDAのF 1スタッフのコメントを読むとかなり必死に今期に掛けている感があるので、是非ともチャンピオン取って欲しいですね。

撤退するのにあれだけアフターケアしているのは、単なる会社では無くレース好きのDNAが根付いているのだと思っています。

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