ってなワケで、以前から待ちに待っていたヴィンテージカーの博物館が本日 姫路市内にオープンしたので早速行ってきました(。・ω・)ノ゙
本来4月オープン予定でしたが、緊急事態宣言などを受け、延期を繰り返し約3ヶ月遅れてのグランドオープン。
開館10分前に到着
入口では炎天下のなかランボルギーニ ディアブロがお出迎え。。。
ディアブロもイベントなどで見かける機会が減りましたね~
出入口はココになります。。。
立体駐車場を改装した博物館で、1~4階が駐車場、5~6階が展示場となりますが、展示場はエレベーターでレストランのある7階から入ります。
レストランも7階1フロアを丸々使用しており広々としてますね~
レストランを通り過ぎた先に展示場へのゲートがあります(*´ω`*)
券売機で入場券を購入し、改札機を通ればスーパーカーがお出迎え(。-_-。)
ここからはオーナー個人のコレクションを一挙公開~
ディーノ246GTS(1972年)
名車とも言えるフェラーリですが、フェラーリの名を冠さない事が特徴。
創業者エンツォ・フェラーリの息子ディーノ・フェラーリが開発に携わったものの、病死してしまった事を悼んでディーノの名を付けたとされる名車。
生産台数1274台。
フェラーリ308GTB ヴェトロレジーナ(1976年)
初期型モデルは当時の情勢でスチールボディ生産が間に合わず、1年程度に限りグラスファイバーボディで製造された希少なモデルがVetroresina。
フェラーリ史唯一のFRPボディは712台製造後、スチールボディに移行。
フェラーリ288GTO(1985年)
フェラーリの中でも存在感が強いスペチアーレモデルの初代。
272台が製造され、日本への正規輸入2台のうちの1台がこの個体。
もう1台は既に国内に無いそうで、相当稀少な上に1オーナー走行距離2000kmという億単位の価値は確実な車両((( ;゚Д゚)))
フェラーリ365GTB/4(1970年)
デイトナと呼ばれる4シーターモデル。
V型12気筒エンジンは4390ccですが、車名は単筒の容量365ccを表しており、365×12(4380)を意味するなど、当時のフェラーリの車名はこういうパターンが多かったですね。
生産台数1284台。
フェラーリ365GTB/4 BB(1975年)
スーパーカーブームでカウンタックLP400と人気を二分した512BBと見た目が似ていますが、387台製造されたコチラも立派な名車。
マイナーチェンジで512BBへ移行。
フェラーリ テスタロッサ(1988年)
クルマに詳しくなくてもテスタロッサの名は知ってる人が居る印象を受けます。
テスタロッサ(赤い頭)はエンジンのヘッドカバーカラーを意味します。
生産台数7177台で特に多く世に送り出されたモデル。
フェラーリ モンディアル T カブリオレ(1992年)
モンディアル(世界/世界の)という車名は、当時F1チャンピオン獲得を記念した事による由来。
モンディアル8、クアトロバルボーレ、3.2などのモデルに細分化され、この個体は3.4Lに排気量アップされエンジン・クラッチが縦置きになり、トランスミッションはトランスバース(横置き)のままな事から、Transverseを意味するTが付与された。
生産台数1850台。
フェラーリ550バルケッタ ピニンファリーナ(2001年)
550マラネロはクーペボディですが、448台限定でオープンモデルのバルケッタ(小船)が登場し、日本への正規輸入は24台。
ピニンファリーナ創業70周年記念モデルで、無論 同社がデザインを担当。
5階も素晴らしいラインナップですね~
フェラーリ365GT 2+2(1968年)
2+2は前列2席+後列2席の4人乗りの意味。
フェラーリ初のパワーステアリング、パワーウィンドウ標準装備モデル。
生産台数800台。
フェラーリ365GTC/4(1971年)
フレームは先ほどの365GTB/4(デイトナ)と共通。
北米輸出を考慮し一応4人乗りだが、後列は荷物を積むのが精一杯の狭さ。
生産台数505台。
フェラーリ365GT/4 2+2(1974年)
先ほどの365GTC/4が不評で2年間で生産終了となり、後継モデルとして登場。
展示されている個体は創業者エンツォ・フェラーリ自身がイタリアの知人宅へ自ら運転して納車したクルマだそう。
生産台数518台。
フェラーリ456M GTA(2002年)
456cc×12気筒の伝統的なネーミングが由来。
1998年のマイナーチェンジ後からは"M"が付き、この後期型は奥山清行氏がピニンファリーナ在籍時にデザインを手がけたモデル。
GTがMT車、GTAがAT車。
生産台数650台。
ベントレー アズール(1998年)
アズールは南フランス コート・ダジュールの紺碧の青空を意味する。
6.75LV型8気筒エンジンを搭載し、ギャレット社製タービンで強烈な加速力を発揮。
生産台数1355台。
ロールス・ロイス コーニッシュ(2001年)
コーニッシュは南フランス コート・ダジュールのコーナー名。
当ミュージアムのレストラン名にも採用。
コーニッシュの名は元々ベントレーのブランド。
5代目コーニッシュは最後のモデルで、ロールス・ロイスはBMW傘下、ベントレーはフォルクスワーゲン傘下に分かれた事でわずか2年間で生産終了。
生産台数374台。
フェラーリ308GTS(1980年)
308は3000cc、V型8気筒を意味し、先ほどまでとはちょっと違う由来。
GTSの"S"はスパイダーを意味し、タルガトップのオープンモデル。
生産台数3129台。
ジャガー タイプE シリーズ1 フラットフロアOTS(1961年)
XKシリーズの後継モデル。
レース部門でCタイプ、Dタイプが好成績を残し、スポーツ路線のイメージが強くなっていた事を見越して命名。
シリーズ1は直列6気筒3781ccで、最大の販売先であるアメリカに照準を合わせて4265cc→V型12気筒5343ccへと排気量アップを遂げていく。
生産台数500台。
ランボルギーニ トラクター2R(1965年)
ランボルギーニの始まりはトラクターやエアコン事業。
このトラクターなくしてランボルギーニの歴史は語れません。
創業者フェルッチオ・ランボルギーニが購入したフェラーリは故障が頻発し、部品もトラクターと同じ物を使っていたりと、造りの粗さの割に自動車事業は儲かると踏んでフェラーリに対抗して参入した事は有名な話。
生産台数1925台。
ランボルギーニ ミウラP400(1967年)
市販車初のV型12気筒ミッドシップエンジン。
"P"はPosteriore(後ろ)を意味し、エンジンが座席の後ろに配置されている事に由来。
"400"は4.0L(3929cc)の意味。
P400は初期モデルで、のちにP400S、P400SVが登場。
生産台数474台。
ランボルギーニ カウンタック アニバーサリー25(1989年)
ランボルギーニ社 創立25周年記念モデル。
スーパーカーブームのカウンタックLP400と比較するとデザインも機器類も一新。
これが名車カウンタックの最終型モデルとなる。
生産台数657台。
ランボルギーニ カウンタック アニバーサリー25(1989年)
リアウィング搭載モデル。
ランボルギーニ カウンタック アニバーサリー25(1989年)
25thアニバーサリーモデルを3台も並べてるミュージアムなんて他にあるでしょうか…((( ;゚Д゚)))
スネークモータース 196RS 北野スペシャル(2007年)
スネークモータースは世田谷ベースで生まれた仮想ブランド。
会長をビートたけし氏、社長を所ジョージ氏が務める。
メルセデスベンツW196Rがモチーフ。シボレー コルベットC6のエンジン・フレーム・足回りを土台にグラスファイバーボディで特注された世界に1台のワンオフモデル。
ポルシェ 911S[RS2.7仕様](1973年)
"RS"はレン・シュポルト(レーシング・スポーツ)の意味。
FIA グループ4GTのホモロゲーション取得用に量産されたモデルを再現。
ポルシェ 930ターボ(1985年)
空冷水平対向6気筒エンジンを搭載した3.0Lモデル。
のちに3.3Lモデルが登場。
フォード サンダーバード(1955年)
11代目まで存在するサンダーバードの初代モデル。
快適性とスポーティなスペックを両立したモデル。
シボレー コルベット C1(1955年)
現代まで続くC8コルベットの初代モデル。
スチール製フレームにグラスファイバーボディを貼り付けた初の量産車。
発売当初の不評を受け、外装や機器類も幾度となく改良を経たため、異なる仕様が多く存在。
生産台数700台。
シボレー コルベット C2(1967年)
スティングレイの愛称を持つ2代目コルベット。
この後5代目まで続くリトラクタブルヘッドライトを搭載。
シボレー コルベット C3(1975年)
前後フェンダーとくびれたように見えるボディ中央部のフォルムがコーラのビンを連想させ"コークボトル"の愛称を持つ。
ビル・ミッチェルと日系人ラリー・シノダがデザインしたマコシャークというモデルが原型。
シボレー ベルエアー リンゴスター/ビートルズ(1957年)
初代ベルエアーをベースにジョージ・バリスがビートルズのリンゴ・スターに提供したワンオフカスタムカー。
フォード グラントリノ(1972年)
トリノの最終型 第3世代モデル。
ハマー H1 アルファ(2006年)
軍用車として名高いハンビィーの市販車仕様。
アルファはイスズ製7.0Lディーゼルエンジン搭載モデル。
トヨタ メガクルーザー(2000年)
陸上自衛隊 高機動車の市販車仕様として登場し、航空自衛隊・海上自衛隊ではこのモデルを採用。
生産台数133台。
日産 フェアレディZ 432(1970年)
"432"は4バルブ・3キャブレター・2カムシャフトが由来。
トップグレードに位置するモデルで、S20型エンジン搭載。
生産台数419台。
メルセデスベンツ 230SL(1964年)
"SL"はSport Leicht(軽量スポーツカー)を意味する。
デザインはダイムラー・ベンツのポール・ブラックが担当。
生産台数19831台。
展示方法もエレガントな雰囲気が漂いますね。
撮影するにはちょっとカメラマン泣かせな配光・展示方法で、特にフロント周りに光が回らない傾向にありフラッシュ撮影不可避ですね…。
館内は薄暗いなか、立体駐車場の面影を強く残して坂道や段差が多くあるので要注意。
来館者の動線は仕切られておらず、メガクルーザーの展示位置を終点にUターンで7階まで戻っていく形。
個人のコレクションとしては見応えあるラインナップで、何往復も見て回ってました。。。
是非一度訪れてみる事をオススメします(。-_-。)
以上!おしまい!!