ってなワケで、今年もSUPER GT開幕戦の観戦。
とにかく荒れに荒れた展開でしたね。
2010年から観戦してきて、
雨で中断→中止になった2019年よりも記憶に残る展開でした。
事前の駐車券争奪戦も難なくクリア。
ただ、昨年から方針が変わり駐車券 + 一般入場券が強制的にセットになった販売方式には強く反対ですね。
駐車券 + ファンシートという選択肢が無く、無駄に2人分の入場券を買う事になるワケで。
ココはホント改善していただきたい。
6時のゲートオープンに合わせて到着。
普段なら入場待ち渋滞が発生するんですが、今回はその気配が無かったので前倒しでオープンしたんでしょう。
前日の予選は悪天候で横転クラッシュが発生したほどでしたが、決勝は天気に恵まれたなぁ~なんて思ってました。
当日のスタンド屋根下席争奪戦も、一番人気のエリアは獲れませんでしたがダンロップブリッジ付近をどうにか確保。
今季は観客動員、マスク着用 共に制限ナシでの開催でしたが、マスク装着率は95%くらいな雰囲気。
ブース散策。
空いているGT決勝スタート直後に撮影。
HONDA
来季からGT500はシビックに。
オートメッセでも見かけたモックアップモデルかな?
NISSAN
熟成されたGT-R nismo
空力の方向性が変わったのか、見た目も変わりましたね~
リヤ周りも攻めたデザインに。
R32からR35まで歴代のGT-Rを投入し続けてきた日産。
全日本GT選手権はベース車両の原型を多く残した時代。
今ではR35 GT-RのドアノブとGT-Rエンブレムしか市販車パーツが使われてないなんて聞いた事が…
BMW
雨もパラつく天気だったのでテキトーに撮影したら暗いですね
サポートレースとして開催されるPorsche Carrera Cup Japan 2023。
前日のGT予選日が第1戦で、この日が第2戦。
今季からYou Tubeでライブ観戦できるように。
プロクラス(白)、プロアマクラス(黄)、アマクラス(橙)の3クラスで争われるワンメイクレース。
マシンは昨季と同じタイプ992で510PSを発揮するモンスターマシン。
フォーメーションラップからスタート
PCCJはグリッドスタート方式。
混乱もなく1コーナーを疾走して行きます
ポールポジションの60号車が後続を引き離していく展開
2周目1コーナー立ち上がりでアマクラスの2号車が単独スピン
フロントからウォールにクラッシュ、すぐピットで破損したフロントリップを外して走行再開。
2号車は1週間前に納車されたばかりだそうです…
レースは大きな混乱なくチェッカー。
11時過ぎには昨年に続いて戦闘機のウェルカムフライト。
今年は宮崎県の航空自衛隊 新田原基地からF-15戦闘機2機を充当。
撮影難しい…
メインのSUPER GTオープニングセレモニー
グリッドに向けてコースイン
最後にポールポジションを獲得したマシンがコースイン。
GT300
GT500
パレードラップを先導する警察車両がコースイン
元は白バイから始まったパレードラン、今季は取締用覆面が投入されました。
サイレン鳴動でパレードラップスタート
続いてセーフティーカー先導でフォーメーションラップ
この頃に雨がパラパラと。
グリッドに並んでいる時ならストレート上でタイヤ交換も許可されるんですが、ここで降るという最悪のタイミング。
続いてGT300
不安な天気のなか13:30に82ラップの決勝スタート
GT300もスタート
これだけの台数でクラッシュもなく混沌するスタートをクリアして行けるのはさすがはプロだなと。
11周目あたりから雨が本降りに。
直後から立て続けにGT300勢にトラブル発生。
6号車 1コーナーでコースオフ
11号車 バックストレートで右後輪脱落
360号車 ピット出口で停止
更に雹まで降り出す始末で、チームにも観客にも判断に悩む過酷な展開。
かと思えば、急に雨が上がって晴れ出したり…ホントにワケが分かりません。
これは晴れて路面の排水が少し進んだ状態ですが、それでもこのウォータースクリーン
視界を奪われるドライバーにとっては恐怖でしょうね…
しかし路面は急速に乾いて行き、ドライタイヤに換えるチームも。
1コーナー
今回は天気も怪しかったし、表彰台前~2コーナーあたりをウロチョロしてただけなのでほとんど撮影してません。。。
この後もコースオフ、多重クラッシュ、タイヤ脱落が相次ぎ、FCY、セーフティーカー、赤旗中断が繰り返される目まぐるしい展開。
1レースでタイヤ脱落が3台も発生するレースがあったでしょうか…
それほど天候の変化に翻弄されピットが混乱していたんだと思います。
雷がサーキットに近づいてきたので赤旗中断なんてあるんですね。
中断が相次いだ事で規定時間(3時間)内に82周を消化する事は不可能。
運営としてはどうにかレースを成立させるため規定周回数(82周)の75%(61周)だけは時間内に消化させようと奔走。
赤旗解除後、セーフティーカー先導で61周を消化した段階で再度赤旗を出し、5分残してレース終了というなんとも言えない幕切れとなりました。
(赤旗中断後、再開10分前には全チームへ告知義務があるため、残5分だと事実上 再開不可)
ちなみに75%を消化できなかった時は2019年と同じく獲得ポイントが半減されます。
暫定表彰式
昨季まで背景は大きなボードでしたが、気付けば液晶画面化されてました。
ここにレース中 中継映像も映し出されてました。
GT300
1st 18号車 UPGARAGE NSX GT3
小林 崇志 / 小出 峻
2nd 65号車 LEON PYRAMID AMG
蒲生 尚弥 / 篠原 拓朗
3rd 244号車 HACHI-ICHI GR Supra GT
佐藤 公哉 / 三宅 淳詞
GT500
1st 23号車 MOTUL AUTECH Z
松田 次生 / ロニー・クインタレッリ
2nd 3号車 Niterra MOTUL Z
千代 勝正 / 高星 明誠
3rd 8号車 ARTA MUGEN NSX-GT
野尻 智紀 / 大湯 都史樹
8号車はモノコックの個体差?による挙動の不安定に悩み、レース前にモノコック交換実施でペナルティを受けていましたが表彰台を獲得。
実家がワイン農家だからか、シャンパンが気になるロニーさん
シャンパンファイト中、栓が開かない松田さん
替えのシャンパンを開いて一人でファイトする松田さん
これにて開幕戦は終幕。
目まぐるしく変わる天気に各チームが翻弄され続け、FCY投入のタイミングと重なってピットインしてしまいペナルティで上位争いから脱落するチームも続出し、どのチームにとっても全く先が読めない苦しい展開だったでしょう。
観戦している我々も、雨に濡れていないのに下がる気温と強風でガタガタ震えながらレース再開を待つ時間は過酷でした。
新燃料
GT500は今回からカーボンニュートラル燃料へ移行。
ドイツメーカーが開発した燃料で、植物や廃棄物からセルロースを抽出 → アルコール精製 → ガソリンを生み出す事で、ガソリン燃焼で出るCO2も植物が光合成に使ったCO2と相殺でエコだよね?って思想だそう。
GT300は車種が多彩なため、弊害などで足並みが揃わず第3戦から新燃料へ移行予定とのこと。
GTはFCYの投入時間が長すぎるなど、運営への批判も目立った今回の開幕戦。
個人的にも、もっとサポートレースなどコース上の時間を有意義に使うとか、1時間以上のセレモニー系は要るのか?など思うところはありますが…ファンの声が届いてくれるとイイですね。
以上!おしまい!!