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2023年07月29日 イイね!

BLFFW、足やらの改修

BLFFW、足やらの改修今回も作業オフブログです!

最近こういうブログが増えてきた印象が強いので、後からも見やすい様に
[人様のBLアクセラいじり]のブログカテゴリーを新設してみました。
ただこれによってオフやイベント含むレポでカテゴライズされていたものが新設カテゴリーになってしまったのもありますが…
そこはもう、やむなし!!w


前回はいつもの5FWアクセラでしたが、今回はお初のFFWアクセラです。
とはいえ、オーナーさんとはオフ会で数度お会いしてるので初めましてではないですがウチに来るのは初めてです。
遠路はるばるありがとうございます!

さて!
最も得意な車両であるBLFFW型アクセラですが、今までにやってない仕様です。

・オーデュラFRPボンネット(純正より10kgくらい軽そう)
・オートエクゼダウンサス(純正17インチ仕様ダンパー)
・オートエクゼスタビリンク前後
・オートエクゼフロントタワーバー
・オートエクゼリアフロアクロスバー
で、更に今回いつもの5FW乗りさんよりパーツ提供で

・オートエクゼリアロアアームバー
を追加装着する事になっています。

ボンネットが違うのは大きい…!
ストリート仕様であるならばもはや過剰な補強追加に、純正比キャパマイナスになってるダウンサス。
構成だけでいえば乗り味がこれで良いはずがないというのが正直な感想。
それに定番ですがリアのバンプラバーはきっともうグズグズに終わってるだろうな…というのも。


いつもの様に試乗からスタート。
乗ってみると明らかに分かる、スタビリンクを長くしてるやつ特有のまったりとした動き。
底付きしてるのに腰砕けしてるみたいな、ふよふよした感じ。
これはもう絶対フロントのスタビリンクの長さ320mmのやつだってもう見なくとも分かった。
ダウンサス+バンプタッチで乗り味が悪くなるのをスタビリンクを延長して効かせ方を緩和させ、乗り味をソフトにする。
ステア切った分の戻りがぼやーっとしてる。
更にFRPボンネットでフロントが軽い。
もう全部が全部曖昧。
それでいてボディが後付け補強で固められてる。
バネ上とバネ下がもう合わないんですよ。動き方が。
こりゃなかなか難しい。
一応作業的には1G締め作業になりますが、同時に異常がないかのチェックもしていきます。


乗って分かったところで、今回の作業はフロントから始めます。
足の一部を測定してから外していって…スタビリンクを外し…はず…
外れない!!!
過去何台かアクセラやっててスタビリンクのナットが固着してて動かないのに当たってますから対策あります。


フランジナットもストックあるんで、新しいの出します。
外したスタビリンクを見たら残念ながらブーツが避けちゃってました。
聞けば余裕で10万キロ以上を使ってるみたいなのでしょうがないですね。
となると調整式リンクをわざわざ長さ変えたところでしょうがないので、採寸だけして…


ほらやっぱ320mmだ。
動きのゆったり具合で分かるのだ。
これ、個人的には長すぎだと思います。
320mmがちょうどMPV純正で設定があるのでそれになりがちなんでしょうけど、ロアアームに当たりそうなくらいだし個人的にはもう少し短くしたいところなんですが…まぁ後はオーナーさんの体感次第ですね。
320mmの方が好きですって方も居ましたし。
スタビリンクを元に戻して、右側のアーム周りをごそごそやって完了。


ブレーキ周りもチェックしたけどパッド残が少ないってくらいです。


フロント左はどうでしょうね。
左はドラシャが良くグリス漏れして……してた。
残念ながらこの個体もドラシャからグリスが漏れ出してしばらく経ったくらいの状態でした…
どうもATケースがある分の熱害らしく、自分が見てきた個体でグリス吹いてるのは皆、左ブーツ。
右ブーツが異変起きてるのはまだ見てませんね。
ウチではどうしようもないんで、ブーツの漏れ口と周囲の洗浄をするまで。
後はブレーキ周りも同じパッド残が少ない状態。

こちらはスタビリンクの取り外しをしませんでした。
片側のリンクがブーツ切れてるし、どちらにしてもボールジョイントも相当に劣化をしてるので外すくらいならそのままにして次回作業で新品にした方が良いから。
で、これ。


アンダーカバーのクリップがいなくなっていてアンダーカバーが外れてました。
後ろ側は中央より右寄りにフックが1つと左右端をクリップ止めの構造なので、こっちがクリップ外れてると尚ぶらーんとするわけです。
あったかなーと倉庫のクリップを見てみたら中古だけどここのクリップがあったので取り付けて、外れていたのも無事元通り。


フロントは一先ず終了。
リアを後にしたのは、じっくりリアをやる必要があったからです。
まぁ、リアロアアームバーの取付もあるからなんだけど多分それだけでは済まないと予測していて。
ジャッキアップしてウマ掛けてごそごそ潜り込んで状態チェック…なんだこれ?


フロアの遮熱板が良く分からない事になっています???


本来ならこういうリベットで留めてあるんですが、


明らかに後からやったリベットで留まってないしおかしいよねw
2枚の遮熱板がもうぶらんぶらん。
聞けば、過去の事故で板金屋さんに入庫して修理された経緯があるとの事。
それでかと合点がいきましたがこれはどうしたもんかな…

とにかくガタガタぶらぶらしてるのは何とかしたいので1枚目の遮熱板に2枚目の遮熱板を曲げて織り込んで重ねて、何とかぶらぶらを阻止。
後は形状を手曲げ修正。


ビフォー


アフター

写真の角度が違うんで分かりづらいけど左端に写ってるホースの位置で察してくださいw
そのままよりずっとマシにはしました。
ガタガタはしません。


次はリアロアアームバーを入れる為の…というのが何もない場合の段取りなんですが。
見ちゃったんですよ…
リアダンパーのバンプラバーが予想よりも終わってる状態を。


これはーーーw
首の皮1枚みたいな。
リアダンパー取り外してアッパーバラして、いやこれーあっはっは!って笑いながらバンプラバーぼろぼろむしり取ってましたが…
当たり前ですが替えの部品もなしにそんなむしり取る訳がないです。
オーナーさんには申し訳ないけどわざと準備してる物があるとは言わずボロボロになったものを外しましたw
まさかそんな考えなしにやるわけないじゃないですか、そうだろうと思って準備しておきましたから!


ザックス製リアバンプラバーこーづきSPL(笑)
そう、これ今年5月まで自分のアクセラで使ってたやつです。

ブログで記事にした事もあるバンプラバーですが、これはオートエクゼダンパーに対して取り付けてたんです。
今現在はKYBダンパーにして、そのKYBダンパーにはまたデータ取りで違うバンプラバーを組んだので今は使っていなかった。
中古と言っても程度めちゃめちゃ良いので使えるんですが、気に入った故に新品未使用のザックスバンプラバー在庫してるので、今回もしバンプラバーが終わってたら提供しようと思ってオートエクゼダンパーからアッパーを外してバンプラバーとダストカバーを取って洗浄して準備しておいたのです。
やっぱり読みが当たったなーという感じ。
ボロボロの純正は捨てて、これに入れ替えます。
大丈夫です、元以上に格段に良くなります。

このバンプラバーが個人的にイチオシなのは耐荷重性がめちゃくちゃに高い事。
仕事でも使ってるんで平然と200kg超を積載する事がありますが、それを何度もやってて変形潰れがない。
新品の時も採寸してたから、今回これを洗浄した後に採寸したら1mmも縮んでなくて逆にビビる。
そこまでの耐久性でありながら、特筆すべきな程にむっちりしたソフトタッチで純正みたいなダン!!!ってあの嫌な感じに突き上げる事は一切ない。
吸収性がとにかくいいんです。

中古だけど程度いいから是非使っておくれー
そして純正ダンパーとの相性がこれでどうなのかを知りたいんじゃーというデータ取りも忘れません。
左側のダンパーのバンプラバーとダストカバーを入れ替えて、次は右側のダンパーを同じ様に…


どうやったらここが傷つくワケ?
稀にだけどダメな作業者がアッパーマウントの緩め締めの作業でペンチなどでロッドの側面先端をこうして掴みながらアッパーのナットを締める愚かな作業をする場合があります。


ほら、ちょうど裏表に傷がついてるんですよねー
まるで何らかの工具で挟んだ様な感じでね…

メッキがやられてそしてその部分がこうして錆びて…
確かにそこは摺動面でもダンパーのオイル漏れを誘発させるような場所ではないかもしれないけど当然金属はそこから錆が進行してメッキの内側で…って考えたくないですけど良くない事ですこういう作業。
後、ロッド摺動面に焼けがあるのもおかしい。


横力掛かった状態で何かあったか?ってのも、聞けばリア事故の影響が考えられる。
事故後、足周りチェックをせずにダンパーが放置されて変な力が掛かったまま今まで来てしまったのか。
これもまぁどうしようもないので拭くしか。
というかこっち、バンプラバーの具合が特におかしい。
これ加水分解起こしてるのかダンパー先端のキャップ部までバンプラバーが…


おああああああ終わっておる…
頑張って清掃します。
カリカリ削ってエアブロー、ゴシゴシ擦ってエアブロー。


左右、ビフォーアフターやばすぎw
右側装着のダンパーがやたらやばかったけど、左側も良く見たらあれだったのでまたアッパー分解して清掃やり直しました。



じゃん。
部分リフレッシュされたリアダンパーです!いいねー!

ちなみに手押しでダンパーの状態を見ましたがガス圧終わってましたw
やはり自力でほぼ戻りません。
5秒くらい掛かって何とか戻ってくるならセーフですけど、5秒は全然無理。
ちなみに健康なダンパーなら3秒くらいで戻りきりますね。
伸び減衰力が高いやつだと5秒くらい掛かるかなくらい。
手引きでスコンと伸びてしまう事まではなかったんですがダウンサス仕様の宿命で底付きの連続になるのでハッキリ、ダンパーの寿命。
リアでこれなのでフロントは勿論同じでしょう。

ところでリアダンパーの写真右上に新しいナットが4つ写っていますがこれにも理由があります。
こちら。


ここロックナットなんか使ってないんですけど!?
錆びか砂噛みかやたらナット回らんなー?ここ、こんなに渋くないんだけど…って外し作業で感じた違和感の答えがロックナットになっていたと。
しかもリアダンパー交換作業はディーラーとの事。
外したナットを丸ごと行方不明にして、ごそごそナット箱から4つ揃えて持って来たのがこれってところか?
俺が見てきたアクセラ、ちょこちょこディーラーのそういう作業見てるから何とも言えなくなるよな…
さっきの遮熱板の雑仕事といい見えちゃうんだよそういうの。
なので、ここもストックで持ってるフランジナット新品に入れ替えます…
当たり前だけどスルスル回って固定できます。

リアアーム類は1G締め作業の為にいつもの様に進めますがプラス、リアロアアームバーを取り付ける為に
リアスタビブッシュごと下ろし&ラテラルリンクのボルト全抜きしないとなりません。
これの作業、前回5FWアクセラからリアロアアームバー取り外しの時に思ったんです。


良い感じの長さのソケットを買わないと作業性が悪くてイライラするとw
これも分かってたので探しておきましたよ…


左もバッチリ!


右もガソリンタンク回避!
ああ作業が快適w

このリアロアアームバー取り付け作業を行うに当たってスタビを降ろす。
ついでにスタビリンク外して状態を見るってのもやろうとしたんですがまたもナットの固着…って格闘してたんですが途中で気づきました。
ここもロックナットかー!!
でも、ここは途中で改良が入ったんです。
リアスタビリンクのナットは純正でロックナット版が存在します。
フランジナット版、ロックナット版、そしてマツダスピードアクセラ版(そもそもボルト径が違う)がある。
だからそれはもうしょうがないなんだけど、スタビリンクのスタットボルトがこの…ここんちのは錆が…この…!
って事で結局左ナットが外れなかったんでスタビは片側転がしで何とか対応してロアアームバーをセット。
後はまたスタビも戻すだけ戻して、ともかくまずは一度全部付けた状態で1G締めを行います。
それが済んでから、スタビリンクが外せるかどうかまた挑戦しましょうかと。
スタビリンクに固執して他の作業が遅れるのもまずいので。


なかなかきつかった…

錆びも加えてがボールジョイントの六角がナメるかどうかがほんっとに怖かったけど何とか外せました。
もう片側の右リンクは普通に外せたけど、どっちにしてもあれですねボールジョイントが大分ドライでグリスが少ない印象。
悪い意味でボールジョイントが硬いです。
残ってるグリス戻ってこーいと念を込めながらボールジョイントをフルスイングさせまくって、少しだけグリスが戻ってきてネチネチ感が出ました。
ブーツの切れもないのでまあ…長く見てもう1年くらいはいけるかどうかかなってライン。
こちらも純正の長さより長く設定されたリンク長でした。
フロントほど過剰な設定ではなかったのでこれでもいいよって感じだったので再調整なし。

状態も分かったしちょっとだけグリス戻ったので元に戻します。
ただ、次の作業の事を考えて、メンバー側のナットはスタビ側に付いてた普通のフランジナットに。
スタビ側にはメンバー側に付いていたロックナットにしておきます。
この方が最悪でもナットをどうにかまだしやすいので…
他、異常がないかのチェックをしていって。


リアもフロント同様にブレーキパッドの残が少ないですね。
改修で走れる様になると純正より効くパッドも興味が出るかも?w

一先ず全部何とかなって良かったー
何だかロックナットに泣かされました今回はw
フロントのスタビリンクに関しては、良い感じのものを持ってる方を知っているので、その後話を持ち掛けておきましたから将来的にそれに交換しましょう。


それでは作業後のリア全景!


エクゼエクゼした雰囲気が増しましたね。
バーの存在感が大きい。


さて、お待ちかねの試乗タイムですが、既に真っ暗なのでオーナーさん運転ではなく先に自分が運転します。
もう、朝方のあのいやーな感じが全部払拭できました。
ぺらぺら先に変化の回答を喋ってしまうと印象の問題があるので最初は黙っていますw
自分がやってるからそりゃそうなんだけど、全部設定した通りに動いてくれてる感があって人の車だけど何かもう勝手が分かる感じあるまでに素直になりました。
FFWでボンネット軽いとこんな感じなんだーってのが改めてちゃんと体感できたのも収穫。
なんだけど、それよりかはダンパーが抜けてるのとタイヤがそんなに食わないので頭捩じ込んでガンガン走る…のはできないかなという雰囲気。
ダンパーとフロントはアッパーマウントassy新調するだけで俄然良いと思います。
車高調にするのもいいけど、多分これはこれでこの仕様でかなり気持ちよく走れると思うので。

最後、フロントタワーバーのボルトを全て締め付けをこちらでトルク管理してやり直して今回のセッティング作業が終わりです。
フロントスタビリンクの心残りもありますが今回はしょうがないですね。
消耗品や漏れも見受けられるので今後リフレッシュしていってもらいたいです。


帰路で相当体感は出来た様で、無事帰宅してからたくさんの好印象な感想を頂けたのですが、そればかりかオーナーさんの奥様からのコメントまでいただけまして。
それがなかなかユニーク。

「めっちゃ安定してる。
前は車体が対角線上に歪む感じがあったけどそれがなくなった。
後部座席の下のギシギシ言う感じもなくなった。
硬くなったけどしなやか、言い表すなら竹のような印象。」

竹か!!
なるほどなぁーって思いつつもその竹感を生み出してるのは言うまでもなく、敢えてバンプタッチしやすくしているザックスのバンプラバーであり、他設定したブッシュ類の状態や追加されたリアロアアームバーの感触もあってでしょう。
ギシつく感じと異音はリアのスタビリンクだったので再馴染ませと左右入れ替えを行った事で当たりが変わって誤魔化し状態になってます。
久々にバケ率高い個体でした。
あれこれやってしまって時間が経ってるとやはりバケが大きくて楽しいっちゃ楽しいですねw
ご家族へ移動の快適性を貢献できたならセッティング作業を行った身としては嬉しい限り。


データを色々こういう作業の中で取りつつ、また次の作業へ挑戦します…
次回、BLEFWアクセラ!!
初見のビルシュタイン足、どうなる!?w

尚、改めてですが一般より作業の受付はしておりません。
悪しからず。
Posted at 2023/07/29 18:50:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | 人様のBLアクセラいじり | クルマ
2023年07月27日 イイね!

BL5FW、車高調入れ替え

BL5FW、車高調入れ替え北関東セブンデーより遡る事2週間前。
7月上旬中旬と連続でアクセラの足セットを2台やっておりました。
今回は、まず1台目の話。


遠方から毎度どうも!ウチに一番来てる(関西からなのに)5FWアクセラさんです。
今回は足セット変更って言うか…


車高調の新調でーす!!!いいねー!
サーキットを走るとなるとBLアクセラで蹴脚の選択はマストでしょう。

なかなかないチャンスなので各部チェックさせてもらいましたが…
付属になってるベアリングが本当にこれでいいの?という疑問感がどうしてもあって…
メーカーさんの考えあってのものなのかも分からないので造り等に関しての話は避けておきますが、今回はベアリングは使わず326パワー製のフラットシートに変更。


要するに樹脂製のスラストシートです。
バネのガイド付きの方がスラストシートという商品名の扱いになっております。
蹴脚との内径合い具合も厚みも問題なし。
オーナーさんのお好みのカラー紫にしましたがハロウィンカラーな足になったなぁ。


しかしまぁーー雨!雨が酷かった!
この時は土日2日間作業日をもうけさせてもらったんですが、雨で作業ができない!!
ほんっとうにこの頃は大気不安定もいいところで天気予報が1時間待たずにころころ変わって、全然進められない作業に泣かされました…
まぁ土曜初日は開き直って宇都宮餃子食べに出たり中古パーツ屋見て回ったりそれはそれで普段しない様なお出かけを楽しんではいたんですがw


結局作業1日目は雨ばっかりの中何とか出来たのがフロント片側のみ…
1日雨ばっかりでどうにもならず、アクセラはウチに置いていき今回の宿へ送って行ったのでした。
作業は明日へ持ち越し。



翌朝6時過ぎ。
雨雲レーダーでその時間帯から朝8時くらいまでは何とか天気が持ちこたえてくれそうだったので、朝っぱら早くから作業開始。
オーナーさんはホテルにほったらかしにして(迎えに行ったり何だかんだしてまた雨降られるのがマジで勘弁だったので)一人で作業。
暫定セッティングでまとめてフロントの車高調交換終了。
実験台になってもらったのもありまして…


このナットです。
一般にBLアクセラの車高調のナットはM8の12mmフランジナットにワッシャが付いた物が大半。
ここが、か弱い!
いやここの締め付けトルク自体は35NM程度だからキャパ不足ではないんだけどそうじゃなくて…
結構な長穴部分に小さいナットに薄いワッシャでワッシャが変形してちゃんと安定したトルクで締められてないってのがある!
ナットを緩めると長穴の形にワッシャが変形してたやつがまぁ多い事…
それを問題視していて今回はこのナット使ってみて錆具合とか緩まないのかとかテストさせてくれと。

ナットの丈もボルト部を覆える長さに、フランジ部の厚みが倍。
確かな合い具合です。
強いて言えば、それでもワッシャ程の外径がないから長穴を覆いきる事はできないところがネックかな。
ちなみにここのアッパーマウントのボルトの位置は


この様に取り付け時点でキャンバーがマックスに付く様にしてあって、ピロアッパー自体の設定としては純正よりほんのちょっとキャンバーが付く程度の設定。
足し算で、車高そのものが割と高い設定になっている割にはキャンバーが付くみたいな具合。
BLアクセラはキャンバー調整するのに車高調を外さないといけなくて、ダンパーをナックル圧入の構造で断固やりたくないレベルで調整が怠いのでここのボルト穴のガタ分ポジティブに起こすネガティブに寝かすがいい塩梅になる様に最初から合わせ込みました。


フロントの作業が終わってからオーナーさんを迎えに行き、改めての作業。
リア足の作業は案外天候に恵まれて無事進行させられました。
最悪雨降ってもフロントと違って腹下に潜っての作業が多いので逆に平気かなw

蹴脚のリア足の特徴は、多くの車高調と違って最初から直巻きバネになっている事と、アジャスターの位置が天地逆である事です。
大半アジャスターはメンバー側(そりゃ雨や砂害考えたらそう)なんですがメンバー側にゴムの塊にバネガイドが付いたアダプダで、ロアアーム側にバネのアジャスターが付きます。
なのでこれの取付を先にしていきます。


ロアアームの真ん中の穴に合う様になっています。
穴にアジャスターを立てて、底側に当て板当ててボルト締めてロアアームとサンドイッチする構造。


メンバー側のゴムマウントは何も固定がなくただ押し込むだけ。
そしてこのゴムマウントは私、5月に出会っております…
そうです!ほいさんアクセラの足作業時にハマりこんでいたアイツです!


これ!!w
今度はちゃんとした構成での取り付けw
このゴムマウントははめ込むだけなのでほぼ位置フリーですが、下側は位置決め必要。
でもバネをセットした状態でダンパーを取り付けるとバネが斜めになってアジャスターとの座りがかなり悪くなってしまうので、アジャスター固定のボルトは最初は結構緩めにしておいてアジャスターそのものがかしげる事ができるくらいに調整しておいて、ダンパーとバネの位置関係を見て合わせてからアジャスターのボルトを締めます。
そしてダンパーが伸びきった状態で最低限バネが遊ばない、斜めになる事がないのをちゃんと確認する事。
ダンパーのストローク量も確認。

で、暫定セットでとりあえず思ったんだけど、まぁー短足過ぎないかい…
リア足リフトさせるのが逆に狙いなのかな?ってくらい短い。
ダンパー側にはもうちょっと余裕があるんで単純にバネの自由長がもうちょっと長かったらそこまで短足にはならないんでショップ側が狙ってるセッティングってのがあるのかもしれませんね。
(※個人的にはここまで短足なら潰す前提でヘルパー入れたい)


雨に降られることなくリア足も無事、出来ました。
ほっとしたねw ほーんと雨でまともに進まなかったから。


これにて前後暫定セットで組み上がり!
今回は新品ダンパーなわけでまず、最低でも100kmの慣らしが必須。
という事で感覚チェックがてら慣らしツアーへ。
とりあえず思ったのが…めっちゃくちゃに硬い!!!
こんな硬い足は久しぶりです。
いくら吊るしが14/10kとハードレートとはいえ、そうじゃなくて信じられないレベルでダンパーが硬い!
これでも先に手押しでダンパーの特性を確認した上で低めに見てこの辺から…と減衰力決めたんですがとんでもなかった…

の、ですが。
最初の10kmくらいまでが鬼の様な硬さだったのに距離を走る程硬さがまろやかになっていき、慣らしも進んで110kmくらいの頃はそんなあり得ない感じは既になくなり、逆にどうなってるんだってくらいに強烈な張り付き感が出てきていました。
減衰も手押しして決めた仮段数だったけど、1段だけ調整していいところにハマりました。
これは楽しみだぞ…!
という事で慣らしの市街地走行を経て、一度作業場に戻ってから足の増し締めとフロントバネのプリロード増し。


俺、これはフロントプリロードもっと掛けていいと思う。
掛けて、車高をこれくらいに下げる。ってずっと運転してて思った。
んだけど調整し始めてから、うんん…いや前後バランスを考えたらフロントを下げるのは得策じゃないかもしれない。
車高はまずフラット気味の方からが良いかもしれない。
プリロードはこれだけ掛けます、でも車高はこれ程度にしておきます、という具合にしました。
リアはそのまま変更なしで増し締め確認。
ロアアームの中にアジャスターがあるのはとんでもなく調整に困る!!w
毎度アジャスター外さないと無理じゃんこれってレベル…
まず車高調レンチ入りませんから。
ロアアームの底側のボルトを緩めて取って、更にリアダンパーのアイブッシュボルトも取って。
それでアジャスターを外してという作業が必要となるわけです。
これはどうなんですかね…
一般的な社外のも結局アジャスター単品にして作業しないと圧力掛かってるからアジャスター破損しますって言ってるし、このケースの場合だとロアアームの切り離しになってくるからそう考えたら逆にマシなのかな?


さて、暫定セットから一歩踏み込んだセットになりました。
慣らしの最中に減衰力もちょこちょこいじりましたが…一発目、テストコースで緩くドライブしましたがもう…これは明らかに走りの足!
流石に乗り心地は良いと言えないけど、マジでトラクションの掛かり方がストリート足とは異質。
タイヤが食って掛かってる感じ凄いし、頭の向き変わり速さが桁違い。
これは流石に凄いな…wって笑っちゃったくらいに別モノの仕上がり。
ただ、ピロアッパーってのとフロントがベアリングレス状態なのでバネの弾き音がしょっちゅうするのとステアの戻りの悪さが目立つ。
キャスター角がめちゃめちゃ起きてるやつみたい。
切った分自分で結構意識して戻すみたいな状態である意味でそれがコントロール性がいいと取るかどうか。
ちょっとこの辺のフィーリングは今後の課題ですね。
それとウチの作業場出るときに段差の所で、リア内側タイヤが簡単にリフトしてたのでw
急激な姿勢変化を嫌いたいところもあるし、次は自由長稼ぎプラスインリフト改善の為にヘルパー導入とプリロード調整。

そもそもこの車高調はMFCT岡山国際サーキットにてBKマツダスピードアクセラで走った時のセッティングで作られているので、BL5FWにFRPボンネット仕様のBLアクセラ最軽量モデルにこの14/10kのバネレートは硬すぎるんじゃないかと思ってましたが、現車ではセッティングがいいところにできたのでバネレート変更するかどうかはもうちょっと走ってからの判断だねというところ。
なのですが個人的にはリアストローク量の調整をしたい…というのが個人的な見解ですね。
バネはそのままでリアだけヘルパー足して。


で。
先日北海道で行われたMFCTにてまずは無事事故なく完走できた様です!
まだ帰って来て落ち着かぬ間に仕事で多忙な感じしてるので、落ち着いた頃にでも今の足の感想を色々聞きたいなと思っています。

そしてこの作業の翌週もまた、BLアクセラの足作業が入っておりましたw
次回はBLFFWの足作業、プラスアルファです。
初、ボンネットがFRPになってるFFWの運転ができます!
また今までにないパターンで楽しみでしたが、さて…?
Posted at 2023/07/27 22:53:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | 人様のBLアクセラいじり | クルマ
2023年07月22日 イイね!

第11回、北関東セブンデー御礼

第11回、北関東セブンデー御礼第11回北関東セブンデー、ご参加頂きまして誠にありがとうございました!

どうにもおかしかったですねぇ…
最初の頃は曇りも多くって常連さんは大体開口一番
「今年は割と涼しいですね!」
って何人か言ってたくらいだったのに結局あんな猛暑は…聞いてないんだが…w
皆様、体調大丈夫でしたか?
中には日傘やファン持参でしっかり準備万端で来られていた方もいましたね!
大正解です!!


今回の北関東セブンデーが楽しい時間の場となっていましたら、幹事として幸いです。
SNSで多く気軽に繋がれる現代ではありますが、車はやはり実車を前にしての話が一番に楽しく、またパーツなどの話も現物を前にするとまた理解度が深いと思うのです。
そして、車を趣味として長く楽しくやっていくのには趣味を同じくする仲間との時間、世代の差を超えて有意義なものになると考えております。

マナーが良い方が多かったのも嬉しい事です。
ご協力いただき、ありがとうございました!


ただ、1つ…
もう自己紹介タイム中にちょっと施設の方より幹事の呼び出しがあって少し離れたところで施設の方と話をせざるを得ない状態だったので、何かあったのかと気になった方もいらっしゃるかと思いますのでその件について。

施設の方に電話があり、子供が車に轢かれそうになったという一報が入ったとの事でした。
担当の方はその辺の具体的な車種(例えばその車がスポーツカーだったんですがとか)の話もなく、ただそういう事象があったかどうかの確認だけをしたいとの話でした。

幹事は基本的に現場に張り付きっぱなしで駐車誘導、受付、お話をして回っている状態で現地から目を離している時間はほぼ無いのと幹事が見ていないタイミングでの車の出入りはなかったはずなので、私共の車がそもそも出入りしているというのはほぼありませんし、出て行った車に関しても私がここから見送っているのでその事実はありませんとハッキリ答えました。
少なからず施設の方々とは以前からこうしてイベント許可をとらせていただくので繰り返しお話をさせていただいていますから、分かりました確認だけ取れれば大丈夫ですので、との返答でした。

事実幹事が見ていた範囲でも徐行で移動していただいていたので問題は本当になかったと思ってはいますが、改めて目立ちやすい団体である以上諸々に気を払う必要はあるなとも思った今回の件でした…



少しかしこまった話含みになりましたが、ありがとうございました!
次の機会があれば是非またよろしくお願い致します。
Posted at 2023/07/22 21:46:27 | コメント(1) | トラックバック(0) | イベント | クルマ
2023年07月20日 イイね!

明後日土曜、第11回北関東セブンデー

明後日土曜、第11回北関東セブンデー北関東セブンデー基本概要はこちらから。


この概要の説明で

> 7/21金曜日0:00になった時点でこちらで参加×へ変更、キャンセル扱いとし、
> 7/21金曜日中をキャンセル枠開放(但し40台未満の場合に限る)とします。

と書いてありますが今日20日の23時現時点で、参加決定台数が30台の状況なので
日付変わった瞬間の△を×にしてのキャンセル枠開放を設ける事は致しませんが今現在△入力で検討いただいている方は
明日21日中に△から○もしくは×への変更決定をよろしくお願い致します。


当日22日の天気は曇りの状況となっておりますが、曇りでも相当の気温になる事は予想されます。
日傘、帽子など暑さ対策をお忘れなく!!
また日傘をお持ちの場合は、展示されている車両を見る際等ぶつける事の無い様どうぞ御配慮願います。

幹事は通年の出で立ちで、日焼け防止の為逆に長袖ツナギに麦わら帽子です。
長袖の方がいっそ暑くないんですよこれが…


ご新規の方も今回は多く、今から幹事もお話できる事楽しみにしております。
明日21日いっぱいまで参加受け付けておりますので、是非遊びにいらっしゃってください!
よろしくお願い致します!
Posted at 2023/07/20 23:22:50 | コメント(2) | トラックバック(0) | イベント | クルマ
2023年07月16日 イイね!

【開催まで後6日】第11回 北関東セブンデー

【開催まで後6日】第11回 北関東セブンデー北関東セブンデー開催まで1週間を切りました!

22日当日の天気…今現在の予報、くもりです。
程々にくもりだと助かりますね。

天候について改めてになりますが、雨天荒天は中止。
軽微な雨天なら決行です。
去年と違いあまり雨の心配はしておりませんが、天候があまりに怪しい流れの場合はブログにて開催判断連絡を遅くとも開催前日中には致します。
尚、開催中に雨天に見舞われた場合は中断にはなりません。
道の駅思川施設内に退避等、各自対応願います。


そして今現在での参加(検討含む)いただいているRX-7の状況ですが

FC3S…19台
FC3C…8台
FD3S…1台

合計28台という状況です。
枠の方はマックスで40台ですのでまだまだご参加いただけます!!

ブログ←中に申し込み先リンクがありますので、概要一読の上、是非ご参加下さい!
今回は常連の面々と北関東セブンデーは初めての面々の半々で主催も既にワクワクです!!!





オフならではの現車を前にした有意義な交流ができる時間をお楽しみいただけたらと思います。
ご参加お待ちしております!
Posted at 2023/07/16 20:02:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | イベント | クルマ

プロフィール

「第11回北関東セブンデー当日です!やります!よろしくお願いします!」
何シテル?   07/22 00:13
こーづき と申します。 RX-7持ち (FC3S 後期 / GT-X) アクセラ乗り (BLFFW / アドバンスドスタイル) もっぱらB...
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