面白いパーツ何かないかなーーーってネット巡回みたいなの、やりますよねw
ふとそんな時に見つけたものがありました。
コークスポーツのタワーバーです。
コークスポーツは言わば…日本でいうオートエクゼみたいな?マツダ車のパーツメーカーです。
日本に輸入代理店こそ僅かにありますが、通常ラインナップにタワーバーはありません。
そんなわけで中古で割りと珍しい物件が売られていたので目に留まったわけです。
上のリンク先でも書きましたが、この中古のタワーバー、何か車両取り付け台座部分がめちゃめちゃ雑にカットされてました。
ヘタに触れたら怪我するレベルで超ざっくりカットされてます。
自分のアクセラで仮当てしてみて、そういうことか!と理解はできました。
純正補強の湾曲部分に干渉するんですねー
メーカー曰く適合でBK~BLのアクセラに対応とはなってますが、設計はBKなのかもしれません。
BLだと結構…合わないと思うのですが…w
それでこれを買ったBLアクセラ乗りの方はカットしたのでしょう。
そんな大雑把に切ってしまている物を…自分のアクセラにそのまま付けるわけにはいきません。
既に加工されてしまっているものを綺麗に整えるのはなかなかに大変でしたが、できる範囲で整えて装着しました。
で、
ここから本題。
フロントタワーバーの補強効果は、BLFFW(以下略FFW)でどう現れるのか?
先月末、フォロワーさんでありFFW仲間のほいさんのアクセラのセッティングを行いました。
彼のFFWにはフロントタワーバーが装着されています。
今まで他にセッティングをした2台のFFWにはどちらも装着されていません。
自分のも純正のままです。
当時のマツダ技報にも書かれていますが、純正でこの部分はストラットタワーバーの機構が内蔵されていて、ストラット~バルクヘッドプレート~ストラットとちゃんと左右連結がされているわけです。
補強を無駄にラップさせてどうする?という考えと、実際にフロントの入り具合に個人的には不満を持っていませんでした。
ほいさんFFWの足周りはベーシックなエクゼダウンサスに純正ダンパーです。
以前作業したあおひげさんFFWと同じ。
純正ダンパーも同じ17インチモデルダンパー。
履くホイールも同じ、タイヤ銘柄こそ違うけどタイヤサイズも同じ。
車体グレードも同じ20Sです。
フロントで違うのは、タナベのフロントタワーバーとオーデュラのメンバーカラーの2点。
比較するなら非常にもってこいな条件。
なのに!走りが違う!
作業した自分が横に乗って、うっ!?となってしまったくらい、軽やかに曲がり、鋭く切れ込んでいく。
基本的な乗り味は足が同じだから同じなんだけど…
何だこれ???ってのが強い(いい意味で)
試乗しててほいさんと2人で、余りに変化したFFWに笑ってしまったわけで…
ちなみに、ほいさんが書かれた
整備手帳もありますので、どうぞ。
それで興味を持ったのがフロントタワーバー。
いや、こんなの初めてでもなんでもなくてFCで補強だってあれこれやってきてて、しかも街乗りじゃなくてドリフトで効く効かない意味があるかどうかとかやってきてるわけですよ!
ドリフトで体感できなくちゃマジで何の効果もないです。
それが何で今更アクセラでこんな基本のタワーバーに興味をもったかって、
・純正補強にラップする形で社外のタワーバーを入れて意味があるのか?
・ほいさんFFWのあの強烈な変化はタワーバーの効果によるものなのか?
これですね。
凄く興味がわいた。
そんなわけで自分も
タワーバーを購入し装着したわけ。
装着して1週間、様子を見ることにしました。
そして外す。
良かろうと悪かろうと。
1週間の間、通常の出勤、いつものテストコース、田舎道、都会の道路、高速道路と各種走り回りました。
結果から言うと、フロントタワーバーの効果は一定以上ある。
純正補強にラップする形で意味あるの?って思ってましたが、物により差はあるかもしれないけど、効果は出る。
今回はコークスポーツのタワーバーだったからというのも強くあると思います。
溶接された1本モノ形状ですので、ボディの僅かな歪みに対しても抑え込みがある。
だから常に振動を何でも細かく拾いやすくなるし、
グッとステアを切り込めば足が強く動いたのを捉えて抑え込む動作になるし、
ダンパーの減衰力を上げたような、スタビを強くした様な、そういう上下方向の抑えが効くのが分かりました。
ボディが水平に戻ろうとする力が働く。って言い方が一番しっくりくるかな。
なかなかこれが違和感が最初はあって、走ってるとストラットの上で綱引きをしてるみたいな余計な動き感を感じてましたw
伝えなくていいものまで伝えてる感じだし。
高速域での足がじわーーっと動く、でも効いてて安定する感じは安心感がありましたが、基本的にはフロントがしっかりしすぎている、振動がノイジー過ぎる、スポーティーではあるが求めてるのはそこではないというのが感想で結論。
今現在自分はぎっくり腰を患っているのですが、タワーバーなしで半日近く運転してても腰が痛くならなかったのにタワーバーありだと30分もせずに腰が痛くなるんです。
腰は嘘つかない!!w
ちなみに助手席の人からは別に乗り心地悪くないよ?との反応でしたので健康であれば問題はない程度です。
不健康にはしんどいw
何にせよ1週間。
もう外したい、いやでも空気圧とかできることの変化は試したい…ということで色々やりましたがこの週末。
取り外しました。
その作業のついでに、
フロントキャンバー調整の整備手帳用に写真を撮ったり(補足追加してあります)してもう少し分かりやすくしました。
外してすぐ様、段差で分かった。
ボディぐねぐね動く。
でも…横G掛かってるときの前後の統一感が良い。
前足と後ろ足がそれぞれ斜めに向かってぐいーーっと曲がっていく感じ。
縦方向の捩れが揃ってるというか。
何より腰が痛くない…!w
ってことで、少なくとも今のエクゼ足でセッティングした自分のFFWでは行き過ぎた。
ということでフロントタワーバーがない方が好みだったという結論でした。
で。
ほいさんFFWのあの感じはどうだったのか?というところに関しては、それも1つの効果であると考えられます。
付いてるんだから当たり前だけどw
タナベのあのタワーバーの強度バランスがいいってのも考えられる。
台座左右のバーの構成、3ピースですから。
バー自体がどう剛性があろうと最終的にバーの強度って一番弱い部分、あのタワーバーだとターンバックルの強度ですよね。
それが塩梅いいんだろうな…と思いました。
後はメンバーカラー!
これは凄く興味が出てしまって、実は先日オーデュラの店舗出店イベントがあった際に実は、買ってしまいました!w
これも時期を見て、装着していこうと思います。
違う!ってなったら遠慮なく外しますw
もしかしたらメンバーカラーを入れたらタワーバーが欲しくなるかもしれないし、まだまだ分かりません。
特別走りの車じゃないアクセラなんですが、やってみると奥深いんですよ。
ストラット/マルチリンクの作りでマツダ車ですからねw
そもそも新車で買って、なんだこの足!すげぇ!って思った車なのでFFWって。
結構、足に惚れてるのかもしれません。
んー面白い。