先月のR6(蒼)の車検時のブログにちょっと書きましたが、中華製シングルシートの塗装がお粗末で劣化して酷い事になってます。
どうしたらこうなるのか…?そんな感想しか言えなくなる状態なのですが。
塗装の中(青色の塗料部分)がブツブツになってくるんですよ。
新品の時はこのようなブツブツもなく、まぁそれなりの見た目でした。とはいえ見るからに塗装が薄いのが分かるくらいのクオリティでしたが。
日に日にこのブツブツが増えていくんで、逆にどんな塗装をしたらこんな時間差の芸当が仕込めるのかと感心します(爆)
そろそろ見るに堪えなくなってきたので、この中華塗装とはおさらばしようかと思います。
小さなパーツの塗装なので簡単に終わると踏んでいたのに、まさかあんな事になるとは思いもせず………
まずは塗装を剥がします。左側は青いのが残っているけど、ここは見えなくなる部分なので気にしない。
※中華塗装はサフ→シルバー→青→クリアの順番で塗られていましたね。恐ろしく薄くでしたが…
サーフェイサーを吹きます。
セローの塗装にも使ったアイスシルバーメタリックを下地にします。
青色も2液ウレタンが良かったのですが、手に入らないのでデイトナのMCペインターで塗ります。
※ディープパープリッシュブルーメタリックC
MCペインター…初めて使うけど普通のスプレー缶でしょう。って思って塗ったのが後の悲劇に……
1回捨て吹きしてから、何気なく本塗りをして…。
片付けをするのにちょっと目を離して、ふと見てみたら
なんじゃこりゃ~!?
めちゃくちゃ縮んで皺だらけになってました…(涙)
塗った時にかなり溶剤臭の強いヤツだな~とは思ったのですが、まさかこんな状態になるとは…。
乾燥時間を取ってから、皺になった部分を平らにペーパー掛けしました。
皺の跡が銀色に見えるので、アイスシルバーメタリックがMCペインターに侵されたようですね。
同じ失敗をしない為に、MCペインターはスプレー缶からエアブラシに取り分けてエアブラシ塗装することに。
※スプレー缶だと噴射の加減ができず、どうしても厚塗りになりがち
チヂミが発生しないようにエアブラシで薄塗りを繰り返して塗装をしました。
ここさえ出来てしまえば、あとはクリア塗装だけ。なにも問題は起きない…そう思っていました。
はい。もうね…MCペインター嫌い!!
何が起きたかと言うと、ハジキです。※チャカの事ではありません。
MCペインターがクリアを弾いてしまい、クリア塗装がどこもかしこも凹状にクレーター化してしまいました。
ハジキは塗装面に油分が残っていたりすると発生する現象なのですが…。
MCペインターには何が含まれているんだ!?シリコンでも入ってんのか!?
はぁ……。
起きてしまったものは仕方がないので、無理やりクリアを厚塗りして酷いゆず肌みたいな状態まで持っていきました。
で、厚塗りしたクリアを削って平滑化します。
そこから再度クリアを塗装。
クリアの上にクリアを吹いている状態なので今度はハジキは起きません。
ゴミ取りして磨きました。(見えなくなる所はどうでもよし)
塗装の為に外していた部品を組み付けます。
ヤマハの音叉マーク(チューニングフォーク)は元々付いてたヤツは剥がした時に割れた(表面がレジンコートのステッカー)ので、新しく購入しました。
レジンだと劣化するので、プラスチック製の立体エンブレムにしました。[1PA-F836B-00(φ25mm )]
あとはタンデムシートと入れ替えでシングルシートを車体にセットすれば完了。
メンテナンス三昧だったり、車検があったりでまともに乗れてないR6(蒼)に乗ってワインディングへお散歩へ。
やっぱりテールに青色があった方がいいですね。
クリアもしっかり塗ったので、最初の塗装と比べて透明感が違います。
しかし、MCペインターに振り回された塗装ネタでした。
普通に塗ったらチヂミが発生し、上塗りでクリアを塗ったら撥水のごとくハジキが起こり…。
・旧塗装剥離→サフ→シルバー→ブルー→クリア→ゴミ取り/研磨
で終わるつもりが、
・旧塗装剥離→サフ→シルバー→ブルー(チヂミ発生)→研磨→ブルー→クリア(ハジキ発生)→研磨→クリア→ゴミ取り/研磨
これだけ遠回りしました(爆)
チヂミはエアブラシで対応できましたが、ハジキはどうしたらいいのか…塗装後に脱脂したら発生しないのだろうか?(そもそも塗装直後なのに油分が要因?)
まぁ一つ確実に言える事は今後、MCペインターは極力使わないだろうなぁ~。という事ですかね。
といってもR6(蒼)の塗装くらいにしか使いませんけどね…。セローは全塗装しちゃったし。