組み上がったディフューザーを塗装していきます。
素材がアルミなので、まずは400番のペーパーでしっかり足付けします。
アルミは塗装の定着があまりよくない素材なので足付けをしっかりと。
プラサフを吹きました。
が、なんだかすごく吹きにくいです…。濃度調整がうまくないのか?と色々やってみてもイマイチ。
何事かと思えば、たぶん外気温が高すぎなんですね。
0.5mmのエアブラシで吹いてるのですが、温度が高いのであっという間に溶剤が飛んでしまい、吹きつけたた先からどんどん乾燥していく…。
そういえばエアブラシ塗装は冬にしかやってないですね。気温が低いと乾燥もゆっくりなので少量吹きのエアブラシでもできますが、暑いとそうもいかないと…。
プラサフは無理やり塗りきりましたが、このままでは次の塗装に無理があるのでアストロプロダクツで1.0mmのスプレーガンを買ってきました。
そこまで広い面を塗るわけではないので極力小物用のスプレーガンで。
ムラムラなプラサフを研いでから、202ブラックで塗装です。
1.0mmスプレーガンは丁度いい感じですね。大きすぎず小さすぎず。
しかし、寒くてもあっという間に指触乾燥まで行くウレタン塗料ですが、夏場は速すぎです…
一層吹いて、次の塗料を作ってるうちに指触乾燥まで到達してます…塗装物を表面温度計で測ってみると40℃以上ありますからね、そりゃ速いですよ。
※指触乾燥まで→10℃:10分、30℃:3分
※完全硬化まで→10℃:72時間、30℃:40時間、60℃:50分
しかし、色が黒くなると一気に雰囲気が良くなりますね。
クリアーも塗りました。(写真だとクリアー塗った変化があまり見えませんね)
202ブラックはクリア無しでも使える塗装ですがクリアーは塗っておいた方がベターです。
カラー塗料とクリアー塗料では耐久性が違いますので。(※クリアーには顔料等が含まれていない為)
とはいえ車両下面に配置するパーツですので、2液ウレタン塗装とはいえどこまで耐えられるか…
とりあえず使用してみてあまり酷くなるようなら、アンダーコート(ゴム系)塗装に塗り直しましょうかね。
本来、耐油性よりも耐チッピング性を持たせた方が良い環境での使用ですから。
マフラータイコ側の面には断熱グラスウールを貼ります。(材料費の中でちゃっかり大きなウェイトを占めている断熱グラスウール…)
取付け用のステーが当たる所は傷防止用にただのガラスクロステープです。
ステーを車両に取り付けます。
で、ディフューザーを取付。
真夏の太陽の逆光で写真がまともに撮れません(爆)
マフラー(タイコ)とディフューザーはこれくらいのクリアランスを設けています。
母材のアルミはマフラーの熱くらいは平気ですが、塗装は耐熱塗装ではないのであまり熱いと良くないです。
断熱グラスウールも貼りましたし、まぁ大丈夫でしょう。
※貼った後で気が付きましたが、これ耐熱350℃(アルミ部200℃)って書いてあるんですが、小さい字で書かれた詳細部分に120℃以上でテープの粘着力がなくなりますって書いてある…。つまり事実上の耐熱って120℃なんじゃ…とはいえテープに120℃が伝わる前に表面の200℃を超えますか。(表面:200℃>中身350℃>テープ120℃)
そういえばジャッキをリアデフにかけるときにディフューザー干渉しないよね??
と、取付け前のジャッキアップしたタイミングで急に思い出しましたが…
全く問題なしでした。
フィン形状を決定した段階で確認するべきだったのだけど、確認忘れでした。まぁ「問題ない事を確認」しておくつもりだっただけなのですが。
どうでしょう?
目立ちすぎないながらもしっかりと存在感のあるデザインを目指してみました。
デザイン重視で機能はあまり重視してませんが、車検に配慮しつつ整備的に不便を与えない設計です。
※地上最低高に影響を与えず、バンパー後端から出ない。
※付け外しはボルト4本のみ(ステー除く)、かつ基本的に整備性へ影響を与えない(着脱不要で作業可)。
ちなみに塗装関係を除くと合計1万円ちょっとの材料費です。
・アルミ板2枚 \5509
・各種ステー \3260
・ボルトナット類 \700
・断熱グラスウール \2255
・合計 \11724
塗料やスプレーガンも買ったりしましたが、他でも使うから計算外で…。
ちなみに202ブラック(300g)は1018円※意外と安いのですよ。(シンナー、クリア、硬化剤、プラサフは前回購入分の残りを使用)
2液ウレタン塗装はスプレー缶よりも手軽さはありませんが、量に対して見ると安いです。(その分環境[道具]が必要ですが)
あとはプレートベンダー(板折り)も作りましたが、これも他の事で使えるので計算外で…。
工具類と塗料は計算外。技術料はプライスレスです(笑)