2018年09月17日
現実と時代の先端の矛盾
世の中の流れに置いて行かれている私、「立石かんな」です(^^;
世界的?にある電子部品(自●車に乗ってる●ボッ…以下略)の危機を迎え…。
置き換えるにもかなり困難な状況が続いています。
置換先のメーカーも売ってくれないなんてことも多くて、もともとの置き換え推奨した馬鹿メーカーも代替品を出せない(そっちの方が供給が良いって言ってたくせに出せないでやんの…。)と。
だったら、最初からサイズを小さくしてなんて言うな馬鹿―!!と思ったりします。
まあ、産業機械では1608サイズ以上が今まで多かったんですね。
㎜ですよ。
1.6㎜×0.8㎜です。
それは、まあ目視検査するのに印字が入っている&生産段階でのリペアがしやすいってのもあります。
前回のブログでも書きましたが、もう十何年も作っていて、未だに現役のモデルもありますから、当たり前といえば当たり前。
一般的なはんだごてで治せるのか、良くて1005サイズ(1.0㎜×0.5㎜)でしょうか。
0603を直すなんて…、ド近眼&老眼にはちょっと(^^;
しかし、今後設計するのであれば、0603サイズや0402サイズなんてのが当たり前になるんでしょうけれども、産機を相手にやっている実装業者さんで大きなところが良いのですが、小さいところは0603はできないことはないけれど、実装機の関係で保証できるかどうか…なんてところもあります。
お金持ちのメーカーさんは、作って動かなきゃ捨てる!
ができるようで、手はんだなんて論外な裕福なところもあるようです。
ぶっちゃけ、大手の子会社でも手はんだ修正なんて基準内であるんですよ、普通に。
民生みたいに、何万、何十万て基板数を実装すればよいのでしょうけれど、産機はねぇ…。
みんなが大好きスマホなんて、一昔前でも基板シルクって何?みたいな高密度実装でしたね。
値段は叩け、在庫は持つな!ってやってれば、必然的にリペアが出てくるものです。
そもそも、実装機も取りこぼすことありますし。
たまたま、アルバイトで0603基板の目視をちょっとやったんですけれど、さすがの裸眼では微妙w
試作基板なんで、目視検査でOKなわけですけれど、それでもやっと?それなりのルーペを使うようになりました。
正直、このサイズはリペアしたくないw
出来ないことはないだろうけれど、したくないw
基本、視界を遮るものがあるのははんだ付けでは嫌なので、基本裸眼です。
眼鏡も無理(老眼だから)。
髪を焦がさないように対策して、極力顔を近づけて…。
何度、髪を焦がしたことかw
さすがに顔を近づけすぎると、フラックスやはんだが飛んだ時に目が~ってムスカになってしまいますので、注意が必要です。
運よく?(もしかしたら、そう思っているだけ。)今のところクリアしていますが、さすがに0603になると…。
どうすればよいのやら…とネットを見ていると、まあもちろんのことながらHAKKOとかで専用のこてがあるんですよね。
ちゃんとした、先端が細いやつ。
また、違うところを見ていると、多分みんなも知っている神を名乗る会社が動画にあげていました。
0603とかの練習ってことで。
0603で、神と名乗るくらいだから、よほど高密度な基板で練習しているだろうなぁ…なんて見ていたのですが…。
そこには目を疑う光景が!
どんだけ部品が離れてるのよってくらい広大な基板に、部品がちょこんと。
それも、使用するのは普通の平先のこて。
ん…(--;
あまりにも現実離れした練習…にもならんわねw
これは、普段基板を触る人々が触れてはいけない神の領域か…。
文章だとわかりづらいと思いますが、たとえて言うなら僻地とか広大な敷地に、ぽつんと立つ家がある感じ?
どんだけ庭広いんだよ!っていう家があるじゃない?あんな感じ。
家が部品ね。
じゃあ、0603以下の部品を使う基板てばどんな感じ?っていうと、良く石油コンビナートとかの上空写真あるじゃない?
あの感じのぎっしり感と言ったら良いかな?
都心の超高層ビルが並ぶようなぎゅうぎゅうだとちょっと大げさになるね。
石油コンビナートから、ちょっとした仮設管理室のようなものを設置するといった感じ。
広大な敷地にぽつんと家なら、周りに何もないので何の苦労もないわけです。
ところが、石油コンビナートならば背の高いものも低いものもあり、ちょっとこてを入れるには周りの部品に気を付けながら入れていかないといけません。
ちょっとでもズレようもんなら、周りの部品が取れたり、溶けたり、壊したり。
最初からはんだ付けするのは楽なんですよ、順番決められるから。
後から入れ替えとか、リペアとか…、ここがすごいよ!日本人!!みたいな、密集地でクレーン駆使して周りの建物に損害を与えずに建て替えみたいなね。
さすがにやりたくないのですが、今後はしょうがなくなるんでしょうね。
で。
その0603とか最近の半導体を作っている機械を構成する機器の基板に乗るのは、未だに1608以上の実績を重ねてきた部品たち。
もうしばらく前から、半導体が好調とかでいろいろな半導体機器が某大陸とかに行っていますが、それを構成するのも実績のある部品たち。
そういったところからすると、変えたくないんですよ。
そうそう、民生みたいにバカ売れするものではないですから、初期コストの回収は?
パターン変わるけれど影響ない?
部品もちっちゃくなるよね?
今までとパラで使えるの?(そのまま置き換えられるの?)
なんか、コストダウン要求が来てるんだけれど(^^;
まさか、民生ではないものを何千枚、何万枚も作って動かいないものは捨ててくの?
それ、費用回収は?
とかとか。
おかしいでしょ?w
矛盾を感じません??
それも、部品が小さくなれば、必然的に耐電圧も低くなりますし。
もちろん、すべてのメーカーがそうなっているとは言いませんよ。
捨てても問題ない裕福なメーカーさんはあるもんです。
でも、すべてがすべてそうではないのです。
小型化しないんだったら買わなくていいとかいう馬鹿メーカーが使っている機械は、じゃあ全部小型化されてるんだよね?
まさか、新しいラインを新設しますなんて言っておいて、実績のあるベストセラーの機械を入れてないよね?
この矛盾。
道具によって人は生み出し進化してきたはずなのに、いつしかそれが逆転してしまったような…。
物を作るためには道具が必要なのに、物を作らないと道具を作れない。
でも、その物を作るには道具が必要なんだけれど、その物がないと道具が作れない。
目先だけに突っ走りすぎてしまったような感じでしょうか。
ここで誰も相手にしなければ振り子のように元に戻るのですが、世界はひっくり返ってしまったのかもしれず、一生懸命倒立振子(世界がひっくり返って振り子もひっくり返ったので。)を立てようとしなければなりません。
そんなことを、バイトしていると現実と時代の最先端に矛盾を感じます。
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世の中のデキゴト | 日記
Posted at
2018/09/17 20:16:36
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