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かわねこのブログ一覧

2025年11月27日 イイね!

心残りがないように

心残りがないように 11月が、ああっという間に過ぎ去ろうとしています。ついに、オートバイに乗れなくなる季節になってしまいました。

 シーズン後半の10月中は、週末に限って雨模様だったり、クルマのメンテやタイヤ交換などに追われて、なかなか乗る時間がなくなったりで、時間を見つけて2度ほどシェルパくんを引き出しただけでした。

 でもここで走っておかないと、乗れないまま冬眠、なんてことになったら絶対後悔するよなあ、と思っていた、11月後半の3連休。12℃ほどと珍しく気温が高い晴天の予報に、それこそこの機会が今期最後、と、ツーリングに出かけたのです。
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 と言っても、大きな峠は盛大に塩撒きが始まっているので、もう越えるのは無理。なので十勝の平野部を中心に走ることにしました。

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 ジャケットはもちろん、RR7660のインナー付なのでシャツの上に着込むだけで、全く寒くありません。下はワークマンの防風パンツに、カモフラのオーバーパンツ。さらにコミネの膝当て。
 カモフラパンツはカッパ代わりにもなる防風性ですが、そのぶん浸透性というものがまったくないので、この寒空を走ってさえも、脱ぐと中はうっすら汗ばんでいるほど。

 幸いこの日は日差しもあって比較的暖かく、手もさほど冷たくはなかったのですが、愛用しているRRの防寒・防水グローブももう10数年経つので、防寒性能がだいぶ落ちているはず。そろそろ買い替えを考えなくては。

 シェルパくんはハンドガードが付いているので、まだマシですが、それでも指先の冷えがいちばん堪えます。グリップヒーターを付ければ、とは思うものの、バッテリー容量が大きくないシェルパくんには、これ以上電装品を増やしたくないのです。

 あ~るくんが配備されるまでは実用車として、路面が凍り出すギリギリまで運用していたシェルパくんですが、若い頃と違って耐えて走ることはキツくなってしまいました。
 防寒装備で着ぶくれして、ゴワゴワの防寒グローブで走っても、あまり楽しいと思えなくなったのも、昨今冬眠が早まっている理由のひとつです。
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 と言いつつも、この日はさっそく2時間ほど走って、お気に入りのラーメン屋さんで昼食。
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 美味い味噌ラーメンで身体も温まったので、まだ走れます。

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 ついでなので、面白そうな船が入港していないか、十勝港を覗いてみましたが、この日は船そのものがいませんでした。
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 でも岸壁にはこんな珍しい重機が。おそらくは港湾の浚渫用なのでは。
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 せっかくなので、いつもの巡視船「とかち」を見て、十勝港を後にします。

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 内陸の道々を気まぐれに走ると、畑には冬の使者である、シベリアからの来客が。十勝だと、湖ではなくほぼ畑にいます。(笑
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 が、よく見ると手前の二羽はタンチョウヅルでした。おそらくつがいでしょう。さらに奥にももうひとつがいが。

 それにしても、以前ならこの距離でも人間に気付くと威嚇してきたものですが、最近は人間を見てもガン無視で、クルマが来ても避けないタンチョウが増えた気がします。

 昨今の熊問題もそうですが、ひょっとすると動物界に「人間は恐れるものではない」ということが、浸透(というかバレた)のではないかと感じます。

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 暖かだったのでのんびりしてしまいましたが、14時を過ぎたので帰途へつきました。
 なにせこの時期、16時を過ぎると、あっという間に暗くなるので。

 途中ちょっと危なかったのは、十勝サーキット近くの、200mほどの緩い登り坂。そこは樹林帯だったこともあり、路面が乾かず濡れたままでした。
 が。見ると路肩には白いアレが溶け残っており、さらに薄氷も張っているではありませんか。

 センターライン付近は溶けていたのと、登りだったのが幸い。下りだったら、けっこうビビっていたはず。

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 そんなこんなで、240㎞ほどのショートツーリングを楽しみ、16時前に帰投。夏だったら、さらにまだ2時間は走れるのに、と愚痴っても、過ぎゆく季節には勝てません。

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 見ると、山もなんか白いもので覆われはじめています。

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 12月も目前となり、いよいよあまり見たくない白いアレが来る予報でもあって、さすがにこの日が最後。
 それでも近年は11月1週目くらいで冬眠のパターンが多く、実用以外では、11月後半まで走れたことはほとんどなかったので、今年はかなり粘った方です。

 とりあえずは走れて心残りはなくなったので、帰投後はシェルパくんを洗車し、キャブのガス抜きとバッテリーを外して、冬眠させました。

 振り返ると、今期の走行は2,100㎞ほどと、昨年並み。

 来期はもっと走れると良いなあ。






Posted at 2025/11/27 20:23:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | シェルパくん | クルマ
2025年11月23日 イイね!

馴染んだ道具はとことん使う

馴染んだ道具はとことん使う 購入後21年経つシェルパくんを愛用しているかわねこですが、ライディングブーツも、購入してから既に20年以上過ぎた、ガエルネを未だに愛用しています。

 ED-PROという、ガエルネの中核モデルで本来はオフロード用ですが、かわねこはオートバイに乗りはじめの頃から、オンロード車でもオフロードブーツを履くのが定番。

 ゴツいので安全、とか、暖かいから、と言っていますが、このゴツさがカッコいいから、というのが、いちばんの理由だったりします。

 オフブーツながらも革のしなりが良く、オンロード車でも履きやすいので愛用していましたが、10年ほど前にも、バックルの基部が割れてしまい、修理に出したとがあります。

 それを待っている間に、同じガエルネのG-アドベンチャーというモデルを衝動買いしてしまい、それ以降は、普段履きはG-アドベンチャーで、ED-PROはここ一発の、ロングツーリング時のみの使用になってしまいました。

 それが良くなかったのでしょう。ブーツは履かずに保管していると劣化してくるそうで、9月末にひさびさにED-PROを引っ張り出して履こうとしたら。
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 突如上部のすね当て部分の、樹脂が割れてしまいました。
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 ビス止めだったので、当初は部品を買えば自分で交換できるかな、と高を括っていたのですが、何しろモデルが古すぎて、メーカーに問い合わせたところ、部品が製廃になっていました。

 ED-PROは、現在でも中核モデルとして、モデルチェンジしたものが販売されています。購入した当時でもそこそこいいお値段がしたブーツですが、現在はさらに価格が上がっており、もう気安く買い替えられる値段ではなくなってしまいました。

 かと言って、ここさえ直せばまだ履けるし、何より使い込んで馴染んでいるのと、現行モデルには既にない、この蒼いカラーも気に入っているので、諦めたくありません。

 そこで、10年前に直してもらったショップを頼ることに。

 「ケンズリペアサービス」という、オートバイブーツの修理専門店です。
 おそらくは職人さんひとりでやっているらしいのですが、破損状況の画像を送ると、すぐに修理可能との返信と見積もりを送ってくれました。ありがたや。

 新たに購入することを考えると、納得の価格だったので、修理に出して待つこと約2週間。
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 多分こういう直し方なのだろうな、と思っていた通り、樹脂のすね当て部分を、そっくり革で作り直してあります。
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 そのため、ガエルネマークはなくなりましたが、もともとオフ系の派手なデザインはあまり好みではないので、シンプルかつシックで、とてもいいかんじ。

 これでまた、このブーツを使うことができます。
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 もっとも、もう今シーズンは終了。
 来シーズンはED-PROを履いて、ロングツーリングに出かけたいものです。

 て、毎年言っていますが。(笑



Posted at 2025/11/23 22:39:49 | コメント(1) | トラックバック(0) | オートバイ | 日記
2025年11月22日 イイね!

山上の基地を見に行く

山上の基地を見に行く 秋も深まり、オートバイやキャンプシーズンももう終了間近の10月後半のこと。
 もうないと思っていた、護衛艦「ゆうべつ」の公開に続き、空自分屯基地の一般公開があるというではありませんか。

 そこは網走分屯基地。網走市郊外の能取岬近く、高台に第28警戒隊が展開しているレーダー基地です。

 現在は閉館してしまいましたが、かつてその近くにはお気に入りの民宿があり、かわねこもたまに訪れていたので、基地の存在は知っていましたが、一般公開の参加ははじめてです。

 てなことで、これは行かねばと、エスクで出発。
 夏だったらオートバイでのツーリングも兼ねるのですが、さすがにこの時期、網走までオートバイで往復するのは、修行以外の何ものでもないので日和りました。

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 エスクは前週に潮をかぶったので洗車したのですが、前夜にまた雨が降ったらしく、路面がこの状態。オートバイじゃないだけまだマシですが、すぐに路面も乾くだろう、という願いも虚しく、ところどころ濡れている上に、収穫の時期とあって、トラクターが掻き出した泥が路面に載っていることも。まあそれは仕方のないことなのですが、せっかく洗車したのにと、ちょっと気分は萎えます。
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 途中から雨も降ったりしたので、もう開き直って諦めました。明日はまた洗車だな。(笑

 しかし網走湖畔のあたりでは、雨も上がって時折日も差し始めました。
 能取岬に向かう途中から、山に入ると。
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 こういう看板があるので、この先は行ったことがなかったのです。が、今日は堂々と通れます。

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 かなり登ったところに正門があり、駐車場に案内されました。
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 庁舎前でも装備品の展示は行われていましたが、まずはここからメイン会場である、山頂へ向かいます。徒歩なのかと思いきや、ちゃんとシャトルバスが用意されているサービスぶり。
 地元の方らしき参加者を中心に、バスが頻繁に走るほどの盛況です。
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 乗ること約3分。バスの停車場所の近くがヘリポートでした。
 そこには千歳機動救難隊のヘリコプター、UH-60Jブラックホークが展示されています。
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 この洋上迷彩のブルーがカッコいい。
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 機体左右に大型の燃料タンクを持っているので、5時間ほど飛行できるとか。
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 そして機体右側に長いブームが付いていたので、これはもしやと思ったら。
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 そうです。これ、空中給油用のブームでした。
 実際に訓練を行っているので、先端に付いているキズがリアル。

 機体の後方には、消防車が待機しており、これも装備展示のひとつで、子ども達に人気でした。
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 フェンス内のドラム缶で燃料を保管していますが、これは非常用の備蓄だそう。

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 そしてここからさらに200mほど徒歩で登ると、レーダーサイトがあります。

 領空侵犯などを監視する重要な役割を担っており、この山頂によくこれだけの設備をつくったものです。
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 隊員の方が説明してくれましたが、歴史は意外と古く、戦後すぐにGHQの基地として始まり、昭和30年から航空自衛隊が展開したので、今年で70周年とか。

 撮影は可能でしたが制限があり、レーダーサイト単体での撮影はOKですが、サイトの前にあった受付テントや、後方のレーダーアンテナなど、比較対象物を入れずに撮って欲しいとのこと。
 おそらくは、レーダーサイトの大きさが機密扱いなのだと思います。

 サイト前に行くと「フォン…フォン…」という低い音が鳴り響いていて、これは、中でレーダーが回転している駆動音だそうですが、さすがに中は非公開でした。当然か。

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 更に奥には、哨戒用らしき物見台が設置されていました。奥が能取岬です。
 ここは網走で有名な景勝地、天都山よりも標高が高いそうで、この景色はめったに見られないもの。

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 少し下のスペースでは、装備の展示もありました。
 移動多重通信装置です。パラボラアンテナを積んだトラックと指揮車で構成されていました。

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 指揮車が民生型の100系ランクルだったのは、ちょっと意外。武装の必要性がないからと思われますが、元がクロカン4駆だけに、オリーブドラブが似合います。
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 フェンダーにタイヤの指定空気圧が記されているのが、装備品らしいところ。他の車両にも、このマーキングがありました。

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 山頂からの景色を堪能して下へ降りると、なにやらざわざわしており、ヘリポート内の展示品が片付けられ、消防車も移動してきました。
 てっきり昼休憩にでも入るのかと思いきや、なんとこれからCH-60Jが、千歳基地へ帰るのだとか。
 てことは、離陸が拝めます。

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 パイロットが機外点検をしたあと、エンジン始動。
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 ふわり、と浮いたあと、ぐるっと一回転したのは、おそらくサービスでしょう。
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 離陸したあと、いちど上空を航過飛行してくれました。

 いやあ、僥倖です。
 なんでも天候の悪化で、予定よりも早く千歳に帰投することになったそう。
 かわねこの当初の予定では、網走に昼くらいに着いて、昼食を摂って午後から見学、と思っていたのですが、意外と順調に走れたのでそのまま基地に向かったのです。これ、午後に行っていたら、ヘリが見られないところでした。


 てなことでCH-60Jを堪能したので、再度バスに乗せてもらい、庁舎まで降ります。

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 庁舎前には、こんな意外な装備展示も。
 番号が振ってあるのは、スタンプラリーをやっており、全部集めると記念品がもらえるというもの。ただし、対象は高校生以下で、大きなお友達は対象外。(笑

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 庁舎の入口には、見事なプラモデルが展示されていました。
 伺うと、やはり趣味で作られている隊員さん作だそう。

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 PAC-3の展示もありました。
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 このトレーラー型のランチャーユニットは、初めて見ます。
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 上の多重通信装置ともども、千歳基地からわざわざ来られたそうで、隊員さんが「もともとは航空機メーカーの、ロッキードのライセンスなんです」と解説していました。

 そういえば「ひゅうが」のVLSも米国製で、そのためマニュアルが全編英語なので、操作の習得には留学する、と聞いたのを思い出したので、訊いてみるとPAC-3は運用期間が長いためか、完全な日本語マニュアルがあるそう。
 隊員さん「僕、英語全然できないので、留学と言われたら困ります。(笑」 

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 ちなみに、お土産にこんなステッカーと、ボールペンをいただきました。ありがたや。

 てなことで、がっつり満喫して山を降りたのでした。
 これで今年の軍事系一般公開は、(たぶん)終了。来年はどんなものが見られるのか、楽しみです。





Posted at 2025/11/22 20:41:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | ひこーき | 趣味
2025年11月20日 イイね!

最新鋭艦を見てきた

最新鋭艦を見てきた 昨今、基地公開や、艦船系の見学にも積極的に足を運ぶようになった、かわねこ。
 振り返ると今年は、艦船系だけでも6月に護衛艦「あさぎり」、7月に護衛艦「ひゅうが」と、8月に巡視船「そうや」の一般公開を見学しています。

 秋も深まった10月半ばのこと、もう一般公開はないんだろうなあと思い込んでいたのですが、ここへ来て釧路で護衛艦「ゆうべつ」の一般公開が行われると聞いて、ノコノコ出かけることにしました。

 「ゆうべつ」は、オーストラリア軍が採用したことで話題になった「もがみ」型護衛艦の8番艦で、今年6月に就役したばかりの最新鋭艦です。

 今回も午後からの公開に合わせて、少し余裕を持って出発。
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 しかし、いつもの海沿いルートを走ると、海はこの荒れっぷりになっていました。今回は体験航海ではなく、公開場所も釧路港内ですが、あまり荒れると安全上、公開中止の懸念もあります。

 念のため、厚内で小休止の際に中止情報はないことを確認し、釧路へ向かったのでした。

 釧路ならば、お昼はやっぱり蕎麦ですが、今回は特に行く店を決めておらず、おおまかに場所の見当を付けて、国道沿いにあるお店に入ることに。
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 てなことで、お店を見つけましたが駐車場に入ってみたら、そこは蕎麦屋さんの駐車場ではなく、駐車場は裏だとの看板が。回ってみると飲み屋が並ぶスペースが駐車場で、そこから国道側へ移動する、いわゆるうなぎの寝床的なレイアウトなのでした。
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 昔ながらのかんじがする店構えに、期待が持てます。

 メニューを眺めて、最初は天ぷらそばでも…と思っていたのですが、そんなにお腹が空いていなかったので、定番の「ざるとぬき」で。

 まわりではセットのカツ丼をオーダーする人も多かったので、こんどはカツ丼にするのもいいかも。
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 果たして来たざるそばは、普通でこの盛りの良さ。
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 かしわぬきはこんなかんじで、これが出汁がよく効いていて、実に美味しい一品でした。
 ざるとぬきをいただくと、結構お腹いっぱいになったので、ざるで正解だったかも。


 まだ少し時間があったので、「そうや」の停泊バースにも寄ってみました。
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 「現・そうや」は、10月末に発表された通り、11月12日で解役となりました。
 既に11月4日には釧路を旅立ち、北九州の解体場所まで最後の航海に出たので、この時が今度こそ本当に最後の雄姿でした。
 そして「新・そうや」は12月に配備されるとか。

 そしていつも、釧路みなとまつりの際にクルマを停めるスペースへ行ってみると、がらんとしています。
 これはもしや、と、直接ターミナルへ行ってみると、港内に臨時駐車スペースが設けられていたのでした。
 「そうや」の場合は、祭りの関係でここが使えないのでしょう。

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 なので、エスクとツーショットも実現。
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 3900トンなので、そんなに大きくないのでは、と思っていましたが、やっぱりでかい。
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 それでもって、ほぼ面で構成されている、このステルス艦型は実に迫力があります。

 公開は13時からの予定でしたが、準備の関係で15分ほど遅れるとのこと。(よくあることです)
 そのため並び始めた観客へ、先任伍長さんがマイクで艦の解説をしてくれる、サービスぶり。

 曰く乗組員は90名ほどだが、そのうち女性は5名しかいないそう。なので、女性クルーを見かけたら、ぜひ声をかけてあげて、と、言っていたら、ちょうど受付担当の女性隊員さんが降りてきました。
 すると先任伍長さん、「はい!みなさんに自己紹介!」と、マイクを渡します。
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 女性隊員さんは、いきなりの無茶振りにオロオロしてしまいましたが、観客からの拍手に、なんとか話し始めました。
 その様子が初々しいので、新任の隊員さんだろうなと思っていたら、入隊して2ヶ月の、経理担当だそうです。
 にこやかに見守る先任伍長さんの笑顔が、印象的でした。

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 最新ステルス艦だけに、当然、撮影場所は限られるのだろうな、と思っていた通り、前後甲板と5インチ砲のみ撮影可、でした。

 釧路ではなじみのある「そうや」と違って、さして見学者は来ないのでは、と思っていたのですが、意外や「そうや」の時より多く、50名以上の列ができていました。

 後部の飛行甲板から乗艦し、前甲板へ移動しますが、本来ならオープンな舷側も、当然鉄板で覆われており狭く暗い廊下、という印象。大きさの割に人的移動のスペースは最小限なあたり、艦船らしいつくりです。
 実は、舷側前方に短魚雷の発射管が備え付けられており、間近で眺められましたが、当然撮影できず。
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 前甲板へ上がると、5インチ砲が鎮座しています。
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 注意書きのプレートが真新しい。

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 見上げると、艦橋上に塔のように立っている中には、各種レーダーや通信アンテナが収められており、その形状からユニコーンマストと呼ばれているそうです。
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 5インチ砲はコスト的に、なかなか射撃演習はできないのでは、と隊員さんに訊いてみると、それでも年数回は撃つ機会があるそう。ただこの艦は就役したばかりなので、まだ撃ったことはないのだそうです。

 後で気づいたのですが、前甲板には係留ロープやウインチなど、船舶にあるべき細かな装備がひとつもありません。もちろん、徹底したステルス性のため、これらは下甲板に収められているのです。

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 艦橋の前には、VLSの発射セルが並ぶのは、いかにも護衛艦。

 下甲板へ降りるラッタルも狭く急なので、子供が降りるのに時間がかかっていたのも、艦船らしいつくり。
 その間、別の隊員さんに「最新鋭なので、居住区は快適なのでは」と訊いてみると、意外や他の艦に比べて「特に広くなっているとか、快適になっている面はまったくありません」という回答でした。

 格納庫は思ったより広くはなく、ヘリの収容機数は1機のみだそう。
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 飛行甲板の撮影はOKでしたが、格納庫内は撮らないで欲しい、とのことだったので、格納庫の装備もしくは広さそのものが機密のようです。
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 しかし管制室は撮影OKでした。「管制室は他と変わりませんので」とのこと。
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 甲板に置かれたロープの真新しさが、目立ちます。

 撮影が限られていることもあり、大きさの割に見るところは少ない印象ですが、艦の任務上機密が多いので、これは仕方ないことです。ちょっと意外だったのは、6月に就役したばかりなので、今回が初の一般公開なのかと思いきや、既に3回ほど済ませているとか。

 この「ゆうべつ」は、青森県の大湊基地に配備されていて、今回釧路までは1泊の航海なので「近いものです」と隊員さん。ただ、かなり時化ていたので、揺れはしたそうです。
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 下艦してふと見上げると、上甲板に見えるあれは。なんか見覚えがあります。
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 「もしかしてファランクスですか?」と訊いてみると、「そうです。よくご存知ですね」と言われました。

 「ひゅうが」では、ファランクスの実演を行った、という話をしたら、先任伍長さんがノリのいい方で「それはすごいサービスですね。じゃあうちはVLS撃ちますか。3発くらい撃ってもいいですよ。」と返してくれました。(笑

 ステルス護衛艦自体、まず見る機会がないので、なかなかに楽しませてもらいました。





Posted at 2025/11/20 22:21:22 | コメント(1) | トラックバック(0) | ふね | 趣味
2025年11月17日 イイね!

冬支度に追われる

冬支度に追われる Win11にアップデートもできないほど古かった、Win10のメインPCを盆明けに買い替えたは良いが、セットアップが面倒で後回しにしていたら、気づけばサポートが終了。それを見越したかのように、PC本体も急に調子悪くなってしまい、やっと腰を上げました。遅いよ。

 しかしセットアップ時に不調が起き、しかもマウスもキーボードも効かなくなって何もできない、という詰みの状況だったので、メーカー送りでの修理になってしまいました。

 どうも古い画像処理ソフトを、先に買い替えた仕事用PCには問題なく移設できたので、こちらにも入れようとしたのが要因で、マウスとキーボードに関しては、ハードではなくWin11のバグだったようです。

 なので画像処理ソフトは長年使っていたのですが、諦めるしかありません。
 まあでも、それ以外は無事セットアップが終わり、みんカラも気兼ねなく見られるようになりました。


 閑話休題。
 今年は夏が暑く、かつ比較的長かったせいで、終わらない夏のような気がしていましたが、当然そんなことはなく、気づけば朝晩ストーブを焚くのがデフォルトな季節になっています。

 10月中はダートラ、ラリーの最終戦に、艦船や基地見学と週末も忙しく、加えて11月は現場仕事も多いので、けっこうどたばた。

 さらに十勝の平日は快晴が多いのに、週末になると雨が当たってしまい、洗車もたびたび。

 しかし、10月なかばに釧路へ行った際には、雨こそ降らなかったものの、高波で潮をかぶってしまい、帰投後にがんばって洗車したのに、その翌週末には雨でまたエスクがドロドロに。加えてこの週に、仕事でグラベル路の現場へ行ったために、あ~るくんもドロドロになっています。

 なので2台とも放ったらかしにできず、まずは洗車。エスクは雨中走行のために思った以上の汚れっぷりで、下回りの泥落としもあり、ふだんの倍の時間がかかりました。さらにあ~るくんも、下回りの泥落としもあったりで、これだけで午前中が終了。作業に集中していたので、写真はありません。(笑

 加えて翌週からの予報では、早くも峠がやばそう。週末運用のエスクはさて、仕事上、連絡が来たら走らないわけにはいかないあ~るくんは、タイヤを替えておかないと不安です。

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 てなことで、例年より2週間ほど早く、10月なかばに急遽スタッドレスを引っ張り出し、タイヤ交換と相成りました。

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 エスクの方も、十勝を出なければ、まだもう少し夏タイヤでも走れそうな予報ではありましたが、裏切っていきなり降るパターンもあるし、どうせ長距離メインのエスクなので、峠越えの可能性も高く、交換しておくに越したことはないことから、11月最初の連休時に交換しました。

 エスクのSJ8は、もう7シーズン目ですが、点検するとまだプラットフォームまで溝があり、ゴムの硬化も見られないことから、今シーズンも続投。でもさすがに来年は交換を検討しなくては。

 そしてその翌週には、2台の外装整備。と言っても、例年やっている鉄粉取りシャンプーをかけて、CCWGをかけ直すだけです。でもこの作業で、チッピング等での塗装剥がれを発見でき、この時にタッチアップしておかないと、これから恐怖の塩撒き時期になってしまうので、見逃すとあっという間に錆びるのです。

 後はシェルパくんの冬眠と、YTのメンテナンス、基地の外装掃除が残っていますが、ここまでまずは予定通り。

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 例年、この時期は冬支度に追われて落ち着かないものですが、今年は新メインPCのセットアップトラブルから始まり、なんだか余計にどたばたで終わりそう。

 とか言っていたら、11月ももう半分を過ぎています。気づけば遠くの山も白く染まるようになっていました。
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 今年があとひと月半で終わる?誰か嘘だと言ってくれ。(笑

 


Posted at 2025/11/17 21:34:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | 季節の便り | 日記

プロフィール

「今宵もライヴを聴きに来ました。^^」
何シテル?   12/04 18:59
オートバイとクルマと、野遊びが大好きな「おやぢ」です。(^^ゞ 北海道のど田舎に住んでいます。どれくらい田舎かと言うと、地域で乗っている車種を言えば、...
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