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かわねこのブログ一覧

2025年08月09日 イイね!

金色の駆動力

金色の駆動力 わがやのシェルパくんが、基地へ配備されてから、今年で21年になりました。
 実は6月が節目だったのですが、なんだかんだと公私ともに忙しくて、忘れてました。(ぁ

 車齢は23年になりますが、オドメーターは3万4000㎞ほど。まだまだ元気に走ってくれます。

 先日の100㎞ツーリングから帰投し、ルーティーンのドライブチェーンのクリーニングをしていましたら。

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 わずかなサビ浮きと、キンクが見受けられました。
 また、チェーン自体もかなり伸びており、そろそろ交換時期。……いや、そろそろではなく、実は2年前に既にチェーンとスプロケットのセットを購入済みなのでした。

 しかしその後、エンジン故障やらなんやら諸事情で、長距離ツーリングに出なくなったこともあり、手つかずのままだったのです。(汗


 てことで、やっと重い腰を上げて、交換することにしました。

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 今回のは、おなじみのサンスター製。いつの間にかスプロケットだけでなく、チェーンも販売するようになっていたようで、検索していたらセット品が見つかりました。
 チェーンは製造しているのではなく、プロデュースして、チェーンメーカーに製造させているらしい。
 各車種用になっているので、チェーンのコマ切りもしなくて済むことから、これを購入。
 チェーンの色は、スチール色、シルバー、ゴールドから選べますが、今回はちょっと色気を出して、ゴールドを選びました。
 スプロケットもアルミ製とスチール製が選べますが、耐久性でスチールを選択。


 ちなみにサンスターは歯磨き粉が有名ですが、現在は分社化している、スプロケットなどの金属加工業の方が先で、元々自転車部品の製造をしていたそう。その際にゴム糊を入れる金属チューブを開発し、そのチューブに歯磨き粉を入れることを思いついたことから、オーラルケアメーカーになっていったそうです。
 自転車部品製造は現在はしていませんが、自動車用接着剤なども造っているのだとか。


 さて、チェーンとスプロケットの交換なぞ、さしたる作業ではないのですが、チェーンはクリップ式だと思い込んでいたが、実はエンドレスチェーンだったとか。
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 切ろうとしたら手持ちのチェーンカッターが超絶安物で、ピン抜きが既に歪んでいて使用不能だったとか。
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 ドライブスプロケットを止めているスナップリングを外すのに、手持ちのスナップリングプライヤーも超絶安物で、外すのに苦労したりとか。(なんとか外した)
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 新しいチェーンを付けようとしたら、こちらもカシメ式で、カシメ工具を買い忘れていたり。
 と、まあそれなりにネタが散らばっていました。(笑

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 というわけで、アストロへ駆け込んで安い工具セットを調達しました。
 まあこれ、今後使う機会がどれだけあるか、いささか怪しいのですが、と言ってさすがにチェーンのカシメをインチキでやるのは怖いので。
 持っていて損はないから、まあいいか。
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 ついでに、スナップリングプライヤーも少しマシなものに新調。(笑

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 スプロケットは、思ったより減ってはいませんでしたが、同時交換するに越したことはありません。

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 てなことで、無事交換終了
 もともとシールチェーンだったこともあり、その昔、ちびくろKSRのチェーンを交換した時のように、劇的に静かになったりはしません。むしろ、これまでと何ら変わらないのですが、安心感はあります。

 見た目もスチール色から、ゴールドに変わったので、ちょっとだけ印象が変わりました。性能上差があるものではありませんので、自己満足です。(笑

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 7月からの猛暑続きで、飼料用のデントコーンもぐんぐん伸びています。夏だなあ。

 昔のようにテントを担いで、キャンツーへ、という気力は昨今あまりなくなってしまいましたが、それでも完調になったからには、ロングツーリングに行きたいものです。




Posted at 2025/08/09 18:44:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | シェルパくん | 趣味
2025年08月07日 イイね!

今年こそ最後の勇姿

今年こそ最後の勇姿 昨年見学に行った、海上保安庁最古にして、唯一砕氷能力を持つ巡視船「そうや」。今年で船歴実に48年を迎えました。北国の過酷な環境での任務の中、よくぞ耐えたものです。

 既に新造船の二代目「そうや」(初代「宗谷」名からだと三代目)も進水が終わり、就役に向けて艤装が進んでいるようです。ちなみに船名だけでなく、船番もそのまま「PLH01」が引き継がれるもよう。
 昨年は、現「そうや」の退役を濁していた海保ですが、今年は自らが「最後の一般公開」と銘打っていました。

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 実は事前情報で、体験航海の案内を見つけ、応募多数なら抽選制とのことだったのですが、みごと当選。小躍りして喜んでいたのですが、好事魔多しで台風9号の進路が、かなり怪しくなってきました。
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 結果、北海道への直撃は避けられたものの、釧路沖の海上はかなり影響を受けそうな予報に、届いた「体験航海中止」のメール。先日の津波の影響もあるのでしょう。やっぱりな、という思いだったのですが、残念です。

 しかしそのメールには、停泊状態での一般公開を行うので、ぜひどうぞ、との一文が。ならばと釧路まで出かけることにしたのです。

 それにしても、これも台風の影響でしょう、市内は釧路らしからぬ蒸し暑さでした。
 見学は午後から参加するので、まずはお昼ごはんです。

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 これまで釧路と言えば蕎麦、だったのですが、今回は雪風@L880Kさんからオススメされた、回転寿司に行ってみることにしました。
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 目的はこれ「かしわ抜き」です。

 蕎麦屋さんの「ぬき」が、シンプルにスープがメインなのに対し、ここのはかしわ肉がこれでもかというほど入っており、さらにネギとかまぼこまである豪華版。出汁は蕎麦屋のそれより少し濃いめなかんじですが、これはこれで美味しく、楽しめました。
 さらにこの日限定だったらしい、くじらの握りもあり、ひさびさのお寿司を堪能して、港へ向かいます。

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 まだ時間があったので、今回も埠頭でまき網漁船を見て散策。
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 と、こんな船が。バンカーバージと呼ばれる、給油専用の船です。通常のガソリンスタンドのように、エネオスやら出光などのマークが付いた船が何隻か停泊していました。大型船の入港も多い、釧路ならではと思います。
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 いつもなら「そうや」が停泊しているバースには、近くの旅客ターミナルで一般公開しているため、その姿がありません。
 そのため、日曜日とあって、主のいない岸壁には釣り人の姿がぎっしり。(笑

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 そしてターミナルには、「そうや」の姿がありました。
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 昨年同様、すぐとなりの広場では、くしろ港まつりが行われており、よさこいの演舞などでにぎわっています。ちょうど昼時ということもあって、数多く並んだ露店前はかなりの混雑。
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 相変わらず昭和からタイムスリップしてきたかのような、懐かしく、そして少し怪しげな露店も並んでいます。もしかして北海道中の露店商が集まっているのではないだろうか。(笑

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 「そうや」の一般公開も、昨年同様50名ほどの列がありました。かわねこ同様の船マニアばかりではなく、親子連れの姿も多く見かけたのは、地元に定着している証でしょう。
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 乗船すると、前甲板には、睨みを利かす60口径40㎜機関砲が。ふだんは潮を被らないよう、カバーが掛けられていますが、今日はしっかり姿を見せています。
 そう言えば聞くのを忘れましたが、海保は実弾射撃演習って、どの程度やるんでしょう。

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 一般公開に合わせてでしょう。リペイントされていますが、ところどころ古さは隠せません。
 実際に乗組員の方に伺うと、まさしく錆との戦いだそうで、その方はヘリの整備員でしたが、それ以外にも船体の細かな補修やペンキ塗りなども行うそうで「なんでもやらなくちゃいけないんです」とのことで、新造船が待ち遠しいそう。

 公式通知の通り、体験航海の中止は台風の影響のためだそうですが、先日の津波による、任務への影響もあったことは想像に難くありません。
 津波当日は、やはり沖合へ退避したのか聞いてみたら、実はその日は改修のため函館でドック入りしていたそうで、緊急出港するかどうか、かなり悩んだとか。


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 ちなみに帰路、厚内の海岸通りを走ってみたのですが、釧路港内の穏やかさと違って、波高が高く、潮飛沫で景色が霞むほど。
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 高台から海を眺めても、文字通り「天候晴朗なれど波高し」で、下からはごうごうと波音が響くほどだったので、これは体験航海中止もやむなしかな、という海上の荒れもようだったのでした。


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 船内のつくりは、やはり狭かったり、スイッチやフック類など小物のデザインが、昭和を感じさせるものですが、でも中には「この古さも味があっていいものですよ」と言う若い女性乗組員もいたので、若い世代には、一周回って却ってウケるのかも。

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 フライトデッキでは、昨年に続き「巡視船そうやお兄さん」が子どもたちに大人気。職員さんもノリノリで楽しそう。(笑

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 と、アナウンスがあり、高速救難警備艇の訓練展示を行うとか。右舷側へ行ってみると、高速艇が降ろされ、実際に走り回ってくれました。
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 港湾内なので、速度は抑えていたようですが、ウォータージェット推進なので、25ノット(約46㎞)くらい出せるはず。
 これは昨年はなかった展示なので、今回はちょっと得した気分です。


 ちなみに「そうや」は、その技術が確立される以前の建造のため、スラスターが装備されていないので、離着岸にはタグボートが必要なのではと聞いてみると、この旅客ターミナルへの離着岸はその通りで、タグを使うとのこと。
 しかし、通常停めている停泊バースの場合、タグは使わず微速前進中にアンカーを落とし、アンカーを起点に船を転回させて着岸すると聞いて、そんな技があるのかと驚きました。

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 ついでに、新しい巡視船の「とかち」などは前側面に、防護板のような装備が付いているのが気になっていたので、これも聞いてみると、あれは着岸時に岸壁からの保護用なのだとか。保護板が付いている理由が「新しい船は船体が(軽量化のため)アルミ製だから」と聞いて納得です。

 1時間ほど見学し、船を降りたその時です。「これより、救難ヘリがそうや横をローパスします」とのアナウンスが聞こえました。

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 ええええ!そんなサプライズもあるのか!これは見たい。と、ちょうど、列をなしていた乗船者が切れたタイミングもあって、案内役の職員さんが「ヘリは右舷側を通過するので、もういちど乗船して甲板でご覧になってください」と言ってくださったので、再度乗船。

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 釧路航空基地から発進した、S-76Cが「そうや」横をローパスしていきます。
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 ターミナル端で転回すると、後部ドアが開け放たれて、隊員さんが手を降ってくれていました。

 S-76Cの展示飛行自体が珍しいので、思わず「今回は大サービスですね」と乗組員さんに声を掛けると「港湾内は、(カモメなどが多く)バードストライクの危険性が高いので、普段はあそこまで高度を下げないんですよ」と教えてくれました。おそらくは「そうや」最後の一般公開に合わせてのことでしょう。

 そんな思わぬサプライズオプションもあって、堪能した「そうや」一般公開だったのでした。

 そして今度こそ、現「そうや」には、さよならです。
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 個人的には、この後ろ姿の佇まいが好きでした。
 
 48年間、本当におつかれさま。






Posted at 2025/08/07 21:27:55 | コメント(2) | トラックバック(0) | ふね | 趣味
2025年08月04日 イイね!

就航十三周年

就航十三周年 本日で、わがエスクが13年目の航海に入りました。
 オドメーターは、173,300㎞。2024年度の走行距離は、11,300㎞でした。

 既に新たなパーツの投入はなどはなく、幸いなことに、昨今は大きな故障とかのトピックもないので、整備と言えば車検くらいでしょうか。
 そんなわけで、先月、6回目になる車検も無事終了。
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 代車は20年落ちの初代ノート。なので、コレで走り回ったりはせず、ほとんどあ~るくんに乗っていました。
 ただ、猛暑の最中だったので、ノートはエアコンが効くのと、エアコンを作動させてもあ~るくんのように、とたんに走らなくなるわけではなかったのは幸いか。
 
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 さて、今回車検のために、常設の車営台を取り外し、運転席シートをノーマルに戻しました。
 13年ぶりに座ってみたノーマルシートは、座面の柔らかさなど、けっこうな違和感。(笑

 近年、アフターマーケットのシートレールに対する車検基準が厳しくなり、前回の車検から、これまでのレカロシートが車検に通らなくなってしまいました。
 個人的には、それまで10年間(先代テラノの時代からはさらに遡って20年)問題なく車検に通っていたのに、既得権もなくいきなりNGはおかしいのでは、と思うところですが、文句を言っても通らないので、今回もやむなくノーマル戻し。

 もちろん、車検対応の純正シートレールを購入しようと思ったのですが、車検用書類の申請には、シート本体のシリアルナンバーが必要です。
 なので取り付け状態で、ライトを当てたりしてかなり探したのですが、ナンバーが見つからず、時間切れで今回は断念しました。
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 しかし取り外してからも、本体を裏返したり、付いていたカバー類を剥がしたりしても、どこにもナンバーがありません。思えばこの時、シートを分解しているので、ナンバーがあれば写真を撮っているはずなのですが、それもないところを見ると、そもそもナンバーがなかったのでは、という疑惑が浮かびます。
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 というのも、シート裏にラベルらしきものが貼ってありますが、なぜか黒く塗りつぶされているのが発見されました。
 このレカロは、もう30年以上も昔に購入したので、もはやどこの店で購入したのかなどがわかりません。並行輸入品だった可能性も高く、事実上追跡不可能。

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 30年も使ったんなら買い換えろよ、と言われそうですが、この「LS-F」は今はもう絶版モデルで、張り出した大きめのサイドサポートが気に入っているので、換えが効きません。
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 今回取り外してみても、内部のウレタンがわずかに粉化は起こしているものの、座面などにも特にウレタンの欠けなどもないため、今後も使い続けたいのです。

 そんなわけで、不本意ながら車検時のノーマル戻しがデフォルトになりそう。

 しかし、シートを付け替えること自体は簡単ですが、問題はシートベルト警告灯の配線をする必要があり、それがシートヒーター回路から分岐されているのです。
 シートヒーターは、発熱体をハーネスごとレカロに移設しているので、ノーマル化するとハーネスがないことになります。

 前回は、車検時にNGとなってノーマル化の必要が生じ、ノーマルシートをお店に預け、車検後レカロに戻してもらっての納車だったので、シートベルトの警告灯はどうしたのだろう。
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まさかシートヒーター本体をレカロから剥がしたのか、と思ったら、メカさんが配線を作ってくれていたのでした。
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ので、次回は忘れないように、配線にマーキング。

 今回はこの他に整備では、フロントブレーキのスライドピンが固着しており、交換となりました。
 これは春先から、少し引きずりっぽい傾向があったので、想定内。リア側はサビ落としで対応可能でした。これも塩害の影響ですね。
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 あとはいつものシャシーの防錆塗装をしてもらったのが、整備メニュー。

 今回は幸い、あまり大きな整備はありませんでしたが、13年が経過したことにより、重量税が、なんと12,800円も増税になっていました。
 この上げ方はないだろうという増額ぶりで、そもそも年数経過で、自動車税のみならず、重量税も重課する考え方が理解できません。
 まあこのあたりも、書き始めるとキリがないので、このへんで。

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 引き取りの翌日、さっそくレカロと車営台を戻したのは、言うまでもありません。
 やっぱり馴染みある、かわねこ仕様がいちばんです。

 でもこれで2年は、安心して乗ることができます。
 いやもちろん、あと2年どころか、できるものならあと7年、つまりは20年乗りたいと思っているので、航海はまだまだ続くのです。

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Posted at 2025/08/04 22:02:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | ESCUDO | クルマ
2025年07月26日 イイね!

十勝港へ護衛艦を見に行くツーリング

十勝港へ護衛艦を見に行くツーリング 無事「M2レイド」のミッションコンプリートができたところで、時計を見ると12時40分。
 ここから十勝港までは、およそ30分程度。「ひゅうが」の一般公開午後の部は、13時からなので、ちょうど良い時間です。
 昨年の「いせ」の時は、12時半くらいに行って、公開開始を待ったのですが、開始直後は混み合うので、ちょっと時間をずらすくらいの方がいいな、という判断でした。

 国道をのんびり走って十勝港へ行ってみますと。昨年同様、港湾倉庫の向こうにそびえる、巨大な艦橋部が見えて、テンションが上ります。

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 今回公開された「ひゅうが」は、昨年の「いせ」の姉妹艦なので、大きさも同じなため当然ですが、この巨大さは昨年を思い起こさせるものです。

 既に午後の公開は始まっていましたが、そのぶん程よく人がはけて、待つことなく艦内に乗り込むことができました。

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 昨年の「いせ」は、前甲板エレベーターに乗せてもらいましたが、今回は後甲板。このあたり、艦によって見せ方の違いを出しているのかも知れません。
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 昨年はエレベーターに乗って見上げると、艦橋構造物がそびえ立っていて、かなりテンション上がりましたが、今回は後部艦橋しか見えないのが、ちょっと残念。

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 広い甲板に出ると、甲板上の見学者数は、昨年と同じくらいでしょうか。
 するとアナウンスで甲板前部にある、20㎜機関砲ファランクスの実演が始まる、というので、見に行ってみました。

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 昨年の「いせ」では、稼動しなかったので、マニア的にこれは嬉しい。
 自艦に向かってくる、ミサイルなどの要撃を目的としていて、目標の索敵と補足、そして射撃開始までコンピューター制御で自動的に行われるものです。
 上下左右の砲塔移動のほか、もちろん空発射ですが、射撃実演もしてくれました。
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 解説の隊員さんの口上が上手で、挨拶を促し、見学者が「こんにちはーっ!」と挨拶すると、ファランクスがお辞儀するという芸?を見せてくれました。
 ファランクスの動きを「どうぞ動画で撮ってください」とのアナウンスも、映え意識の昨今らしい。
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 横には12.7㎜機銃も展示されていたので、隊員さんに実弾射撃の訓練は、それなりの頻度で行われるのか聞いてみたところ、ミサイル系と違って、弾系は単価が安いので、わりと実弾射撃訓練はできるのだそうです。

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 昨年同様、甲板にはSH-60Jが展示されており、パイロットの隊員さんに話を聞くことができました。

 最近はヘリもグラスコクピットなんですね、と言ったら「それでもSH-60Jは古い方なんで、パネルと操作ボタンが別ですが、最新型だとタッチパネルなんですよ」と聞いて驚きました。
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 格納庫内の写真展示で、コブラが着艦したものがあったので、これも聞いてみると「チヌークも降りたことがありますし、空自さんのヘリも降りてます。最近は陸海空の垣根が低くなって、連携が盛んになっています」とのこと。
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 ちなみにSH-60Jの航続距離を伺うと、満タンでだいたい4時間程度。ここからなら、ぎり、南関東くらいまで飛べるそうで、意外と航続距離長いんだなあと思ったり。

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 後部甲板のVLSは「いせ」と同じ。
 隊員さんが別の方に解説しているのを横で聴いていたら、当然ですがアメリカ製のために、マニュアルは全編英語なのだとか。そのため、取り扱いの習得には、留学する事が多いのだそうです。

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 そして今年も対岸には、かわねこイチ推しの、多用途支援艦「すおう」も来ています。
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 「ひゅうが」自力での離着岸は、スラスターがないので、できないのかと思って隊員さんに聞いたら、離着岸自体は自力でもできないことはないが、やはり専用の緩衝材がないと、岸壁のコンクリートで艦体に傷が入るからやらない、ということだそう。そしてその緩衝材の敷設が「ひゅうが」自力ではできないので、「すおう」の支援が必要なのだとか。

 ついでに気になったので、タービンエンジンの「ひゅうが」は、給油できる港が限られるのでは、と聞いてみたら「補給艦があるのでどこでも給油可能ですよ」との答え。そりゃそうか。一瞬、空港にあるフューエラーローリーを想像してしまいましたが、あれではとても追いつく給油量じゃないですね。(笑
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 ちなみに、母港舞鶴と北海道なら、無給油で往復可能だけれど、今回は仙台や苫小牧など、あちこちに寄っていて、7月はじめに抜錨してから舞鶴に帰港するのは、8月になるとのこと。そのため、帰りに大湊に入港して給油するらしい。
 給油以外にも、(おそらく食料品などの)補給のほか、乗組員の休養も兼ねての大湊入港なのだとか。本当にご苦労さまです。

 ちなみに、今回は女性隊員があまりいないな、と思って、見かけた女性隊員に聞いてみると「ひゅうが」は20名ほどしかいないそう。「いせ」は30名と聞いたので、少ないんですね、と聞いたら「いせ」は居住区が改装されているからではないか、とのこと。

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 艦体横のゲートやハッチがあちこち開いているのは、展示もありますが、おそらく停泊中は艦内が暑いので、風を入れているのではと思います。

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 なんだかんだで、ツーリングのついでにチラ見でいいか、と思っていた「ひゅうが」でしたが、結局1時間半も堪能したのでした。(笑


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 そして当然、イチ推しの「すおう」も見ずにはおれません。
 連携とは言え、随伴して十勝港のほかに、今週は苫小牧にも行くので「すおう」も大活躍です。
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 今回、シェルパくんで来たからには、念願のツーショット、いや、背景に「ひゅうが」も写っているので、スリーショット成功です。

 ちょうど甲板に若い隊員さんがいらしたので「利尻島まで行かれるんですね」と聞くと「そうなんです。なんで利尻なのかなあ」とちょっと気落ちの様子。
 航海時間を含めると、「すおう」もたぶんひと月くらい帰港できないのではないかと思われるので、こちらも任務とは言えご苦労さまです。

 ちなみに今回は、艦内を歩き回る想定で、いつものゴツいオフロードブーツではなく、ガエルネのショートブーツを履いてきたのは正解でしたが、やっぱりけっこう動いたので疲れました。
 暑いこともあったので、この後は寄り道をせず、素直に帰投することに。

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 でも、途中でのソフトなう。は必須です。(笑

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 ひさびさのシェルパくんでのツーリングは、やっぱり楽しく、艦艇成分も補給できたので、いい休日となったのでした。





Posted at 2025/07/26 21:46:06 | コメント(1) | トラックバック(0) | ふね | 趣味
2025年07月25日 イイね!

100㎞先へ「参るぞ」ツーリング

100㎞先へ「参るぞ」ツーリング この7月の3連休。初日にエスクが車検入庫日となってしまいました。
 そのため初日は、運転席シートのノーマル化など、車検準備のどたばたで終わり、翌日曜日も買い出しに出たほかに、翌週の仕事の機材を準備したりで、北海道らしからぬあまりの蒸し暑さに、オートバイに乗る気力さえも失ってしまいました。ええ、単なるサボりです。(笑

 まあ、今月はラリーカムイに静内と、遠出が続いたり、仕事も忙しかったのでちょうどよい休養日になった、と、思うことにしましょう。

 とは言え、3日も基地でじっとしていられるわけもなく。
 最終日は、このところ乗る機会がまったくなかった、シェルパくんでひさびさにツーリングすることにしました。

 さてどこへ行こうか、と、考えていたのですが、その際に目についたのが、十勝港での護衛艦「ひゅうが」の一般公開。
 昨年、姉妹艦の「いせ」を見学しているので、似たような艦だしなぁ…と、当初はそれほど食指が動かなかったのですが、ツーリングのついでに寄るならアリかな、と、まずは広尾方面を目指すことに。

 さらに、友人のサイトでこんな企画が飛び込んできました。

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 これ、2018年に行われた企画の第2弾で、M2レイド、というものです。

 ざっくり説明すると、自宅でトリップメーターをゼロにし、そこから100㎞走った場所での景色を、愛車とともに写真に収める、というものです。
 そして今回のM2レイドでは、さらにその近隣のお店で、なにか美味しいものをいただいて、それも撮影してレポートするもの。

 参加はどなたでもでき、車種の括りなどもありません。現にかわねこは、オートバイのシェルパくんで参加しましたので、面白そう!と思った方は、どうぞエントリーしてみてください。


 さて、基地から100㎞走って、はともかく、その近隣で美味しいものをいただく、となると、ぐっとハードルが上がります。
 北海道郊外の、いい景色が望めるところに、そんな都合良くお店があるわけありません。(笑

 しかし、広尾へ行くなら、隣の大樹町にお気に入りのラーメン屋さんがあります。
 ここへ直行すると、100㎞を完全に割り込むのですが、途中を大きく迂回すればちょうど100㎞くらいになるのでは。そして国道を西に外れれば、日高山脈を望む農村風景が撮れるのでは、と目論みました。

 問題は、迂回ルートをうまく計算しないと、都合良く100㎞(の前後5㎞)になるか、ということ。
 出発前は、ぐーぐる地図でおおよその距離を見込んで、走ることにしましたが。
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 そんなわけで、前日より少し湿度も下がったので、走り出してはそこそこに快適なツーリング。ショートグローブに、サマージャケットのメッシュも全開。夏のツーリングはこうでなくては。

 しかしですね。いやわかっていたんですよ。
 だいたいいつも、おおよその方向だけで、ルートを決めずに走り出す、気まぐれツーリング好きで、面白そうな脇道があると、進入せずにおれないかわねこ。決まったルート通りになんか走れるわけがないのです。(笑
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 大人しく予定通りのルートを走っていたのは、スタートしてせいぜい30分ほど。
 ガーミンのGPSは付けていますが、これは走行ログの記録用で、別にルート案内を入れているわけではありません。そもそもそんなのつまんないし。
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 十勝サーキットの横をかすめて、郊外の農道に入り込み、おおよそ南の方向へ行けばいいんだよな、くらいで、面白そうな脇道があるとあっちへ曲がり、こっちへ寄り道と、東へ大きく迂回。

 すると大樹町の手前、幕別町忠類へ入った頃には、トリップメーターは90㎞を越えていました。なんならここからさらに浜大樹くらい目指そうかと思っていたのですが、念のため停まって、ぐーぐる地図で確認してみますと。
 なんと、ラーメン屋さんまで20㎞弱の表示が。ああ、やっちまった…。これでは完全に距離オーバーです。

 まーそんな都合良く走れるわけがないんだよなあ、と、いったんは諦め、とりあえずは大樹町へ向かおうと、国道に出て信号待ちをしていると。
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 横になにやらレストランらしいお店があり、クルマも3~4台停まっているのに気付きました。

 こんなお店あったっけ…と思いつつ、トリップメーターを見ると、なんと96㎞。100㎞の前後5㎞の誤差は認められるので、ここで食事をすれば、第2指令はクリアできます。

 近年、高規格幹線道路の開通により、忠類を走ることがめっきり減ったので、このお店の存在を初めて知りました。

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 さっそく入店してみると、失礼ながらこの田舎にしては、ずいぶんとおしゃれなつくり。
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 十勝では海産物で名高い広尾港も、クルマで30分ほどの近さもあり、焼き魚などのメニューも豊富で、心惹かれましたが、お店のマスコットが豚さんだけに、豚肉メニューも推しのようなので、カレー好きとしては、カツカレーをオーダー。

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 トンカツは「四元豚」と呼ばれる地場産もので、柔らかく味わいのあるものでした。
 カレーはルーカレーで、まろやかで優しい甘口の味。辛口好みの方には、ちょっと物足りないかもしれませんが、甘党のかわねこには、ちょうど良い味だったのでした。

 そして食後に、指令1を達成すべく、お店の近くにある、忠類の道の駅横にあるキャンプ場をかすめて、小高い丘にある、酪農農道を走ってみることにしました。
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 すると、初めて来たのですが、眼下には、大きく広がる農地が一望にできるではありませんか。牧草地が広がった風景くらいは撮れるだろうと思っていましたが、こんなに景色が良いとは。
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 ここは十勝南部に位置する、北海道の大農産地帯のひとつで、酪農と畑作が盛んな地域なのです。
 これで指令1もクリア。ミッションコンプリートです。
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 シェルパくんのトリップBは、㎞単位表示なので、ぴったり100㎞にならなかった(たぶん99.6㎞くらい)のと、遠くの日高山脈が雲に隠れていたのはちょっと残念ですが、これだけの景色が拝めたのは、怪我の功名にしては出来過ぎだったのでした。(笑

 今回は、様々な偶然が重なったツーリングでしたが、だからこそ、とてもおもしろいものとなりました。

 M2レイド参加は、きっかけに過ぎません。
 100㎞先の景色を見に、愛車ででかけてみるのもいいものです。
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Posted at 2025/07/25 21:46:13 | コメント(1) | トラックバック(0) | シェルパくん | 趣味

プロフィール

「今日の昼まで道北の海沿いにいましたが、400kmあまりを走って十勝に戻ってきました。毎日仕事絡みの電話やらメールがあって、なんだかなあという感じもありましたが、正しい夏休みを過ごせたので、良しとしなくては。」
何シテル?   08/14 19:21
オートバイとクルマと、野遊びが大好きな「おやぢ」です。(^^ゞ 北海道のど田舎に住んでいます。どれくらい田舎かと言うと、地域で乗っている車種を言えば、...
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