
今回はタイトル通り
S2000のヘッドライトLED化のお話。
以前のブログで
DUCATI916のヘッドライト用に
LED球を購入して装着したことを書きました。
同タイミングで
S2000用のLEDヘッドライト球も購入していましたので
そちらに交換します。
うちのS2000は
初期型を1999年に新車で購入しましたが、
今までヘッドライト球はLO側/HI側共に切れたことがありませんので
今回、初めて交換します。
早速、作業開始。
S2000のヘッドライト球交換には、
「フロントバンパーとヘッドライトを外して交換する方法」と、
「サービスホールへ手を入れて、見えない部分を手探りで交換する方法」
の2通りがあります。
今回、フロントバンパーを外す方法で作業します。
まず、

ボンネットを開けて

フロントバンパーを外します。
簡単に書いていますが、
サイド部分と、ヘッドライト下がツメで引っ掛かっているのと、
下部分を留めているボルトがサビて固着していたので
外すのがちょっと難関でした。
ヘッドライト下にフレームがあるので外して、(画像なし(笑))
ヘッドライトを固定しているボルトを4箇所外せば

ヘッドライトを引き抜けます。
ヘッドライトを外したら

こんな感じ。
ここからヘッドライトを裏側に向けての作業。
HI側から作業します。

裏側に付いているゴムカバーを外して

ヘッドライト球を固定しているクリップを外して

ヘッドライト球を外します。
ハイビーム側のヘッドライト球は「H1」規格のバルブ。

ホンダ車は特殊なアタッチメントが付いていて
ヘッドライト球側は1極の端子なのですが、

アタッチメントを通過すると2極になります。
(H1バルブは中央の1極がプラスで、土台部分がマイナスです。)
車両側のカプラーは

こんな感じ。
ん?
・・・
・・・・
・・・・・
これ、H4バルブのカプラーと同じ?
ゴソゴソ(倉庫の中を探す音)
取り出してきたものは

H4バルブ用カプラーのオス側
(うちの倉庫には補修用に何点か色々なカプラーの在庫があります。(笑))
カプラー同士を比較してみると

同じサイズですね。
と、言うわけで

H4カプラー化する為、配線加工しました。
これで2極化の問題は解決。
ここで、遅くなりましたが
今回、装着するLED球のご紹介。
サムネ画像にもしていますが、

HI側/LO側ともにHID屋さん製です。
改めまして
HI側は

H1バルブです。
こちらのバルブは

「土台」と「本体」に分解出来ますので、
土台をアタッチメント無しで装着してみると

土台部分の高さが足りないので、かなりガタつきます。
ゴム板を加工してアタッチメントと同じ高さの部品を自作しようかと思いましたが、

社外品でアタッチメントと同等形状の商品が数百円で販売されていたので
こちらも追加購入しました。
アタッチメントを装着して土台を固定すると

土台が無事に固定出来ました。
続いて動作確認します。
車両側カプラーの配線の色は
「赤/白」、「赤/青」の2本。
純正バルブに装着されていたアタッチメントの構造を確認すると、
「赤/白」がプラス、「赤/青」がマイナスのハズなので

LED球の配線を接続してハイビームスイッチON。

眩しい(>_<)
想像以上に光量が凄かったです。
配線の位置は判明しましたのでカプラーに配線を差し込んで

H4カプラー化、完成。
あとは土台に本体を差し込むだけなのですが、
ゴムカバーは厚みがあるのでLED球が奥まで差し込めない為、
同時装着出来ない。
なので、

ゴムカバーをカット。

これだけカットしました。(左がカット後)
いろいろと加工が必要でしたが、

無事にHI側、LED化、完了です。(^-^)
続きまして、
LO側の交換作業。
裏蓋を固定しているヘックスローブのネジを外して、
フタを左回転へ回すとロックが外れて裏蓋を外すことが出来ます。
裏蓋を外すと

HIDカプラーが見えます。

左回転で45度ほど回せばロックが外れるので、
後ろへ引き抜くと

カプラーを外すことが出来ます。

HIDバルブを固定している金具を外して

HIDバルブを引き抜けば分解完了。
外したHIDバルブは

長年、使用していたこともあり、
配管の中央部分が結構、消耗して茶色になっていますね。

LED球の土台を装着して、
(微妙にガタついていたのでビニールテープで底上げしてます。)

カプラーを接続して、

カプラーをライト本体内の隙間に格納して、
(ギリギリ収めることが出来ました。)

土台にLED本体を差し込んで、

裏蓋を装着すればLO側もLED化、完了。(^-^)
あとは逆の手順でヘッドライトを装着後、フロントバンパーを装着すれば全て完成です。
実は、ですね。
上で書いた2通りのヘッドライト球の交換方法、
最初にもう一つの
「サービスホールから交換する方法」を試してました。(笑)

ボンネットを開けた状態から

ラジエターリザーバータンクを外して

リザーバータンク右側にある
サービスホールから手を入れて作業してました。
助手席側の作業は
利き手の逆の手(左手)を使用しての作業になる為、
見えない位置の金具を外したり、
ヘッドライト球を外したりするのは困難。
さらに、画像も撮れないので
ブログのネタが無くなる為、
途中で辞めて、「ブログ用に画像が映える」(大事(笑))
「フロントバンパーを外す方法」に切り替えました。
本当の理由は、
正面から見えない手探りな状況では
「固定や加工作業は出来たとしても時間が掛かりすぎるし、
不安が残るから無理」
と、判断した為です。
ちなみに、
サービスホールから手を入れて作業していた結果、
なんとかハイビーム側のバルブを仮固定(土台はグラついてましたけど)
までは出来たので

ハイビームの新旧比較(左がハロゲン、右がLED)の画像は撮れました。
(転んでもタダでは起きない その1)
あと、運転席側のサービスホールにアクセスする為、

エアークリーナーボックスが邪魔なので外したのですが、
このまま元に戻すのも悔しかったので

フレーム周りのお掃除、しておきました。(笑)
(転んでもタダでは起きない その2)
夜になって走行してみましたが

HIDと比べてかなり光量がアップしているのを実感しました。
運転席目線で見ると

こんな感じで、消耗していたHIDより明るいです。
あとがき
これで安心して夜間走行が出来そうです。(^-^)
HIDだと雨の日はヘッドライトの光が乱反射して
道路がほぼ見えない状況でしたが、
LEDに変わったことで見えやすくなっているハズです。
交換作業は大変でしたけど、満足出来る出来栄えになりました。
余談:
実は、
「ヘッドライト周りで作業を失敗している事」と、
「フロントバンパー外した時に発見した不具合」
以上、2点の理由で
再度、フロントバンパーとヘッドライトを外して作業する事が確定しました。
(また、ブログネタが出来た。(喜))
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S2000 | 日記
Posted at
2024/03/08 00:10:58