昨年はみんカラのブログはレトロ食堂やレトロ喫茶店などに食レポしたプログが多かったですが、昨年末よりインドア趣味のレトロゲーム機やレトロパソコンの収集に力を入れるようになりました。
レトロ食堂やレトロ喫茶店の食レポもレトロゲーム機やレトロパソコンの収集も子供の頃の思い出を懐かしむレトロ懐古趣味ですが、今回は少し前にMSXパソコンの4号機と5号機を新たに購入した事をブログ紹介しましたが、4号機の不具合解消の為に悪戦苦闘した様子を紹介したいと思います。
今年になってヤフオクで1500円で落札し入手しましたMSXワープロパソコンNational FS-4000ですが激安で出品されてた事とRGB21ピン出力端子が付いてたのが入手のきっかけになりましたが…
何故かRGB21ピン出力端子にこのパソコンの為に追加で購入したRGB21ピンケーブルを接続し電源ONしても画面が何も映らない不具合が発生しました。
しかし、3号機のRGBケーブルを接続すると何も問題なく正常に表示されるのですが、RGB21ピンケーブルを4号機を使う度に3号機から外すのが面倒くさい為、コンポジット接続の黄の映像端子と黒の音声端子(本体側はモノラル音声出力なのでテレビ側で赤・白の疑似ステレオ接続してます)を仕方なく接続して画面を表示してました。
4号機背面の出力端子群で映像・音声出力の上の馬鹿でかい端子がRGB21ピン出力端子です。
3号機のMSXパソコンNational CF-3000の背面の様子です。
4号機と同じくRGB21ピン出力端子端子が付いてますが、RGB21ピン出力端子の正式サポートはMSX2になってからでMSXでRGB出力端子が付いてるのはごく一部の機種のみでたまたま3号機・4号機ともにRGB出力端子が付いてるごく一部のMSXパソコンの機種に属してました。
コンポジット出力よりも段違いに画質が綺麗なRGB21ピン接続したい為にごく一部の機種をあえて選んで入手しているのですが、MSX1のRGB21ピン出力端子は搭載初期のRGB21ピン出力端子形式なのでMSX2以降の本体側のRGB21ピン出力端子の形状が異なっているのでMSX1のRGB21ピン出力端子は旧RGB21ピン出力端子とここでは呼ぶ事にします。
こちらは5号機のMSX2パソコンの背面の端子群の様子です。
RGB21ピン出力端子の形状が旧RGB21ピン端子と異なり8ピンDIN端子になってて、1号機のMSX2+パソコンのRGB21ピン出力端子の形状も8ピンDIN端子になってます。
ネット通販やヤフオクで入手出来ますMSX用のRGB21ピンケーブルと言えば通常はRGB21ピン(オス)-8ピンDIN端子変換ケーブルの事を言います。
じゃ、3号機や4号機の旧RGB21ピン出力端子には接続ケーブルであるRGB21ピン(オス)-RGB21ピン(オス)ケーブルが無いかと探しましたら
こちらで480円で販売されてましたが…私はヤフオクで598円で全く同じものを入手しました。
入手しましたRGB21ピン(オス)-RGB21ピン(オス)ストレートケーブルです。
テレビ側も本体側も端子の形状的に全く問題なく接続出来るのですが電源オンしても全く映像が表示されずに原因をネットで調べたら
この方のブログを読んで原因が判明しました。
★この方のブログの参考になった文章を抜粋すると…★
うーん映らん。RGB21ケーブルが純正ではなくストレート結線なのでこのせいみたい。
使ったのは千石電商にて購入したカモン 21P-18 SCARTケーブル1.8m、これをクロス仕様に改造する。
片側のコネクタハウジングを分解し、コネクタの中央、端子を押さえている部品を外すと簡単に端子が外せる。入れ替える端子は2-1、4-3、6-5、8-7、10-9の5ペア。端子番号はWikipedia RGB21ピンを参照。ハンダ付け不要。
ついでに同じRGB21端子を持つMSX MATSUSHITA CF-3000もうまく表示できました。
MSX MATSUSHITA CF-3000と言えば…私の保有している3号機ですので3号機で使っているRGB21ピンケーブルが4号機で接続してみますと正常に映像を映し出してましたので普段3号機で使っているRGB21ピンケーブルは…
「RGB21ピン(オス)-RGB21ピン(オス)クロスケーブル」
と言う事が判明しました。
RGB21ピン(オス)-RGB21ピン(オス)ストレートケーブルをクロスケーブルに改造する為にWikipedia RGB21ピンのピンアサインを参照しますと…
2-1、4-3、6-5、8-7、10-9の5ペアの端子をクロスさせると言う事は各ピンのペアの入力と出力を入れ替えると言う事が解りましたし、確かに入力と出力があべこべなら映像が表示されないのも無理はないなと納得しました。
RGB21ピン(オス)-RGB21ピン(オス)クロスケーブルの結線図です。
結線図から2-1、4-3、6-5、8-7、10-9の5ペアの端子がクロスして結線されているのが結線図からよく解りました。
原因究明に参考になった方のブログで登場したパソコンのFM-77AVとは…富士通が発売したレトロパソコンです。
富士通のレトロパソコンFM-77AVの背面の端子群の様子です。
MSX1の旧RGB21ピン出力端子と同じ接続方法で私が保有している3号機と4号機のMSXパソコンと全く同じ接続方法だと言う事がよく解りましたし、FM-77AVもMSX1の旧RGB21ピン出力端子搭載機もRGB21ピンクロスケーブルで無ければ正常に映像が表示されない事が解りました。
今のご時世・・・RGB21ピンストレートケーブル自体も入手が中々難しいと思いますがRGB21ピンクロスケーブルはネットやヤフオクで探してもほぼ無いかと思われます。
と、言う事で… 早速RGB21ピンストレートケーブルをRGB21ピンクロスケーブル化する改造を施工する事にしました。
まずは端子の根本のキャップを緩めて外しました。
端子を覆っているカバーをマイナスの精密ドライバーを差込みながらカバーを開けていきます。
端子を覆っているカバーが開きました。
カバーを取り外しておきます。
端子のGND部分を取り外しました。
上下2段の間のプラスティックの部品を外すとピンの抜き差しが出来るようになりますから、プラスティックの部品を取り外しました。
赤い丸で囲った上下5ペアのピンを入替えするだけでRGB21ピンストレートケーブルがRGB21ピンクロスケーブルになります。
押し込んだ10ピンが上下を入れ替える5ペアのピンです。
ピンが浮き上がっている5ペアの青い線と白い線を1ペアずつ入れ替えていきました。
5ペアの青い線と白い線を全て入れ替え終わり、上下2段の間のプラスティックの部品を元通りにはめ込みます。
1本出ているピンはGNDの間に挟み込んでGNDと接触させるピンです。
1本出ているピンをGNDの間に挟み込んでGNDを元通りに組み付けます。
端子のカバーを被せます。
端子の根本のキャップを締め込むと… RGB21ピンクロスケーブルの出来上がりです。
クロスケーブル化ですので片側の端子を分解するだけで完成となります。
見た目は全く変わらないのでRGB21ピンクロスケーブルとRGB21ピンストレートケーブルの区別が付かないです。
早速4号機のRGB21ピン接続端子にRGB21ピンクロスケーブルを差し込んで動作チェックをしてみました。
ご覧の通り、今までRGB21ピン接続端子が付いているにも関わらず映像が表示されなかったので泣く泣くコンポジット接続してましたがRGB21ピン接続端子に接続してどれだけ映像が綺麗に表示されるか期待が膨らみます。
RGB21ピンクロスケーブル化により3号機同様に綺麗に問題なく表示されるようになり、コンポジット接続よりも断然綺麗で大満足でした。
BASICを選択しBASICの画面を表示させましたがコンポジット接続よりも断然か綺麗に表示されてました。
続いてはゲーム画面の検証しました。
検証したゲームは1984年の子供の頃に親に初めて買って貰ったMSXパソコンHITACHI MB-H21(現在の2号機)を買って貰った時に本体と一緒にオマケで付いて来ましたアスキーのマリンバトルと言う私がMSXのゲームの中で一番最初に遊んだゲームでゲーム画面を検証しました。
マリンバトルとのタイトル画面が綺麗に表示されました。
マリンバトルと言うゲームは自機(恐らく駆逐艦??)で敵の攻撃を回避しながら敵の潜水艦や幽霊船??を魚雷で攻撃したり敵ヘリコプターを対空砲で撃ち落とすゲームでシンプルな画面ですが中々面白いゲームです。
ゲーム画面だけだと3号機でRGB21ピン接続表示でマリンバトルのタイトル画面を表示していると思われたくなくてちゃんと4号機とRGB21ピンクロスケーブルで接続してマリンバトルのタイトル画面を表示している様子を撮影しました。
タイトルの写真はMSXで遊んだことある方なら誰でもしってるであろうと思われるコナミのグラディウス2を4号機からRGB21ピン接続表示させた様子です。
次のゲームの紹介はMSXを始めてから初めて自分で買ったナムコのラリーXでゲーム画面を検証しました
ラリーXのタイトル画面が綺麗に表示されました。
ラリーXと言うゲームはマップ内にレーダー(現在で言うカーナビ)を見ながらレーダー内に点在する旗を集めていくゲームで敵車から逃げながら敵車に煽られたらオナラ?(ゲームでは煙幕)をかますと敵車がスピンするのでその間に逃げてマップ内の全ての旗を取ればステージクリアとなるゲームです。
テレビ側からの配線はSONYのアナログ液晶テレビなのでAVマルチ入力端子(プレステ専用端子)にAVマルチ入力端子-RGB21ピン(メス)変換ケーブルを接続してます。
右上が3号機の元々のRGB21ピンクロスケーブルのオス端子で右下が4号機のRGB21ピンストレートケーブルをクロスケーブル化したオス端子です。
検証が終了しましたので4号機のクロスケーブル化したRGB21ピンケーブルを外して3号機のRGB21ピンケーブルを接続しました。
私が収集したMSXパソコンの1号機~5号機のうち、唯一RGB接続していないのが1984年の子供の頃に親に初めて買って貰ったMSXパソコンHITACHI MB-H21(現在の2号機)だけになりました。
2号機が唯一RGB接続していない理由は2号機だけRGB21ピン接続端子が付いて無く、1号機と5号機が8ピンDIN端子のRGB端子が付いてて、3号機と4号機に旧RGB端子が付いているからです。
でも、2号機だけは初めてのMSXパソコンでしたし、MSXを始めた時はRGB接続はしていなくてコンポジット接続で遊んでましたので収集している5台の中で1台だけコンポジット接続にして表示させるのも懐かしい当時の画面の画質を愉しめていいなって思ってます。
※あとがき※
今回は4号機が無事にRGB21ピン接続で表示出来るようになった事を皆様に紹介出来ましたが、RGB21ピン接続自体を知らない方も多いと思いますが知らない方にしてみれば何の事だかサッパリ解らないまま私のブログをご拝読されたかと思います。
それよりも…現在の液晶テレビでRGB21ピンなんて端子自体付いてないでしょ!!と思った方・・・
私も1号機の接続用に愛用してますがRGB21ピン端子をHDMIに変換出来るアダプタが
こちらから発売されてます。
HDHI変換しまして1号機をHDMI接続で東芝REGZA40インチ液晶テレビで綺麗に表示してます。
私の愛用している変換アダプタの写真だけでは何処にRGB21ピン入力端子が付いているのか解りにくいと思いましたので製品の写真を貼り付けてみました。
私の4号機や3号機と接続しているようなRGB21ピン入力端子が変換アダプタに付いてて、変換アダプタの反対側にHDMI出力端子が付いてますのでお持ちの液晶テレビのHDMI端子に接続して使えるというものです。
RGB21ピン端子はMSXだけでなく、ゲーム機ですとスーパーファミコンやセガサターン、プレステ1・2などもRGB21ピン端子に変換するケーブルが販売されてますのでコンポジット接続で画質に不満のある方にはおススメの変換アダプタだと思います。
今回も最後までご拝読頂きありがとうございました。