これは、ひと月半ほど前の9月初旬、新基地の手直しを始めていた頃の話です。
移転した新基地の各部屋には、照明があらかじめ付いているのですが、いずれも古い蛍光灯か白熱球で暗いので、思い切ってLED化することにしました。
しかし、器具を調べてみると、昨今主流の引っ掛けシーリングではなく、照明器具へ直接配線されており、この辺が昭和の建築です。^^;
仕方ないので大家に了解を取り、シーリング化工事をしてもらうことになりました。
下見に来た業者さんが、機材と部材を持っていたので、即決で工事をしてもらい、古い照明は当然使えないので、エスクでホームセンターへいそいそと出かけたのです。
その途上、信号待ちでなんかオイル臭がするな~と思いつつ、先行していたクルマから臭うのだろうと、駐車場へクルマを停めました。
が、気になったので、降りてなにげなく下を見ると…。
なにかが漏れています!
しかも
「ボタボタ」の状態で。
垂れている液体を触ってみると、エンジンオイルっぽい。
慌ててボンネットを開けてみましたが、漏れている箇所は特定できません。
レベルゲージを引き抜いてみると…ゲージの先端には、オイルが付いていない…。これはやばい。
エスクを停めた場所が、ホームセンターの駐車場だったのも幸い。さっそく0W-30のオイルを買い込み補充してみると、なんと1.5㍑も入ってしまいました。
走行中、油圧計や油温計の数値に異常は見当たらなかったし、異音もしていないので、どうやらエンジンはまだ大丈夫。高速走行中でなくて良かった…。
エンジンルームをペンライトで照らして確認しましたが、J24Bは補機類が混み合っているので、漏れている箇所が特定できません。
なので整備工場に勤める知人に連絡を取り、急遽ピットインすることにしました。本当はこの少し前に、スイスポのオイル交換もお願いしていたのですが、仕事がかなり立て込んでいて、ピットが空くまで待って欲しいと言われていた(エスクで買い物に出かけたのもそれが理由)のですが、さすがに緊急事態なので対応していただきました。感謝。
が…。エンジン周りを洗浄して、リフトアップしても、オイル漏れ箇所が明らかになりません。
到着した時には、停めた瞬間から油だまりができはじめるほど漏れていたのは確認しているのですが、不思議なことにリフトアップしたあたりから漏れなくなってしまったのです。
エンジンをかけ、回転を上げたり、近隣を少し走り回って見ましたが、やはり漏れてこないのです。
困ったことになりました。漏れの箇所が特定できなければ、対応のしようがありません。
2時間ほど、知人と一緒にかなり詳細に確認しましたが、どうにも漏れの場所がわからず、結局この日は様子見となりました。
時刻は午後4時を回り、夕暮れが迫ってきています。
早くシーリングライトを買って帰らないと、家の中が真っ暗です。(笑)
なんとかシーリングライトを仕入れて帰宅し、翌朝下を覗き込んでみましたが、やはり漏れは発生していません。
なので、夕方あえてちょっと離れたスーパーに、食材の買い出しにエスクで出かけ、わざと回転を上げ気味にして走ってみました。
で、その翌朝。
ガレージを開けると…わずかに漏れています。
わかりやすいように、古新聞をエンジン下に敷いていたのですが、今回は漏れが確認できます。(新聞紙の下のコンパネは、元はオートバイの下に置いていたもので、オイル染みは今回のものではありません)
漏れの箇所が特定しやすいよう、アンダーカバーを付けないままでいたのですが、どうも垂れた場所から推測するに、オイルエレメント付近が怪しい。
知人に連絡すると、さっそく引き取りに来て、調べてくれました。
で、結果は、やはりエレメントとエンジンの間にある、サンドイッチブロックが原因でした。
エレメントを外して確認すると、サンドイッチブロックの締め付けナットが緩んでいたそうです。
漏れの量からして、しかもそれが一時的にとは言え止まった、ということから、エンジン自体のシーリングや、ドレンの緩み(ここももちろん最初に点検してあります)などではなく、サンドイッチブロック、もしくはサンドイッチブロックに取り付けてある、センサー取り付け部の緩みでは、と推測していました。
前回ピット入りした際に漏れなくなったのは、その直前にエレメントの緩みを点検したためで、その際にサンドイッチブロックもわずかに締まったため、一時的に漏れが止まったようです。
オイルエレメントの交換を繰り返すうちに、サンドイッチブロック自体も緩んでしまう、ということはたまにあるそうで、同じようなサンドイッチブロックを付けている、スイスポがオイル漏れを起こしてこなかったのは、これまでむしろ幸運だったのかも知れません。
サンドイッチブロックを締め付けてから、ラリホで陸別まで往復したり、その後にも旭川まで所用で走ったりしましたが、これ以降まったく漏れてくる気配がないので、めでたく完治となりました。
それにしても、オイル漏れはエンジン焼き付きに直結するだけに、心臓に悪いですね。それもボタボタのレベルで漏れられると、ちょっと血の気が引きました。
今回は、前述のように気付いたのがホームセンターの駐車場だったこと、高速を走っている最中ではなかったのが、本当に幸運でした。
この時は、スイスポもオイル交換時期を過ぎてしまっていたので、なにか緊急に長距離を走る必要が生じても、走れるクルマがないのがちょっと冷や汗ものでした。
いやあ、これでオイルを積んで走らなくても安心です。^^;
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ESCUDO | クルマ
Posted at
2016/10/25 23:51:37