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かわねこのブログ一覧

2024年11月21日 イイね!

赤いスバルでお出かけ

赤いスバルでお出かけ そんなわけで、鹿爆弾をくらってしまったエスクが、修理を終えて帰還しました。

 いつものお店も「鹿祭り」状態で、かなり混み合っていて、入院は3週間に渡りました。
 当初、空いていないようであれば代車なしでも良いです、と伝えていたのですが、代車を貸してくれることになったのは、ありがたいところ。
そして入庫の際にコレ乗って行って、と言われたのがフォレスターでした。

 ここはいつも代車料なしで貸してくれるので、これまでの車検時などには、ポンコt…いや、いささかお疲れモードの軽自動車とか、コンパクトクラスの代車が常だったので、ちょっと驚き。
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 さっそく乗り込んでシートを合わせようとしたら、なんとパワーシートです。
 そう言えばスバルって、パワーシートが好きなメーカーというイメージがありますね。(笑

 実はSHフォレスターは、エスク購入当時に、候補として上がっていた1台でした。しかし、既にSJ型へのモデルチェンジを控えて、受注停止になっていたことから、候補から外れたものでした。
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 この個体は2009年式ですが、走行距離はわずか4万5000㎞ほどで、内装はかなりきれい。驚いたことにリアシートのサイド部分には、新車当時からと思われるビニールがかかったままでした。
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 アルミホイールや、ルームミラー端の傷みに、年式らしさが出ている程度です。
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 装備も充実していて、オートエアコンやシートヒーターも付いているので、XSグレードでしょう。

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 エンジンを掛けると、NAとは言え、EJ20なので吹け上がりが良く、独特のボクサーサウンドが響くのは、ちょっとソソります。(笑
 思えば、人生初のEJ20体験かも。
 調べてみたらこのエンジン、シングルカムではなく、ツインカムなのでした。同時期のインプレッサのNA2.0Lは、シングルカムなので、なぜ使い分けしたのか謎ですが。
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 インパネはその同時期のインプレッサと同じなので、見やすく、なかなかにいいデザイン。
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 この時代はまだCVTではなく、トルコンATですが、発進がもっさりしているのは仕方ないところ。が、シフトのECOモードを解除すると、そこそこ加速してくれるので、悲しくなるほど遅いわけではありません。
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 マニュアルモードも付いていますが、多段化ATが当たり前になった現在では「あれ?4速しかないんだ」という印象。

 タイヤはお古のスタッドレスですが、ちゃんと利き、足回りもまだそれなりに動いていてくれますが、乗り心地重視らしく、ダンピングはちょっと弱い印象でした。

 購入時期がもう少し早ければ、これの5MT、ターボのXTが候補にあがっていたので、それにしていれば楽しかったかも。もっとも、ターボだとハイオク仕様になるので、燃料代が捻出できずに手放していた可能性も否定できないのですが。


 そんなこんなで、せっかくの機会なので、こいつでドライブに出かけることにしたのです。

 向かった先は、実は先日ネタにしたここでした。

 天気予報でどんにょり気味なのはわかっていましたが、早くもぽつりぽつりと落ちてくるものが。
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 ワイパーを操作して気づいたのが、スバルはミスト操作が、ワイパーレバーを「引く」なこと。
 他メーカーは、レバーを「上げる」操作で、引くはウォッシャーが多いはず。
 ちなみにスバルのウォッシャーは、レバー先端のボタンを押す、です。

 これを独特と取るか、奇をてらっていると取るかは、それぞれ。でも、もっと昔にレックスに乗った時、ライトとワイパーレバーが左右逆で驚いたりしたので、まだ良くなった方か。(笑
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 クルーズコントロールも付いていて、上り坂で速度を合わせる反応は、エスクのそれより速いかんじですが、これは、MTと統合制御でシフトダウンできるATとの違いかもしれません。
 ただ、キャンセルして一定時間が経つと、レジュームボタンでは復帰せず、再度セットし直す必要があるのは、スズキと違って慣れが必要でした。


 このフォレスターは、もう10年以上前の設計と言え、よくまとまっており、ちゃんとスバルらしい走る楽しさもあって、この後もスバルを選ぶスバリストなユーザーを増やすのに、貢献したのもわかります。
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 ちなみに燃費は最高で、13㎞/L越え。CVTではないトルコンATとNA2Lでは、当時としては悪くない数字と思います。もっとも高速や峠は走らず、一般道をのんびりと走ったもので、街中に入ってゴーストップが多くなると、結構ガタ落ちになるのは仕方ないでしょう。なお、郊外のドライブであれば、ECOモードは入れても切っても、誤差の範疇でした。

 クラリオン製の純正ナビも付いていて、ナビ機能は使いませんでしたが、古いので操作性もあまり良くありません。SDカードでの音楽再生は、専用フォルダをつくる必要があったり、調整機能が少ないので、音は今ひとつ。もっともスピーカーもノーマルなので、望むものではありませんが。

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 ちなみに帰投して、第1ガレージに入れてみると、あれ?フロントバンパーがシャッターギリギリです。
 エスクとほぼ同サイズか、むしろ少しちいさめだと思っていたのですが、意外なことに140㎜ほどフォレスターの方が長いのでした。


 この当時までは、フォレスターってインプレッサの派生形、のイメージでしたが、今やスバルの稼ぎ頭の車種になったとは、時代も変わったものです。

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 そんなわけで、エスク入院期間の3週間に活躍してくれたフォレスター。予想外に、代車なのに少しグラベルも走らせてしまったり、重めの機材を積んで、雨の長距離走行をしたりもしたので、洗車して返却。

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 代車とは言え、ずっと乗ってみたかったEJ20を味わえたのは、ちょっとだけいい体験でした。




 

Posted at 2024/11/21 21:24:56 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマそのほか | 日記
2024年11月14日 イイね!

山と海成分補給の休日

山と海成分補給の休日 てなことで、わがエスクが長期入院となってしまいました。
 しかしだからと言って、基地に篭っていると、悶々として精神衛生上よろしくないので、お休みにはやっぱりお出かけするのです。

 向かった先は、十勝の南地方、道々987号線、通称豊似広尾線。そう、場所というよりこのルートを走ってみたかったのでした。
 広尾市街地から、山中を豊似地区に抜ける、7㎞程度の、なんてことのない道々ですが、この時まだ通行止めで走れなかったのが気になっていたので。

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 実は、9月はじめにも、シェルパくんでツーリングを兼ねて、再度行ってみたのですが、この時も事前の確認を怠ったので、大雨による通行止めだったのでした。今回は3度目の正直になるか。

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 昼食は最近、こちら方面へ来たからには寄らずにおれない、赤門のラーメン。今回は塩にしてみましたが、スープがウマウマで満足です。

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 旧車カレンダーは、ハンドメイド117クーペでした。(笑

 そしてこれまた寄らずにおれない、十勝港。今回変わった大型船などはいませんでしたが、海保の巡視船「とかち」が停泊していました。
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 2017年に配備された、比較的新しい船です。
 かなり大きく見えるのですが、調べると意外や650トンだそう。
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 目についた、このバウ側面に付いている装備が気になりました。どう見ても着岸時の防護装備ではなく、なにか戦車の防御装置を彷彿とさせますが、不審船に対峙する場合に、強制的に停船させるために、当てるのかもしれません。
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 スターン側を見て驚いたのは、ウォータージェット推進なこと。てことは、エンジンもタービンエンジンか。

 この「とかち」について調べたけれど、海自と違って、海保はあまり船舶の情報を詳しく載せてくれないので、はっきりとしたことはわかりませんでした。体験航海は行ったことがあるようですが、おそらく青少年向けのリクルート用で、一般向けではないと思われるので、来年は、十勝港で一般公開しないか、チェックが必要です。

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 そんなこんなで近頃枯渇していた塩成分も補給したので、広尾の市街から、山へ向かってみますと。事前にもちろん調べていましたが、うん、今回はちゃんとゲートが開いています。
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 と。あれれ、ゲートを通過してすぐに、道はグラベルになってしまいました。しかも対向車があったら、離合できないほどの狭さです。
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 しかし道はフラットダートで、ほんの数㎞ほどでした。夏の大雨の爪痕でしょうか。路肩が崩れていたり。
 もう少しちゃんとした農道だと思っていたので、路面と言い、これは全く想定外。
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 山は紅葉がきれいで、ちょうど見頃ですが、どんにょり天気なのが惜しい。
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 それにしても、事前にぐーぐる地図でも確認していたのですが、最近は、グラベルでもストリートビューを撮影するようになったようです。これまでは、舗装が切れたら乗り入れることがなかったので、ストリートビュー=舗装路と認識していたのですが。
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 狭く曲がりくねったグラベル路なので、ゆっくりと山を降りると、牧場が点在し始め、人里へ戻った感じがします。
 こんな林道だとは思っていなかったので、かなり予想外の道で、あっさり通ってしまいましたが、走れたので満足なのでした。

 
 峠を降り、国道336号線近くまで戻ったところで、トイレに行きたくなりました。
 しかし国道沿いにはコンビニ等はなく、この後走る予定の東へ向かうルートも、何も設備がないところです。

 海沿いの公園に、確かトイレがあったはず、と行ってみると、季節的なものか、それとも施設そのものが老朽化したのか、閉鎖されていました。

 いったん、広尾の市街地まで戻るか、と思ったところで、道沿いの施設に、明かりが点いているのを見つけました。
 そういえば、ここ海洋博物館だったっけ。時間もあるし、これまで入ったことがなかったので、ついでに見学することに。雨が本降りになっていたので、外観は撮り損ねました。

 するとこの日が特別だったのか、なぜか無料開放中。
 受付の方には「無料ですが、2時で閉館になりますので」と言われましたが、まあ時間も1時間近くあるし、どうせ大した展示でもなかろう、と入ってみると。
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 入口付近には、海洋系らしく、魚や漁業についての展示。
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 トイレは奥か、と、進んでみると、なにやら船関連の展示がずらりとあるではありませんか。
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 おお、これは、と、トイレを済ませてじっくり見てみると、数々の船の模型や、船舶関連の装備など、なかなかの展示内容です。
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 これは、先ほど十勝港で見た、巡視船「とかち」の先代です。

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 釧路に見に行った、「そうや」の精密な模型。船首のペイントは現在の「PLH」ではない、旧版の「PL」時代のですね。
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 そうか、砕氷船の船首ってこうなっているのか。

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 さらには、漁船用のディーゼルエンジンも展示してありました。
 1960年代のもので、こういった地味な展示はなかなかされないので、逆に貴重。
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 三菱製の6気筒110馬力、5トン程度の漁船用とか。
 それにしても、この6DR-10という型式、自動車用のそれと酷似しており、例えばかつてのパジェロなどに積まれていたのは「4DR5」という型式だったので、型式の法則は陸海共通なのか。
 というか、これ、船舶専用ではなく、産業用や自動車用にも使われていたのでは、と思って調べてみたら、やっぱり同時期の三菱ふそうのマイクロバス、ローザなどにも搭載されていたようです。
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 前述の4DR5も、パジェロやジープのエンジンで有名ですが、自動車以外にも、建設機械などにも広く積まれて活躍していました。

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 船舶系展示の隣部屋には、生物コーナーがあり、主に剥製の展示。生物標本の中には、ウミガメもあり、これは広尾沖で採取されたものとか。いるんだウミガメ。暖かい地方の海にいるイメージだったので、ちょっと驚き。
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 さらに奥には歴史展示物も。開拓時代の古書など、珍しいものも数多くあり、中でも驚いたのがこれ。
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 明治時代の「地券」。現代で言う権利書です。こんなの、現物は初めて見ました。
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 戦時物資の展示も。
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 これも、太平洋戦争時のものかと思いきや、驚いたことになんと日露戦争当時のもの。

 思うに北海道って、内陸は開拓が困難だったので、例えば帯広あたりが大きな町になったのは、昭和初期以降でした。明治、大正期は、内陸はまだまだ未開拓の空白地帯で、人が集まる「街」は、船で移動できる海沿いに限られていたのです。
 なので、良港がある海沿いの地域が「街」であったわけで、その頃の広尾町は、さぞかし賑やかだったことでしょう。
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 そんな理由で、海沿いの地域ほど歴史が古く、また、ニシン漁などで富裕層も多かったであろうことから、古い展示物も多く残っているのだと思います。

 かわねこ、大規模な博物館より、ちょっと変わった収蔵品があることが多い、こういう地方の郷土資料館が好きですが、広尾はこれまでノーマークでした。
 しかし、大したことがないどころか、ここは他では見られない貴重な展示物が数多くあり、なかなかのものだったのです。
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 建物は、ドア取っ手の意匠などからも、おそらく昭和のものと思われ、今後の存続が少し心配ですが、素晴らしい展示物を引き継いでいって欲しいものです。

 てなことで、ちょっと寄るだけのつもりだったので、上着を着ずに入ってしまったのは失敗でした。身体が冷えてしまいましたが、閉館間際まで、しっかり1時間堪能。

 でもまあ、寒さを忘れるほどの展示品の数々を見ることができて、結果的には大満足な休日だったのでした。



Posted at 2024/11/14 21:49:31 | コメント(2) | トラックバック(0) | ふね | 趣味
2024年11月09日 イイね!

冬じまい

冬じまい シェルパくんを冬眠させました。

 例年より少し早いのですが、なにしろもう11月です。
 今年は秋の訪れが遅く、意外に風が暖かい日も多かったので、もう少し粘ろうと思えば粘れたのですが、既にあまり見たくない白いモノも降ってしまったりする時期です。
 若い時のように、着ぶくれして修行のように耐えて走る歳でもなく、それが楽しいと思えなくなってしまったので、潔く冬眠させました。

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 とは言え、最後の1日は心残りがないように、やっぱりツーリング。

 RR7660ジャケットも、インナーを付けてフル装備したおかげで、さほど風の冷たさも感じません。
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 パンツは、夏に愛用しているライディングジーンズではなく、ユニクロの防風パンツ。ずいぶん前に、冬のラリー観戦用に購入したものです。

 若干ゴワゴワするのと、暑すぎてクルマの運転がしづらく感じて、お蔵入りしていたものを引っ張り出してみると、何度か洗濯したせいか、程よい柔らかさになっていて、防風性能が高いので、むしろライディング向きだと気づきました。
 膝に巻いているのは、コミネのニーパッドで、膝の冷え防止。これ1枚あるだけで、かなり暖かさが違うのです。

 以前購入した、ワークマンのオーバーパンツは、裾が細くてオフロードブーツが履けないことから、ライディング用には使えず、寒ければ、薄手のオーバーパンツを履いていますが、じゅうぶんな暖かさ、というか、これ以上寒いともう乗る気がしません。(笑
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 グローブは、さすがに夏用ではもう寒いので、RRの防水防寒タイプ。
 これは比較的柔らかくて操作しやすい方ですが、冬用グローブをしてのライディングは、操作性が鈍くなるので、あまり楽しくないことも、昨今早めに冬眠させる一因でもあります。
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 ちなみにトップケースは、E260を復活させて、時々使い分けていました。
 一時はE30TNがあるので、大は小を兼ねるで、もう使わないだろうな、オクででも売っぱらおうかと思っていたのですが、夏場の暑い時など、防寒装備を積まない時は、E30TNだとケース内がスカスカでカメラが動くのが気になるので、そういう時にはE260の方が使いやすいことに気づいてから復活させています。

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 道端には、積まれたビートの山。砂糖の原料で、この時期の十勝の風物詩です。

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 今期の走行距離は2,086㎞。
 結局、今年もキャンツーは叶いませんでしたが、それでも思ったよりは走ったなあ、という印象です。

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 毎年この時期は、この他にもクルマのタイヤ交換など、冬支度に追われるので落ち着かないのですが、シェルパくんの冬眠と、タイヤ交換が終わったので、まだやることは残ってはいるものの、ちょっとだけほっとしています。

 


 


Posted at 2024/11/09 22:43:43 | コメント(1) | トラックバック(0) | シェルパくん | 趣味
2024年10月20日 イイね!

水温計を考察する

水温計を考察する なんかものすごく偉そうなタイトルですが、内容は大したことではありません。(笑

 先月末にあ~るくんに取り付けた、おーとがうげの水温計。走行中にチェックしては、やっぱりあるといいなあ、とほくそ笑んでいるのですが。

 取付直後にも、エンジン始動後5分くらい、針が上がって来ないことをネタにしましたが、朝晩冷え込むようになってきた昨今、青い水温表示灯が消えたら、ヒーターを入れるようになりました。
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すると、5分どころか10分以上も針が上がって来なくなったのです。

 そこで、その理由を考察してみました。

 エスクの場合は、エンジン始動後、ものの1~2分で針が動き出すことから、ずいぶん鈍いな、という印象だったので、最初はセンサーの初期感度が鈍いのか、とか、ひょっとしてサーモスタットがお疲れなのか、などとちょっと心配になっていました。
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 しかし観察していると、気づいたのは針の動き方です。
 ヒーターを入れず冷風の状態だと、エンジン始動後、5分ほどで動き始めた針は、すーっと上がり、街乗りで70℃~75℃付近を指し始めます。信号待ちが多いと、80℃手前くらいまで上がるかんじ。

 これがヒーターレバーを温風側にしていると、ファンは回さなくとも、先に記したように、針が10分くらい動きません。
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 それも、針の上がりそのものが遅く、45℃~50℃近辺をウロウロしてから、ゆっくりと上がって70℃台に入るかんじです。ちなみに上がってしまうと、動きに差異はなく、ちゃんと上下もします。
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 ヒーターレバーを温風側に入れると、冷却水がヒーターコアに流れて、ここで冷やされるので、オーバーヒート時の応急対策となることも、ご存知の方も多いと思います。
 また、オートエアコンが普及する前は、冬季にエンジンが冷えている状態のままヒーターを入れると、放熱されてエンジンが温まらず、結果ヒーターの効き始めも遅くなるので、エンジンが温まるまでヒーターを入れないのは、北国の常識でした。

 最近になって水温計の動きが遅いのは、K6Aの場合、排気量がちいさいことから、発熱量そのものが少ない可能性があるのではと思い始めました。
 考えてみればあ~るくんは、エスクの約1/4の排気量しかありません。オートバイでも、大排気量車と小排気量車のエンジンの熱さの違いは経験しているので、軽自動車だと思ったより水温は、上がるのが遅いのかも。
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 調べると、水温表示灯の低温側は、およそ50℃程度で消灯するらしい。当然そのセンサーが付いているのはエンジン側で、K6Aは、サーモスタットとアッセンブリーなのだとか。これなら水温上昇と消灯も早いわけです。そしてサーモスタットは、おおよそ80℃以上(88℃とも)で開き始めるので、それまでは、おーとがうげの水温センサーが付いているアッパーホースには、温められた冷却水は流れません。

 つまりこうです。始動後、エンジンブロック内の冷却水は温まりますが、街乗りであればそれほど回転数を上げないので、サーモが開き始めるのが遅い。開いてアッパーホースに冷却水が流れ始めても、冷えた冷却水も循環しているので、アッパーホース内の水温はすぐに上がらず、温まるのに、5分ほどかかっている。
 そしてヒーターをかけると、加えてヒーターコアで冷やされて、アッパーホース内の水温はさらに上がらず、45℃付近をウロウロしてから、穏やかに上昇していく、のではないかと思います。
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 そんなわけで、センサーの鈍さではなく、アッパーホース内の水温は、そんな上がり方なのかも知れません。
 チューンドカーならば、正確な水温を測るためにブロックに加工してセンサーを付けたりしますが、所詮は街乗りノーマル軽の、目安としての水温計です。
 サーモの劣化はあるかもしれませんが、水温が常時上がり気味であるとか、逆にヒーターが効かない、ということもないので、サーモ自体はとりあえず仕事をしているようです。

 そしてもうひとつ気づいたのは、エスクの場合はオートエアコンなので、ヒーターが最適制御されていること。
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 そして排気量もさることながら、Defiのメーターは、スタートが30℃です。これに対しておーとがうげは、スタートが40℃なのも、遅く感じる要因のひとつのような気がします。


 いずれにせよ、動かないとか、数値が変、というわけではないので、メーター自体は正常と見ていいでしょう。

 余談ですが、先日写真を撮るために、ヘッドライトを点けたまま数分ほどアイドリングしていると、電動ファンが作動する音が聞こえました。そこで何度くらいなんだろうと、水温計を覗くと約90℃。なるほど、走行風が当たらないと、これくらい上がっても不思議ではありません。そしてファン作動によって、80℃程度まで下がります。

 これらを踏まえて、これから来る厳冬期に水温がどの程度推移するのか、観察するのがちょっと楽しみ。
 この冬も、オーバークール防止の簡易グリルシャッターを作ろうと思っているので、水温計があれば安心なのです。
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Posted at 2024/10/20 22:06:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | WAGON_R | クルマ
2024年10月17日 イイね!

秋の幕営会2024

秋の幕営会2024 ということで(←手抜き)今回も行われた、恒例秋の幕営会。
 9月なかばのことだったので、ブログの時系列は完全に狂っていますが、まあそこはスルーしてください。(笑

 出発時の十勝はどんにょりで、風は肌寒いほどでしたが、峠を越えて富良野を抜けると天候は回復して青空になり、気温も上がって来ました。
 こうなると、やっぱりソフトなうしたくなってしまい、旭川郊外道々脇の食堂に寄ってみます。
 ここ、以前から通るたび、ソフトの看板が出ていたので気になっていたのです。
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 さっそくソフトを食べながら、ふとスマホを見てみると、なにかメッセージが入っています。
 なんとそれは、先行した美瑛番外地さんからの、いつもの「ホーム」が熊出没により閉鎖されている、というものでした。なんですとぉっ!?
 ほどなくれいぽんさんからも電話があり、隣町のキャンプ場が開いているので、そちらへ集合とのこと。

 かわねこ、このあたりはあまり詳しくないので、昔だったら、施設名だけ聞いても「それどこ?」という状態でしたが、いい時代です。スマホの検索一発で、すぐに場所がわかって向かいました。
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 そこはヒルズというだけあり、小高い丘の上にあるキャンプ場です。
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 どうも造りから見て、公園だったものをキャンプ場として開放しているという雰囲気。
 そのため、全体が傾斜していて、平らなところが少ないものの、ロケーションも悪くなく、それほど激混みというわけではなかったので、ここで幕営決定。
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 それぞれのテントはまずまず平らな場所を見つけましたが、テーブルが若干傾いているのは、まあ御愛嬌でしょう。

 それにしても調べると、ホームは8月末から閉鎖になっていたようでしたが、誰ひとり情報を確認していなかった、というのは、いかに我々が慣れて緩んでいたかの象徴ですね。
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 そしてこのキャンプ場は、サイト近くまでクルマの乗り入れができず、貸出のリヤカーで運ぶ必要があり、 4台あるリヤカーも、古いものだとタイヤの空気が抜けていて重かったりするのでした。

 しかも、ホームは荷物の積み下ろし時にはサイト近くまでクルマで行けるため、その前提でギア類をコンパクトにしようなどという発想が抜けていたのは、油断ほかなりません。(笑

 車両乗入れ禁止で、リヤカー使用のキャンプ場はたまに見かけるので、それ自体は仕方ないと思いますが、水場が窪地に降りた遠いところ1箇所にしかないので、水タンクが必要だったのは盲点でした。
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 良かった点としては、トイレが画像右奥に見える管理棟内にあってきれいだったこと、料金が1泊500円(デイキャンプだと無料)と良心的だったこと、管理棟内に自販機があって、飲み物と、利用しませんでしたが地元産の肉や餃子なども販売されていたこと、焚き火台を使うのもNGというキャンプ場が増えてきた昨今、焚き火台使用OKなどです。そして驚いたのが、無料Wi-Fiが設備されていたこと。

 どうやら立地からも、災害時の避難場所としても想定されているのではという気がします。

 てなことで、さっそく展張して宴会開始。
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 まずは、なにはなくともオヤツタイムで、このチーズケーキが素晴らしく美味しいものでした。
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 今回も夕食の前菜として用意していただいたのが、手羽先。
 炭火で焼くので、美味いことこの上ありません。
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 そしてメインはジンギスカンでしたが、いつもの有楽町ではなく、趣向を変えて評判のお肉屋さんのものにしてみました。有楽町は激安価格なので、高いかもと思って買いに行ったら、意外にもリーズナブル。
 今回のこれは、特製のタレに漬け置きしてある味付けジンギスカンで、肉もさることながらこのタレが抜群に美味いのです。

 いつも通り1kg用意したジンギスカンはああっとゆうまに消費され、続いてホルモンも焼きましたがコレも美味しい。ジンギスカンのと同じらしいタレに漬け込んだ、味噌ホルモンも美味しかったのですが、塩ホルモンが絶妙な味付けでした。

 失敗だったのが、いつもの直売所で新玉ねぎを仕入れるのをすっかり忘れてしまい、富良野のスーパーで仕入れた玉ねぎだったこと。いちおう、北海道産とは書いてあったものの、ちょっと辛めだったのでした。
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 日が落ちるとさすがに9月も後半とあって冷え込んできます。
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 しっかり防寒装備は持ってきたのと、やはり焚き火が楽しめるのが嬉しい。

 いつも貸切状態のホームと違って、周りに他のキャンパーがいることと、みなさん慣れた方が多く、静かな夜を過ごしていたこともあって、いつもより少し早めの就寝。

 シュラフはいつものスリーシーズン+毛布でしたが、カイロをひとつ使っただけで快適に眠れました。
 実は足元が冷えるのではと、テントシューズも履いていたのですが、寝しなに暑くて脱いだほどでした。
 隣が牧場のためか、害獣避けのモンスターウルフが設置されているらしく、時々犬の吠える声や機械音が聞こえて来ましたが、うるさく思う間もなく寝てしまいました。
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 翌朝は、かなりの朝霧に覆われていました。
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 でもまあ、じきに晴れると見込んだ通り、霧が上がって日が差し始めます。

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 今回、朝食はうどんです。炭火かき揚げ付きの贅沢。
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 そしてなんと、夢民豚ハンバーグ付きという超豪華版。これ、昨夜はお腹いっぱいで入らなかったので、朝食に加わったもの。コールマンのツーバーナーで調理したこともあり、絶妙な焼き加減。そしてこれも抜群に美味いのです。
 いつもながら、とても贅沢な朝食をいただきました。

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 ホームだと、チェックアウト時間がゆるゆるなので、いつもだらだらのんびり昼まで過ごすのですが、ここはチェックアウトが11時です。しかし周りを見てもどうもみなさん、撤収している様子がありません。
 これ、そのままデイキャンプの再申し込みをすれば、そのまま居ていいのでは?と思ったら、デイキャンプだと17時まで居ていいらしい。しかも大半のキャンパーがそうらしく、ここもチェックアウト時間は、あってないようなものなのでした。
 こういう、良い緩さは北海道ならでは、というか、自治体管理ならではかも知れません。

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 しかし、この秋は知っているキャンプ場だけでも片手以上に、熊の出没で閉鎖が相次いでいる昨今、もしかすると、熊によって現在のキャンプブームが収束するのでは、とさえ思ってしまいます。
 そして、そろそろ熊と人間の在り方もまた、考え直さねばならないのかも知れません。なんでも駆除するべきとはもちろん言いませんが、賢い熊が人間を恐れなくなった背景や、かつて行き過ぎた保護の結果、今や道内で、年間億単位の農業、林業被害が出ているエゾシカもその例なのでは。

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 そんなこんなで昼過ぎまでゆっくり過ごし、解散となりました。

 草地が朝露でかなり濡れており、フライシートが乾ききらなかったのは盲点でしたが、まさかの事態に、かつてないドタバタ展開の幕営会となりました。が、結果的には楽しく過ごせ、美味しいものもいただけたので大満足なのです。
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Posted at 2024/10/17 22:19:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | 幕営 | 趣味

プロフィール

「午後からは急に晴れ出したので、こうなると走らずにおれません。てことで、エスク…ではなく、シェルパくんでお出かけ。〆はやっぱりソフト…ではなく、今日はミルクジェラートなう。」
何シテル?   07/27 17:28
オートバイとクルマと、野遊びが大好きな「おやぢ」です。(^^ゞ 北海道のど田舎に住んでいます。どれくらい田舎かと言うと、地域で乗っている車種を言えば、...
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