
昨日
デ・ニーチョに
取り付けた、
銀足こと、KYBのショックアブソーバ。
これ、正式名称は「SUPER SPECIAL FOR STREET -E.C.S.-」 。
日本語で書くと「スーパースペシャルフォアストリート・エレクトリックコントロールサスペンション」だそうな。
長いっつの。^^;
もともと、D21テラノに標準装備されていた、コンソールのスイッチ操作で、ショックの堅さが切り替えられる、いわゆる「電調ショック」に対応したもの。
「TOURING」と呼ばれるモードが柔らかい方で、こちらはたぶんノーマルと、ほぼ同等。
「SPORT」が堅い方で、こちらでノーマル比130%くらいだと思います。
こちらでほぼ、それまで付けていたモンローの新品と同等くらいでしょうか。
現在では、ショックアブソーバそのものの性能が上がったこともあり、こういったギミックは姿を消しました。
わたし自身も、これの必要性は疑問視しており、ためにいままではニスモ、モンローとすべて電調を殺してコンベンショナルなショックを使っていましたが。
それというのもこのKYBショック、木箱入りのすごい包装で、当時のD21用のお値段はなんと12万4000円!とても手の出る価格ではなかったですね。^^;
いかにもバブリーなこのアイテム、バブルもとっくに崩壊し、4駆ブームさえも去った昨今では、おそらくほとんど売れなかったと見え、D21用は数年前にひっそりと生産中止となっていました。
ただ、実はこのモデルのデビュー当時、わたしは自動車業界に身を置いていて、販促資料を作ったりなんかもしていたので、ちょっと思い入れがあって懐かしかったんですよね。
当時のD21純正装着ショックは、日産車に多かった厚木(現:ユニシアジェックス)製ではなく、カヤバ(現:KYB)製だったはずです。こういったオリフィスと呼ばれる、油の通路穴の大きさを変えて、ショックの堅さを変える技術は、もともとはカヤバの特許だと聞いたことがあります。恐らくは厚木では調整式を量産する設備が、当時はまだなかったのかもしれません。
このショックも恐らくは、純正用のケースに、中身を市販用に変えて出したものと思われます。
ちなみに現在はわかりませんが、当時は市販のスポーツショックの中身の一部は、微妙に純正のそれと変えられていたようです。純正はなにしろ、コスト最優先でしたからね。ちょっと昔の標準装着オーディオが、市販モデルとかなり音が違うのに似ています。
デ・ニーチョの電調ユニットを使わなくなって、もう12年も経つので、ユニット本体が死んでいたら、ショックをバラして堅い方に固定して付けてやろう、くらいに考えていましたが、なんと本体は非分解。
幸い事前のテストで、車体のユニットは生きていることが確認できたので、装着に踏み切りました。
まあ、これに限らずショックアブソーバって、完全に消耗品ですから変えて良くなるのは当たり前なんですが、やっぱり新品はいいですね。^^
それまでヘタったショックでは、段差越えの時に車体がかなり上下に揺すられていたのが、ちゃんと足下でショックを吸収しているのがわかります。
デ・ニーチョの場合、野営道具とか外遊び道具を満載して走ることが多いので、足元はやっぱりビシッと決まっていたいものなんですよね。^^
今回は懐かしさで購入してしまいましたが、それもまた良し、ですかね。
Posted at 2007/07/04 22:36:51 | |
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