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かわねこのブログ一覧

2025年05月20日 イイね!

晴れた日にはメンテに追われる

晴れた日にはメンテに追われる 連休後半の、迷走旅から帰投した翌日。

 ええもう2週間も前のことですが、そこはスルーしてください。(笑

 最終日は、幸いに天気が良かったので、乾ききらないまま畳んでしまったテントを干します。
 これを怠ると、幕体がカビだらけになってしまうので。昔の基地は干せるスペースがなく、しまい込んだままになってしまって、痛い目を見たことがあります。
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 ついでに、縫い目部分を中心に、撥水スプレーも吹いておきました。
 本当なら、信越シリコーンとかの防水コートの方が良いのですが、まだ新しいのでこれくらいでいいかと。


 テントを乾かしている間に、エスクも洗車。
 今回はほとんどが雨にたたられたことと、毎春恒例の鉄粉取りシャンプー洗車です。
 洗車後は、もちろんCCWGもかけて。ゴム・樹脂部分には保護剤の303を塗布。

 そしてスタッドレスタイヤのままだったので、昨今にしては遅いタイヤ交換を実施。

 しかしどうせタイヤを外すならと、欲を出して、ずいぶんくすんでしまったブレーキキャリパーの再塗装に手を出してしまいました。
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 塗装後8年経つ、キャリパー自体の汚れもひどく、ブラシで水洗いし、シリコンオフで脱脂。
 キャリパー用の耐熱塗料はスプレーなのですが、これをスプレーするとなると、かなり広範囲のマスキングが必要になるので、横着してローター周りだけ新聞紙で覆い、今回もハケ塗りです。
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 しかも外側から見えるところしか塗らない、インチキ塗装。
 でもいいんです。(←いいのか

 薄めに3回ほど塗り重ねるのがコツですが、フロント側は若干厚塗になってしまい、なかなか乾きません。
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 30分ほど待ってある程度乾いたので、このあとは走るわけではなかったことから、そのままタイヤを組み付けてガレージに格納しました。

 前回塗装した際は、実走してキャリパーに焼きが入ると、発色がきれいになりましたが、今回はどうなるか。

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 スタッドレスのSJ8は、7シーズン、3万4000㎞走行で、もうこんどの冬は買い替えようかと思っていたのですが。
 昨年までの6シーズンは、シーズン始めと終わりは、なんちゃってスタッドレスを使っていたこともあってか、意外と溝深さが残っています。
 ノギスで測ってみると、多少ショルダー側が減っているものもありましたが、平均約8㎜で、プラットフォームまでの深さも4㎜程度あり、ゴムの硬度も保っているようなので、ケチってもう1シーズン続投させてしまおうか検討中。

 てなことで、連休最終日はゆっくり休もうと思っていたのに、なんだかあたふたして、結構疲れた1日になってしまいました。いろいろ片付いたものの、シェルパくんの初乗りも先延ばしになってしまい、この時期、この後も仕事と雑用に追われていたりします。



 
Posted at 2025/05/20 21:25:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | ESCUDO | クルマ
2025年05月10日 イイね!

連休迷走旅 -中-

連休迷走旅 -中- 明け方の5時過ぎに、ルーフを叩く雨音で目が覚めました。
 天気予報が芳しくないことはわかっていましたが、やっぱり朝から雨はテンション下がります。

 雨さえなければテーブルと椅子を出してゆっくり朝食にするのですが、二度寝を決め込み、6時過ぎに起床。
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 傘をさしてトイレに行き、後ろは狭いので運転席で朝食を摂りますが、仕方ありません。

 朝食後に雨が上がったので、ちょっと場内を散歩してみます。
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 トイレの横にも建物があり、なにかと思ったらスワンボートの乗り場でした。
 天気が良ければ、それなりに賑わいがありそうです。
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 横にあった大きな建物は、サイクリングターミナルの銘板がありましたが、1階の窓とドアが完全に鉄板で塞がれていました。
 冬季の雪でのガラス破損防止に塞いでいるだけで、夏には営業するのかと思ったのですが、調べるともとは宿泊施設として運営されていて、2021年に閉鎖したようです。
 昨夜は暗くてよくわかりませんでしたが、この塞がれた鉄板のせいで、威圧感があったようです。

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 テントサイトに行ってみると、思った以上に広く開放感があるので、雨さえなかったら、快適に幕営できたと思われるのが残念。
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 こちらのトイレ照明が派手だったのは、上部の青い部分がステンドグラスになっていて光るからでした。
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 そしてトイレ前には、枝打ちした薪が積んであり、なんと「ご自由にお使い下さい」の看板が。
 もちろん焚き火台使用が鉄則ですが、驚くほどのサービスぶり。

 機会あればまた来てみるのも良さそう、と思いつつ、立地が良いし無料なので、夏になったらかなり混むのかもしれません。
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 てなことで撤収して出発。また雨が降ってきてしまいましたが、めげすに走ります。

 さらに北上しようと、下川へ抜ける道々を走ります。当初は下川から山越えをしてオホーツク海側へ抜け、宗谷まで海沿いを走るつもりでした。
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 が。サンルダムが見えた時点でそもそもこのルート、昨年のGWに逆走で走っているのに気づき、さらに昨年の夏も宗谷に行っているし、たぶんこの夏も行くなら道北だよなあ…などと考えていたら、気が変わってしまいました。

 なので、上幌内まで北上したところで方向を変えて西へ向かい、美深から名寄まで南下して、霧立峠を抜けることにします。

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 ちなみに美深には、スバルの聖地(笑)があることで有名。

 北海道内、ことに道北には、広さとその気候から、主に冬季路のテストコースを各メーカーが持ち、この美深にはスバル、士別にはトヨタとダイハツ、剣淵にはマツダ、鷹栖にはホンダ、下川にはスズキがあり、道東にも陸別には日産、音更には三菱、とあちこちにあります。ないメーカーがないほどで、ほかにもタイヤメーカーやパーツメーカーもテストコースを持っています。

 テストコースがなかったその昔は、真冬の公道を仮ナンバーを付けたテスト車が走っているのを、よく見かけたものでした。

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 閑話休題。霧立峠ももう10年ぶりくらいになるのですが、海沿いの羽幌まで抜けずに、気が向いて、途中から道々742号を内陸を小平まで走ることに。

 思い返すとこのルートも、先代テラノの時代に走って以来なはず。
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 小平ダムを過ぎたところで、道端に突如として巨大なコンクリートの建造物が現れて驚きました。
 これ、炭鉱の施設、ホッパーに間違いありません。ホッパーとは、石炭を貨車に積み込むためのもので、このあたり、かつては炭鉱が多かった証ですが、道路際にこれだけ見事に残っているのも珍しい。

 山道を楽しんで、街へ降りると昼前。せっかくなのでお気に入りのカリー屋さんへ行くことにしました。
 昨日の昼はカツ「カレー」でしたが、ここのは「カリー」なので、別物なのです。(笑
 以前は出張でよく来ていたのですが、その現場がなくなり、来る機会も激減したので。

 人気店なので混んでいるのは覚悟の上でしたが、駐車場は空いています。これはラッキーと、店内に入ると。テイクアウトのオーダーで混み合っており、1時間ほどウェイティングだとか。ふだんなら並んでまで食べない方ですが、折角の機会なのとどうせヒマなので待つことに。
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 実際には1時間までかからないだろうという読み通り、幸い無事早めに席につけて、ひさびさのニラ豚+揚げ納豆と、いちごラッシーを堪能したのでした。
 が、ここもなかなかのボリュームなので、すっかりお腹がいっぱい。2日連続、お昼ごはんで満腹です。(笑

 ここからは真っ当に、海沿いを南下します。昼前に雨は上がり、晴れて日も差してきたのが嬉しい。
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 雪をかぶった山と、光る海を眺めながらののんびりドライブ。これですこれ。

 南下して浜益を通ると、毘砂別、という地名が懐かしくてちょっと山へ上がってみました。
 一部の知っている人は知っている、とてもとても懐かしい場所です。
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 木製の展望台は、老朽化で立入禁止になっていましたが、この道を見ると、ラリーカーが駆け抜けたあの夏を思い出します。
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 このルート、以前にも一度だけ走ったことがありますが、南側へ降りてみると、すっかり忘れていましたが、途中からはダートでした。フラットダートですが、枝が落ちているなど、あまり手は入っていないようです。
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 途中には、冬季通行止めのものらしいゲートがありました。
 開け方がずいぶんと雑なので、どうも行政が開けたのではなく、近隣の住民がもう雪は融けたからと、勝手に開けたのでは、という気もします。

 途中に分岐があったので、そのまま国道には戻らず、海側へ降りてみました。

 墓地があったので、そこで終わりかと思ったら、意外なことに集落があります。
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 古い建物が目を惹きます。典型的な昭和の造りですね。
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 集落入口の桜が満開でした。今年最初に見た、まともな桜かも。
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 こちらも昭和な看板がいいかんじです。今でも夏は、海水浴で賑わうのかもしれません。

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 国道に戻って、さらにひたすらのんびり南下。厚田からは、その昔ラリー観戦の帰りによく走った、山越えのワインディングルートを通りました。

 さて、天気も回復したので、今夜はぜひ幕営をしたいもの。
 目をつけていたのは、月形にあるキャンプ場。まだ肌寒い春先だし、ファミリー層もそういないだろうから、と行ってみると、さほど混んではいな………ほぼ満杯の激混みでした。(汗

 道の駅が隣接で温泉施設もある、市街地に近くて買い物も便利、そして何より昨日の士別と違うのは、札幌圏に近い、という立地のためでしょう。完全に舐めてました。

 さてどうする。
 近隣のキャンプ場も別にいくつか識っていますが、国道から見えた、近くの鶴沼公園キャンプ場もびっしりだったので、他も状況は同じと見ていいでしょう。

 ならば…あそこしかないか。
 さらに北上し、1時間走って行き慣れたキャンプ場を目指します。今からなら、日暮れまでに間に合うはず。
 果たしてまだ明るさのある17時過ぎ、無事到着。

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 すると道路側の表サイトの駐車場に、ずらっと駐車車両が見えたので「ここも激混みか!?」と一瞬焦りました。
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 しかし、裏側サイトにはほとんど誰もいない状態なのでした。
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 さっそく受付を済ませ、今季初の展張。1泊ひと張り500円の安さですが、水洗トイレと水場、さらに焚き火後の灰入れまで用意されている充実ぶり。

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 昨年の購入直後に、一見で張れたクロノスキャビンです。半年ぶりでも迷うことなく、ものの5分で展張できる建てやすさはさすが。

 エスクの車営台も悪くはありませんが、やっぱり広いテントでゆっくりできるのは格別です。

 さらにここ、受付棟にお風呂が併設されているのもありがたい。

 巣作りを終えたので、さっそくお風呂へ向かうと、脱衣所でいかにも地元農家のお父さん、という風貌の方に声を掛けられました。

 おじさん「キャンプかい?」
 かわねこ「はい ^^」
 お「どこから来たの?」
 か「十勝です ^^」
 お「そんな遠くからわざわざかい?」
 か「ここ、気に入っているんですよ」
 お「そんなにいいかここ?(笑」
 か「設備もいいですし、なにより客層が良いので快適なんですよ ^^」

 そう答えると、おじさんはにっこりして「そうか。楽しんでいきなよ」と、脱衣所を出ていきました。こういう地元の方との交流も楽しい。

 お風呂は温泉ではないのですが快適で、シャンプーとボディソープまで備えてあるのに、たった300円で利用できるとあって、不満などあろうはずもありません。

 本来はキャンプ場のためというより、先ほどのおじさんのように、地元の方の保養センターの役割なのでしょう。
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 外には自販機も設置されていて、驚いたことにアイスまで販売されていますが、採算取れるのかなあ、などといらぬ心配までしてしまいます。さすがに今日はアイスだと冷えるので、冷たいお茶にしましたが。

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 テントに戻って、明日のルートを考えます。
 こういうルート考察には、アプリではなく紙地図のほうが断然見やすいのです。

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 昨日のカツカレーと言い、今日のカリーと言い、お昼のボリュームがすごかったので、夕食はごく軽め。
 カップ蕎麦と、おにぎり1個にポテサラ。デザートに、いただいたバターサンド。これでもけっこうお腹がいっぱいになってしまいました。

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 夕食後、ランタンの灯りを落として、椅子に座ってぼぉっとしていると、聴こえるのは近くの堰の水音と、森から聴こえるトラツグミの口笛のような啼き声。もうオオジシギも来ていて、ジーワジーワッという独特の啼き声と急降下の羽音も聴こえて来て、至福のひととき。

 表側のいちばん近いサイトには、3家族ほどのグループがいて、子どももいましたが、みなさん意外なほど静か。サイトの奥にもふた張りテントがありますが、声が聞こえる距離ではありません。

 20時過ぎ頃から、隣のグループで誰かの誕生日祝いが始まったようですが、うるさいほどではなく、にぎやか、のレベル。楽しそうな笑い声で、不快ではありません。
 
 客層の良さから来る、この静かさがここが気に入っている、大きな理由なのでした。



Posted at 2025/05/10 21:38:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | ESCUDO | クルマ
2025年05月09日 イイね!

連休迷走旅 -前-

連休迷走旅 -前- 今年の連休、飛び石の前半はお仕事が入ってしまいました。
 それも峠越えして3往復の現場だったことに加え、かなり夜遅くまでの徹夜仕事が2連チャンだったので、なかなかにキツいもの。

 そんなお疲れと雨模様ばかりだったこともあって、前半は基地から動けず。

 しかし今年の冬は、大雪と体調不調の影響もあり、一気走りができなかったので、この機会にロングドライブをしたかったのです。

 折良く、後半初日は友人たちとの集まりがあったので、これ幸いと出かけることにしました。
 が、その前にまたも仕事が入ってしまう引きの悪さ。(笑

 前日にあ~るくんで往復しても良かったのですが、客先の場所が友人たちとの集合場所に近く、さしものかわねこも、同じ方向に2日続けてはキツい。
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 幸いなことに大きな内容の現場ではなく、確認とお客様への説明が主な内容だったので、2時間早めに出て濃霧の峠を越え、途中2件を回りました。

 てなことで、無事お仕事も終了してお休みモードになり、集合場所のファミレスへ向かいますと。
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 なんだか懐かしい佇まいのお店です。外壁に製材が積み上げられていたので、工事中なのかと思ったら、これ、店内で焚かれているストーブ用の薪なのでした。
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 北海道内でもかなり古い歴史のあるお店だそうで、テーブルにどん、と直立するスタイルの年季の入ったメニュー表は、道民だと某ハンバーグレストランを連想しますが、むしろこちらの方が元祖なのかも。
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 ネットでオススメされていた、カツカレーをオーダーしたら、なんとこの大きさ。割り箸は比較用に置いたものです。

 味は懐かしいかんじのする、甘めのカレーに、サクサクのカツ。しかし、量が量なので、後半はちょっとキツかった。どうりで(小)サイズの設定があったわけです。(笑
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 お店をあとにし、場所を移動して、いつもの馬鹿話で盛り上がりますが、お腹がいっぱい過ぎて、お菓子が食べられなかったのが残念。
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 いや、かぼちゃプリンは食べましたけど。プリンは別腹なので。(ぇ

 そんなこんなの楽しい時間はあっという間に過ぎ、解散後は北上します。
 別に予定はないので、戻る以外ならどっち方向に行っても良かったのですが、なんとなくの北上。

 夕暮れの峠を抜けて、和寒に入りました。事前の情報で、ここに銭湯があると知っていたので探してみます。
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 暗くなっていたのもありましたが、あまりにこぢんまりとしていたので、気づかず通過してしまいました。「保養センター」の名前通り、町民向けの施設のようです。
 まったくの貸し切り状態だったので、失礼して撮影させてもらいました。
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 脱衣所は簡素なロッカーがあり、いかにも銭湯的な雰囲気。ロッカーの鍵は受付で貸してくれ、無料。
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 湯船は広くはありませんが、この雰囲気もまた、銭湯的なのがいいですね。ゆっくり浸かって温まりました。

 ここからさらに北上。
 目をつけていたのは、士別にある公園に併設されたキャンプ場。
 今夜は遅いので、エスクの車営台で車中泊の予定でした。

 昨今道の駅では、車中泊禁止を謳っているところも増えましたが、そもそも道の駅は照明が明る過ぎたり、クルマの出入りでうるさかったりするので、かわねこはあまり車中泊では利用しません。
 
 性質上仮眠はOKなので、本来は大人しく寝るだけ、なら車中泊での利用もありかとは思うのですが、おそらくはゴミを捨てていったり、洗面台やトイレを汚すなど、一部の輩のマナー違反が結局全体を使いづらくしているのが、現状ではないかと思います。
 そのため、最近では車中泊スペースを設けて有料化する、という動きも増えてきているようなので、どうせ利用するなら、有料の専用スペースの方が気兼ねなく使えて良さそうです。

 閑話休題。その公園へ行ってみると。
 ところどころに照明はありますが、人気がまったくなく、奥の方はまっ暗。
 ここ、十数年前に仕事で来る機会が多かった時に、昼休憩を取るのに駐車場を使っていたものですが、キャンプ場に足を踏み入れるのははじめて。

 公園の奥、東側がキャンプ場になっていますが、見事に誰もいません。
 無料だし、市街地が近いので利便性もいいから、それなりに誰かいるかと思っていたので、これは意外。
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 駐車場から少し遠いものの、トイレは整備されており、照明も点いているばかりか、水洗でなんと紙まで備えられている充実ぶり。

 ちょっと気になるのが、背後にある体育館のような巨大な建物。
 こちらは真っ暗で、威圧感があってあまりいい感じではありません。
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 奥の方に、ラブホか?と思えるほどの派手な照明の建物があったので、何なのだろうと見に行ってみると、こちらがキャンプ場のトイレなのでした。

 サイトには誰もいなかったものの、トイレ横の駐車場に、1台車中泊らしきクルマがいたのと、トイレが明るすぎることもあって、先ほどの場所に戻り、建物から離れた駐車場の奥にエスクを停めました。

 林の向こうには池があり、その対岸は住宅地とあって、実に静か。

 思ったより暖かく、最初は掛けていた毛布が暑くて寝付けず、剥がして少し読書をしてから横になると、早朝から動いていたこともあり、あっという間に眠りに落ちたのでした。



Posted at 2025/05/09 21:22:07 | コメント(2) | トラックバック(0) | ESCUDO | クルマ
2025年04月07日 イイね!

春芽吹く

春芽吹く エスクのオドメーターが17万㎞を越えました。

 16万㎞から10ヶ月ほどの経過で、週末運用になって久しいですが、それなりに距離を伸ばせています。

 しかし今回、データを見ていて気づいたのですが、新基地移転後に81を手放し、1台体制に移行した2017年こそ相当に距離が伸びたのですが、それ以降は、それほど極端に伸びていたわけではありません。

 あ~るくん配備後の一昨年こそ伸びが鈍って、年間1万㎞を割り込みましたが、それ以降はあまり変わらずです。あ~るくん配備前も、雪がない時期の近隣移動にオートバイを使っていたり、そもそも81があった時代も、エスクは通勤に使うことはほとんどなく、週末のみの運用だったので、似たような状況なのかもしれません。

 さて、ここふた月ほどは仕事が忙しかったり、除雪に追われたり、7年ぶりに喘息の発作に見舞われたりと、今ひとつ体調も良いと言えず、例年だと2月~3月に流氷を眺めに、オホーツク海側へ一気走りを楽しんだりしていたのですが、その余裕もありませんでした。(泣

 てなことで、先週末の土曜日。
 午前中に溜まった家事を終え、まだガレージ整理など作業は残っていたものの、バッテリー充電を兼ねて午後からちょっと走るか、それとも翌日曜日に朝から走るか、と、漠然と考えていました。

 が、天気予報を見ると、どうも日曜は1日どんにょり天気で、時折雨が降るもようです。
 さらに来週末も天候は雨予報で、ならばと、午後からの用事も投げ打ち、日差しが望める半日を走ることにして、どたばたと準備。

 例によって行き先は超テキトーで、気まぐれに走るのですが、まずは昼を食べにお店を目指すことに。

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 5ヶ月ぶりに、ここのラーメンが食べたくなったのです。
 いつも週末の昼時は激混みですが、この時はもう14時近かったこともあり、空いていたのは幸い。
 てことで、今回は塩を堪能。

 例の旧車カレンダーは、マツダの初代キャロルでしたが、カウンター席だったのと、店が空き過ぎてスタッフから丸見えなので、撮影は遠慮しました。(笑

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 お腹もいっぱいで、のんびりとエスクを東の浦幌方面へ向けます。
 もともとが裏道好きで、ふだんなるべく幹線路を避けるルートを選択するかわねこですが、今日は逆にあえて国道を走ってみると、ひさびさなので、これが意外と新鮮。(笑

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 浦幌からは、本別へ抜ける道々を走りましたが、このルートも、なぜかこれまでは南向きでばかり走っていたので、これが逆走になっただけで風景がずいぶん既視感のないものになりました。
 こういう、既視感の薄さから一瞬、どこか遠い地方の、まったく知らない道を走っているような錯覚をする感覚が、けっこう好きだったりします。

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 このところの春らしい気温上昇もありますが、もともとこのあたりは気候がいいこともあって、雪は路肩に少し残るくらいで、畑の大半は融けていました。
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 ふと見ると、ネコヤナギも芽吹いています。春だなあ。

 途中、峠道を楽しもうと山道へ向かうと、分岐の入口に「この先除雪していないため通行止め」の看板が。
 しかし、もう雪も融けているのではという見通しと、それほど大きな峠ではないため、通れると判断してステアリングを向けてみました。
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 果たして、けっこう奥まったところにも酪農家さんがあったりしたので、これはイケるな、という読み通り、問題なく通れました。路肩に残った雪塊には、どうも除雪したらしい跡が残っていたので、近隣の居住者用に、実際には除雪が入っていたのではないかと思われます。

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 そんなこんなで走り回り、だいぶ日も長くなって、17時近くまで明るいこともあり、日暮れ近くまで300㎞弱の、のんびりドライブを楽しんで。

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 基地の少し手前で、オドメーターが170,000㎞を刻みました。

 だからどうだ、ということはなく、もう今さらチューニングするような項目もなく、維持することが主体になって久しいですが、もちろん、まだまだエスクとの航海は続けていきます。気負わず、のんびり、ゆったりと。
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Posted at 2025/04/07 21:27:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | ESCUDO | クルマ
2025年03月15日 イイね!

鹿笛はぢめました

鹿笛はぢめました 昨今の北海道で、かなり問題になっているのが、野生動物、殊にエゾシカとの衝突事故の増加です。
 道内のエゾシカ生息頭数は年々増加傾向にあり、現状での生息数は推定73万頭と言われており、人間だったらかなり大きな都市の人口に匹敵します。実際、走っていても明らかに見かける頭数が増えていますし、場所によってはそれこそ牧場か、とツッコミたくなる数が群れていることすらあります。
 
 農業、林業への被害金額も深刻で、年間で実に51億円以上にのぼり、もはや災害レベルではないのかと、個人的には思います。
 これ、明治期に乱獲や大雪による頭数の激減から、昭和中期までの過度(そして場当たり的)な保護政策の結果で、熊もそうですが、ここまで来るとなんでも駆除とは言わないまでも、保護すればいいってものでもないと、道民の多数は感じているのではないでしょうか。
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 もっとも、駆除しようにももはや増えすぎているのと、高齢化によるハンターの減少で、全く追いついていない状況です。


 そして昨年10月末には長いクルマ人生の中で、とうとう鹿ミサイル攻撃を受けてしまい、大きな被害を被りました。
 メンタルが豆腐どころかスライムレベルのかわねこなので、クルマはきれいになったものの、未だ精神的ダメージは大きく、半年近く経った今でも思い返すのは正直嫌なんですが、自戒を込めて当時の状況をかいつまんで説明します。


 薄曇りの比較的明るい天候の朝、まだ降雪がなかったので、ものの見事に保護色で背景と同化しており、よく言われることですが、ぶつかるまで、いや、かわねこの場合はぶつかったという認識すらなく、なにか角材にでも乗り上げたのか、という印象でした。

 しかしドラレコの映像を確認すると、それはまあ見事にハッキリ写っており、しかもガードロープの内側にそれはいました。不注意であったことは間違いないのですが、通過直前まで微動だにしていないことから、目視では背景に完全に溶け込んでおり、100mほど先を先行していたクルマも、まったく車線を変えることなく走行していたので、先行車のドライバーも気づいていなかったようです。
 で。
 通過のまさにその瞬間、そいつはこちらへ飛び込んで来たのです。
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 当然回避行動もなくノーブレーキで当たったので、被害はフロントバンパー、フロント左フェンダー、インナーライナー、エアダムスカート、ヘッドライト左、ウォッシャータンクの交換と、左フロントタイヤのアライメント狂いなど。
 それでもシャシーにダメージがなく、外装だけで済んだのは、不幸中の幸いと言うべきなのか。

 当然保険を使いましたが、ヘッドライトなど、一部パーツは中古品を使い、免責金額を抑えたりと、いつものお店にはかなり気を使っていただきましたが、それでも総額は60万円近くかかったとか。

 余談ですが、ウチのエスクは12年落ちなのでそれでもこの程度でしたが、最近の安全装備満載のクルマだとバンパー近辺に多数のセンサーが付いていたりすることから、同程度の事故でも一気に修理金額が跳ね上がるため、保険に入っていないと悲惨なことになるそうです。

 昨年は、降雪前の秋遅い時期に特に事故が多く、いつものお店に入庫の際にも「鹿祭り状態」と言われるほど。特に十勝は、年前の降雪がほとんどなかったことも影響しているのか、例年12月に入ると減少するはずの衝突事故も、祭りが長引いていた、と聞きました。

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 そして昨年末のことです。友人たちとの忘年会的な集まりの帰りでした。
 日はとっぷり暮れた、山中の国道。2ヶ月前の記憶も新しく、そのあたりも「出る」場所なのを知っていたので、警戒はしていました。

 と、暗闇の中、300mほど先を先行していた、大型トラックのブレーキランプが点灯するのが見え、これはと少し速度を落としてみると、やはり道端に2頭いるのがライトの灯りに浮かび上がりました。
 しかも秋と同じ状況で、全く動かず。ヤバそうな雰囲気だったので、対向車線側へステアリングを切りつつ、ホーンを鳴らします。
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 蛇足ですが、エスクのホーンはPIAAの音程を選べるタイプのダブルホーンで、中音と高音を組み合わせています。ヨーロピアンな低音系の方が鳴らしてはカッコいいのですが、こちらでホーンを鳴らすシーンと言えば、街中などで鳴らすことはまずなく、いわゆる「バイバイホーン」か、鹿相手。そのため、動物用には高音域の方が良いと聞いて、この組み合わせにしています。
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 で、ホーンを鳴らしつつ、相変わらず微動だにしないそいつの横を通過しようとした、まさにその瞬間です。ヤツがいきなり「こっちへ向かって」動き始めたのです。

 ステアリングを切り足し、対向車線へ入ると同時にフルブレーキング。しかし次の瞬間、これは間に合わない、と、とっさにアクセルを全開にしました。

 鹿の姿が視界から左側に消えた時、もう、詰んだ、と思いました。

 回避行動を取りながら、頭の中で「なんでこっちに向かって来るんだよせっかく直ったばかりなのにまた左かよこんどはドアもやられるなもういつものお店も年末で休みだ自走できなかったらどうしようメカさんの携帯に電話するしかないなそれよかここ電波入るんだっけ」と、まさに走馬灯の如く独白が流れたのでした。

 これ本当に間一髪、でした。衝撃や音はなかったものの、タイミング的には完全に当たった、と思えるものだったので、しばらく走って街中の明るい駐車帯に入った時、念のためクルマを降りて確認したほど。

 よく「鹿の多い地域を走行する時は、すぐ止まれるように速度を落としましょう」などというスローガンを目にしますが、あれ、あのままブレーキングを続けていたら、間違いなく当たっていました。
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 その前で停車できるよう、速度を落とせばいいだろうという意見もあろうかと思いますが、完全停車してもなお、動かない鹿に遭遇したことも数回あり、前述のように、なぜかヤツらは「通過直前」に「こちらへ向かって飛び込んで来る」ので、当たるか当たらないかは、ほぼほぼ運の世界なのです。

 なのでこれ以降、怖くてそれらしい地帯を通り過ぎる時は、全神経を張り詰めるようになっています。

 そんなわけで、年明け早々にポチってみました。
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 いわゆる鹿笛です。

 本当は、鹿ソニックを付けたほうが、効果は高いのもわかっていますが、これ以上あまり電装品を増やしたくなかったのと、まずはお試しで鹿笛の中でも安いパチモン的なもので、テストすることにしました。
 笛であれば理屈はほぼ同じなはずで、効果にそんな差が出るのか、というのもありますが、そもそも鹿笛自体、劇的な効果があるものではありません。

 もちろん、効果がないわけではなく、鹿笛を導入したレンタカー会社では、事故回数が激減したとの話もありますが、付ければ当たらない、のではなく、クルマの存在を早めに気づかせる保険的なもの、という捉え方だと思います。

 もっとも、効果確認のために巣窟的な峠にわざわざ行くのも嫌なので、その効果がわかるのは、しばらく先になりそうですが。(笑
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Posted at 2025/03/15 21:14:08 | コメント(2) | トラックバック(0) | ESCUDO | クルマ

プロフィール

「急に夏らしく暑くなってきた十勝。ちょっといろいろ仕事面でイライラが募っていた帰りに、スーパーに寄ったら、5歳くらいの男の子を連れたお母さんが、店外に出たところで「今日はムシムシするねえ」と言ったら、男の子が「虫虫?どこにいるのっ!?」と反応していて、癒やされた。(笑」
何シテル?   06/13 20:22
オートバイとクルマと、野遊びが大好きな「おやぢ」です。(^^ゞ 北海道のど田舎に住んでいます。どれくらい田舎かと言うと、地域で乗っている車種を言えば、...
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