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かわねこのブログ一覧

2023年09月02日 イイね!

2023夏のぶらり旅 -中-

2023夏のぶらり旅 -中- 前日からの大風は、朝になっても吹き止まず、うるさくて実のところあまり眠れず。就寝が早かったこともあって、5時半には目を覚ましました。

 空は青空なのがありがたいですが、テントの外は風でTシャツだと寒いほど。なので、朝食はカフェラテをコンロで温めます。ウチのカセットコンロは「アウトドアでも使える」と銘打ったシリーズの初期モデルですが、さすがにこの風だと別に風除けを立てないと厳しい。

 天気が良いので、俄然やる気も湧いてきて、素早く撤収し、さらに北へ向かいました。

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 天塩の名物、風力発電塔群です。

 通常発電塔は、周りを柵で囲われて近寄れないことが多いのですが、ここは道も付いていて、すぐ横まで行くことができます。
 風力発電って、遠くから見るとゆるゆると優雅に回っているように見えますが、ここは風車としては、古い部類に入るためなのか、日本海の強風に耐え続けた経年劣化なのか、塔の直下では「ギリギリ…」「ガギガギ…」と言った、大丈夫なのか?という感じの、なにか金属同士が接触するような音も聞こえていましたが。

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 そしてやはり利尻富士。
 昨日から中腹に雲がかかったままだったので、全貌をとは言えませんでしたが、日本海に浮かぶその姿は、やはり雄大です。

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 この「オロロンライン」は、海沿いにどこまでも続くかのような直線で、晴天の夏は走っていて、ほんとうに気持ちの良い道なので、この時ばかりはやっぱりオートバイだったらなあ、という思いも少しありました。

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 と、前方になにか走っていて、先行車がみんな追い抜いているな、と思ったら、なんとトゥクトゥクでした!
 東京のナンバーだったので、フェリーに乗ってきたのでしょう。これで旅をするのはすごい。

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 が。
 晴れていたのはここまで。
 稚内が近づくに連れ、どんにょり天気になってしまい、気温も20℃を割り込むほど急降下。全開だった窓も閉めて走ります。
 こうなると、オートバイだったらさぞかし寒かったろうなあ、クルマで良かった、と現金に思ってしまうのでした。(笑

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 どんにょり天気で何も見えやしない、のはわかっているのに、ここまで来たらノシャップ岬に寄らずにおれないのは、ライダーあるあるの末端志向症です。混んでいたので、写真だけ撮って、とっとと退散。

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 稚内に来たついでなので、高台の森林公園にも行ってみました。
 晴れていれば、サハリンも見渡せたと思いますが、今日は残念ながらこの天気。でも仕方ありません。

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 むしろ振り返ると、空自の防空レーダー群が見えて、そっちでテンション上がったり。(笑

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 こんな天気で寒いので、宗谷岬もトイレに寄っただけですが、そもそもがなにか目的があって、ここまで来ているわけではないので、別にいいのです。(←馬鹿

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 今度は海沿いを南下。左手に見えている海は、日本海からオホーツク海に変わりましたが、天候どんにょりに波高し。浜辺で遊ぼうという気にもなりません。

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 国道をそのまま南下すると、内陸を走ってしまうので、猿払村道エサヌカ線を走ってみます。
 広大な牧草地帯を抜ける、気持ちの良い道ですが、晴れていればもっときれいだったのに…とは言いますまい。

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 末端志向性なので、小さいと言えども、岬に寄らずにおれません。てことで、北見神威岬へ寄り道。
 海の上には、前線が張り出しています。あれがもうちょっと西寄りだったら晴れていたのに…とも言いますまい。(笑 

 そうこうするうち、早朝から動いていたので、少し小腹が空いてきました。しかし、飲食店はおろか、この界隈コンビニすらもありません。
 そのまま枝幸まで南下して、やっとセイコーマートを見つけ、さすがにガッチリ食べたいわけではないので、シュークリームで糖分補給。

 案の定、この後もお店が見つからず、お盆とあって道の駅の飲食スペースも行列。なので、並ぶのが苦手なかわねこはパス。
 結局、雄武町で食堂を見つけて入ってみたものの「すいません、今日はもう終わりなんです」と、昨日とは逆に断られてしまいました。残念。
 しかし、探すと近くで蕎麦屋さんを見つけたので、お昼にありつけました。
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 ここも店仕舞いが近く、天ぷらは終わっていましたが、隣の席の子供が食べていたおにぎりが美味しそうだったので、ざるそばとおにぎりを注文。
 蕎麦もまずまず、おにぎりが優しい味でした。

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 ここからも、岬があって気が向けば寄ったりしつつ、のんびり南下。どこも岬のキャンプ場は、賑わっていますね。

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 そしてここも寄らずにおれない、カニオブジェ。(笑

 そんなこんなで、天気が今ひとつだったこともあり、あまり遊ばずにひたすら走ったせいで、夕方には網走に着いてしまいました。
 網走ならば、昨年の5月に偶然泊まった、呼人のキャンプ場がロケーションが良かったので、さっそく食材を買い込み、行ってみたのですが。

 ま、夕方のこの時刻ならそうだろうな、とは予想していましたが、サイトは8割方埋まっています。それでもまだテントを張れそうなスペースは残っているのですが、駐車場が完全に満車。ここ、サイトの広さに対し、駐車スペースが圧倒的に少なすぎるのです。オートバイなら、そのままサイトに進入できますが、クルマではそうはいかず、残念ながらここは諦めました。

 さてどうするか。
 すぐ裏の天都山に登って、公園なども探してみましたが、オートキャンプ場はあったものの、そこもかなりの混みようだったので、これは住宅地も多い網走を、早々に離れたほうが良いと判断し、南下して小清水町へ向かいました。

 少し不思議だったのは、オロロンラインでは、ちょっとした駐車帯があれば必ずいた、キャンピングカーや車中泊車がまったくいなかったことですが、単に日本海側に集中していたのでしょうか。

 小清水町で思い当たる場所は、道の駅で車中泊か、その隣にある前浜キャンプ場。キャンプ場の方は、GPzで放浪していた時代と、30年くらい前の北海道に定住し始めた頃、先輩を訪ねて小清水に来た時に、泊まった記憶があります。

 果たしてキャンプ場に行ってみると、ちいさなサイトなので、さすがに混み合っていましたが、なんとかクルマ2台分くらいのスペースが空いているではありませんか。

 さっそく受付をすると、優しそうな管理人さんから「良かったね。昨日だったらいっぱいで泊まれなかったよ」と言われました。しかも、18時で管理人さんが帰ってしまうのですが、受付したのがその5分前。ここもまさに滑り込みだったのでした。
 ちなみにこのキャンプ場も小清水町の管理で、テントひと張り300円。この料金、30年前から変わっていないような気がします。

 サイト自体がかなりこぢんまりしており、クルマを停めた横のスペースにテントを張る方式ですが、7~8台でいっぱいになります。

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 かわねこは、エスクの横にテントを張ると狭く、前後に余裕があったことからエスクの後ろにテントを張りました。
 30年の歳月に、サイトの雰囲気の記憶はすっかり薄れていて、こんなに狭かったのだと驚きました。

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 風が少し涼しいものの、昨日の天塩より夏らしい気温だったので、車中泊だとちょっと暑かったかも。テントが張れて良かった。
 水場と水洗トイレもきれいで、水銀灯は1箇所だけありますが、運良くかわねこが展張した反対側だったので、うるさくありません。
 のんびりしていると、いきなり「カン・カン・カン…」と踏切の音がしてびっくりしましたが、実はJR小清水駅のすぐ横に位置しているのです。
 幸いなのが、ローカル線なので本数もわずかで、駅も近いことから、列車の走行音も「ご…っとん、ご…っとん…」と穏やかだったこと。

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 そして今日の夕食は、豪勢に寿司です。と言っても、写真の通り、スーパーで仕入れた、しかも値下げ品。(笑
 もともとが、オートバイツーリングの宿泊手段だったキャンプでは、日暮れ近くに展張して明け方撤収、が主だったことから、かわねこの場合、キャンプ場が目的地の年越しキャンプ以外では、行動食がメインだった名残です。
 今日も暑かったので、あまり火を使いたくなく、かと言って、冷たい弁当はさすがにちょっと悲しいので、冷えていても美味しいもの、という選択で寿司になりました。いちおうサラダと、味噌汁代わりにカップ麺ですが、天蕎麦も。
 いいんです。外で食べると、これでもじゅうぶん美味く感じます。^^

 今夜は日暮れから雲がかかってしまい、残念ながら星は見えず。なので、早々にテントに潜り込んで、読書です。メッシュスクリーンで風を通すと快適な温度。ここはテントサイトのすぐ下が海岸なので、、潮騒が聞こえるのが嬉しい。

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-つづく-

Posted at 2023/09/02 21:08:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | ESCUDO | クルマ
2023年09月01日 イイね!

2023夏のぶらり旅 -前-

2023夏のぶらり旅 -前- 9月に入って、もうお盆の話なんて、記憶の彼方と言える昔のことになってしまい、まったくもっていまさらですが。(笑
 まあ気は心で、お盆のぶらり旅の話など記してみます。

 この何年か、北海道の盆休みと言えば「雨」がついて回っています。
 振り返ると、盆休み中に降られずに済んだことのほうが記憶になく、盆中ずっと雨、とか、そのため仕事に駆り出される、なんてことも多いここ近年。

 なので、もうあまりアテにはしなくなってしまいましたが、それでも基地でゴロゴロして、この連休を逃すのも耐えられないので、やっぱり旅に出ることにしました。

 かわねこは今回、11日から16日までお休みで、15~16日は千歳に行くことが決まっていたので、11日は上士幌町に、みん友さんとバルーンフェスティバルを見に行き、12日から出発。

 本来であれば、シェルパくんにテントを積んでツーリング、なのですが、とうとう盆前に修理から帰ってこなかったので、相棒がエスク一択なのがちょっと残念。(さすがにあ~るくんでは行かない)

 とは言え、出発時は小雨が降る中だったので、若い時ならさて、この雨の中なら、たとえシェルパくんがいたとしても、日和ってエスクで出かけていた、に3000点、なんですが。(笑

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 案の定、狩勝峠も濃霧です。まあ、今回天気は二の次、このところ出番が減ったエスクで、ロングドライブを楽しめればいいので、それでも良し。
 行き先は、ぶらり旅なのでいつものことですが、決めていません。ただ、なんとなく北へ向かい、稚内に行ければいいかな、くらいの漠然としたもの。ラゲッジルームにはテントを始め、野営ギア一式を積んであるし、車検後にベッドキットも復活させているので、宿泊の心配はないのです。

 その昔、GSFが現役だった頃は、盆休みによく稚内を目指していました。当時、仕事でほぼ全道を回っていたので、どこへ行っても仕事がらみの場所が多く、唯一仕事で行くことがなかったから、というのが、稚内を目指す理由でした。

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 今回は相棒がエスクなのと、ぶらり旅なので出発前にろくに天気予報をチェックしておらず、どうやら台風が北上しているらしい、くらいで、好天は期待していなかったのですが、北上するにつれ晴れ間が見えて、夏らしく暑くなってきたのは、やっぱり嬉しいものです。

 滝川から、かつてはエゾサマーラリーの開催地だった浜益を目指すと、懐かしい思いがこみ上げました。浜益時代のエゾサマーラリーは、ギャラリーのホスピタリティが地区戦と思えないほどの高さだったのに加え、海沿いで夏らしい雰囲気がたっぷりのラリーで、とても楽しかったですね。
 そう言えば11年前、エスクが就航して最初のドライブも、浜益から羽幌まで北上したのでした。

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 そう、日本海側に出ると、ここから稚内までは、ほぼ海沿い。水平線を眺めつつ、夏の雰囲気を楽しめるのも、ツーリングに出ていた理由のひとつでした。

 順調に北上して、留萌でお昼になりました。せっかくのお休み、ちょっとだけいいものを食べたいなと、知っている店を訪ねたものの、1軒は店外に10人以上の行列(この田舎ではふだんあり得ない)にびびり、もう1軒も、入り口の張り紙に「スタッフが休みのため、メニュー限定」とあり、ここもまたウエイティングだったので、パス。

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 しかたないので、小平までさらに走り、海沿いにあるお店へやってきました。駐車スペースには20台ほどもオートバイが並び、看板が置いてあったので、入れないのかと思ったら、お店利用者以外駐車禁止の看板でした。ここのすぐ裏の海側がビーチなのです。

 実はここ、以前、仕事関係の方に連れてきてもらったことがあるので、寄ってみたのでした。
 ラーメンが評判だそうですが、なぜか限定10食で、それ以前に30℃超えの気温に、エアコンのない店内では、ラーメンはもとより、カレーもちょっと遠慮したい。

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 なので、味噌カツ定食をオーダー。
 分厚いのに、柔らかくて味わい深いとんかつに、味噌ダレがよく合います。忘れていましたが、ごはんもデフォルトで大盛りなので、すっかりお腹いっぱいになってしまいました。
 ただ、食べ終わってからも汗が止まらず、今日イチ汗をかいたのがここ。(笑

 食べていると、後から来たお客さんに女将さんが、もう完売したので閉店なんですと告げていたので、どうやらラッキーにも滑り込みだったよう。

 お店を後にし、気分良く海沿いを北上していると、このあたりで昔、野宿したなあ、とか、冬にテラノで来たっけ、など、思い出がよみがえるのは、年なんでしょうね。

 ドライバーだけでなく、エスクにも給油したので、あとは走りを楽しんだせいか、気づくと天塩町に到着していました。

 時刻は16時過ぎ。夏の陽はまだ高く、もう少し走ることもできました。
 しかし町外れにある、鏡沼海浜公園キャンプ場がちょっと気になっていて、行ってみることに。

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 実はこの近くにも、以前仕事で年に2回ほど来ていたのですが、その時に、このキャンプ場の雰囲気が良さそうだなあと思っていたのです。

 すぐ横は天塩漁港なので、海沿いだけれどあまり海っぽくはありません。別に海水浴をするわけではないので、それよりもサイト内の雰囲気が良かったのと、広大なテントサイトは7割方埋まっている印象でしたが、それでもテントを張れそうなスペースはじゅうぶん残っていたので、ここに泊まることにしました。

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 町営のため、ひと張り500円とリーズナブル。管理人の老夫婦も親切に対応してくれました。
 管理棟のすぐ上は温泉ホテルで、歩いてお風呂にも行け、その気ならご飯を食べることもできます。 
 隣接ではありませんが、テントサイトと駐車スペースが比較的近いところも選べるのが嬉しい。
 水場もきれいで、水洗トイレがサイトに2箇所。管理棟近くの公共トイレを合わせると3箇所もあります。

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 そんなわけで、さっそく展張。
 昨年、車中泊でかなり暑い思いをしたので、雨さえ降らなければ、テント泊の方が快適です。

 今回、テントはオガワのクローカー12も考えましたが、積み込みスペースに余裕のあるクルマなので、いつものミシック・ツーリングテントを持ってきました。これをちょっとアップデートし、ポールとガイロープを準備してフライシートを上げ、簡易オーニングにしてみましたが、これが大正解でした。
 ここ、海沿いとあって風が強く、展張作業の際はTシャツでちょうどいいくらいだったのに、日が傾くと長袖を着ても寒いほどだったのです。
 最初はテントの横にローチェアを置いていましたが、寒いので少し狭いけれど、フライシート下に移動すると、ちょうどいい風よけになって快適でした。

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 ねぐら作りを終えたので、少し漁港を散歩。
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 ちょうど日本海に落ちる、夕日も堪能することができたのは、僥倖です。

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 散歩の続きついでに、丘の上の天塩温泉に行きました。今日は暑くて汗をかいたので、お風呂が嬉しい。
 ここの温泉は初めて入りましたが、アンモニア成分を多く含んでいるため、独特の匂いがする、全国的にも珍しい温泉だそうです。とろりとして、とてもいい泉質でした。

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 お風呂の後は、ちょっと遅めの夕ご飯。地元スーパーで調達してきた、ちいさめのたらこ高菜弁当とお茶が、今夜のメニュー。ケチったのではありません。お昼の味噌カツの破壊力が凄まじく、あまりお腹がすいていなかったので、夕食はこれくらいがちょうど良かったのです。(笑
 食べていたら遠雷のような音がするので、天候が崩れてきたのかと思ったら、隣の遠別町でやっていた、お祭りの花火の音だけが響いて来ていたようです。

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 食後はすっかり暗くなり、でも晴れているので、腹ごなしに散歩して、星空を眺めてみたり。
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 漁港が近いことから、照明が明るいのがちょっと難点でしたが、砂を積んでいる作業場があり、そこは照明が少ないので天の川もよく見ることができました。

 戻っても、相変わらず風がごうごうと吹いていて、外にいると寒いほどなので、支度をして、とっととテントに潜り込みます。
 とは言え、テント内で風を避けるとやはり暑いので、フライシートは上げたまま、入り口をメッシュにすることで調整できたので、中は快適。車中泊ではなかなかこうはいきません。

 このキャンプ場のいいところは、サイト内に余計な照明がなく、水場とトイレにしか明かりがないこと。よく、場内を水銀灯で煌々と照らすキャンプ場もありますが、明るすぎるのも良くないのです。

 周りのテントはライダーが多いためか、早めの就寝なのと、クルマで来た人は横のコテージ利用者が多いようで、ぜんたいに静かなのですが、いかんせん、風の音がうるさい。
 と、言いながらも、横になったらすぐ寝てしまったのですが。

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-つづく-

Posted at 2023/09/01 21:47:26 | コメント(1) | トラックバック(0) | ESCUDO | クルマ
2023年08月07日 イイね!

平日の夏ドライブ -後-

平日の夏ドライブ -後- そんな博物館を後にして、ちょっと移動。こちらも桜ヶ丘という、高台です。
 実は本当に行きたかったのは、こっち。
 ここ、炭鉱資料館ですが、残念ながらこの日は休館日でした。事前にわかってはいましたが、屋外展示は見られるのでは、と来てみたのです。
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 が、残念ながら屋外展示も、この掘削機のみ。これは機会を改めてリベンジですね。

 春採湖脇には、十勝のお菓子で有名な六花亭があり、喫茶室から春採湖が眺められて良い、という話を以前に聞いていたので行ってみましたが、なぜか既に閉店していました。これもコロナの影響でしょうか。

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 なので移動することに。道路脇に石炭が積まれているのも、釧路らしい風景ですね。
 ちなみに現在でも釧路では、採炭技術継承のため、国内で唯一商業採炭が行われています。

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 少し走って、隣町、白糠町の郷土資料館を訪ねてみました。
 以前から通るたび、国道から見えるので、この建物は何だろう?と思っていましたが、公民館だったのですね。中は図書館になっており、2階に申し訳程度に土器や矢じりなどが展示されているだけでした。
 職員の方から、向かいの施設2階にも少し展示がある、と聞き、行ってみると。

 こちらは、数は少ないながらも、主に昭和の生活用品が展示されていました。
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 戦前のラジオとレコードプレーヤーですね。現在、このデザインで販売したら、レトロブームとアナログブームで受けるかも。(←無責任

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 わずかですが、ここにも戦史資料がありました。
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 時は移って、これは、昭和55年製の電子レンジ。
 こんなにゴツかったのかと、ちょっと驚き。

 失礼ながら、あまりきちんと整理されておらず、簡易な衝立の後ろには棚があり、そこにも展示されない収蔵品が保管されています。
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 この馬具など、きれいなので展示したほうが良いのでは、と思ってしまいましたが。

 職員の方が、隣の西庶路地区の公民館にも、炭鉱資料が少しだけ展示してありますよ、と教えてくださいましたが、わずか数㎞とは言え、釧路方面に戻るのはなんとなくイヤだったので今回はパス。これも次回リベンジですね。

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 というわけで帰途へつきますが、夏なのでやっぱり海を見ながら走りたい。ので、まっすぐ帯広方面へ向かわず、厚内から海沿いのかわねこお気に入りのコースへ。
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 天候晴朗なれど波高し、で、少し霞んではいましたが、夏の海の風景を堪能できました。

 海を眺めた後は、内陸に向かいます。
 十勝管内に入ると、一気に気温が34℃に上昇。さすがにたまらず、窓を閉めてエアコンを入れました。

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 豊頃町では、お菓子屋さんへ寄り道。
 地元では、ここのドーナツが有名です。
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 暑いので、近くに噴水のある公園駐車場に移動し、そこでおやつタイムにしました。
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 ここのドーナツ、ふわふわで美味しいのですよ。思わず2個食べてしまいました。(笑

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 のんびり走って、ドライブの締めは、やっぱりソフトなう。

 まあ、閉館が多かったりと、相変わらず引きが弱いと言うか、残念モードのままではありましたが、幸い仕事の電話も掛かってこず、ひさびさのエスクでのドライブは、それなりに楽しめました。
 ストレスはすっかり解消、とはとても言えませんが、走らないよりはよっぽどマシな1日だったのでした。(笑

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Posted at 2023/08/07 21:02:10 | コメント(2) | トラックバック(0) | ESCUDO | クルマ
2023年08月06日 イイね!

平日の夏ドライブ -前-

平日の夏ドライブ -前- 7月後半からというもの、なにかと公私共にドタバタが加速し、トラブルが頻発しています。

 そんなこんなで、かなりストレスが溜まっていたところ、さらに突然、予定していた出張をキャンセルされてしまったりで、これはもう限界、と、先週の平日を1日お休みにしてしまいました。

 どーせ仕事の電話が掛かってくるんだろうな、とは思いつつも、基地に籠もっていてはストレスが溜まるばかりなので、ひさびさにエスクでドライブに出かけることに。
 本当はシェルパくんでツーリングできれば言うことなかったのですが、不慮のエンジントラブルにより、緊急入院中。これも憂鬱の原因のひとつですが、まあ、久しぶりにエスクでロングドライブできるのは、良しとしましょう。

 行き先をどうするか悩んだ末に、釧路へ向かうことに。
 なぜ釧路かと言うと、仕事で行くことがほとんどない地区だから。(笑
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 出発時の十勝はこの気温。さしものエアコン嫌いのかわねこもたまらず、スタート直後からエアコンをONにしました。あ~るくんと違って、エスクはエアコンを入れたくらいでは、まったく走りに影響しないのも助かります。
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 往きは真っ当に道東道を走りましたが、意外なほどクルマが多いですね。お仕事の方も多いとは思いますが、レンタカーなど、観光らしきクルマも多く見受けられました。

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 それにしてもさすが釧路。それまで30℃以上あった気温が、市内に入ると、25℃台まで下がってくれたので、エアコンを切って窓を開けると快適です。

 釧路市内は不案内なので、今回はナビを付けてきました。
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 で、指示通りに走ると、こんな急坂を下ったり。ふだん、国道などの幹線路しか走らないので忘れていましたが、釧路も港町なので坂の町なんですよね。

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 目的地はここ。釧路はなぜかそば屋が多いらしいですが、「そばの街」として有名な釧路の中でも、老舗のお店です。

 到着は11時を少し回ったあたりでしたが、既に席は8割近く埋まっていました。
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 オーダーしたのがこれ。「蘭切」という蕎麦で、黄色いのはつなぎに卵を使っているからなんだそう。確かに独特の風味と歯ごたえがあり、美味しいものでした。
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 そしてこれ。「蕎麦寿司」です。お茶を練り込んだ茶そばを海苔で巻いた1品で、普通の寿司のように少し醤油を付けていただきます。
 蕎麦と海苔の味わいの良さにくわえ、入れ込んであるのが、わさびではなく生姜で、これが絶妙に効いていて、実に美味でした。

 実は先日、仕事関係の方から、ここの評判を聞いていて、「あそこの蕎麦寿司は、行く価値あるよ」と聞き、食べてみたくなったわけでした。

 食べ終えると、数人の方が席待ちで並んでいたので、昼前に到着したのも正解だったようです。

 その後は、せっかく釧路に来たので、近くの市立博物館に行くことに。
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 春採湖を望む高台にありますが、実はかわねこ、春採湖を一望にするのもはじめて。

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 館内は、夏休みに入ったこともあり、子どもたちがたくさん来ていました。
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 ただ、クジラの骨格標本、とか、大型の展示物が多いこともあるかと思いますが、建物の大きさのわりに、展示品は思ったより少なく、少し寂しい印象。
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 復元品ですが、アイヌのイタオマチプ(板綴り舟)があったのは、さすが釧路。
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 ちょっと意外だったのは、終戦間際に空襲を受けた歴史があることから、戦時資料の展示が思ったより多かったこと。
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 アイヌ文化のコーナーには、鍔や刀が多数飾られていたのも、ちょっと珍しいかな。
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 取材に来られていたのでしょう。「ゴールデンカムイ」の野田サトル先生の色紙も飾られていました。

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 個人的にちょっとおおっと思ったのがこれ。船舶用の焼玉ディーゼルエンジンです。焼玉エンジンとは、プラグとキャブレターのかわりに熱した玉で着火する古典的な構造のエンジンで、昔の船が「ポンポン」という音を出すのは、この焼玉エンジンの特徴。
 しかもこれ、釧路製で、釧路にエンジンを製造する工場があったとは初めて知りました。

 しかしこの博物館、電力節約のためか、展示品の照明焼けを気にしているのか、館内がやたらと暗くて、撮影しづらい(撮影自体はOK)のと、説明板や細かなディテールが見えづらかったのが、残念でした。

 長くなったので、後半へ続きます。

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Posted at 2023/08/06 21:28:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | ESCUDO | クルマ
2023年08月04日 イイね!

就航十一年目

就航十一年目 本日から、わがエスクの航海が11年目に突入しました。
 
 オドメーターは本日現在で152,174㎞、と、世間一般的には「もう乗り換えたら」と言われそうな年代に入ってきましたが、先月半ばには5回目の車検を通し、まだまだ乗り換えなど、微塵も浮かびません。

 絶賛びんぼーのさなかで、乗り換えのお金がないことも要因のひとつではありますが、なんてったって縦置直4、FRベース4WDのMTというパッケージがもう絶滅している昨今、これは手放せません。

 今回の車検は、昨年までにラジエーター交換など、比較的大きな整備は済んでいるので、そんなに大きな出費はないはず。いや、ありませんように、と祈りつつ入庫しまして。
 結果、幸いなことにリアブレーキパッドの減りと、スライドピンの動きが渋くなっていたことくらいで、済みました。
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 パッドは走行距離からそろそろ交換だなと思っていたので、今回もかわねこ的定番、ディクセルの「M type」を入れてもらいました。
 恥を晒すと、2019年の車検時に交換してもらっているのですが、発注時にお店に型番を間違えて伝えてしまい、これまでは、「Z type」が入っていたのです。
 「Z type」と言えば、サーキット走行などの高速、高負荷対応モデルで、そんなのエスクードに設定があったこと自体が驚きですが、やはりかわねこの使い方には合っておらず、ダストも出やすかったので、やっと戻ってきた、というかんじです。^^;

 スライドピンが渋くなるのも、なんでしょうね、エスクードに多いのか、スズキに多いような気がしますが、車検時整備のもはや定番と言ってもいいくらい。ま、固着するよりマシですが。

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 前回の車検では、ヘッドライトの光量不足を指摘されていたので、昨年LEDバルブに換え、さらに研磨剤でしっかりライトレンズを磨いておいたので、今回は問題なかったそうです。ですが、ということは、ノーマルバーナーだとまず車検に通らないってことですよね。
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 この当時多かった、プロジェクター式ライトは経年変化でプロジェクターレンズ内側が曇りやすく、しかも構造上曇りを取れず、最終的にはレンズユニットを交換するしかない、というのが欠点です。これ、ノーマルバーナーの方は、どうやって車検を通しているんだろう。

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 今回ちょっとつまづいたのが、運転席シート。新車納車の半年後くらいから10年も、レカロのLSを使い続けていて、これまで全く指摘されなかったのに、今回の検査員はやたらと細かったらしく、NGを出されてしまいました。正確にはシートそのものではなく、シートレールがレカロ純正ではないからという理由でしたが。
 やむなく10年ぶりに、ノーマルシートを引っ張り出す羽目になってしまいましたが、理由はわからないでもないけれど、検査員によって解釈が違うことで可否が分かれるのは、いかがなものか。
 レカロは、先代のD21テラノからもう28年使い続けていますが、ノーマルシートを保存しておいたのは、車検対応用というわけではなく、将来オーバーホールに出す時のことを念頭に置いていたのが、役に立ってしまいました。
 もっとも、まさか使うと思っておらず、第2ガレージの奥深くにしまい込んでいたので、シート一脚を出すためにガレージの大整理になってしまいましたが。(笑

 もう1点は、昨年交換したナンバー灯バルブ。これもLEDですが、照度不足と判定されてしまい、ノーマルバルブで通っていますが、あのバルブ、そんなに暗かったか?と思って、車検後調べてみたところ、本来は電球式よりかなりの照度があるはずなのに、うっすらとしか点いておらず、揺すると一瞬明るくなるので、どうもバルブ内部の接触不良のようです。事前の確認不足ですね。
 それにしても1年しか使っていないんだけどな、このバルブ。てなことで、あ~るくんのスモールに入れた、激安LEDを再発注してみました。あれだと安いので、すぐに壊れてもそんなに悔しくないので。(笑

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 あとは定番のシャシーブラック塗装をしてもらいました。このほかに、あ~るくん納車の際、先輩にノックスドールのスプレーをいただいたので、近々これをエスクのドア内などに塗布しようと思っています。

 ともあれ、これでまた2年は乗り続けられます。

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 ちなみに、車検証票ですが、今年7月から貼り付け位置が変わったことをご存知でしょうか。
 恥ずかしながら、わたしも車検前に友人のブログで知ったのですが、貼り付け位置が、これまでのフロントガラス中心上部から、運転席側上部に規定が変わったのです。
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 昨今、中心部にはカメラ等が付くようになったことと、車検期日を確認しやすいようにという理由からのようですが、2年にいちどしか来ない、車検期日を確認しやすくって…何?
 そのうち慣れるのかなあ、と思いつつも、目に入るとなんか違和感を感じて、助手席側でもいいのでは、と思ってしまうのはわたしだけでしょうか。

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 閑話休題。あ~るくんの配備で、すっかり出番が減ってしまったエスクですが、たまにロングドライブを楽しみたいものです。
 ということで、実は今週ドライブに繰り出しているのですが、長くなるので、そのお話はまた次回ってことで。

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Posted at 2023/08/04 21:44:20 | コメント(3) | トラックバック(0) | ESCUDO | クルマ

プロフィール

「午後からは急に晴れ出したので、こうなると走らずにおれません。てことで、エスク…ではなく、シェルパくんでお出かけ。〆はやっぱりソフト…ではなく、今日はミルクジェラートなう。」
何シテル?   07/27 17:28
オートバイとクルマと、野遊びが大好きな「おやぢ」です。(^^ゞ 北海道のど田舎に住んでいます。どれくらい田舎かと言うと、地域で乗っている車種を言えば、...
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