
のっけからなんですが、実は、デ・ニーチョが重大な状態になっています。
昨日はまだ、
こんなことをブログネタにしたりして、笑いネタにしようと思っていたのですが、笑ってもいられなくなり、本日、ついに決断せざるをえませんでした。
D21を降ります。
理由は他でもなく、ボディ、シャシーの錆の進行の酷さ、によるものです。
昨日ネタにした、サイドシルを調べている時に気付いていたのですが、運転席フロアもいつの間にか下側からの錆の進行が激しくなり、実はついにフロアが腐り落ちてしまいました。
フロアカーペットを剥いでみると、かかとが当たるくらいの床が妙に盛り上がっていたので、おかしいと思い、アンダーコートの塊を外してみると、既に鉄板のフロア部分は腐り落ち、地面が見えてしまっていました。
下に潜り込んで確認すると、フレームメンバーの上あたり2箇所にかなり大きな亀裂が入っているのがわかりました。
整備手帳
これが例えばここだけの腐りであれば、迷うことなく修復したでしょうけれど、特にここ2年ほどの冬期間は錆の進行が著しく、なんどかブログでぼやいていましたが、ボディの特に左側が酷く、サイドシルは冬の間に腐り落ちてしまい、アルミテープで塞いでペイントスプレーで進行を遅らせている状態。さらに右ドアの腐りも酷く、下側は崩壊し始めているほか、シャシー各部の錆の酷さは言うに及ばず、です。
こんな状態なので、既に修理するより他の部分の錆が進行する方が早く、昨年の車検時には、いつものお店で「まだ乗り続ける気なら、本州から状態の良い廃車を持ってきて、シャシーを載せ替えた方が良いのでは」と、冗談とも本気ともつかぬ提案をされていましたが、ボディもこの状態では、それすらも無理な話です。
わたしはD21は好きですが、純粋に趣味だけで乗っているわけではなく、実用も兼ねています。潤沢な資金と時間があれば、ガレージを建てて、フルレストアして維持することもできるでしょうけれど、今のわたしには無理な相談です。
このデ・ニーチョは、今以上にお金のない、若い時代に無理をして新車を買ったので、できるだけ長く乗りたいなあとは思いつつ、それが20年もつき合えるとは、予想外の喜びでした。こいつを手放す時は、自分自身の資金的な問題から維持できなくなる時、と思っていたので、車体側の問題で退役させなければならないのが本当に残念です。
しかし特にここ1年ほどは錆の進行が激しく、なんどか部分修理をしながらでも延命できないものか、と考えていましたが、その進行は予想以上に速く、下廻りを覗き込むたびに、絶望感に襲われていました。
テラノに飽きたわけではありませんし、錆さえなければ、機関関係が好調なだけに、まだまだ乗ってやりたかった。
あと3ヶ月ほどで20年を迎え、オドメーターも本日現在で24万7200㎞を指しているので、もうすぐ到達するはずだった25万㎞を刻んでやれなかったことも残念です。
こんな車体の状態から、来年の車検を通すことは無理だと判断せざるを得ず、次期主力機の選定を開始したところ、驚くほど話が進んでしまい、本日、今月末でのデ・ニーチョの退役が決定しました。
思いを書き綴ると、いくらでも長くなってしまうので、ここまでにしておきます。
Posted at 2012/07/17 23:26:03 | |
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