
こんなにすっきり晴れたのは、久しぶりのことでした。
そうなると大人しくなんかしていられず、午後からサポってとある、気になる場所へ行ってみました。
今日は先月半ばから、休眠状態のままだったシェルパがお供です。

行ってみたかったのは、音更町にある、十勝牧場。
明治43年に、軍馬の育成牧場として開設された、歴史のある牧場です。
先日、仕事でここを通りかかり、展望台があることを知って、どんなところか訪ねてみました。
牧場内のダートを1kmちょっと走ると、展望台に到着。

十勝平野ゆえに、そんなに高台ではないことから、大したことはないだろう、と、さして期待せずに行ってみたのですが、十勝連峰をバックに、思ったより広がりのある風景でした。

紅葉は残念ながらもう終わっていました。先週ならちょうど良かったのかも知れませんが。でも山がきれいだったので、満足です。

展望台入口には、古い農機が飾られています。
広大な農地の北海道の、そして十勝の農業は、農業機械の発展とともにありました。鍬をふるって、の人力では到底まかないきれない広さなのです。

展望台を降りると、馬が放牧されていました。この十勝牧場は、家畜改良センターとして、馬の他に肉用牛、乳用牛、めん羊などを育成しているそうです。
せっかくなので、お馬さんと鉄馬のツーショット。
思えば、ここが開設された当時は、鉄道こそ開通していたものの、クルマはおろか、道路すらまともにない時代であったはず。馬は単なる経済動物ではなく、交通機関であり、財産であり、家族であった時代です。

牧場内はダートですが、フラットなので、オンロードバイクでも問題なく走れそう。

道の横には、古い建物がありました。
現在は廃屋になっているようですが、恐らくは、当時からの事務所か、官舎ではないかと思います。

その横には古い倉庫も残っています。

少し離れた場所にも古い建物があり、案内板もあることから、一般公開されているようです。
昭和初期か、大正期の建物ではないでしょうか。

薄れた看板から、診療所であることがわかりました。
実はかわねこが育った場所にも、当時こういう建物が残っていて、現役でやはり診療所として使われていたので、強烈に懐かしい思いでしたね。

火気注意らしき看板は、薄れてもう読めません。
驚くことに、一部がサッシ化されていたり、裏にはエアコンの室外機もあったことから、どうも現役で使用されているようです。

この白樺並木は、けっこう有名らしい。
わたしのふるさとにも、白樺ではありませんが、こういう並木道がありました。
こういう道を、のんびりとことこと、シェルパで散歩するのは、楽しいひとときでした。

牧場横にある、小学校校庭の紅葉がみごとで、かわねこ的には、これが今期ナンバーワンですね。
昨今撤去されることが多いと聞く、二宮金次郎像も懐かしい。
日差しがあると、意外に暖かく、オートバイを降りると少し暑いほど。
今シーズン、オートバイに乗れるのも、もうあと少し。
いい午後のひとときでした。
日も落ちたし、さあ帰ろう。
Posted at 2017/10/14 23:34:11 | |
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シェルパくん | 日記