
当時、TD27TのD21テラノ、それも同じダークブルーに乗っていた、とあるプロカメラマンの方と知り合いだったのですが、その方は雑誌のタイヤテストや広告写真などを撮られている方でした。
あまりに効かない、ブリヂストンの話をすると、雑誌のタイヤテストに参加して試乗した感じでは、ダンロップがいちばん効きが良かったとのことでした。
ただ、減りも早そうなので、当時冬でも積雪が少なかった十勝在住のその方は、総合性能に優れるヨコハマを履いていたそうです。
そんな話を聞いて、2シーズン目の1995年11月、さっそく勧められたダンロップ・グラントレックSJ4に履き替えてみました。ノーブランドのアルミホイールとセットで買ったので、9万円ほどしました。
これは素晴らしいタイヤでしたね。
それまでのブリヂストンはなんだったのか、と思えるほどの安定したブレーキング性能。
パワーオン時の挙動も緩やかで限界も掴みやすく、まさに目からウロコ状態でした。
それだけ効くのだから、減りも早くて当然、と半ば覚悟していたのですが、どうしてこれが良く持って(当時の積雪事情もあったかも知れないが)3シーズンを無事に過ごしました。
当時から年末年始の遠征をやっていて、最終的に冬タイヤとして25,000㌔も走ったので、じゅうぶんな性能だったと思います。
わたしの中では、いまでも最高のスタッドレスタイヤですね。
そして1999年になり、遠征も終えた1月、ついにこの素晴らしかったSJ4ともお別れ。
あまりにも素晴らしい出来だったSJ4の印象が良くて、次もダンロップを選びました。
もちろんSJ4の後継モデル、SJ5です。
ところが。
このSJ5がとんでもないタイヤでした。
なにしろ効かない。まったく効かない。
あまりにも効かないので、シーズン途中で「なんちゃってスタッドレス」用に取って置いたSJ4に履き替えてみたら、すり減ったSJ4の方が効きが良かった、という笑えないオチが付くほどでした。
ウチの地域の気候のせいか、SJ4に慣れすぎた自分の感覚のせいか、と思ったら、当時廻りの外遊び仲間の何人かが、偶然にも問題のSJ5を履いたのですが、みな異口同音に「効かな過ぎて怖い」という評価を下しました。
うち2名ほどは、あまりにひどいのでSJ5は春になっても履き替えずに夏タイヤとして使い、翌シーズンに買い換えたほどでした。
推測ですが、SJ4は氷上性能を追求したあまり、未積雪路での騒音や耐久性などをある程度、犠牲にしていたのではないかと思います。
次世代モデルを作るにあたって、そのあたりを重く見すぎた結果、肝心の積雪路での性能がおろそかになってしまったのではないかと思います。
このあまりにも効かな過ぎるSJ5は、恐らく市場からかなりのクレームが出たのでしょう。翌シーズンには同じSJ5を名乗りながら「マイナーチェンジしました」と宣伝していましたが、その内容はマイナーチェンジどころではなく、実質モデルチェンジに近いものだった、と聞きました。
わたしも実のところ、すぐに買い換えたかったのですが、お金がなくて1シーズンはガマン。2シーズン目の遠征に使ったところで、次のタイヤに換えることになりました。
・・・続く・・・のかな? ^^;
ああ今日も現実逃避・・・。(汗
Posted at 2009/02/09 23:06:43 | |
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