
あてのない旅と言いつつも、明日までしか休みがないので、ちょっと遠回りする程度です。
もう1日あれば、稚内くらいまで足を伸ばしたのですが。
それでもって、相変わらず雨模様なのはちょっと残念ですが、それでもペラシャジョイントも完調になった、エスクでのドライブは愉しい♪
雨と、ひたすら走っていたので、写真はドラレコのキャプチャなので荒いです。
岩尾内湖を抜け、山越えをしてオホーツク海が見えるところに出たところで、エスクのリフューエル。
野営後なので風呂に入りたく温泉を探したら、上湧別の道の駅に、温泉施設が併設されているので、ゆっくりお風呂とお腹もすいたので夕食。
機嫌よく出発…したのは良いけれど、さすがにもう暗くなって来ています。どこか宿泊地を探さなくては。
と、国道を南下していくと、高台にライトアップされた展望台が見えます。
そうだ、常呂の森林公園なら、トイレも駐車場もあるだろうと、上がって見ると…展望台はライトアップされていますが、その手前でゲートが設けられ、公園内に入れません。仕方ないので次行こうとさらに南下すると、国道沿いに能取の駐車公園が現れました。
が、駐車場内にキャンピングカーが1台あるのみで空いているのはいいけれど、照明があまりにも煌々としていて、まったく落ち着きません。国道沿いなのでクルマの騒音も気になり、ここもパス。
そうだ、2月に能取岬に寄った時、きれいなトイレがあったっけ、と、行ってみるとなんとここのトイレは、16時で自動施錠され、夜は使えないのです。それ以前に岬だけに風も強すぎます。
ここも諦め、では岬から降りたところにある、レイクサイドパークならと、…ここも閉鎖中。
ならば、網走湖北岸の駐車公園なら、と、行ってみると、なんとトイレが故障で閉鎖中。駐車場の開放のみ。もうここまで来ると、なにか嫌がらせでもされているよう。(←誰に?
網走市内へ向かうと、国道沿いに公衆トイレと駐車場を見つけ、トイレを借りてみるときれいに管理されています。が、ここ、サイクリングロードの公園のようで、誰もいないのは良しとして、いかんせん目の前が開発局の官舎なのは落ち着かなすぎる。てなことでここもNG。網走湖南岸を西に向かい、スポーツ公園へ行ってみても、やはりここも閉鎖中。
さあ困った。時刻はすでに21時過ぎ。さすがに身体もしんどくなってきた。女満別まで行けば、湖畔のキャンプ場があるけれど、たぶん混んでいるだろうし、さすがのかわねこも、もう走りたくありません。トイレはないけど国道沿いにいくつかある、駐車帯で妥協するか、と、探索していて、キャンプ場を出る時に水を汲み忘れていたことに気づきました。水がないのは、さすがにまずいなと、街中のコンビニにいったん戻ろうとした時です。
通過した「P」マークのそばに灯りが点いていて「さわやかトイレ」の文字が見えました。
あれ?ここ、トイレあるじゃん。と、Uターンして戻ってみると、なんとそこは駐車帯どころか「呼人浦キャンプ場」だったのです。
しかし駐車場も狭く、すでに4台ほどのクルマと大型オートバイが停まっています。ならば水だけもらって、隣の駐車帯へ行くか、と、トイレ奥の炊事場に行こうとしたら、奥のトイレ前には、まだ3台ほど停められるスペースが空いているではありませんか。
受付も見当たらなかったので、検索してみるとここ、網走市管理で受付不要、もちろん無料のキャンプ場でした。
これ幸いとここを宿泊地に決め、テントサイトが湿っていたので、今夜もベッドキット展開。
残念なのは、雨もまだ霧雨がわずかに残っていたのと、気温が山より寒い2℃で、外でのんびりできず。早々にシュラフにもぐりこみました。街路灯がすぐ近くでしたが、サンシェードで遮ると気にならないくらい車内は真っ暗になり、さすがに疲れたのか、まだ22時過ぎというのに、横になったら眠りに落ちてしまったのでした。
昨夜もおなじ装備で寝たのに、気温の低さか明け方、背中が寒くて足元のカイロを背中に移さなければ、眠れなかったのはちょっと誤算。
でも朝から晴れていて、目の前には網走湖が広がっているロケーション。これなら昨日はまっすぐここを目指して、早めにテントを張ってもよかったかな、と、思わせるものでした。
昨日ここを見つけるきっかけになったトイレも、よく整備されており、無料なのにトイレットペーパーまで完備されていたのは驚き。
このロケーションならば、ここでゆっくり朝食をしゃれこもうと、さっさとベッドキットをたたみ、最寄りのコンビニまで走ってサンドイッチを調達。お湯を沸かしてインスタントだけど、コーヒーといただきます。
キャンプ場は、駐車場こそ狭いものの、サイト自体はけっこう広く、開放感があります。国道とJRがすぐ脇なので、騒音は覚悟する必要がありますが、余計な設備がない昔ながらのキャンプ場で、無料なのは魅力。
この国道沿いは何年も前から、なんども通っていたのに、このキャンプ場があることははじめて知りました。穴場ってあるものです。
…最も、ちいさなキャンプ場なので、夏はすぐいっぱいになってしまいそうですが。
一昨日がこうだったらいいのに、と思える晴天なので、女満別を抜け美幌峠を越えてみます。頂上の道の駅には、かなりのクルマと人がいたので寄りませんでしたが、施設がリニューアルされた影響もあったようです。
峠を降りて弟子屈を抜けて、せっかくなのでひさびさの900草原へ登ってみることにしました。
弟子屈町営の高原牧場で、360°のパノラマが特徴ですが、多和平とか開陽台の方が有名なせいか、あまり知られていないような気がします。
ちなみに読み方は「きゅうひゃくそうげん」ではなく「きゅうまるまるそうげん」が正解。なんで900なのかと思ったら、牧草地の面積が約900ヘクタールだからだそう。
展望台のほかに、売店やバーベキュー舎などもありますが、コロナ対策のためか、それともまだ時期前なのか、いずれも営業はしておらず、広大な駐車場も閑散としていました。
900草原を後にして南下しますが、性分で幹線道路はなるべく走らず、道道を選んで走り、山道のワインディングも楽しんだり。と言っても、野営道具満載でひさびさにヘビーウエイトなエスクなので、まあ流す程度ですが。
と、峠の終わり付近に「そば」「営業中」の幟が目に入りました。時計を見ると昼少し前。ダートを降りてみると、意外と新しめの建物がありました。
割とお腹が空いていたので、思わず豚丼のセットにしてしまいました。^^;
そばはもっちりとした感触の太め麺で、タレの甘さがわたし好みです。
食べている間にも、地元の常連さんとおぼしき方が来て、食べ終わって出る時も、次々とクルマが入ってきたので、有名なお店だったのかも。
若かりし頃ならば、休みの最終日は、日付が変わる前に帰着できれば儲けもの、くらいの飛びっぷりで、今回なら知床経由で帰ってくるくらいのことは平気でしていましたが、昨今はとてもそんな無茶はできなくなりました。
てなことで、明るいうちにと、この後はまっすぐ帰投。
でも十勝はちょうど桜が満開だったので、気分よく走れました。
このところ、走っても日帰りばかりで、年末年始遠征以来の旅だったので、なかなかに楽しめた連休だったのでした。