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かわねこのブログ一覧

2025年06月27日 イイね!

陸海堪能の休日 -1-

陸海堪能の休日 -1- 近年、艦船・駐屯地見学にハマりつつあるかわねこです。
 もともと好きな方でしたが、一昨年の第五旅団駐屯地祭、そして艦船は、昨年の護衛艦「いせ」と多用途支援艦「すおう」の見学がきっかけでした。

 実は今月はじめにも、上富良野駐屯地祭を見に行っているのですが、その後に仕事が立て込んだりで、すっかりブログを書く余裕がなくなってしまいました。なので、本来時系列的にはそっちの話を書くべきですが、いまさらなので流します。気が向いたら書くかも。(←ダメぢゃん

 そんなわけで、今年も一般公開の予定をしっかりチェックするようになりまして、その中でおお、と思ったのが、留萌港で護衛艦「あさぎり」が一般公開されるとの情報。

 「あさぎり」は、あさぎり型護衛艦の一番艦で、ヘリ運用可能のほかに、アスロックやシースパローにハープーン、短魚雷など兵装も多いのが特徴。昭和最後の1988年(昭和63年)に建造されたので、艦齢実に37年、一度は老朽化で練習艦に変更になった後、再度護衛艦に戻ったという、ちょっと変わった艦歴を持っています。
 いずれにせよ、艦齢が艦齢なので、所属の舞鶴から北海道まで航海して一般公開されるのは、これが最後であろうと思われたので、見に行くことにしたのです。

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 てなことで、昨年同様、今回も友人の民宿で前泊し、自家製野菜たっぷりの美味い夕食をいただきました。
 まだシーズンが始まったばかりとあって、今回は貸切状態だったので、友人夫妻とあれやこれや懐かしい、そしていかに自らが歳を取ったのか、の話題で盛り上がったのでした。(笑


 翌日、実は今回海自の他に、陸自の留萌駐屯地も基地祭を行っていたのです。ならばこちらも見ずにはおれません。「あさぎり」の公開は午後から参加予定ですが、少し早めの9時過ぎには宿を出発して、午前中は駐屯地をじっくり…などとも思っていたのですが、居心地が良すぎる宿故に、案の定、朝食後のコーヒーなぞいただいて、ゆっくりしていたらもう11時。さすがに腰を上げたのです。

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 まあでも、ちょこっと駐屯地を見られればいいか、くらいの感じだったので、のんびり走って昼前に到着。
 国道沿いに位置しているので、いつも横目で見て存在は知っていましたが、入るのは初めて。

 ここは基地内の売店も開放されていて、迷彩柄満載の陸自グッズ(他にブルーインパルスグッズも売られていました)の販売があるので、買いに行ってみると、やっぱりみん友さんと合流できました。考えることは同じです。(笑
 前回の上富良野駐屯地の売店より、基地の規模が大きいせいなのか、品数が多く目移りしてしまいます。

 中でもゴアテックスの迷彩レインウェアが、モンベルのよりも安い、特価で売られていたので、ちょっと心惹かれました。
 かわねこの場合、夏のラリー観戦時に着用することが多いため、迷彩のレインウェアは現地でウケそうだけど「保温性良し」のポップに、これは暑そうだとぐっとこらえました。(笑
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 てなことで、これも特価品だったナイフケースと、空母のミニチュアを購入。
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 これ、実は鉛筆削りで、パッケージと、展示されていた他のモデルはカッパー色だったので、これなら渋くていいなと購入したら、中身はなんと銀色でした。よく確認しないで買ったのがまずかったけど、まあいいや。

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 人出も多く見込まれていたのでしょう、キッチンカーもかなりの出店数でしたので、お昼ごはんに塩ラーメンをチョイス。ラーメン屋さんの一品だけに、んまかったです。^^
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 隊員さんのご家族はもちろん、この日は地元のお祭りもあったようで、浴衣姿の子どもも見受けられて、地域のお祭りになっているのだなと実感したのでした。

 帰りがけ、正門近くの施設に「資料館」とあったので、ちょっと覗いてみました。
 すると、驚いたことにノモンハン事件の資料が展示されています。
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 中でもこれは、陣地に落ちた、ソ連側の迫撃砲弾。
 坪に入っているのは、ノモンハンの砂でした。

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 かわねこ、郷土資料館が好きで、よく見に行きますが、さすがにこれは民間ではなかなか見られなく、駐屯地内の資料館とあっては、なおさら見る機会がないので、見られたのは行幸でした。 

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 見終わって駐車場に行くと、隊車両の中になにか違和感が。
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 なんと無造作にヘリのイロコイが置かれています。別に展示物ではないのですが、駐車場脇にあって、自由に見られたのです。
 これ、もちろん駐機ではなく、退役したものと思いますが、何気に置かれているのがすごい。

 そんなわけで、ヘリ成分(←何?)も補給し、駐屯地もしっかり堪能して、港へ向かったのでした。





Posted at 2025/06/27 22:21:46 | コメント(1) | トラックバック(0) | ミリタリー | 趣味
2025年05月21日 イイね!

初乗り…ならず

初乗り…ならず 5月の連休以降、翌週、翌々週とも、土曜日はお仕事で、日曜はやたら天候が悪かったり、急速に勢力を伸ばし始めた庭草対策をしたりで、けっこうどたばた。

 先日の日曜にやっとひと息つき、晴れ間も見えていたので、ウエアを準備し、ついにシェルパくん初乗りだ!と、勇んでキーをひねりますと。

 電圧計が9.7Vしか表示しません。当然、セルボタンを押してもカチカチカチ…とマグネットの音が虚しく響くのみ。

 4月末に覚醒させてからというもの、一向に乗る時間が取れていないのは自覚していたので、せめてもと、これまでも週末にはエンジンの始動確認はしていて、先週もバッテリー電圧は12Vを切ってはいたものの、セル一発でエンジンはかかっていたので、まさかの展開。
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 仕方ないので充電器をかけ、ちょっと充電してやれば復活するのでは、と、この時は甘い見込みをしていたのです。


 てなことで、ちょっと気になっていた、あ~るくんの「R」エンブレムの塗装剥がれを直します。
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 まあ、元が100均のスプレーなので、劣化するのは仕方ないのですが、塗料を剥がしてみると、ミッチャクロンだけで、足付けがかなりいいかげんでした。
 まあ、今回もエンブレムはボディから剥がさず、マスキングテープを貼って、ペーパーがけして足付けし直し、ミッチャクロンを再度吹いてから、再塗装しました。
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 前回は筆塗り補修で、クリアすら吹いていなかったので、劣化して当然。今回はクリアも吹いてみましたが、どれくらい持つものか。


 そんなこんなで、夕方近くまで待ってもやっぱり充電が終わらないので、エスクを引っ張り出すことに。
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 こちらは連休中に一気走りをしたので、電圧計は12V以上を示していましたが、連休以降乗っていないので、ちょこっと走らせます。
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 午前中の晴天とは打って変わって、どんにょり曇り空となり、時折ポツポツと落ちるものもありましたが、初夏の田舎道をのんびり流して溜飲を下げます。(笑

 結局、シェルパくんのバッテリーは、夜もだいぶ更けた頃にやっと満充電。今回も乗れないままで、来週もちょっと時間は取れそうにないものの、まだ春ですから、焦らずにいきましょう。

 ……てなこと言って余裕をかましていると、あれ?もう冬?!なんてことになるのですが。(笑





Posted at 2025/05/21 22:05:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 戯れ言 | クルマ
2025年05月20日 イイね!

晴れた日にはメンテに追われる

晴れた日にはメンテに追われる 連休後半の、迷走旅から帰投した翌日。

 ええもう2週間も前のことですが、そこはスルーしてください。(笑

 最終日は、幸いに天気が良かったので、乾ききらないまま畳んでしまったテントを干します。
 これを怠ると、幕体がカビだらけになってしまうので。昔の基地は干せるスペースがなく、しまい込んだままになってしまって、痛い目を見たことがあります。
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 ついでに、縫い目部分を中心に、撥水スプレーも吹いておきました。
 本当なら、信越シリコーンとかの防水コートの方が良いのですが、まだ新しいのでこれくらいでいいかと。


 テントを乾かしている間に、エスクも洗車。
 今回はほとんどが雨にたたられたことと、毎春恒例の鉄粉取りシャンプー洗車です。
 洗車後は、もちろんCCWGもかけて。ゴム・樹脂部分には保護剤の303を塗布。

 そしてスタッドレスタイヤのままだったので、昨今にしては遅いタイヤ交換を実施。

 しかしどうせタイヤを外すならと、欲を出して、ずいぶんくすんでしまったブレーキキャリパーの再塗装に手を出してしまいました。
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 塗装後8年経つ、キャリパー自体の汚れもひどく、ブラシで水洗いし、シリコンオフで脱脂。
 キャリパー用の耐熱塗料はスプレーなのですが、これをスプレーするとなると、かなり広範囲のマスキングが必要になるので、横着してローター周りだけ新聞紙で覆い、今回もハケ塗りです。
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 しかも外側から見えるところしか塗らない、インチキ塗装。
 でもいいんです。(←いいのか

 薄めに3回ほど塗り重ねるのがコツですが、フロント側は若干厚塗になってしまい、なかなか乾きません。
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 30分ほど待ってある程度乾いたので、このあとは走るわけではなかったことから、そのままタイヤを組み付けてガレージに格納しました。

 前回塗装した際は、実走してキャリパーに焼きが入ると、発色がきれいになりましたが、今回はどうなるか。

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 スタッドレスのSJ8は、7シーズン、3万4000㎞走行で、もうこんどの冬は買い替えようかと思っていたのですが。
 昨年までの6シーズンは、シーズン始めと終わりは、なんちゃってスタッドレスを使っていたこともあってか、意外と溝深さが残っています。
 ノギスで測ってみると、多少ショルダー側が減っているものもありましたが、平均約8㎜で、プラットフォームまでの深さも4㎜程度あり、ゴムの硬度も保っているようなので、ケチってもう1シーズン続投させてしまおうか検討中。

 てなことで、連休最終日はゆっくり休もうと思っていたのに、なんだかあたふたして、結構疲れた1日になってしまいました。いろいろ片付いたものの、シェルパくんの初乗りも先延ばしになってしまい、この時期、この後も仕事と雑用に追われていたりします。



 
Posted at 2025/05/20 21:25:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | ESCUDO | クルマ
2025年05月12日 イイね!

連休迷走旅 -後-

連休迷走旅 -後- 夜が更けるにつれて冷えてきたので、テント内でシュラフにもぐり込み、ゆっくり読書…と思いましたが、やっぱりものの30分ほどで寝落ちしてしまいました。

 明け方、テント内が少し明るくなった頃に、なんだかフライシートに落ちる雨粒の音が。
 ああ、また今日も雨か…。と、若干うんざりしましたが、それをいいことに、そのままシュラフ内でごろごろ。今日は特に急ぐわけではなく、明日までお休みはあるけれど、とりあえず帰ろうか、というかんじなので、のんびりなのです。

 6時に起き出してみると、空はどんにょりしているものの、雨は上がっています。
 しかし山が近いことから、上空の雲の色は暗く、あまりいい感じではありません。撤収時に降らないことを祈るのみ。

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 のんびり朝食後は、少し辺りを散策。これまでは、早々にスナガワに移動したりであまりゆっくりしていなかったのですが、周りを見ると改めて環境の良いところです。

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 奥にはこんな穴がいくつも空いていました。たぶん、モグラの穴かと。

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 西側にある池は意外と広く、南側の端は掘削された跡があるので、米どころであるこのあたり、農業用水用にもともとあった池を拡幅したのか、あるいは全体が人工池なのかもしれません。
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 堰も整備されているのが、米どころらしいところです。
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 山にはまだまだ残雪があり、おそらくは水環境が良かったことが、ここが開拓地として選ばれたような気がします。
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 場内には桜の木が植えてあり、いくつかは咲き始めていました。

 風が少しあり、時折日も差すのですが、フライシートがしっかり乾くほどではないので、ウエスで拭って適当に乾かし、あとは基地に帰投してからテントを干し直すことにして、ぼちぼちと撤収にかかります。
 エスクを停めた駐車場が近かったのが幸い、のんびり撤収も完了し、9時半に出発。

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 今日は山間の道々を走り、あとは東進して夕張を経由し、十勝を目指すことにしました。

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 岩見沢で給油してから、栗沢の西側、万字集落を抜けて峠越え。
 なかなかのワインディングなので、かつてはGSFで走りに来たものでした。
 
 夕張へ降りると、観光客らしきクルマが意外なほど多くいます。
 そう言えば、2019年の坑道内火災以来、長らく一部が閉館していた「石炭博物館」が、完全再開したと新聞に載っていたのを思い出しました。

 せっかくなので、ちょっと寄ろうかとも思いましたが、駐車場のクルマと人の多さにパス。この近くには旧車の私設博物館もあるので、それと合わせて空いている時期にまた来るのが良さげです。

 夕張はご存知のように炭鉱の歴史がある街ですが、2007年の破綻以降、かなり寂れてしまいました。かつての観光ホテル街の裏側にあった飲み屋通りは軒並み廃屋となり、ゴーストタウンになってしまっています。

 この街はその構造上、あちこちに迷路のように、ちいさな集落へ向かう道があって面白そうなのですが、狭いのでエスクではちょっと走りづらく、探索するならシェルパくんで来る方が良いかも。

 ちょうど昼なので、以前出張で来た時によく行っていた食堂へ行ってみますと。
 なんと店の外までウェイティングの人が。さすがに今日は待ってまで食べたいわけではなかったので、別の近くのレストランに初めて入ってみました。

 …しかしメニューを見ると数種類しかなく、しかもどれも1000円越えのなかなかのお値段。
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 どうせならと、ヒレカツ定食にしましたが、味はまあ…不味くはないけど……のレベル。
 この近辺はなんども来ているけど、ここがいつも空いている理由が判明したり。(笑

 とは言いながらも完食して、ひさびさの石勝樹海ロードを越えます。わりと路面が荒れ気味だったり、逆バンクが多かったりと、ふだんなら、特に冬はあまり通りたくないルートなのですが、この時期の日中ならいいか、と、走ってみると、連休だけにクルマは少し多いものの、意外なほど流れも良く走れました。

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 日高からはお馴染みになった日勝峠を越えます。
 こちらもあまり遅いクルマもおらず、スムーズに峠越えができました。
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 十勝に入ってこの光景を見ると、「帰ってきた」と思うのは、馴染んできた証拠でしょうか。(笑

 かなり雨にもたたられ、当初の予定も大きく変更した、まさに迷走旅でしたが、裏を返せば、その自由さが幕営旅や車中泊のいいところ。

 ひさしぶりに3日間、1,400㎞あまりを走れたので、良しとしましょう。




Posted at 2025/05/12 21:54:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2025年05月10日 イイね!

連休迷走旅 -中-

連休迷走旅 -中- 明け方の5時過ぎに、ルーフを叩く雨音で目が覚めました。
 天気予報が芳しくないことはわかっていましたが、やっぱり朝から雨はテンション下がります。

 雨さえなければテーブルと椅子を出してゆっくり朝食にするのですが、二度寝を決め込み、6時過ぎに起床。
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 傘をさしてトイレに行き、後ろは狭いので運転席で朝食を摂りますが、仕方ありません。

 朝食後に雨が上がったので、ちょっと場内を散歩してみます。
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 トイレの横にも建物があり、なにかと思ったらスワンボートの乗り場でした。
 天気が良ければ、それなりに賑わいがありそうです。
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 横にあった大きな建物は、サイクリングターミナルの銘板がありましたが、1階の窓とドアが完全に鉄板で塞がれていました。
 冬季の雪でのガラス破損防止に塞いでいるだけで、夏には営業するのかと思ったのですが、調べるともとは宿泊施設として運営されていて、2021年に閉鎖したようです。
 昨夜は暗くてよくわかりませんでしたが、この塞がれた鉄板のせいで、威圧感があったようです。

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 テントサイトに行ってみると、思った以上に広く開放感があるので、雨さえなかったら、快適に幕営できたと思われるのが残念。
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 こちらのトイレ照明が派手だったのは、上部の青い部分がステンドグラスになっていて光るからでした。
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 そしてトイレ前には、枝打ちした薪が積んであり、なんと「ご自由にお使い下さい」の看板が。
 もちろん焚き火台使用が鉄則ですが、驚くほどのサービスぶり。

 機会あればまた来てみるのも良さそう、と思いつつ、立地が良いし無料なので、夏になったらかなり混むのかもしれません。
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 てなことで撤収して出発。また雨が降ってきてしまいましたが、めげすに走ります。

 さらに北上しようと、下川へ抜ける道々を走ります。当初は下川から山越えをしてオホーツク海側へ抜け、宗谷まで海沿いを走るつもりでした。
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 が。サンルダムが見えた時点でそもそもこのルート、昨年のGWに逆走で走っているのに気づき、さらに昨年の夏も宗谷に行っているし、たぶんこの夏も行くなら道北だよなあ…などと考えていたら、気が変わってしまいました。

 なので、上幌内まで北上したところで方向を変えて西へ向かい、美深から名寄まで南下して、霧立峠を抜けることにします。

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 ちなみに美深には、スバルの聖地(笑)があることで有名。

 北海道内、ことに道北には、広さとその気候から、主に冬季路のテストコースを各メーカーが持ち、この美深にはスバル、士別にはトヨタとダイハツ、剣淵にはマツダ、鷹栖にはホンダ、下川にはスズキがあり、道東にも陸別には日産、音更には三菱、とあちこちにあります。ないメーカーがないほどで、ほかにもタイヤメーカーやパーツメーカーもテストコースを持っています。

 テストコースがなかったその昔は、真冬の公道を仮ナンバーを付けたテスト車が走っているのを、よく見かけたものでした。

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 閑話休題。霧立峠ももう10年ぶりくらいになるのですが、海沿いの羽幌まで抜けずに、気が向いて、途中から道々742号を内陸を小平まで走ることに。

 思い返すとこのルートも、先代テラノの時代に走って以来なはず。
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 小平ダムを過ぎたところで、道端に突如として巨大なコンクリートの建造物が現れて驚きました。
 これ、炭鉱の施設、ホッパーに間違いありません。ホッパーとは、石炭を貨車に積み込むためのもので、このあたり、かつては炭鉱が多かった証ですが、道路際にこれだけ見事に残っているのも珍しい。

 山道を楽しんで、街へ降りると昼前。せっかくなのでお気に入りのカリー屋さんへ行くことにしました。
 昨日の昼はカツ「カレー」でしたが、ここのは「カリー」なので、別物なのです。(笑
 以前は出張でよく来ていたのですが、その現場がなくなり、来る機会も激減したので。

 人気店なので混んでいるのは覚悟の上でしたが、駐車場は空いています。これはラッキーと、店内に入ると。テイクアウトのオーダーで混み合っており、1時間ほどウェイティングだとか。ふだんなら並んでまで食べない方ですが、折角の機会なのとどうせヒマなので待つことに。
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 実際には1時間までかからないだろうという読み通り、幸い無事早めに席につけて、ひさびさのニラ豚+揚げ納豆と、いちごラッシーを堪能したのでした。
 が、ここもなかなかのボリュームなので、すっかりお腹がいっぱい。2日連続、お昼ごはんで満腹です。(笑

 ここからは真っ当に、海沿いを南下します。昼前に雨は上がり、晴れて日も差してきたのが嬉しい。
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 雪をかぶった山と、光る海を眺めながらののんびりドライブ。これですこれ。

 南下して浜益を通ると、毘砂別、という地名が懐かしくてちょっと山へ上がってみました。
 一部の知っている人は知っている、とてもとても懐かしい場所です。
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 木製の展望台は、老朽化で立入禁止になっていましたが、この道を見ると、ラリーカーが駆け抜けたあの夏を思い出します。
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 このルート、以前にも一度だけ走ったことがありますが、南側へ降りてみると、すっかり忘れていましたが、途中からはダートでした。フラットダートですが、枝が落ちているなど、あまり手は入っていないようです。
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 途中には、冬季通行止めのものらしいゲートがありました。
 開け方がずいぶんと雑なので、どうも行政が開けたのではなく、近隣の住民がもう雪は融けたからと、勝手に開けたのでは、という気もします。

 途中に分岐があったので、そのまま国道には戻らず、海側へ降りてみました。

 墓地があったので、そこで終わりかと思ったら、意外なことに集落があります。
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 古い建物が目を惹きます。典型的な昭和の造りですね。
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 集落入口の桜が満開でした。今年最初に見た、まともな桜かも。
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 こちらも昭和な看板がいいかんじです。今でも夏は、海水浴で賑わうのかもしれません。

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 国道に戻って、さらにひたすらのんびり南下。厚田からは、その昔ラリー観戦の帰りによく走った、山越えのワインディングルートを通りました。

 さて、天気も回復したので、今夜はぜひ幕営をしたいもの。
 目をつけていたのは、月形にあるキャンプ場。まだ肌寒い春先だし、ファミリー層もそういないだろうから、と行ってみると、さほど混んではいな………ほぼ満杯の激混みでした。(汗

 道の駅が隣接で温泉施設もある、市街地に近くて買い物も便利、そして何より昨日の士別と違うのは、札幌圏に近い、という立地のためでしょう。完全に舐めてました。

 さてどうする。
 近隣のキャンプ場も別にいくつか識っていますが、国道から見えた、近くの鶴沼公園キャンプ場もびっしりだったので、他も状況は同じと見ていいでしょう。

 ならば…あそこしかないか。
 さらに北上し、1時間走って行き慣れたキャンプ場を目指します。今からなら、日暮れまでに間に合うはず。
 果たしてまだ明るさのある17時過ぎ、無事到着。

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 すると道路側の表サイトの駐車場に、ずらっと駐車車両が見えたので「ここも激混みか!?」と一瞬焦りました。
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 しかし、裏側サイトにはほとんど誰もいない状態なのでした。
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 さっそく受付を済ませ、今季初の展張。1泊ひと張り500円の安さですが、水洗トイレと水場、さらに焚き火後の灰入れまで用意されている充実ぶり。

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 昨年の購入直後に、一見で張れたクロノスキャビンです。半年ぶりでも迷うことなく、ものの5分で展張できる建てやすさはさすが。

 エスクの車営台も悪くはありませんが、やっぱり広いテントでゆっくりできるのは格別です。

 さらにここ、受付棟にお風呂が併設されているのもありがたい。

 巣作りを終えたので、さっそくお風呂へ向かうと、脱衣所でいかにも地元農家のお父さん、という風貌の方に声を掛けられました。

 おじさん「キャンプかい?」
 かわねこ「はい ^^」
 お「どこから来たの?」
 か「十勝です ^^」
 お「そんな遠くからわざわざかい?」
 か「ここ、気に入っているんですよ」
 お「そんなにいいかここ?(笑」
 か「設備もいいですし、なにより客層が良いので快適なんですよ ^^」

 そう答えると、おじさんはにっこりして「そうか。楽しんでいきなよ」と、脱衣所を出ていきました。こういう地元の方との交流も楽しい。

 お風呂は温泉ではないのですが快適で、シャンプーとボディソープまで備えてあるのに、たった300円で利用できるとあって、不満などあろうはずもありません。

 本来はキャンプ場のためというより、先ほどのおじさんのように、地元の方の保養センターの役割なのでしょう。
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 外には自販機も設置されていて、驚いたことにアイスまで販売されていますが、採算取れるのかなあ、などといらぬ心配までしてしまいます。さすがに今日はアイスだと冷えるので、冷たいお茶にしましたが。

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 テントに戻って、明日のルートを考えます。
 こういうルート考察には、アプリではなく紙地図のほうが断然見やすいのです。

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 昨日のカツカレーと言い、今日のカリーと言い、お昼のボリュームがすごかったので、夕食はごく軽め。
 カップ蕎麦と、おにぎり1個にポテサラ。デザートに、いただいたバターサンド。これでもけっこうお腹がいっぱいになってしまいました。

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 夕食後、ランタンの灯りを落として、椅子に座ってぼぉっとしていると、聴こえるのは近くの堰の水音と、森から聴こえるトラツグミの口笛のような啼き声。もうオオジシギも来ていて、ジーワジーワッという独特の啼き声と急降下の羽音も聴こえて来て、至福のひととき。

 表側のいちばん近いサイトには、3家族ほどのグループがいて、子どももいましたが、みなさん意外なほど静か。サイトの奥にもふた張りテントがありますが、声が聞こえる距離ではありません。

 20時過ぎ頃から、隣のグループで誰かの誕生日祝いが始まったようですが、うるさいほどではなく、にぎやか、のレベル。楽しそうな笑い声で、不快ではありません。
 
 客層の良さから来る、この静かさがここが気に入っている、大きな理由なのでした。



Posted at 2025/05/10 21:38:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | ESCUDO | クルマ

プロフィール

「今日の昼まで道北の海沿いにいましたが、400kmあまりを走って十勝に戻ってきました。毎日仕事絡みの電話やらメールがあって、なんだかなあという感じもありましたが、正しい夏休みを過ごせたので、良しとしなくては。」
何シテル?   08/14 19:21
オートバイとクルマと、野遊びが大好きな「おやぢ」です。(^^ゞ 北海道のど田舎に住んでいます。どれくらい田舎かと言うと、地域で乗っている車種を言えば、...
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