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三重大学自動車部のブログ一覧

2020年04月30日 イイね!

CR22S パワーアップ計画⑥ ヘッドOH編 組み立て・完成

CR22S パワーアップ計画⑥ ヘッドOH編 組み立て・完成
親に「もうちょい安全な車に乗ったら?」と言われ次の車検(来年6月)までに手放すことを勧められました。IKE田です。少なくとも学生のうちはこれに乗り続けたいもんです。


内装がバッチリついてたらそんなこと言わなさそうなんですが、一般の人からするとドンガラの車は危ない、ボロい、壊れそうというイメージがあるんでしょうか。
それ以前に旧規格車故にペラペラなので実際安全安心とは言えないんですが。




さて、遅くなりましたが組み立て・完成編やっていきます。




前回きれいにしたヘッドにバルブ周りをバルブスプリングコンプレッサーを使って組んでいく。


組む順はスプリングシートをのせてからステムシールをはめ、バルブをいれ、スプリング、リテーナーをコッターで固定する。先にステムシールをはめてからスプリングシートをのせようとしても物理的に無理である。


この時何も考えずに作業していたらスプリングシートをのせる前にステムシールをはめてしまっていた。すべてはめてから気づいた。やらかしその②である。オイル下がりの原因になるので再使用不可。純正ステムシール12個¥5000が一瞬でゴミとなった。顔から血の気がサーッと引いていくのがわかった。留年決定した時より焦った。泣いた。ヤフオクで純正同等品が\3600くらいで出ていたので2回目はこちらを使った。初めからこっちを使えばよかった。


スプリングは上下が決まっており、バネが密になっている方を下にする。これでサージングが起きにくいとかなんとか。




次はヘッドにインマニ、エキマニをつける。高温になる箇所のボルト類は錆び錆びガリガリになっているので必要に応じて新品に交換する。


ガスケットを挟み締めていく。真ん中から外側の順に締めていく。


エキマニはひびが入っていたので排気温度センサー付きの中古を買った。(排気温度計はオオモリである)

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どうでもいいがエキマニガスケットには虹色に焼き色がついていてきれいだった。
 



ヘッドをのせる。フォレストエンジニアリング製の1.65mm厚のメタルガスケットを使用(純正1.4mm厚)。モンスタースポーツのメタルガスケットの弱点を克服したものらしい。


エアでシリンダー内のゴミを吹き飛ばし、ガスケットをのせ、ヘッドをのせる。面研時にヘッドのシリンダーの間の箇所が「抜けるならここやな」という気がしていたので、対策としてその箇所にシリコンガスケットを薄く塗っておいた。


全面に塗っておくと抜ける確率はさらに減るだろうが、メタルガスケットの「エンジンブロックの熱をヘッドに伝え、ヘッドからも放熱できるようにする」というメリットを弱めてしまうので使用は最小限に。


そしてヘッドボルト8本を真ん中から外側に対角線の順に締めていく。締め付けトルクは67N・m。3回くらいに分けて締める。


一度使ったヘッドボルトは伸びて再使用はダメなので新品を使った。


サーモスタット周りも組み立ててつける。




ラッシュアジャスタをオイル穴の向きを合わせて入れ、ロッカーアームをのせる。ラッシュは事前にエア抜きをしておく。




カムカバーにカム、デスビをセットし、ヘッドにのせる。インタークーラーのステーも忘れずに。


カムはエンジンオイルを塗って新聞紙に巻いて保管していたのだが、錆びてしまっていた。カムの表面は油膜切れにならないように細かい傷がついているらしく、ピカール等でピカピカにするのは厳禁らしい。薄い錆びだったので紙やすりでやさしく落とした。

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ヘッドにカムカバーを止めるボルトの規定トルクは(たしか)13N・mだが、測れるトルクレンチを持ってなかったので手ルクで締めた。締めすぎるとパッキンが早く劣化し、オイル漏れするそうなので気持ち緩めに。

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お分かりだろうか、カムシャフトの角度が左右で180度ズレているのである。バルブとピストンが接触して、バルブ曲がっちゃったか、、、と思ったが大丈夫だった。一度カムカバーを外し、角度を合わせてつけ直した。カムをつけるときはタイベルを外した時のようにマークを合わせて(クランクも)第一シリンダーが圧縮上死点になるようにする。




続いてタービンをつける。


使用するのは定番のHT07で一番コンプレッサーがでかい物を選択。ボルト穴の位置は純正と全く同じで、ポン付けで有名なタービンだが、1000ccエンジン用故当然純正より大きく、干渉する箇所を削る必要がある。

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排気側は大差なかったが、吸気側は左(HT07)の方がでかい。
 

コンプレッサーハウジングがエキマニ、サンドイッチブロック、純正オイルクーラーの一部に当たっていたので、ハウジング、サンドイッチブロックを削って、オイルクーラーは回して角度を変えて当たらないようにした。オイルエレメントには当たらなかった。

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当たるところを確認しつつグラインダーなりベルトサンダーなりでガシガシ削っていく。切粉がオイル、空気流路内に残らないように注意する。


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これを
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このように反時計回りにまわすとタービンに当たらない。中心の27mmのボルトを緩めて回す。角度を固定するためにオイルクーラーに突起があるが曲げてしまえば問題ない。


HT07の冷却水パイプが純正タービンのパイプより一回り太かった(純正RHB31の冷却水パイプはHT07に移植できない)のでエアー配管用の金属製ニップルと別の箇所の水回りのホースの余りを使って対処した。

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明らかに用途が違うが、異径のホースを漏れなく繋げれば良いのである。


オイルが流れてくる配管は純正RHB31の物を使用できるが、ユニオンボルトと一緒に新品を使用した。




最後にタイベル回り。


各プーリーとマークを合わせてベルトをセットし、軽くテンショナーを固定。クランクを回しベルトを2周させ、コマ飛びがないのを確認してテンショナーを締める。


タイベルカバー、タービンへの冷却水パイプ、オイルレベルゲージをつける。


カムプーリーは規定トルク(忘れた、、、)で締めたが、クランクプーリーはすぐそばにフレームがあり、メガネしか入らなかったのでメガネをパイプで延長し、締めれるだけ締めた。


カムプーリとエンジンの間に鉄板のカバーがあり、クッションとして両面テープ付きのスポンジ(純正部品)貼るのだが、ずっと昔に作られたものだからか、両面テープの粘着力がもうなかった。

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手持ちの両面テープで貼った。スポンジの方は劣化していなかった。


あとはその他の配管、配線をササッとして終わり。




いよいよ始動。


全体にオイルを行き渡らせるために燃ポンリレーを抜いて10秒ほどクランキング、その後エンジンをかけるとすんなりかかった。とりあえず一安心。もちろんうれしい。


クーラントを入れ、エア抜きをする。この時ラジエターの注入口から細かい泡が出てきたり排ガスのにおいがしたらヘッドガスケット抜けとなるわけだが幸いそんなことはなかった。




その後締め付け不足等でオイル・水漏れがあったが、直して現在1500kmほど乗った。


不要かもしれないが一応300kmまでは正圧をかけないように走ってナラシとした。


サーキットで全開にもしたが、幸いなことにヘッドガスケット抜けはまだしていない。いやぁ、案外自家面研でもイケるもんである。


評判通りHT07のラージコンプレッサー、ブーストのかかりかたやレスポンスは良いが高回転域ではただ回っているだけに感じる純正RHB31に対し、4000回転まではモッタリしているもののそれ以降は仕事をし続け、特に7000回転あたりは純正RHB31よりもしっかりパワーがあり、どこまでも加速する。




今回の一連の作業でホース、ガスケット、ボルト等劣化していたものや再使用不可なものは新品に取り換えたのだが、純正部品だけで約\28000した。何かの参考に。30年前の車のパーツがまだ出ることに感謝感激雨あられです。スズキの方角に向かって(ry いやホントに




また、ヘッドボルトやタービン周りのボルト含め、すべてのネジ部に焼き付き防止としてこれをスプレーしておいた。
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ほんとはモリブデンペーストというものを使いたかったが近くのホームセンターには無かった。モリブデン系でも有機モリブデンと二硫化モリブデンがあり、さらにオイルスプレーとグリーススプレーに分かれており、たくさん種類がある。正直どれが適しているのかわからなかった。




最後に、この車の持病だったハンチングだが、オイルクーラーの掃除で見事無くなった。F6Aの温間時のハンチングは大方オイルクーラーが原因だろう。




最後まで読んでいただきありがとうございました。間違っていること、書き忘れ等あるかもしれませんがこれにてヘッドOH編完結でございます。特に不調なく動いてよかったです。


今は学校での作業はできませんが、すでに僕の脳内にはクラッチ交換、LSD、前置きインタークーラー、サブコン(E-manage)導入等々やりたいことでいっぱいです。


またそのうち何かしら記事を書くと思うのでよろしければ読んでみてください。
ではでは



池田
Posted at 2020/04/30 19:02:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2020年03月28日 イイね!

【新入生向け】 部員紹介

【新入生向け】 部員紹介こんにちは!三重大学自動車部です。遅くなりましたが三重大学に合格された皆様、おめでとうございます!


今年はコロナウイルスにより例年通りの入学式や新歓ができず、現在部活動も自粛しておりますが、コロナウイルスの影響がなくなった後、新歓イベントがあるかどうか現時点では不明ですが新入部員を募集する予定でございます。


何か質問がありましたら部のTwitterの質問箱、DM、リプまでお寄せください。
(自動車部とは?という方はこちら↓もご覧ください)
https://minkara.carview.co.jp/userid/1476796/blog/39534063/


では毎年恒例部員紹介していきます!


新4年生


大野さん
工学部 機械工学科
JA11 スズキ ジムニー
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スズキの名車ジムニーを愛してやまず、ジムニーばかり乗っているジムニーな先輩。「ジムニーに乗れば運転が上手くなる」らしい。昔はジムニーの出品情報をやたら周囲に伝えまわっていたらしいが、最近はおとなしい。
整備に関してとても詳しく、筆者は今までたくさん助けてもらった。部室に放置されているかつて乗っていたジムニーを復活させる予定があるとかないとか。


カメさん
人文学部 文化学科
HA23S スズキ アルト
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GTウイングがついて非常にやかましいアルトに乗っている。上りだと3速ベタ踏みで減速していく非力なアルトだったが、所謂500円チューンを施し、上りでも加速するトルクを手に入れた。ロスタ、スイスポ、アルトと乗る車が小さくなっていくことを不安に思っている(?)。
主将時代は様々なへまをやらかし、先輩方からとやかく言われていたが、隠居した現在は悠々自適な車部ライフを送っている。


たかポン
工学部 電気電子工学コース
HA11S スズキ アルト
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3年次に高専からやってきた編入生。OBの上岡さんが仕上げた軽耐久仕様のアルトに乗っている。
本人は車をいじりたくて自動車部に来たようだが、乗っているアルトが既に完成されすぎており、低年式でも故障せず超ゴキゲンで手を加える余地がないため、「ノーマルの軽が欲しい…」などとつぶやくのを観測できる。


新3年生


こうすけ
工学部 機械工学科
SCP10 トヨタ ヴィッツ
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現主将。ラリー、ダートラ大好きでラリー仕様のヴィッツに乗っている。排気漏れでブシュブシュ鳴ってる。
自宅にあるハンコン付きのゲーミングPCで腕を磨いているらしく、現役内では最速かと思われる。
ヴィッツでダートラの地区戦に出るとか出ないとか。スキーも大好きで冬になるとテンション上がる。ちなみにヴィッツの色はNSXの青色らしい。


新2年生


めんたい
工学部 機械工学科
CR22S スズキ アルトワークス
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この記事の筆者。現主務。OBの伊藤さんから購入したワークスをいじくりまわして乗っている。
授業よりバイト、パーツ漁り、作業に一生懸命になった結果、もう1年(で済めばいいが)2年生をすることになった。車部が生き甲斐になってしまった模範的な例ダメな例である。
「クルマは頑張ってるけどヒトはイマイチ」と先輩に言われた。


瀬音
工学部 機械工学コース
NB8C マツダ ロードスター
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現広報。大柄で明るく独り言が多い。部室に検切れで放置されていた元カメさん所有のロスタを入部してからコツコツ直し、見事公道復帰させて乗っている。
前オーナーが天体観測をしたせい、もといボコボコにしたせいでフレームがおかしなことになっているようだが、それでも現在ドリフト練習中。彼のおかげでドリフトの絶滅を回避できた。


かずき
工学部 機械工学コース
Z27AG 三菱 コルトラリーアート
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OBのかんごさんから購入したコルトに乗っている。走行距離が20万キロ近いためタイベル交換に挑戦したが、クランクプーリーのボルトがどうしても外れず、交換を断念。今は「まあ壊れないでしょ」とか言っているが果たしてどうなるか。
自宅生だったがこの春から下宿するらしく、部室滞在時間及び作業時間の増加が期待される。ヒカキン似。部員に何かを隠しているようだが…?




谷村
工学部 機械工学コース
HT81S スズキ スイフトスポーツ
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カメさんが以前乗っていたスイスポに乗っている。現在なぜかバンパーやフェンダーが養生テープまみれである。
当部のインテリ真面目しっかり者枠。乗った車が欲しくなる症候群発症中。
ドリフトに興味があるようでいつかRX‐8に乗り換えるらしく、スイスポにはあまり手を加えずに乗っている。



現在部員は以上9名です。
自動車部はサーキット、ダートを走りたい、ドリフトしたい、車をいじってみたい、車をキモくしたい等々、車でしたいことがあれば本人のやる気次第で何でもできる部です。したいことができる。楽しくないわけがありません!
知識なんか大半の人は初めは何も知りません。入部して部員と接したり作業していくうちに自然といろんな知識を得ることができますよ!
それでは、まだ見ぬ新入部員に会えるのを楽しみにしています!
Posted at 2020/03/28 18:03:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2020年03月08日 イイね!

CR22S パワーアップ計画⑥ ヘッドOH編 パーツ洗浄

CR22S パワーアップ計画⑥ ヘッドOH編 パーツ洗浄訂正
前回ヘッドボルトを外すのは内側から対角線にと書きましたが、外側からの間違いです。
<(_ _)>




池田でございます。洗浄編やっていきます。



とりあえず外したヘッドとヘッドガスケット、ブロックを観察。


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ヘッドガスケットが抜けた跡はないように思われる。また、燃焼室にはもっとゴリゴリにカーボンがついていると思っていたが、思ったほどついていなかった。シリンダー壁にはクロスハッチがしっかり残っていた。


ヘッドをばらしていく。まず乗っかっているだけのロッカーアームを取り、ラッシュアジャスターを引き抜く。


次はバルブスプリングコンプレッサーを用い、コッターピン、リテーナー、スプリング、バルブを外す。


その後バルブステムシールを引き抜き、バルブスプリングシートを取る。


整備書ではこの後新品に交換するためにバルブガイドを打ち抜くとあるが、打ち込む際ヘッドを80℃~100℃に熱する必要があるようで、打ち抜いたが最後、自分では打ち込めないと判断し交換は諦めた。



カムもカムカバーから外す。Ex側はミッション側にあるカバーを取れば、In側はデスビを取れば引き抜ける。



いよいよジャブジャブ洗っていく。機械の金属部品を洗うのは灯油がセオリーと聞くが、今回は水(お湯)に溶かして使う粉末の洗剤であるサンエスKとメタルクリーンαを使用した。



ヘッド、バルブ、カムカバー等々自分の気が済むまでガシガシ洗う。


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個人的にはサンエスKよりメタルクリーンαの方が汚れが落ちやすいように思える。ただし値段は少し高い。
 


バルブに焼き付いているカーボンは漬け置きしてもあまり取れなかったため、ボール盤にバルブをセットして回し、オイルを塗った耐水ペーパーでカーボンを削り落とした後ピカールで仕上げた。バルブとヘッドの当たり面(バルブフェイス)に致命的な傷をつけないように細心の注意を払う。


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ここでやらかしその①が起きた。ヘッドをサンエスKで洗った後放置していたらバルブガイドが錆びてしまった。ヘッド自体はアルミだが、バルブガイドが錆びる材質だとは思わなかった。また、てっきり防錆剤が含まれていると思っていたが、よく読んでみるとそんなことはどこにも書いていない…(メタルクリーンαには含まれている)
素直に灯油で洗えばいいものを…



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写真ではバルブステムシールとスプリングシートがついているが、錆びてしまった後に、取れるものだということを知った。


幸い指でこすれば落ちるような薄い錆びだったのでウエスやらブラシやらで頑張ったが全ては落としきれなかった。内側の錆はすり合わせの際バルブと触れて落ちそうだ。


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カムはもし万が一錆びたらヤなため、新しいオイルを塗って新聞紙に巻いて保管、バルブスプリング、コッター等細々した物は特にカーボンが付着していなかったためオイル漬けで保管した。


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コッターやリテーナーなどは「当たりがついている」らしいので他の場所の部品と入れ替えるのは良くないようだ。元あった場所に元あった部品を戻せるように、細かく仕切られたケースを用意してエンジンオイルを入れ、ヘッドから外すと同時にケースに入れていった。
 

とまあなんとか洗浄終わり。



次はガスケットがつく面の面研磨をしていく。


インマニ、エキマニがつく面は古いガスケットを落とした時点でしっかり面が出ていたので細目のオイルストーンで軽くこするだけにした。


続いてシリンダーブロックとつく面である。この面の面研を適当にしてしまうとヘッドガスケット抜けになり、とびっきりの最強エンジンはたちまち白煙モクモク、オイルとクーラントがブレンドしたコーヒー牛乳製造機になってしまう。


本来加工屋に依頼するような作業だが、お金も時間もないので自家面研する。


今回フォレストエンジニアリング製のメタルヘッドガスケットを使用する。説明書によるとヘッドのゆがみ限度は0.02mmとのこと(純正ガスケットは0.05mm)。すっごいシビアである。ふと買ってきたシックネスゲージを見ると最小が0.05mm。






。。。








やってやろうじゃねえかこの野郎!









というわけで新たに買ってくるのが面倒だったのでこれでやっていく。だが不思議とうまくいく感じがあった。義務教育時代工作大好きBOYだった意地?自信?がある。
車部員池田、面研マシンなどに負けはせん。



先輩にガラス板の上に研磨剤を撒いてガシガシする方法を教わったが、もっと古典的な方法、感覚&耐水ペーパーでやっていく。ストレートエッジはちゃんとしたものを使うことができたので、こまめに歪みを測り、盛り上がっているところをペーパーで削っていけばそのうち平らになるはずだ。



最初に歪みを測ったときは0.1mmのゲージがスカスカ通るようなゆがみにゆがんだヘッドだったが、しばらくやっていくと0.05mmのゲージが通らなくなった。それ以降はストレートエッジとヘッドの間からの光の漏れ具合を見て、光が漏れてこない→ストレートエッジとヘッドが接している→ヘッドが盛り上がっている という理屈で削っていった。完全に光の漏れが無いようには出来なかったが、ある程度のところでもう十分だと判断し、細目のオイルストーンで仕上げて終わった。


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写真ではノックピンが付いたままだが、後にノックピンが外れることを知り、外して面研した。このヘッドは2,3番シリンダー間が最もくぼんでいた。


当然シリンダーブロック側も面を出す必要がある。古いガスケットを剥がして測っても歪みは確認できなかったので軽くオイルストーンでこするだけにした。


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エンジンコンディショナーをシリンダーの中に溜め、ふやけたカーボンを歯ブラシで落とした。掃除しているとウォータージャケット内にガスケットのカスや錆が落ちてしまったがしょうがない…しょうがなくない?


ヘッドにバルブを組む前に有名なバルブのすり合わせをしてみる。やり方はググれば無数の記事が出てくるので省略する。カンカンスリスリしていくとピカールで磨いてピカピカだったバルブフェイスが光沢を失って当たりがでてくる。


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上が吸気側、下が排気側である。吸気側はきれいなバルブフェイスだが、排気側はいくらすりあわせてもへこみ(黒い点)が消えなかった。カーボンが噛みこんだ跡だろうか。新品バルブに交換したいがそんなお金がないのである。
 

当たりの確認に光明丹を使ったが、どのくらいの量をオイルに溶いたらいいのか、どのくらいの量をバルブに塗ればいいのかが調べてもさっぱりわからず、ちゃんとした当たりの確認はできなかった。ただ、灯油で溶くとシャバシャバになり、エンジンオイルで溶くとトロトロになるということだけがわかった。なかなか経験のいる作業だと思った。



当たりの確認方法はもう一つある。ヘッドにバルブとプラグをセットし、燃焼室に灯油を溜めて漏れるかどうかをチェックするのである。


だがみるみるうちにポートがビシャビシャに濡れる。排気側も吸気側もである。漏れまくりである。結構な時間すり合わせをしたはずだが漏れるとなると、かくなる上は新品バルブに交換、もしくはバルブシートカットだが、もうそんな予算は残されていない。


カーボンの嚙み込みは無くなったはずなのでOH前よりは良くなっていると自分に言い聞かせてすり合わせは終了。



ものはついでということでポート研磨もしてみた。が、充電式のホビー用リューターを用意したのだが、これがいけなかった。小さくて扱いやすくはあるのだが、パワーが足りず、尚且つ短いせいで奥の方が研磨できないのである。
 

そのため、届く範囲のバリ取りで終わった。ポートを鏡面に仕上げてしまう人もいるようだが、本当にすごい根気の持ち主なのだろう。自分にはとても真似できない。



次回は組み立て、完成編だ。

池田
Posted at 2020/03/08 15:47:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2020年03月02日 イイね!

2月25.26.27日 車部ボード

2月25.26.27日 車部ボードおはようございます。瀬音です。
2月の25日から27日に野沢温泉スキー場に行ってきました。今回はセレナ、スイスポそして、無事に車検に合格したサンバーの三台で行ってきました。

サンバーは途中で合流だったので、いつもの朝食ストップは二台だけでした。いつもと違って積車がいないので、少し寂しいですね。

さて、プレ車部ボードでは雪が少なく、あまり楽しめませんでしたが…

今回はコンディションがなかなか良かったです!この後雨が降ったり、雪が降ったり、メガネが割れたりしましたが、部員たちは十分に楽しんで滑ることができました。





眩しい笑顔

↑雪玉ぶつけられました…

滑った後は温泉で体を癒しました。
ぶっちゃけ、温泉がとんでもなく熱い、というか痛かったので、癒せたかは謎ですが。

野沢温泉の外湯の一つである大湯です。
雰囲気もとても良かったです。

とても楽しむことができたので、また来年も行きたいなと思います。

瀬音




Posted at 2020/03/02 00:44:01 | コメント(0) | トラックバック(0)
2020年02月17日 イイね!

CR22S パワーアップ計画⑥ ヘッドOH編 ヘッド降ろし

CR22S パワーアップ計画⑥ ヘッドOH編 ヘッド降ろし

 池田です。この度ついにヘッドOHに挑戦する。今までパワーアップ計画という名のパーツレビューをチビチビ書いていたが、今回はがっつり作業するので見た人が参考にできるような実用的な記事にしていく。また、今回からレポート作成の練習も兼ねて「です・ます調」ではなく「だ・である調」にしますする。



 




前置きはこのへんに、エンジンは平成4年式 CR22S アルトワークスに搭載しているツインカムのF6Aだ。走行距離約17万キロ。エンジンは降ろさずにヘッドのみを降ろす。



目的は主に



①メタルヘッドガスケット装着

②こびりついているであろうカーボン除去

③硬化しているであろうパッキン類交換



である。タービン変えてブースト上げてもブローしにくいぞ仕様にする。



前回の記事の最後に書いたように腰下も降ろしてメタル類を見たり、クラッチ交換などもしたかったが、それだと追いサーに間に合わないような気がしたので延期とする。



 





ヘッドを剥ぐ前になんとなく各シリンダーの圧縮を測ってみた。アストロで\2500のコンプレッションゲージを使用(ゲージを買う際使用できるプラグのネジ径を要確認。F6Aのネジ径はM12)した。エンジンを暖気したのち(めんどくさかったため僕はしていない)、クランキングしてもガソリンを噴射しないように燃ポンリレーを抜いて(インジェクターのカプラーを抜いてもよい)エンジンをかけてエンストさせる。そしてすべてのプラグを抜き、コンプレッションゲージをプラグのあった場所にねじ込む。あとはアクセル全開、クラッチを切ってセルを回して測定する。僕は5秒セルを回して測定した。測定結果はタイベルから近い順に①、②、③番シリンダーとすると、①107510501075[kPa]であった。基準値は1180、限度は880である。暖気をしていれば若干数値が大きくなるであろうからこんなものであろう。



 



 




いよいよばらしにかかる。今回同時にタービンも交換するので一番初めにタービンを取ってしまえば、そのあとはタイベル交換するようにタイベルを外して、カムホルダー、その下にあるヘッドボルトを外せばヘッドを剥げる、というのが大まかな流れだ。タービンとエキマニを分離させればタービンを降ろさなくてもヘッドを剥げると思う。



 




 



とりあえず初めにインタークーラー、エアクリ、プラグコードを取る。タービン自体はエキマニとのボルト3本、タービンアウトレットとのボルト4本、水ホース2本、オイルが流れてくるユニオンボルト1本、オイルがオイルパンへ出ていくホース1本を外せば取れるが、いかんせんラチェットを回すスペースがないのでコアサポとその下にあるもう1本のコアサポ?計2本を外した。溶接はされておらずボルト数本で取れる。エキマニも取っておけばヘッドを持ち上げる際軽くなって楽である。




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 ブローバイガスを吸気側に送るホースを外すと乳化したオイル?がびっちりついていた。マジでキモイ。なぜかエイリアンが住んでいる惑星を連想した。


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遮熱板を外すとエキマニに亀裂が入っていた。鋳物の溶接は難しいらしいので中古を買うかなあ、、、




 



 




タービンを外せば後はタイベル交換と同様の手順でタイベルを外す。タービンへ水を供給していた金属パイプを外し、エアコンのベルトとオルタのベルト、その後にクランクプーリを外せばタイベルカバーを外せる(オルタベルトの張りを緩めるのが面倒なのでクランクプーリを取ると同時にオルタベルトを取った。)。そうなれば1番シリンダー圧縮上死点になるようにしてタイベルにマーキングをし、テンショナーを緩めればベルトが取れる。ただしベルトを取る前にカムプーリのボルトを緩めておく必要がある。カムプーリとベルトを取ればその奥にあるタイベルカバー?も外しておく。




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 カムプーリのボルトは逆ねじかと疑うくらい硬かったがプーリホルダーなんてSSTを買うのはお金がもったいないので上のように回り止めをした。プーリが若干へこむが問題ないと思われる。





 



次はカムを外していく。カムホルダーを止めているボルト計16本外せば2本のカムを同時に外せる。するとヘッド内部が露わになる。



 



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1番はEx側が、2,3番はIn側が特に黒く汚れているように見える。



 





ヘッドとインマニをセットで外すのでインマニにつながっているホース・カプラー類を外していく。何を外したのかわからない覚えていないがやればわかるはずだ。サーモスタットが入っているケースも外す。サーモのケースに刺さっている純正水温センサーの線(黄に赤点)がインジェクターの線とまとめられており、センサーを抜く必要があったのだが、ヘッドが外れそうで興奮して脳が沸騰していた僕は「んなもんあとでギボシで繋いだるわ!!!」と言いハサミで切った。



 



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切断される直前のセンサー線君。 この水温センサーは純正水温計のためだけのものでCPU等とは関係が無いらしい。これを外して社外の水温計をつけるとサーモ前の水温を測れるらしい。




 




あとはヘッドボルト8本外せばヘッドを持ち上げれる。なかなかに硬く、ヌヌヌッと力をこめるとパキパキッと緩む。内側のボルトから対角線の順で外す。




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今回はここまで。次回は洗浄をしていく。



おまけ

タービンを外したついでにオイルエレメント奥にある純正水冷オイルクーラーを外して掃除する。オイルクーラー内で冷却水通路が詰まってしまい、結果ハンチングが起きるという記事を見つけたのである。ツインカムF6Aではありがちなことのようだ。わが愛車は始動直後は1000回転でアイドリングするが、水温が上昇するにつれてエンジン回転数も上昇し、2000回転を超えると燃料カット?により1400回転あたりまで急に落ち込みまた徐々に回転が上がるというようにブーンブーンとハンチングする。ハイオクがもったいないことこの上ない。



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外してのぞいてみると片方に泥水が溜まっていた。いや、泥が水路内に入るはずがないのだが明らかに泥である。乾いた跡には非常に目の細かい砂、粘土のようなものが残った。錆だろうか??針金でゴソゴソほじると土みたいな錆みたいな小さな塊が出てきた。
 


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片方の穴にエアを吹き込んでも、もう片方の穴からはほぼエアが出てこなかった。間違いなく詰まっている。これでは冷却水も流れないであろう。洗浄液(次回出てくるサンエスK。水やクーラントでも良いだろう)で水路内を満たし、エアを吹き込んで水圧で洗浄した。数回繰り返すと水路内の詰まりがとれた。これでハンチングが無くなるかどうか楽しみである。



池田



Posted at 2020/02/17 02:24:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「S15シルビア トランク修理 その3 フィッティング(?) http://cvw.jp/b/1476796/42105645/
何シテル?   10/25 00:43
三重大学自動車部です。 自動車部の日常を中心にお知らせしていこうと思います。 今、三重大学自動車部では部員を大募集してます。 免許や車、知識がなく...
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【覚え書き】左フロントハブベアリング交換距離28万9674km 
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2023/04/09 16:37:34
やっぱり貼ってしまった。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
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