パリサロン2018 VINFAST

少々お疲れ気味なもんちっち♂でございます。最近、お眠でいつのまにやら早寝しておりました。
今夜は花の金曜日なので、夜更かししてパリサロン２０１８のレポートをちゃっちゃとお伝えします。
今夜のブースは、VINFAST！VIN！？FAST？
実はパリサロン初出展であり、まだ発売されていないメーカー。そして何を隠そう、ベトナム初の自動車メーカーなのであります。ベトナムの大手企業集団Vingroupが設立した自動車会社のようです。
でもこのVINFASTをバックアップするメンツが実は凄いのでした。ではレポートしながらその実態を紹介いたします。



LUX A２．０









こちらがVINFAST初のセダン、LUX A2.0。
実はこのセダン、そして後で紹介するSUVはすべてイタリアのカロッツエリアピニンファリーナが手掛けている。ピニンファリーナらしい繊細なデザインは相変わらずですが、このプロポーションを実現できている背景には、エンジニア面はおろか、メカニズムや生産面までバックアップしているのがなんとBMWだからです。エンジンはBMW製の２．０リッター４気筒ガソリンターボを搭載し、ミッションもBMWが供給を受けているZF社製の８速ATを搭載。駆動方式はもちろんFR。聞くところによると、ドイツのBMW工場で使用していた生産設備をベトナムに持ってきて、ベトナムに建設した新工場で生産できるようにしたようです。
この車のディメンションは、全長4973 × 全幅1900 × 全高1464mm、ホイールベース2968mm。
このディメンションは、おそらくBMWの５シリーズをベースにしているからでしょうね。
ベトナム初の自動車メーカーは、BMWとピニンファリーナという欧州のエンジニアを利用してまずは富裕層を狙って市場を開拓するようです。

LUX SA２．０







こちらはSUVのSA２．０。ディメンションは、全長4940 × 全幅1960 × 全高1773mm、ホイールベース2933mm。さしずめ、BMW　X5がベースなんでしょうね。X5が代々ボリュームのあるデザインになってきているのに対し、このSA2.0は昔のBMWにあった繊細でスマートさを現代にアップデートしたようなデザインですね。

ホントはインテリアも見たかったですが、のちに公開された画像を拝見するとマセラティみたいなレイアウトで外観同様品がありましたね。
それにしても、ベトナムでBMWとピニンファリーナのコラボレーションが見れるとは思いませんでした。ドイツ本国では、大手メーカーとカロッツエリアの協業がなかなか見れない分、非常に期待できる企画ですね。しかも、ピニンファリーナがデザインをやってくれるのですから、VINのVの字をちゃんと織り込んでブランディングしているのもさすがです。
それでも、たまにはBMWをはじめ、欧州の名だたるメーカーにピニンファリーナのデザインした車を作ってほしいものですね。