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マスターの75と106のブログ一覧

2021年04月28日 イイね!

東山公園で風景撮影、角形フィルター入門

東山公園で風景撮影、角形フィルター入門

前のブログではニコンの「AF-S 24mmF1.8G」を買ったと書きましたが、



このレンズを買ったことによって、あるものが必要になってしまいました。



広い画角のレンズは以前から使っていましたが、さらなる画質を求めてGタイプの24mmを買ったわけです。
すると、今まであきらめていた部分も、しっかり撮れるようにしないともったいないなと思いました。


その部分というのが「空」です。

広角レンズはやはり広い範囲が写るので、必然的に空が大きく写り込みます。

しかしせっかくの青空も、地表との明暗差が少しでもあると露出オーバーで真っ白になってしまいます。


そこで活躍するのが「C-PLフィルター」でしょう!と思って調べてみたのですが、、、

どうやら私は勘違いしていたようで、C-PLフィルターは順光の空を濃くすることはできても、逆光の空を濃くする効果はあまりないそうです。。。


逆光で白飛びした空を青く写すには、





角形フィルターというものが必要になります。


角形フィルターとはその名の通り四角形のフィルターです。

フランス、コッキン社からは多種多様なフィルターが発売されています。





いろいろ試してみたいところですが、まずは角形フィルターの本命、ハーフNDフィルターのセットを買ってみました。

上半分がグレーのグラデーションになっていて、そのグレー部分を空や光の強いところに掛けて写真を撮ることで、明暗差をコントロールすることができるようになります。

このセットにはND2、ND4、ND8とグレーの濃さを選べるように3種類のフィルターが入っています。


別売りのアダプターリング、フィルターホルダーをレンズ前に取付け、




このホルダーにフィルターを差し込んで使います。





フィルターを上下、回転させることで、画面のどこに効果を掛けるか自在に変えられるのが角形フィルターの特徴です。



これらの装備をひとまとめに収納できるケースも買いました。





これら合わせて1万ちょっとですが、ヨドバシで24mmとカメラバッグを買ったときに付いたポイントでまかなえました。

(24mmのポイントで買えてラッキー!)
(でも払った金額を考えたら恐ろしい!)




さて長い前置きになってしまいましたが、

この角形フィルターを使いたかったので東山公園の植物園側で撮ってきました。





朝10時前に行きましたが、まだ空いていました。
しかし10時を過ぎると、続々とお客さんが流れ込んできます。やはりコロナ禍で公園や動物園は大人気となっているようですね~




温室前で私の大好きなデルフィニウムがお出迎え。

今回もDf+24mmの組み合わせのみで撮っていきました。


そういえば以前来たときは工事中だった温室ですが、3日前から公開されていました。


1/320 f8 ISO100

ガラス張りで、まさに温室といった感じの建物です。



1/250 f8 ISO100

周りにある植物は植えたての感じ。これが何年もかけて大きく育っていくと思うと楽しみですね。



さて、せっかくなので温室を角形フィルター使って撮ってみました。


まずはフィルター無しでカメラ任せで一枚。


1/400 f8 ISO100


ここに一工夫入れて、ハーフNDを空の部分にかけて撮りました。



1/250 f8 ISO100

どうでしょうか?
前の写真よりもシャッター速度を遅めたことで建物は明るくなり、ハーフNDで空を暗く(白飛びを抑えて青色が出た)することができました。

ハーフNDを使うことで、空も陸も適正な露出で撮ることができるようになります。



そして逆に、建物部分にNDをかけると、


1/125 f8 ISO100

空を真っ白に吹っ飛ばすことができます。


ハーフNDを使うことで、光のコントロールが自由自在です!これは楽しい!




植物園を進んだところにモミジに囲まれた道があります。


1/160 f4 ISO100

夏は日陰で涼しげな場所です。

しかし左側は明るめに、右側は暗めに写っています。

なので左半分にNDフィルターをかけてみました。



1/100 f4 ISO100

すると左側の明るさを抑えた分、シャッター速度を遅くでき、右の道の部分を明るく写すことができました。


いままで、こういう明暗差の激しいシーンでは目で見たような光景を写すことができませんでした。

ハーフNDによって今まで撮れなかった写真が撮れるようになります。



しかし注意が必要なところもあります。

上の写真の左下が黒くなってしまっているのですが、これは広角レンズゆえにフィルターホルダー等がケラレてしまっているのです。

ケラレない時もあるので、これは状況によって変わるようです。

太陽を写し込んだりすると、変にフレアーがでたりもしてしまうのですが、そういった部分も考慮する必要がありそうです。




1/800 f4 ISO100

茶室を撮ってみました。
この写真でもハーフNDを使って空の明るさを抑えています。


ちなみに今回は構図をしっかり決めて撮るために三脚も持ってきています。




昨年末に買ったコッキンの三脚です。

この三脚があったから、角形フィルターもコッキンで揃えたかったのです。



茶室の反対側に回ってみました。


1/640 f2 ISO100

完全に空が白くなってしまっています。


そこで強めのハーフNDをかけてみました。


1/320 f2 ISO100

前の写真とは大きく雰囲気の違う一枚になりました。

しかし画面内で暗いところと明るいところに差が出てしまっていて、なんか不自然ですね。
なかなかハーフNDで対処できないシーンもあるわけですね。


そういうことで、思い切って構図を縦向きにして撮りました。


1/800 f2 ISO100

これで空は青く写り、茶室も暗くならずに撮れました。



水車のある池のほとりにツツジが咲いていました。


1/250 f5.6 ISO100

ツツジに露出を合わせると背景の空が真っ白に。まるで曇りの日に撮ったかのような写真になってしまいました。



1/160 f5.6 ISO100

これも背景のかかる部分にハーフNDをかけたら空の青色が表現出来ました。

ハーフNDの効果がしっかりと出た一枚です。


いったんフィルターから離れ、ツバキを普通に撮ってみました。



1/160 f1.8 ISO100 DX

この写真はDXクロップを使って撮りました。
広角レンズは絞り開放時の解像力低下や周辺減光が問題になります。
しかしDXクロップで中心部のみを使えば、レンズのおいしいところだけを使って撮ることができます。

開放で撮っても周辺減光や口径食があまり気になりませんね。



1/320 f1.8 ISO100 DX

さっきまではハーフNDで明暗差をなくすように撮っていましたが、今度は背景のキラキラした感じを撮ってみました。



1/1600 f1.8 ISO100 DX

落ちてしまったツバキの花。何だか物悲いです。。。



1/800 f1.8 ISO100 DX

スイセンを追いかけるように咲いてきたシャガ。
不思議な花です。



1/800 f1.8 ISO100 DX

広角の面白い撮り方はローアングルから。
人から見れば足元に咲く花ですが、空に向かって伸びているかのような姿に変わります。

ここまでDXで撮りましたが、DXで35mmの画角にしても使いやすいですね。


飛騨地方から移築されたという藁葺き屋根の家。


1/400 f5.6 ISO100

この家が非常に撮りにくくて、家に露出を合わせれば空が吹っ飛び、空に露出を合わせれば家や木が真っ黒に、、、


ここでもハーフNDの出番です。


1/125 f5.6 ISO100

ただ、家の屋根が三角形なので、空全体にNDをかけると家の上の方も暗くなってしまうというジレンマが発生、、、

こういうシーンも難しいですね。
こういうシーンでは構図を変えて、うまい事空だけにNDがかかるようにするべきですね。


次はまさにハーフNDが活きるところで。


1/400 f5.6 ISO100


縦位置なので空が大きく写りますが、その空をハーフNDを使って表現しました。


1/320 f5.6 ISO100

いい感じです。ひょっこりスカイタワーが写っているのがキモです。


ここでC-PLフィルターを併用すれば、池の写り込みを変えたり、空をもっと青くしたりすることもできます。



モチツツジがありました。普通のツツジよりも花びらが細いです。


1/250 f5.6 ISO50

花は適正露出で撮れましたが、背景の暗い部分を持ち上げるために、花にハーフNDをかけて暗くして撮りました。



1/100 f5.6 ISO50

これによって背景の暗所だったところも明るく撮れました。



ツツジの脇でタンポポの種がありました。


1/320 f2.8 ISO50

これはタンポポの等身大になってローアングルから狙いました。

空の部分にNDをかけています。



森のなかを撮りました。


1/13 f11 ISO100

明るい部分にNDをかけて撮りました。



1/8 f13 ISO100

1枚目は緑を貫通してくる太陽の光、2枚目は太陽を遮る緑、という感じで全く違った表現になりました。

フィルターだけでこのような変化を付けれるというのが面白いです。



この日は角形フィルターを試しつつ、ツツジを撮りに来ていました。


1/1000 f5.6 ISO100

サクラなど気を取られがちですが、ツツジも綺麗な花ですよね。

咲き終わるとちょっと汚い感じが出てしまうので、旬な時に見に来れて良かったです。



植物園と動物園の間にシャクナゲのエリアがありました。
ちょうど見頃だったのでここでも撮影。



1/200 f4 ISO100

シャクナゲってどんな花だろう?と思ったら、花はツツジによく似た形をしていますね。



1/800 f4 ISO100

少し高い位置に咲いています。

これをハーフNDをかけて撮ってみると、


1/400 f4 ISO100

んん~~強めのND8を入れて撮りましたが、これはかなり失敗ですね、、、



1/500 f4 ISO100

濃度が薄いND2に変えて、構図も変えて撮りました。

構図的にも左右対称を意識してみました。


今回は三脚に据えて、構図決め、NDありなし、ND位置合わせ、露出合わせ、とかなりいろいろなパターンを試しながら撮りました。

一枚の写真を撮るのに数分かかりました。
じっくり考えながら写真を撮るのはとても楽しかったです。

しかしあまり同じ場所に長くとどまって撮るのは迷惑なので、人が多い時はほどほどにしなくてはなりませんね。



1/50 f4 ISO100

南国の雰囲気漂う花ですね。

ツツジとは違い、ひとつの蕾から数個の花が出てくるような感じですね。



1/250 f4 ISO100

白いシャクナゲは終わりの時期でしょうか?

終わり始めた花は写真的には映えませんが、こういう時はソフトフィルターでぼやかすという方法もあるとか。

それも試してみたいものです。


赤いシャクナゲを撮ろうと思ったのですが、日陰にあるので真っ暗に、、、


1/500 f4 ISO100

これもハーフNDを使って撮りました。



1/100 f4 ISO100

しかしNDが強すぎたのか、ちょっと不自然さがある気もします。

現地でカメラの液晶画面を見ただけでは気づけませんでした。



ここで逆のことをやってみました。


1/800 f4 ISO100

日の当たっている花に露出を合わせて、背景にはNDをかけてしまいました。

そうすることで、一つの花だけが明るく、それ以外の部分は暗闇に沈めることができました。

これもハーフNDを使わなければ撮れない写真です。



最後に、高台から動物園&スカイタワーを見渡せる場所にやってきました。

ここで、ND無し、ハーフND2、ハーフND4、ハーフND8を比較してみました。


ND無し


ハーフND2


ハーフND4


ハーフND8


こうしてみると、ハーフNDフィルターの効果が良く分かります。

フィルター無しだと青さが足りず、かといってハーフND8は効果が強いものの扱いが難しいので不自然さが出てしまいました。


空の青さを強調させ、かつ自然な写りにしたいときはハーフND4が使いやすそうですね。





今回は初めて角形フィルターを使ってみました。

以前から使ってみたいと思っていた角形フィルターですが、画角の広い24mmを買ったことで、ついに手を出せました。


24mmは画角が広く、暗いところと明るいところが同時に写り込むことが多くなるので、ハーフNDは必需品といっても良いかもしれません。

角形フィルター、なかなか面白い機材です。
コッキンにはさまざまな効果のフィルターがラインナップされているので、ハーフND以外も使ってみたいと思います。

Posted at 2021/04/28 21:52:18 | コメント(1) | トラックバック(0) | 写真の話題 | 日記
2021年04月16日 イイね!

4月のブルーボネット

4月のブルーボネット

先週末にブルーボネットに行ってきました。

午後から行ったので短い時間でしたが、閉園前1時間ほどの西陽に照らされた花々を撮ってきました。


3月初旬に行ったときは花が少なめでしたが、4月に入ったのでどうなっているでしょうか??






今回はX-Pro2にXF60mmF2.4マクロの組み合わせです。
この時にこの組み合わせを使ったから大鉄もこれで撮ったのです。

フィルムシュミレーションはアスティアです。



1/4000 f2.4 ISO1600

いきなり名前のわからない木ですが、白い花、赤い新芽、緑の葉の色合いがとても綺麗です。

マクロレンズだとついつい寄りたくなってしまいますが、少し離れて周りの色も含めて撮りました。



1/3200 f2.4 ISO1600

この木の新芽の赤がとても綺麗だったのでそこに焦点をあててみました。

等身大の高さから狙うという撮り方はニーニーから学びました。



1/2000 f2.4 ISO200

かわいらしいスイセン。
西の太陽の方を向いて咲いています。



1/2000 f2.4 ISO200

逆光で輝くコデマリ。

こういったシーンで、緑が黄緑に、黄緑が黄色に変色する感じ、まさにPro2の描写という感じで好きなところです。



1/4000 f2.4 ISO200

またスイセンがあったので狙うと、奥の川に陽の光が反射して綺麗でした。

このレンズは開放値が低いからか口径食が少ないですね。



ワイルドフラワーの里のエリアにやってきました。


1/800 f2.4 ISO200

ネモフィラやディモルフォセカなどの薄い色の花がたくさん咲いています!

パステルカラーが綺麗です。



1/800 f2.4 ISO200

奥に林があるので陽の光が遮られていますが、木の切れ間から陽が射しこむと綺麗です。

一か所がスポットライトで照らされているみたいです。



1/400 f2.4 ISO200

無数に咲くネモフィラの一つに寄ってみました。

この薄い青色がとても綺麗です。



1/500 f2.4 ISO200

ひとつだけ赤い花がありました。

このエリアは今は青一色ですが、別の花が順番に入れ替って咲くように工夫されているそうです。

1か月ほど経ってからいけば、また違った風景が広がっていそうです。




1/2500 f2.4 ISO200

白いツツジ、自然のモノで一番純白なのではないかというくらい綺麗な白色です。



1/2500 f2.4 ISO200

木が花で覆いつくされています!
これは見事な咲き方だと思いました。



1/320 f8 ISO200

今が旬なツツジにはいろいろな種類がありますね。

こちらは少しだけパープルが混ざった感じで上品です。



1/1000 f2.4 ISO200

アナベルかと思ったらオオデマリでした。



ここからシャドートーンで撮ってみました。


1/8000 f2.4 ISO200

西陽を浴びて、葉や花びらが透けて見えるのですが、これを1/8000秒の高速シャッターで撮ると花が光っているように見えました。



1/8000 f2.4 ISO200

密集したアスターも暗めに撮りました。

1/8000のシャッター速度はめったに使いませんが、ここぞという時に活躍しますね。



1/1250 f2.4 ISO200

咲き終わった八重咲チューリップがえぐい姿に、、、



1/2500 f2.4 ISO200

しかしちゃんと被写体を選んで撮れば美しい姿。



1/1000 f2.4 ISO200

まるでバラのような上品な姿のチューリップですね。
チューリップといっても様々な種類があるのですね~


次は黒い花。


1/80 f2.4 ISO200

黒いビオラがありました。



1/200 f2.4 ISO200

そこに寄せて植えてあるのはネモフィラでしょうか。こちらも黒いです。



最も綺麗だった花の谷。


1/2000 f2.4 ISO200

ピンクのチューリップを基調に様々な種類の花が咲いています。

西陽に照らされてすごく綺麗でした。

この賑やかさを出すために60mmを縦位置で撮りました。



1/1250 f2.4 ISO200

最後はチューリップで〆ました。


春を感じられる素晴らしい光景でした。

また数週間したらガラッと花が入れ替わると思うので、行きたいと思います。




今回はX-Pro2で撮っていきました。

じつはPro2もしばらく使っていなかったのですが、、、

やっぱりいいカメラです。
メーカーも「とにかくシャッター音にこだわった」とインタビューで言っていましたが、それもうなずけます。

シャッター音はわざと大きな音が出るようになっているのでしょうね、シャッターを切るのが楽しいです。

シャッター音にありがたみがあるというか、フィルムカメラのシャッターを切るときにみたいに耳を澄ませたくなる感じがあります。

たまには使ってあげたいですね。

Posted at 2021/04/16 22:29:52 | コメント(1) | トラックバック(0) | 写真の話題 | 日記
2021年03月18日 イイね!

デンパークでフィルム

デンパークでフィルム

たまにはフィルムカメラを使いたくなります。

ということでデンパークで撮ってきました。


現像の時間もあったのでもう3週間ほど前の話ですが、、、


今回もニコンF3を使いましたが、このアクセサリーを装着してみました↓



F3用のモータードライブMD-4です。
F3を買ったときに出品者の方が付けてくれたものです。単三電池8本を入れるとちゃんと動作しました。


通常F3はシャッターを切るには、巻き上げレバーを引くことでフィルム送りとシャッターチャージを行います。

その動作を自動で行ってくれる代物です。これによって”連写”ができるのです。

単三電池8本で駆動しますが、電池を装填するとかなり重くなります(笑)

大型のグリップが追加されるのと相まって、ホールディング感はかなり高くなります。


また、F3はジウジアーロのデザインですが、このMD-4も同じくジウジアーロのデザインだそうです。

たしかに、装着した時も、外した時も、F3のデザインのバランスが崩れません。
そしてボタン類の操作もわかりやすい配置だと思います。


現代のカメラと並べてみました。



35mm判カメラ+レンズ(50mmF1.8)で揃えてもこのサイズ感。

サイズは大きいですが、その分、Dfと同じ操作感で撮影することができます。

ピントを合わせて、シャッターボタンを押すだけです。



で、今回はF3+ヘリオス81H(50mmF2)で撮ってきました。




風になびく国旗。

それぞれが綺麗に広がった瞬間を狙ったつもりです。

デジタルなら何枚か撮って一番いいものをあとで選ぶことをしますが、フィルムはそういう無駄打ちがしずらいので、一発で決める、という撮り方が身に着くと思います。

でも実際に身についているかは、、、




花壇を撮りました。

たぶん開放で撮っています。綺麗にボケないところがヘリオスらしいところだと思います。




日時計を撮ってみましたが、、、

右半分が暗いですね。
私のF3は先幕の調子が悪いようです。よく見たら幕が少し凹んでいました。

これは高速側で起きやすい症状なので、なるべく高速シャッターを使わないようにしています。

こういう不具合を含めてのオールドカメラなので、こういう部分も”かわいいな”くらいに思える寛容な気持ちで使ってあげるべきなのでしょう。




寄せ植えを撮りました。

フィルムでもボケを活かすと楽しいです。

デジタルカメラのセンサーとフィルムでは光の入射角が違うそうで、同じレンズを使っても違った描写になるそうな。

そういう違いも比べてみたいものですが。




花に寄って縦位置で狙いました。

奥の玉ボケはなんだかスポットライトのような不思議な形に見えます。




これは絞って全体にピントを合わせて撮ったと思います。

ヘリオスでも絞るとシャープな画になりますね。




でもやっぱりヘリオスなら開放で撮ってこそ個性が出ますね。

背景のボケは引っぱられたような大胆なうるささです。



この時もツバキの展示をやっていたので、ツバキを撮って回りました。











温室の中なので半日陰という感じでしたが、ネガフィルムらしい赤色と緑色がでていました。




カナリナ・カナリエンシスという花だそうです。

キキョウ科と聞いて納得です。しかし電球の傘のようなかわいい形の花ですね。




寄って縦位置で大きく撮りました。

特にひねりもないですが、いい写真が撮れました。



ここから、ケンコーのソフトフィルター、ソフトンスペックAを付けて撮ってみました。
ヘリオスもピントが合えばシャープな写りですが、ソフトフィルターで滲みを付けることでやさしい印象になりました。







ピント面に霧がかったようになります。さらに背景のボケ感も少し変わっているように思います。




一足先にチューリップが咲いていました。

一年前までは全く見向きもしなかった”花”という被写体で、定番のチューリップです。色が鮮やかで綺麗です。

しかしこの写真はソフトフィルターかけていないかもしれません?
たしかフィルター付きで撮った覚えがあるのですが、ソフト効果が薄くてわかりません。




”夢心地”のようなイメージです。

これはソフト効果がちゃんと出ていると思います。

いつもなら奥行きを強調するためにピント面はシャープに描いて欲しいと思うのですが、こういう背景がゴチャつくようなところではソフトフィルターがあった方が誤魔化しができてよいですね。





巨大シルバニアのウサギ、、、

ちなみに名前は「フレア チョコレート」だそうな。

この人形は室内の暗いところにいたので、かなりスローシャッターで撮りましたが、なんとかブレずに撮ることができました。



温室の外に出て最後に一枚。




最近好きなシンロウバイです。

逆光で輝いた花たちが背景で踊っています。

ヘリオスらしいフレア、グルグルボケが出ました。




久しぶりにフィルムカメラを楽しめました。

撮った写真がその場で見れない、見せられない、というのがフィルムカメラの最大のところだと思います。

それはいい意味でもあるのですが、現代においては悪い意味の方が大きいかもしれませんね。


しかしフィルムで撮る、というのは何か特別なことをしているような気分に浸れます。

今回はモードラを付けて撮りましたが、シャッターボタンを押したときの「カシャッ!ウィーン」というモーター音も重厚で、シャッターを切ることに重みがありました。


現像に出しに行った写真屋さんで、期限切れ間近のフィルムを格安で売っていたので買いました。

またフィルムで撮りたいと思います。



Posted at 2021/03/18 20:49:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 写真の話題 | 日記
2021年03月08日 イイね!

3月のブルーボネット

3月のブルーボネット

冬季休館していたブルーボネットに春が訪れました。

そして早速行ってまいりました~


久しぶりなので気合入れていろいろと持っていこうと思っていたのですが、家を出ようと思ったら小雨が、、、

あわててお気軽装備に切り替えました。


ということで今日は雨にぬれても大丈夫なように「D5500」+「マイクロニッコール40mmF2.8」の組み合わせで行きました。



1/500 f2.8 ISO200

今年初めてのブルーボネットです。なんだかホームに帰ってきた気分でした。


しかしまだ春の花が成長途中という感じで、見頃は来月くらいになると思います。



1/800 f2.8 ISO200

まだまだ小さい植物たち。
これから草丈が伸びていくと思うので、さらに鮮やかになると思います。



1/250 f2.8 ISO200 

沢山咲いているのはリアリナという花のようです。



1/320 f2.8 ISO200

小さな花がたくさんついて綺麗な花です。葉っぱも鮮やかな黄緑色なところもいいですね。



1/320 f2.8 ISO200

花の谷もピンクとパープルを基調とした感じになっていました。



1/500 f2.8 ISO200

黄色いリアリナもありました。

この鮮やかな感じいいですね。ウチでも育てようかな?



1/500 f2.8 ISO200

マーガレットですかね?

これを撮ろうとしたときに気づいたのですが、最近は200mmばかり使っていたので40mm(換算60mm)の画角がとても広く感じました。

背景の建物がもっと大きく写るり、かつ大きくボケるイメージだったのですが…


D5500+40mmの組み合わせは広角でも望遠でもないので結構難しというか、普通に撮ると平凡な感じになってしまいますね。



1/800 f2.8 ISO200

ボネットちゃんの寄せ植えはパンジーとアリッサムで描かれているようですね。



1/800 f2.8 ISO200

その周りはルピナスだそうです。



1/2000 f2.8 ISO200

名古屋港の方にカメラを向けてみました。

今日は厚い雲が出ていました。写真がどうしても暗くなってしまうのですが、まあ雨が止んでくれたのが幸いです。



1/200 f8 ISO200

高い煙突を撮りたかったのですが、肝心の水平出しが甘かったですね、、、



1/800 f3 ISO200

ロウバイかと思ったのですが、なんか違う、、、

ヒュウガミズキという木でした。

これも晴れの下でとったら玉ボケがでて綺麗な感じに撮れたんですが。



1/500 f2.8 ISO200

スイセンもたくさん咲いていました。

これは他のものよりも大きくて、ラッパスイセンというやつですね!
たしかにラッパのような形ですね。


スイセンは春一番に咲く花だそうです。



他にも春の訪れを感じるモノがありました。

植物の新芽です。



1/250 f2.8 ISO200

これはアジサイの木ですね。
この時期に新しい目が出てくるのですね。



1/1000 f2.8 ISO200

これはたぶんパンパスグラスだったと思います。

バッサリ剪定してもこんな風に新しい葉が出てくるのですね。



他にも名前がわからないけど新芽がグングンと出ているものがありました。


1/125 f5.6 ISO200


1/800 f4 ISO200


1/800 f3 ISO200


数か月後にどんな姿になっているか見るのが楽しみです。



1/1600 f2.8 ISO200

ワイルドフラワーの里はまだ生育中でした。



ここでレンズを変えました。

半年ぐらい前に買ったもののほぼ使うことなく防湿庫に入れっぱなしになっていたレンズです。。。







トキナーの「FISHEYE 10-17 F3.5-4.5 DX」、いわゆる魚眼レンズです。

APS-C専用のレンズなんですが、15mmまでズームするとフルサイズでもケラれなくなります。


まずはダレルモリソンの庭でズーム端それぞれ一枚ずつ撮ってみました。


10mm


17mm

このレンズは広角側では魚眼らしい大きな歪曲が楽しめるのですが、17mm側では歪曲が小さくなるので、ズーミングで使い分けができるような感じです。


そしてこのレンズの楽しいところは、レンズ先端までめいっぱい寄れるというところで、被写体が前玉にくっついてもピントが合わせられます。

この接写力を活かすとなかなか面白い写真が撮れます。




1/125 f3.5 ISO200 10mm

足元にスイセンが咲いていました(足が写ってしまいました)

このスイセン、D5500のバリアングル液晶を活用して下から狙ってみました。



1/500 f3.5 ISO200 10mm

小さなスイセンが巨大化したかのような感じです。

というか自分が小さくなったような気分です(笑)




1/125 f4.5 ISO200 17mm

小物がたくさん置いてありますが、こういうもの一つひとつも楽しく写すことができます。



1/250 f3.5 ISO200 10mm

積まれた木の穴を覗いてみました。

中心だけが大きく写るという魚眼の特性が楽しいです。



1/125 f3.5 ISO200 10mm

金属ジョウロの口先に寄ってみました。

遠近感の崩れ方がすごいです。



1/200 f3.5 ISO200 10mm

「消火器格納箱」は縦位置で撮ってみました。

消の字だけが大きく写って、だんだん小さくなっていきました。不思議な画が撮れます。


これで花を撮ってみると、どうしても大きく写すには花に近寄らなくてはなりません。


1/60 f13 ISO200 11mm フラッシュあり

 
1/50 f11 ISO200 10mm


1/15 f11 ISO200 10mm

まるで自分が虫なった気分です。


最後は普通に建物を撮ってみました。


1/320 f4.5 ISO200 17mm

歪曲多めの広角レンズとしても使えなくもなさそうです。

広角レンズというと広い場所を写すという撮り方ありきだと思っていましたが、小さいものを大きく見せる撮り方もできるのだと発見出来ました。




午後からトゥインゴの点検があったのでここまでで帰還しました。


今年初のブルーボネットは天気がイマイチでした。
晴れの時にまた行きたいと思います。

花以外にも、インドネシア楽器のコンサートも催されていて、楽しく観覧んできました。

今年も月に一度を目標に通っていきたいと思います。

Posted at 2021/03/08 14:13:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | 写真の話題 | 日記
2021年02月24日 イイね!

F2.0の恩恵を確かめる

F2.0の恩恵を確かめる

前のブログではデンパークに行った時のことを書いたのですが、その帰り道に200mmで西尾線を撮りました。


200mmF2は望遠レンズとしてはかなり明るいレンズですが、それがどのくらい活きるのかを試してみたかったので、夕方の明るい時間から陽が落ちて暗くなるまで撮り続けてみました。


15:54

1/2000 f2 ISO100

まずは3500系がやってきました。

この時間はまだ明るいというか、むしろ西陽によってまぶしいくらいにド順光です。
開放F2で最低感度でもシャッター速度は1/2000秒です。

もっとも、電車の編成を撮るのにこんなに背景ボケがあっては失敗と言えるわけですが、、、


16:10

1/500 f4 ISO100

次はF4まで絞ってみました。

前の2両が6500系、後ろ2両が6800系なんですが、F4でもそこそこボケてしまうのでわかりにくいですね。
やっぱりF8まで絞って被写界深度を深くすべきなのでしょう。



16:24

1/1000 f2.8 ISO100

次は9500系が来ました。西尾線にも入ってくるのですね~

懲りずに開いてF2.8にしてみました。



16:54

1/500 f2.8 ISO100

だんだん影が長くなってきました。

ちなみにこの区間なんですが、急行は時速100kmちょうどで駆け抜けていきます。
家に帰ってPCでみて気づいたのですが、列車が速過ぎてシャッター速度1/500では被写体ブレしていました。

上の6500系も拡大するとブレが気になってしまいます。
でも拡大しなければなんとか綺麗に写る限界が1/500のようです。
この数値で撮れなくなるくらい暗くなったら限界です。



17:09

1/500 f2 ISO100

さて横の建物の影が被るようになり、一気に暗くなってきました。

絞りも開放にせざるを得なくなりました。




17:24

1/500 f2 ISO400

さてさて同じ車両ばかりで飽きてきてしまうところですが、さらに暗くなってきて感度100では厳しくなってきました。なので感度を2段上げました。



17:39

1/500 f2 ISO800

日没の時刻を過ぎてだいぶ暗くなってきて、公園で遊んでいた子どもたちも家に帰りはじめました。

感度を800まで上げたのですが、それでもアンダー目になってしまいました。
1600まで上げてちょうど良いかそれでも暗いかくらいな感じでしょうか。




17:55

1/500 f2 ISO6400

辺りはすっかり暗くなってしまったので思い切って感度を6400まで爆上げしたのですが、それでも追いつかないくらいの感じです。。。

ということで、このくらいの照度が「Df」+「200mmF2G」の限界だと思われます。




上の写真はさすがに高感度ノイズが多いですが、可能性はまだあると思います。


まずこの区間は列車のスピードが速いのでシャッター速度1/500以下にできませんでした。
しかし、もっと速度の遅い区間なら1段稼いで/250でも行けるところがあると思います。あとは駅の構内や踏切内など強い照明のあるところで狙うことで明るさを得ることもできます。


流し撮りなら自然と1/60くらいまで落とすことになるので感度をもっと下げることができます。
もっとも、この暗さとヘッドライトの照射を受けても正確にAF・AEが作動する高性能なカメラが必要ですが…


カメラ側の話ですと、ソニーのα7Sシリーズは高感度耐性が売りですから、感度6400くらいならかなりノイズ少なく撮れるかもしれません。



ということで、ニーニーなら何時まで撮り鉄ができるのかを検証してみました。

私がニーニーを買う時にこのような検証の記事があればいいなと思ったので今回書いてみたわけですが、、、

果たしてこんなニッチな内容が役立つことなんてあるのでしょうか?(笑)



そういえば、かつてのニコンには200mmF2Sの発展形で300mmF2Sという重量7.1kgの超ド級レンズがあったそうです。。。

買うことはできないと思いますが、いちど見てみたいものです。。。
Posted at 2021/02/25 00:54:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 写真の話題 | 日記

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